ナーセットの逆転/Narset's Reversal
提供:MTG Wiki
Narset's Reversal / ナーセットの逆転 (青)(青)
インスタント
インスタント
インスタントかソーサリーである呪文1つを対象とし、それをコピーし、その後それをオーナーの手札に戻す。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
双つ術/Twincastの亜種。コピー元になった呪文は手札に戻り解決されない。
双つ術は自分の呪文をコピーして効果を2倍にすることができたが、これで同じ結果を得ようとすると戻した呪文を改めて唱えなおす必要がある。手間とマナはかかるが、元の呪文2回分の効果に加えて呪文を唱えた回数を2回水増しでき、果敢やその他呪文を唱えることで誘発する能力のサポートになるという利点もある。また、対戦相手の打ち消しを空振りさせたり呪文の対象を変更したりする呪文としての運用もできる。
対戦相手の呪文に使用する場合は、呪文乗っ取り/Spelljackのような呪文のコントロール奪取に近くなる。解決後に再度使用されてしまう可能性があるが、対象の呪文のマナ・コストが大きいほどテンポ・アドバンテージが得られるし、唱える際に追加コストを支払う呪文であれば効果はなお高い。
手札破壊に対しては確定カウンターのように機能する。特に手札を見て選ぶタイプは対戦相手の手札を覗けるうえに対象にしたカード以外を捨てさせる選択肢もあるため、普通にカウンターするより効果が高い。思考のひずみ/Thought Distortionに対する回答にもなる。
- 等時の王笏/Isochron Scepterにこれを刻印し、時間のねじれ/Time Warpなどの追加ターン獲得呪文を唱え続ければ無限ターン。モダンやレガシーではかなり悠長だが、統率者戦などでは十分狙えるコンボ。
[編集] ルール
- 呪文をコピーすることのルールについては双つ術/Twincastを参照。
- 対象の呪文をスタックから取り除くため、それは解決されない。これは打ち消しではなく単なる領域移動である。そのため打ち消されない呪文にも機能する。
- 効果の処理はカードに書かれている順番と異なり、コピー→コピーした呪文の対象を選び直す→手札に戻す、の順で行う。
- より後に書かれている指示が、その前の指示を修正することがある(CR:608.2c)。コピーは対象を選び直してからスタックに置かれる(CR:707.10c)ため、手札に戻すより先に処理される。
- ナーセットの逆転が対象としていた呪文を、ナーセットの逆転が生成したコピー呪文の対象として選ぶことができる。コピーの対象を選び直す段階では、まだその呪文はスタック上にあり、適正な対象として選ぶことができる。