青白黒コントロール
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− | 白の各種[[パーマネント]][[コントロール ( | + | 白の各種[[パーマネント]][[コントロール (俗語)|コントロール]]にライフ回復、黒の[[手札破壊]]と軽量[[除去]]、青の[[ドロー]]、打ち消しを活用できるため、コントロール方面の総合力は極めて高い。ゲームのすべての段階で積極的に相手を縛っていける点が大きな強みである。 |
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+ | また元々バランスが良く隙が少ない白黒、白青、青黒を基盤とするために、しっかりとかみ合うカードがないとそれぞれの色に対して優位性を見出すのが難しい点もある意味弱点といえるだろう。 | ||
*ここで挙がっている以外の[[デッキタイプ]]については、[[白青黒#代表的なデッキ]]も参照。 | *ここで挙がっている以外の[[デッキタイプ]]については、[[白青黒#代表的なデッキ]]も参照。 | ||
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+ | [[神河:輝ける世界]]参入後、同[[環境]]に多く存在する[[白黒ビートダウン#ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期|オルゾフ・ミッドレンジ]]の一部が[[ミラーマッチ]]を意識して変化し、[[プレインズウォーカー]]中心の'''エスパー・フレンズ'''(''Esper Friends'')が登場した。単に'''エスパー・ミッドレンジ'''(''Esper Midrange'')と呼ばれる場合もある。 | ||
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+ | 白や黒の強力な除去でプレインズウォーカーを守りながら戦う戦法を取る。オルゾフ・ミッドレンジと異なりクリーチャーはビートダウン向けのものが少ない、あるいは数自体を絞っている場合が多く、[[コントロール (俗語)|コントロール]]に強く寄せた構成となっている。 | ||
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+ | [[青]]を足すことによる利点としては[[漆月魁渡/Kaito Shizuki]]を採用できることが特に大きく、[[消失の詩句/Vanishing Verse]]も効かない安定した[[アドバンテージ]]源として活躍できる。 | ||
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+ | *[[ニューカペナの街角]]参入後のエスパー・ミッドレンジについては[[白青黒ビートダウン#ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期]]を参照。 | ||
+ | ===サンプルレシピ=== | ||
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+ | **[[日本選手権21 FINAL]] 準優勝([https://mtg-jp.com/coverage/mtgjc21final/decklist/0035827/ 参考]) | ||
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+ | *広い範囲をカバーできる[[忘却の儀式/Rite of Oblivion]]を採用した型。クリーチャーもそれのコストに適したものが揃っている。 | ||
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+ | [[エルドレインの王権]]から[[予言された壊滅/Doom Foretold]]や[[屋敷の踊り/Dance of the Manse]]を獲得したことで、これらを[[キーカード]]とする[[白青黒]]の[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]が登場した。'''エスパー壊滅'''(''Esper Doom'')、あるいはかつての[[スタックス]]との類似から'''エスパー・スタックス'''(''Esper Stax'')と呼ばれる。 | ||
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+ | :基本的な動きは前環境と同じ。[[思考消去/Thought Erasure]]などの[[手札破壊]]、[[吸収/Absorb]]などの[[打ち消す|打ち消し]]、[[ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt]]などの[[単体除去]]、[[ケイヤの怒り/Kaya's Wrath]]などの[[全体除去]]で[[対戦相手]]の脅威を対処し、[[土地]]が伸びたら[[アズカンタの探索/Search for Azcanta|水没遺跡、アズカンタ/Azcanta, the Sunken Ruin]]や[[ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria]]で[[手札]]を補充する。 | ||
+ | :灯争大戦から新たに[[ドビンの拒否権/Dovin's Veto]]や[[戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde General]]などを獲得し、環境初期に[[メタゲーム|メタ]]の一角となったものの、[[時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler]]の流行を受けて衰退した。 | ||
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+ | :[[覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils]]、時を解す者、テフェリー、ドミナリアの英雄、テフェリーなどのプレインズウォーカーを連打して[[ゲーム]]を掌握。[[ケイヤの誓い/Oath of Kaya]]で[[ライフ・アドバンテージ]]を稼ぎ、[[クリーチャー]]が溜まったらケイヤの怒りで一掃する。 | ||
+ | :同環境の[[青白コントロール/スタンダード/イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身+灯争大戦期|アゾリウス・フレンズ]]や[[トリコロール#イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身+灯争大戦期|ジェスカイ・フレンズ]]と比較すると、[[黒]]の手札破壊や各種[[除去]]を採用できる点で勝るが、[[色拘束]]の強い[[呪文]]が多いため、[[次元間の標/Interplanar Beacon]]や[[総動員地区/Mobilized District]]を採用しづらい点で劣る。 | ||
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==イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身期== | ==イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身期== | ||
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**[[ミシックチャンピオンシップクリーブランド19]] 準優勝([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/2019MC1 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/mccle19/ 参考]) | **[[ミシックチャンピオンシップクリーブランド19]] 準優勝([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/2019MC1 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/mccle19/ 参考]) | ||
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+ | **[[ミシックインビテーショナル]] ベスト16([https://www.magic.gg/events/mythic-invitational 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/mythicinvitational/ 参考]) | ||
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+ | **デュオ・[[スタンダード]]([[イクサラン・ブロック]]+[[ドミナリア]]+[[基本セット2019]]+[[ラヴニカのギルド]]+[[ラヴニカの献身]]) | ||
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+ | *[[BO|BO1]]ルールのため、[[サイドボード]]は[[首謀者の収得/Mastermind's Acquisition]]のみに使用される。 | ||
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青白コントロールと同様に、[[至高の評決/Supreme Verdict]]、[[スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelation]]、[[アゾリウスの魔除け/Azorius Charm]]などの[[白青]]の[[カード]]を中心とする。黒を足したことで、[[破滅の刃/Doom Blade]]や[[英雄の破滅/Hero's Downfall]]などの[[軽い|軽量]][[単体除去]]を使えるようになったのが大きな利点。 | 青白コントロールと同様に、[[至高の評決/Supreme Verdict]]、[[スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelation]]、[[アゾリウスの魔除け/Azorius Charm]]などの[[白青]]の[[カード]]を中心とする。黒を足したことで、[[破滅の刃/Doom Blade]]や[[英雄の破滅/Hero's Downfall]]などの[[軽い|軽量]][[単体除去]]を使えるようになったのが大きな利点。 | ||
− | [[フィニッシャー]]には[[霊異種/ | + | [[フィニッシャー]]には[[霊異種/Aetherling]]や[[思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought]]、[[太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Champion]]などの青白コントロールでも使われるもののほか、[[ヴィズコーパの血男爵/Blood Baron of Vizkopa]]なども使われる。 |
青白コントロールとの対戦においては、[[思考囲い/Thoughtseize]]や[[罪の収集者/Sin Collector]]のような[[手札破壊]]に加えて、対[[コントロール (デッキ)|コントロール]]戦で強い[[悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver]]、[[対戦相手]]の[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]を[[除去]]できる英雄の破滅を使えることから基本的に有利。[[色]]を足したことによる[[マナ基盤]]の懸念についても、[[静寂の神殿/Temple of Silence]]と[[欺瞞の神殿/Temple of Deceit]]が使えることからそれほど厳しいものではない。こういった事情から、[[プロツアー「テーロス」]]では使用者数が青白コントロール(アゾリウス・コントロール)を大きく上回った([http://coverage.mtg-jp.com/ptths13/article/023698/ 参考])。 | 青白コントロールとの対戦においては、[[思考囲い/Thoughtseize]]や[[罪の収集者/Sin Collector]]のような[[手札破壊]]に加えて、対[[コントロール (デッキ)|コントロール]]戦で強い[[悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver]]、[[対戦相手]]の[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]を[[除去]]できる英雄の破滅を使えることから基本的に有利。[[色]]を足したことによる[[マナ基盤]]の懸念についても、[[静寂の神殿/Temple of Silence]]と[[欺瞞の神殿/Temple of Deceit]]が使えることからそれほど厳しいものではない。こういった事情から、[[プロツアー「テーロス」]]では使用者数が青白コントロール(アゾリウス・コントロール)を大きく上回った([http://coverage.mtg-jp.com/ptths13/article/023698/ 参考])。 | ||
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[[至高の評決/Supreme Verdict]]、[[思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought]]、[[スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelation]]を中心とする基本構成は青白コントロールと同じで、黒を足したことで[[肉貪り/Devour Flesh]]や[[幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Council]]が使えるようになっている。 | [[至高の評決/Supreme Verdict]]、[[思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought]]、[[スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelation]]を中心とする基本構成は青白コントロールと同じで、黒を足したことで[[肉貪り/Devour Flesh]]や[[幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Council]]が使えるようになっている。 | ||
− | [[ドラゴンの迷路]]からは[[遠隔+不在/Far+Away]]、[[罪の収集者/Sin Collector]]、[[霊異種/ | + | [[ドラゴンの迷路]]からは[[遠隔+不在/Far+Away]]、[[罪の収集者/Sin Collector]]、[[霊異種/Aetherling]]などを獲得し、大きく強化される。[[プロツアー「ドラゴンの迷路」]]では[[トップメタ]]となり、27.1%という高い使用率を記録した。 |
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{{#card:Shadowmage Infiltrator}} | {{#card:Shadowmage Infiltrator}} | ||
− | [[エクステンデッド]]の強力な[[ | + | [[エクステンデッド]]の強力な[[多色土地]]([[デュアルランド]]や[[ショックランド]]など)で[[マナ基盤]]を安定させる。 |
==モダン== | ==モダン== |
2023年4月11日 (火) 22:21時点における最新版
青白黒コントロール(UWB Control)は、青白黒3色で構成されるコントロールデッキ。アラーラの断片ブロックの次元/Plane(断片/Shard)のエスパー/Esperに由来しエスパー・コントロールとも呼ばれる。
[編集] 概要
基本は、青のカウンター・ドローをベースにしたパーミッションの形態をとる。青白コントロールにタッチ黒、または青黒コントロールにタッチ白の形をとる場合が多いが、まれに白黒コントロールに青を取り入れる形式もある。
白の各種パーマネントコントロールにライフ回復、黒の手札破壊と軽量除去、青のドロー、打ち消しを活用できるため、コントロール方面の総合力は極めて高い。ゲームのすべての段階で積極的に相手を縛っていける点が大きな強みである。
デッキの構築も多様だが、白青/青黒と比較すると特定の数枚のカード間での強力なシナジーを重視するデッキが多い傾向がある。
しかし、3色ともなればマナ基盤を整えにくく、さらに各々色拘束が強い傾向のある色の組み合わせであるため、強力な基本でない土地が使用可能な環境でないと構築自体が難しい。 また元々バランスが良く隙が少ない白黒、白青、青黒を基盤とするために、しっかりとかみ合うカードがないとそれぞれの色に対して優位性を見出すのが難しい点もある意味弱点といえるだろう。
- ここで挙がっている以外のデッキタイプについては、白青黒#代表的なデッキも参照。
[編集] ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期
神河:輝ける世界参入後、同環境に多く存在するオルゾフ・ミッドレンジの一部がミラーマッチを意識して変化し、プレインズウォーカー中心のエスパー・フレンズ(Esper Friends)が登場した。単にエスパー・ミッドレンジ(Esper Midrange)と呼ばれる場合もある。
伝説のプレインズウォーカー — 魁渡(Kaito)
あなたの終了ステップの開始時に、このターンに漆月魁渡が戦場に出た場合、これはフェイズ・アウトする。
[+1]:カード1枚を引く。その後、このターンにあなたが攻撃していないかぎりカード1枚を捨てる。
[-2]:「このクリーチャーはブロックされない。」を持つ青の1/1の忍者(Ninja)クリーチャー・トークン1体を生成する。
[-7]:あなたは「あなたがコントロールしているクリーチャー1体がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたのライブラリーから青や黒であるクリーチャー・カード1枚を探し、戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。」を持つ紋章を得る。
伝説のプレインズウォーカー
瞬速
放浪皇がこのターンに戦場に出たのであるかぎり、これの忠誠度能力を、あなたがインスタントを唱えられるときならいつでも起動してもよい。
[+1]:クリーチャー最大1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンター1個を置く。ターン終了時まで、それは先制攻撃を得る。
[-1]:警戒を持つ白の2/2の侍(Samurai)クリーチャー・トークン1体を生成する。
[-2]:タップ状態のクリーチャー1体を対象とする。それを追放する。あなたは2点のライフを得る。
白や黒の強力な除去でプレインズウォーカーを守りながら戦う戦法を取る。オルゾフ・ミッドレンジと異なりクリーチャーはビートダウン向けのものが少ない、あるいは数自体を絞っている場合が多く、コントロールに強く寄せた構成となっている。
青を足すことによる利点としては漆月魁渡/Kaito Shizukiを採用できることが特に大きく、消失の詩句/Vanishing Verseも効かない安定したアドバンテージ源として活躍できる。
- ニューカペナの街角参入後のエスパー・ミッドレンジについては白青黒ビートダウン#ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期を参照。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- 日本選手権21 FINAL 準優勝(参考)
- 使用者:宇都宮巧
- フォーマット
- 広い範囲をカバーできる忘却の儀式/Rite of Oblivionを採用した型。クリーチャーもそれのコストに適したものが揃っている。
[編集] ラヴニカのギルド~基本セット2021期
エルドレインの王権から予言された壊滅/Doom Foretoldや屋敷の踊り/Dance of the Manseを獲得したことで、これらをキーカードとする白青黒のコントロールデッキが登場した。エスパー壊滅(Esper Doom)、あるいはかつてのスタックスとの類似からエスパー・スタックス(Esper Stax)と呼ばれる。
エンチャント
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは土地でもトークンでもないパーマネント1つを生け贄に捧げる。そのプレイヤーがそうできないなら、そのプレイヤーはカード1枚を捨て、そのプレイヤーは2点のライフを失い、あなたはカードを1枚引き、あなたは2点のライフを得て、あなたは警戒を持つ白の2/2の騎士(Knight)クリーチャー・トークンを1体生成し、その後あなたは予言された壊滅を生け贄に捧げる。
ソーサリー
あなたの墓地から、マナ総量がX以下で、アーティファクト・カードやオーラ(Aura)でないエンチャント・カード合わせて最大X枚を対象とし、それらを戦場に戻す。Xが6以上であるなら、それらのパーマネントは、それらの他のタイプに加えて4/4のクリーチャーでもある。
詳細はエスパー・スタックスを参照。
[編集] イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身+灯争大戦期
伝説のプレインズウォーカー — テフェリー(Teferi)
各対戦相手はそれぞれ、自分がソーサリーを唱えられるときにのみ呪文を唱えられる。
[+1]:あなたの次のターンまで、あなたはソーサリー呪文をそれが瞬速を持っているかのように唱えてもよい。
[-3]:アーティファクトかクリーチャーかエンチャント、最大1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。カードを1枚引く。
伝説のエンチャント
ケイヤの誓いが戦場に出たとき、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。これはそれに3点のダメージを与え、あなたは3点のライフを得る。
対戦相手1人が、あなたがコントロールしているプレインズウォーカー1体をクリーチャー1体以上で攻撃するたび、ケイヤの誓いはそのプレイヤーに2点のダメージを与え、あなたは2点のライフを得る。
大きく分けて、古典的なパーミッション型と、プレインズウォーカー・コントロール型の2種類が存在する。
- パーミッション型
- インスタントを多用するパーミッション型。エスパー・コントロール(Esper Control)と呼ばれる。
- 基本的な動きは前環境と同じ。思考消去/Thought Erasureなどの手札破壊、吸収/Absorbなどの打ち消し、ヴラスカの侮辱/Vraska's Contemptなどの単体除去、ケイヤの怒り/Kaya's Wrathなどの全体除去で対戦相手の脅威を対処し、土地が伸びたら水没遺跡、アズカンタ/Azcanta, the Sunken Ruinやドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominariaで手札を補充する。
- 灯争大戦から新たにドビンの拒否権/Dovin's Vetoや戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde Generalなどを獲得し、環境初期にメタの一角となったものの、時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Ravelerの流行を受けて衰退した。
- プレインズウォーカー型
- プレインズウォーカーを多用するプレインズウォーカー・コントロール型。エスパー・フレンズ(Esper Friends)、エスパー・スーパーフレンズ(Esper Superfriends)などと呼ばれる。
- 覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils、時を解す者、テフェリー、ドミナリアの英雄、テフェリーなどのプレインズウォーカーを連打してゲームを掌握。ケイヤの誓い/Oath of Kayaでライフ・アドバンテージを稼ぎ、クリーチャーが溜まったらケイヤの怒りで一掃する。
- 同環境のアゾリウス・フレンズやジェスカイ・フレンズと比較すると、黒の手札破壊や各種除去を採用できる点で勝るが、色拘束の強い呪文が多いため、次元間の標/Interplanar Beaconや総動員地区/Mobilized Districtを採用しづらい点で劣る。
- 第1管区の勇士/Hero of Precinct Oneを採用したエスパー・スーパーヒーローズ(Esper Superheroes)と呼ばれる亜種についてはエスパー・ヒーローを参照。
[編集] サンプルレシピ
[編集] パーミッション
- 備考
- StarCityGames.com Richmond Standard Open ベスト4(参考)
- 使用者:Zach Allen
- フォーマット
Esper Control [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] プレインズウォーカー・コントロール
Esper Friends [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身期
ラヴニカの献身からアゾリウス評議会/The Azorius Senateとオルゾフ組/The Orzhov Syndicateのカード群を獲得したことで、白青黒のものが一躍コントロールデッキの主流となった。
ソーサリー
クリーチャーをすべて破壊する。あなたはあなたがコントロールしていて、これにより破壊されたクリーチャーの総数に等しい点数のライフを得る。
ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominariaを中心とする構成は前環境と同じ。ショックランドとチェックランドのマナ基盤から、吸収/Absorb、屈辱/Mortify、ケイヤの怒り/Kaya's Wrathなどの色拘束が強いが強力な呪文を唱え、ゲームをコントロールする。
BO1ルールでもBO3と同系統のタイプが活躍しているが、ドビンの鋭感/Dovin's Acuityを主軸にしてより強力にアグロ対策を図ったエスパー・ドビンの鋭感(Esper Acuity)と呼ばれるタイプも一定数存在している。
[編集] サンプルリスト
[編集] BO3
- 備考
- ミシックチャンピオンシップクリーブランド19 準優勝(参考/参考)
- 使用者:井川良彦
- フォーマット
Esper Control [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] BO1
- 備考
- ミシックインビテーショナル ベスト16(参考/参考)
- 使用者:Grzegorz Kowalski
- フォーマット
Esper Acuity [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- BO1ルールのため、サイドボードは首謀者の収得/Mastermind's Acquisitionのみに使用される。
[編集] イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期
環境のコントロールデッキとしては青赤白のジェスカイ・コントロールが主流だが、白青黒のものも少数存在している。
伝説のプレインズウォーカー — テフェリー(Teferi)
[+1]:カードを1枚引く。次の終了ステップの開始時に、土地を最大2つアンタップする。
[-3]:土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーのライブラリーの一番上から3枚目に置く。
[-8]:あなたは「あなたがカードを1枚引くたび、対戦相手がコントロールしているパーマネント1つを対象とし、それを追放する。」を持つ紋章を得る。
悪意ある妨害/Sinister Sabotageなどの打ち消し、ヴラスカの侮辱/Vraska's Contemptなどの単体除去、煤の儀式/Ritual of Sootなどの全体除去で対戦相手の脅威を対処し、土地が伸びたらドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominariaや薬術師の眼識/Chemister's Insightで手札を補充する。フィニッシャーは変遷の龍、クロミウム/Chromium, the Mutableなど。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- グランプリニュージャージー18 第37位、初日8勝0敗 (参考)
- 使用者:Orlando Lucas
- フォーマット
Esper Control [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019期
同環境の青黒コントロールの亜種として、ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominariaなどのために白をタッチしたものが存在する。
伝説のプレインズウォーカー — テフェリー(Teferi)
[+1]:カードを1枚引く。次の終了ステップの開始時に、土地を最大2つアンタップする。
[-3]:土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーのライブラリーの一番上から3枚目に置く。
[-8]:あなたは「あなたがカードを1枚引くたび、対戦相手がコントロールしているパーマネント1つを対象とし、それを追放する。」を持つ紋章を得る。
中略/Syncopateや不許可/Disallowなどの打ち消し呪文、致命的な一押し/Fatal Pushやヴラスカの侮辱/Vraska's Contemptなどの単体除去呪文で1対1交換を繰り返し、土地が伸びたらテフェリーや天才の片鱗/Glimmer of Geniusで手札を補充する。フィニッシャーは奔流の機械巨人/Torrential Gearhulkやスカラベの神/The Scarab Godなど。
[編集] ドミナリア後
- 備考
- グランプリシンガポール18 準優勝 (参考/参考)
- 使用者:大木樹彦
- フォーマット
Esper Control [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] 基本セット2019後
- 備考
- グランプリブリュッセル18 優勝 (参考)
- 使用者:Jérémy Dezani
- フォーマット
Esper Control [8] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 基本セット2019参入後のもの。新たに変遷の龍、クロミウム/Chromium, the Mutableや探知の塔/Detection Towerが採用されている。
[編集] タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期
黒のクリーチャー除去を中心とする白青黒のコントロールデッキが存在している。
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
(T):カードを1枚引き、その後カードを1枚捨てる。あなたの墓地にカードが5枚以上あるなら、ヴリンの神童、ジェイスを追放し、その後、これを変身させた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
0/2Jace, Telepath Unbound / 束縛なきテレパス、ジェイス
〔青〕 伝説のプレインズウォーカー — ジェイス(Jace)
[+1]:クリーチャーを最大1体まで対象とする。あなたの次のターンまで、それは-2/-0の修整を受ける。
[-3]:あなたの墓地にある、インスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とする。このターン、あなたはそれを唱えてもよい。その呪文があなたの墓地に置かれるなら、代わりにそれを追放する。
[-9]:あなたは「あなたが呪文を1つ唱えるたび、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを5枚切削する。」を持つ紋章を得る。
前環境同様、龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutaiなどのドラゴンとシルムガルの嘲笑/Silumgar's Scornや忌呪の発動/Foul-Tongue Invocationのシナジーを活用するエスパードラゴン(Esper Dragons)と呼ばれるタイプと、ドラゴンに依存しないタイプの2種類が存在する。
[編集] ドラゴン型
- 備考
- グランプリトロント16 優勝 (参考)
- 使用者:Robert Lombardi
- フォーマット
Esper Dragons [9] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- エスパードラゴンと呼ばれるタイプ。
[編集] 非ドラゴン型
- 備考
- プロツアー「イニストラードを覆う影」 ベスト4 (参考/参考)
- 使用者:Seth Manfield
- フォーマット
Esper Control [10] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- メインデッキにドラゴンを採用していないタイプ。
[編集] タルキール覇王譚ブロック+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック期
この環境の青系コントロールとしては白青黒3色のものが主流となっている。
インスタント
探査(この呪文を唱える段階であなたがあなたの墓地から追放した各カードは、(1)を支払う。)
あなたのライブラリーの一番上から7枚のカードを見る。それらのうちの2枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
強迫/Duressなどの手札破壊、意思の激突/Clash of Willsなどの打ち消し、絹包み/Silkwrap、残忍な切断/Murderous Cut、完全なる終わり/Utter Endなどの単体除去、衰滅/Languishや次元の激高/Planar Outburstなどの全体除去で対戦相手の脅威を対処し、ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigyや時を越えた探索/Dig Through Timeでアドバンテージを稼ぐ。
大きく分けて、龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutaiなどのドラゴンをフィニッシャーに据え、それとのシナジーを有するシルムガルの嘲笑/Silumgar's Scornや忌呪の発動/Foul-Tongue Invocationを採用したエスパードラゴン(Esper Dragons)と、ドラゴンに依存しないタイプの2種類が存在している。後者のうち、ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikarや灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignitedなどのプレインズウォーカーを多用するものはエスパープレインズウォーカー(Esper Planeswalkers)と呼ばれることもある。
[編集] ドラゴン型
- 備考
- グランプリブリュッセル15 優勝 (参考)
- 使用者:Lukas Blohon
- フォーマット
Esper Dragons [11] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- エスパードラゴンと呼ばれるタイプ。
[編集] 非ドラゴン型
- 備考
- グランプリケベックシティ15 ベスト8 (参考)
- 使用者:Reid Duke
- フォーマット
Esper Control [12] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- メインデッキにドラゴンを採用していないタイプ。フィニッシャーは精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragonや乱脈な気孔/Shambling Vent、覚醒でクリーチャー化した土地など。
[編集] プレインズウォーカー型
- 備考
- プロツアー「戦乱のゼンディカー」 第29位、スタンダード部門8-2 (参考/参考)
- 使用者:Fabrizio Anteri
- フォーマット
Esper Planeswalkers [13] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] エンチャント型
- 備考
- グランプリオークランド16 第19位 (参考)
- 使用者:Nakai (talin) Salway
- フォーマット
Esper Enchantment Control [14] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- ニクスの星原/Starfield of Nyxと各種エンチャントをフィニッシャーに据えたタイプ。
[編集] テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期
同環境の青黒ドラゴンの亜種として、白をタッチしたエスパードラゴン(Esper Dragons)と呼ばれるタイプが存在する。
伝説のクリーチャー — エルダー(Elder) ドラゴン(Dragon)
飛行
龍王オジュタイがアンタップ状態であるかぎり、これは呪禁を持つ。
龍王オジュタイがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたのライブラリーの一番上から3枚のカードを見る。そのうち1枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
基本的な動きは青黒コントロールと同じで、思考囲い/Thoughtseizeなどの手札破壊、解消/Dissolveなどの打ち消し、英雄の破滅/Hero's Downfallなどの単体除去で1対1交換を繰り返し、土地が伸びたら時を越えた探索/Dig Through Timeで手札を補充する。フィニッシャーはシルムガルの嘲笑/Silumgar's Scornや忌呪の発動/Foul-Tongue Invocationとのシナジーがあるドラゴンとなっており、強力なドラゴンである龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutaiを採用するためだけに白をタッチしているものが多い。
グランプリクラクフ15ではTop8に5人を送り込み、ワンツーフィニッシュを飾った。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- グランプリクラクフ15 優勝 (参考)
- 使用者:Alexander Hayne
- フォーマット
Esper Control [15] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] テーロス・ブロック構築
神々の軍勢の参入後、青黒タッチ白のコントロールデッキが登場した。
クリーチャー — スフィンクス(Sphinx)
飛行
カード1枚を捨てる:ターン終了時まで、予知するスフィンクスは呪禁を得る。これをタップする。
予知するスフィンクスが攻撃するたび、占術3を行う。
伝説のプレインズウォーカー — エルズペス(Elspeth)
[+1]:白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンを3体生成する。
[-3]:パワーが4以上のクリーチャーをすべて破壊する。
[-7]:あなたは「あなたがコントロールするクリーチャーは+2/+2の修整を受けるとともに飛行を持つ。」を持つ紋章を得る。
予言/Divinationで手札を増やしながら思考囲い/Thoughtseizeと解消/Dissolve、黒の豊富な除去で対戦相手の脅威を捌き続け、最後は予知するスフィンクス/Prognostic Sphinxや太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Championで勝負を決める。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- プロツアー「ニクスへの旅」 第128位、テーロス・ブロック構築部門8-1-1 (参考/参考)
- 使用者:Eric Damain Andrews
- フォーマット
Esper Control [16] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期
テーロス参入直後より、同環境の青白コントロールに黒を足した亜種が存在する。
青白コントロールと同様に、至高の評決/Supreme Verdict、スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelation、アゾリウスの魔除け/Azorius Charmなどの白青のカードを中心とする。黒を足したことで、破滅の刃/Doom Bladeや英雄の破滅/Hero's Downfallなどの軽量単体除去を使えるようになったのが大きな利点。
フィニッシャーには霊異種/Aetherlingや思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought、太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Championなどの青白コントロールでも使われるもののほか、ヴィズコーパの血男爵/Blood Baron of Vizkopaなども使われる。
青白コントロールとの対戦においては、思考囲い/Thoughtseizeや罪の収集者/Sin Collectorのような手札破壊に加えて、対コントロール戦で強い悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver、対戦相手のプレインズウォーカーを除去できる英雄の破滅を使えることから基本的に有利。色を足したことによるマナ基盤の懸念についても、静寂の神殿/Temple of Silenceと欺瞞の神殿/Temple of Deceitが使えることからそれほど厳しいものではない。こういった事情から、プロツアー「テーロス」では使用者数が青白コントロール(アゾリウス・コントロール)を大きく上回った(参考)。
基本でない土地を多用するデッキであるため、燃え立つ大地/Burning Earthは弱点。また青白コントロールほどではないが序盤の守りが薄めなので、立ち上がりにてこずると高速ビートダウンに押し切られる恐れもある。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- プロツアー「テーロス」 ベスト8 (参考/参考)
- 使用者:Guillaume Wafo-Tapa
- フォーマット
Esper [17] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] ラヴニカへの回帰ブロック構築
伝説のクリーチャー — スピリット(Spirit) アドバイザー(Advisor)
幽霊議員オブゼダートが戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る。
あなたの終了ステップの開始時に、あなたは幽霊議員オブゼダートを追放してもよい。そうした場合、あなたの次のアップキープの開始時に、これをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。これは速攻を得る。
至高の評決/Supreme Verdict、思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought、スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelationを中心とする基本構成は青白コントロールと同じで、黒を足したことで肉貪り/Devour Fleshや幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Councilが使えるようになっている。
ドラゴンの迷路からは遠隔+不在/Far+Away、罪の収集者/Sin Collector、霊異種/Aetherlingなどを獲得し、大きく強化される。プロツアー「ドラゴンの迷路」ではトップメタとなり、27.1%という高い使用率を記録した。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- プロツアー「ドラゴンの迷路」 準優勝 (参考/参考)
- 使用者:Dusty Ochoa
- フォーマット
Esper Control [18] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期
青白の構成をベースに、黒を加えたコントロールデッキが存在する。
基本構成は至高の評決/Supreme Verdictやスフィンクスの啓示/Sphinx's Revelationを用いる青白コントロールであり、黒が足されたことで各種単体除去やネファリアの溺墓/Nephalia Drownyardを採用できるようになっている。
ギルド門侵犯での湿った墓/Watery Graveと神無き祭殿/Godless Shrineの再録により大きく強化される。さらにドラゴンの迷路からは遠隔+不在/Far+Awayや歪んだ体形/Warped Physiqueを獲得した。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- プロツアー「ギルド門侵犯」 ベスト4 (参考/参考)
- 使用者:Ben Stark
- フォーマット
Esper Control [19] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 修復の天使/Restoration Angelを多めに採用した、同環境のフラッシュに近い構成のタイプ。
[編集] ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期
イニストラードでフラッシュバック(特に禁忌の錬金術/Forbidden Alchemyと掘葬の儀式/Unburial Rites)が再登場したことで太陽拳が復活を果たす。
インスタント
あなたのライブラリーの一番上から4枚のカードを見る。それらの1枚をあなたの手札に加え、残りをあなたの墓地に置く。
フラッシュバック(6)(黒)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
ソーサリー
あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
フラッシュバック(3)(白)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
詳細は太陽拳を参照のこと。
[編集] ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期
青白のCaw-Bladeに、黒をタッチしたデッキがいくつか存在。
クリーチャー — 鳥(Bird)
飛行
戦隊の鷹が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーから《戦隊の鷹/Sqadron Hawk》という名前のカードを最大3枚まで探し、それらを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
アーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは+2/+2の修整を受けるとともにプロテクション(黒)とプロテクション(緑)を持つ。
装備しているクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーはカードを1枚捨て、あなたはあなたがコントロールする土地をすべてアンタップする。
装備(2)
伝説のプレインズウォーカー — テゼレット(Tezzeret)
[+1]:あなたのライブラリーの一番上から5枚のカードを見る。あなたはその中からアーティファクト・カード1枚を公開してあなたの手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
[-1]:アーティファクト1つを対象とする。それは基本のパワーとタフネスが5/5のアーティファクト・クリーチャーになる。
[-4]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはX点のライフを失い、あなたはX点のライフを得る。Xはあなたがコントロールするアーティファクトの数の2倍である。
特にボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolasを採用し青黒テゼレットとハイブリッドしたデッキはTezzerator-Bladeと呼ばれる。
[編集] アラーラの断片ブロック期
アラーラの断片ブロック期の白青黒のコントロールデッキは、アラーラの断片の次元エスパー/Esperからエスパーコントロール(Esper Control)の名で呼ばれることが多い。同時期のスタンダードやアラーラの断片ブロック構築で活躍した。
アーティファクト クリーチャー — ゴーレム(Golem)
あなたのコントロール下で別のアーティファクトが戦場に出るたび、ガラス塵の大男はターン終了時まで+1/+1の修整を受けるとともに、それはこのターン、ブロックされない。
サイクリング(白/青)((白/青),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
アーティファクト
あなたはこの呪文のマナ・コストを支払うのではなく、(1)を支払うとともにあなたがコントロールする基本土地1つをオーナーの手札に戻してもよい。
原霧の境界石はタップ状態で戦場に出る。
(T):(白)か(青)を加える。
ソーサリー
すべての墓地にあるすべてのアーティファクト・カードとすべてのエンチャント・カードを、それらのオーナーのコントロール下で戦場に戻す。(エンチャントするものがないオーラは墓地に残る。)
構成はデッキごとで様々だが、ガラス塵の大男/Glassdust Hulkなどのサイクリングを持つアーティファクト・クリーチャーでライブラリーを回しつつ境界石でマナを伸ばし、除去で対戦相手をコントロールしつつフィニッシャーで仕留めるという基本方針は同じである。スタンダードの場合、蔵の開放/Open the Vaultsを利用した大量リアニメイトも組み込まれることが多い。
場合によってはガラス塵の大男と覇者シャルム/Sharuum the Hegemonを利用した瞬殺コンボも搭載される。また、鋼の風のスフィンクス/Sphinx of the Steel Windなどのスフィンクスを多用するタイプは特にスフィンクス・コントロール(Sphinx Control)と呼ばれる。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- プロツアーサンディエゴ10 ベスト8 (参考/参考)
- 使用者:Niels Viaene
- フォーマット
Esper Control [20] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- ワールドウェイク参入後のデッキ。
[編集] ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを3枚引き、その後そのプレイヤーは土地カードを1枚捨てないかぎり、カードを2枚捨てる。
クリーチャー — 天使(Angel)
飛行
絶望の天使が戦場に出たとき、パーマネント1つを対象とし、それを破壊する。
また、一瞬の瞬き/Momentary Blinkを活用するブリンクのうち、黒を入れたバージョンも登場した。
インスタント
あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。その後それをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
フラッシュバック(3)(青)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
第10版導入後の後期のバージョンではカウンターとリアニメイトの要素を排除し、印鑑によるマナ加速からのパワーカードの連打を基本とした一種のグッドスタッフ的な構成も多く見られる。→参考
[編集] サンプルレシピ
メインデッキ (60) | |
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クリーチャー (12) | |
3 | 永劫の年代史家/Aeon Chronicler |
3 | 絶望の天使/Angel of Despair |
4 | 宮廷の軽騎兵/Court Hussar |
2 | 骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire |
呪文 (26) | |
3 | 酷評/Castigate |
4 | 強迫的な研究/Compulsive Research |
2 | 滅び/Damnation |
1 | 無残な収穫/Grim Harvest |
2 | 否定の契約/Pact of Negation |
4 | 差し戻し/Remand |
1 | 神の怒り/Wrath of God |
3 | アゾリウスの印鑑/Azorius Signet |
3 | ディミーアの印鑑/Dimir Signet |
2 | 信仰の足枷/Faith's Fetters |
1 | オルゾフの印鑑/Orzhov Signet |
土地 (22) | |
1 | 幽霊街/Ghost Quarter |
4 | 神無き祭殿/Godless Shrine |
2 | 神聖なる泉/Hallowed Fountain |
3 | 島/Island |
2 | 雨雲の迷路/Nimbus Maze |
3 | オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica |
1 | 平地/Plains |
2 | 涙の川/River of Tears |
1 | 沼/Swamp |
1 | 地底の大河/Underground River |
1 | ウルザの工廠/Urza's Factory |
1 | 湿った墓/Watery Grave |
サイドボード | |
1 | 滅び/Damnation |
1 | 永劫の年代史家/Aeon Chronicler |
3 | 根絶/Extirpate |
2 | 信仰の足枷/Faith's Fetters |
1 | 無残な収穫/Grim Harvest |
3 | 屈辱/Mortify |
1 | 否定の契約/Pact of Negation |
3 | 永遠からの引き抜き/Pull from Eternity |
[編集] ラヴニカ・ブロック構築
八十岡翔太製作のコントロールデッキがプロツアーチャールストン06を制した。
クリーチャー — ヴィダルケン(Vedalken) 騎士(Knight)
警戒
宮廷の軽騎兵が戦場に出たとき、あなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。その後それらのうちの1枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
宮廷の軽騎兵が戦場に出たとき、それを唱えるために(白)が使われていないかぎり、それを生け贄に捧げる。
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。その呪文がこれにより打ち消された場合、それをそのプレイヤーの墓地に置く代わりにオーナーの手札に加える。
カードを1枚引く。
詳細はヤソコンを参照のこと。
[編集] 神河ブロック+ラヴニカ・ブロック+コールドスナップ期
ディセンションで白青のギルド/Guild、アゾリウス評議会/The Azorius Senateが登場すると、印鑑からマナ加速して重いカードを連発し大型クリーチャーをリアニメイトするグッドスタッフ系コントロールデッキ、太陽拳が登場、メタの中心を担った。
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを3枚引き、その後そのプレイヤーは土地カードを1枚捨てないかぎり、カードを2枚捨てる。
クリーチャー — 天使(Angel)
飛行
絶望の天使が戦場に出たとき、パーマネント1つを対象とし、それを破壊する。
またそれとは別路線で、コールドスナップの相殺/Counterbalanceと師範の占い独楽/Sensei's Divining Topのソフトロックを搭載したメガパーミッションデッキ、ストラクチャー・アンド・フォースが作られ、その年の日本選手権06を制した。
エンチャント
対戦相手が呪文を1つ唱えるたび、あなたは自分のライブラリーの一番上のカードを公開してもよい。そうした場合、その呪文のマナ総量が公開されたカードのマナ総量と等しいならば、その呪文を打ち消す。
アーティファクト
(1):あなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。その後それらを望む順番で戻す。
(T):カードを1枚引き、その後師範の占い独楽をオーナーのライブラリーの一番上に置く。
[編集] インベイジョン・ブロック期
インベイジョン・ブロックが多色を推奨していたことから注目を浴びる。追放するものドロマー/Dromar, the Banisherの色のためドロマーコントロールとも呼ばれる。
伝説のクリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行
追放するものドロマーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたは(2)(青)を支払ってもよい。そうした場合、色を1色選ぶ。その後、選ばれた色のすべてのクリーチャーをオーナーの手札に戻す。
インスタント
以下から1つを選ぶ。
・あなたは5点のライフを得る。
・呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
・クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-2/-2の修整を受ける。
マスクス・ブロックの頃はドロー・ゴータイプのパーミッション、Go-Marが活躍。
また、オデッセイ・ブロック参入後は、影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltratorと翻弄する魔道士/Meddling Mageを併用するフィンキュラが登場した。
[編集] エクステンデッド(ローテーション前)
インベイジョン以降、フィンキュラなどの多色グッドスタッフが時折組まれている。
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
翻弄する魔道士が戦場に出るに際し、土地でないカード名を1つ選ぶ。
選ばれた名前を持つ呪文は唱えられない。
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
畏怖(このクリーチャーは、黒でもアーティファクトでもないクリーチャーによってはブロックされない。)
影魔道士の浸透者がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
エクステンデッドの強力な多色土地(デュアルランドやショックランドなど)でマナ基盤を安定させる。
[編集] モダン
モダンの青系コントロールとしてはグリクシス・コントロール、ジェスカイ・コントロール、青白コントロールなどが主流だが、白青黒のものも少数存在する。
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
瞬速
瞬唱の魔道士が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とする。それはターン終了時までフラッシュバックを得る。そのフラッシュバック・コストは、それのマナ・コストに等しい。(あなたはあなたの墓地にあるそのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
ソーサリー
飛行を持つ白の1/1のスピリット(Spirit)・クリーチャー・トークンを2体生成する。
フラッシュバック(1)(黒)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
思考囲い/Thoughtseizeなどの手札破壊呪文、マナ漏出/Mana Leakなどの打ち消し呪文、流刑への道/Path to Exileや致命的な一押し/Fatal Pushなどの除去呪文で対戦相手の脅威を対処し、瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageでこれらのカードを使い回してアドバンテージを稼ぐ。フィニッシャーは黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fangや未練ある魂/Lingering Souls、ミシュラランドなど。
- 僧院の導師/Monastery Mentorを中心とするタイプについてはメンターを参照。
[編集] サンプルレシピ
Esper Control [21] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 栄光半ばの修練者/Glory-Bound Initiateの採用が特徴的。
[編集] レガシー
レガシーでは、世界選手権07においてシルバーバレット戦略を組み込んだ墓忍び/Tombstalkerをフィニッシャーとするコントロールデッキ、Tomb Stompyが登場した。
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
粗石の魔道士が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーからマナ総量が1以下であるアーティファクト・カードを1枚探し、そのカードを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
2/2詳細はTomb Stompyを参照。