ライブラリー
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ライブラリー/Libraryとは、領域の1つ。未使用のカードの束で、要するに山札。
[編集] 解説
ライブラリーはプレイヤーごとに存在する。ゲームが始まる時、各プレイヤーのデッキがそれぞれのライブラリーとなる。
「カードをN枚引く」という効果が適用されたとき、ここの一番上にあるカードを1枚手札に加える動作をN回繰り返すことになる。ライブラリーから求められた枚数のカードを引けないと、次に優先権が発生する時にゲームに敗北する。これは状況起因処理である。→ ライブラリーアウト
通常、ライブラリーにはカードは裏向きに置かれる。カードのおもて面は非公開情報であり、何かの効果で見ることを許可されない限りは、自分も対戦相手も確認はできない。ただし、枚数は公開情報である。プレイヤーはいつでも自分、あるいは対戦相手のライブラリーの枚数を数えることができる。その際、ライブラリーの順番を変化させてはならない。
- ライブラリーにあるカードが0枚でも、ライブラリーという領域がなくなったりはしない。
- 収斂の冠/Crown of Convergenceのようにライブラリーの一番上のカードを公開してプレイさせるカードや、ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isleのように自分のライブラリーの一番上のカードを見てもよいとするカードがある。
- 呪文や能力が、他の呪文を唱えている間にカードを引かせた場合、唱え終わるまで引いたカードは裏向きのままである。これは起動型能力の起動に関しても同様である。
- かつてはライブラリーも呪文や能力の対象になりうるルールであったが、現在そのルールは廃止されている。ディミーアの脳外科医、シアクー/Circu, Dimir Lobotomistも参照。
イメージは「多数の呪文書(カード)が置かれた書庫や図書館」や「呪文を扱うための知識」。また、毎ターンカードを引くことから、「未来」や「運命」。
[編集] 参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 4 領域
- 401 ライブラリー
- 401.1 ゲームが始まるとき、各プレイヤーのデッキはそのライブラリーとなる。
- 401.2 それぞれのライブラリーは、1つの、裏向きの束でなければならない。プレイヤーはライブラリーのカードを覗いたり、その順序を変化させてはならない。
- 401.3 プレイヤーはいつでも、任意のプレイヤーのライブラリーに残っているカードの枚数を数えることができる。
- 401.4 何らかの効果が同時に複数枚のカードを同じライブラリーの特定の場所に置く場合、それらのカードのオーナーがその置く順序を決めることができる。そのライブラリーのオーナーは、どのような順番でライブラリーに置いたのかを公開しない。
- 401.5 プレイヤーに、ライブラリーの一番上のカードを公開してプレイする、あるいはプレイヤー1人が自分のライブラリーの一番上のカードを見てもよいとする効果が存在する。呪文を唱えている間に一番上のカードが入れ替わった場合、その呪文が唱えられ終わる(rule 601.2i 参照)まで、新しいカードは公開されないし、見てはならない。これは能力の起動に関しても同じである。
- 401.6 何らかの効果によってライブラリーの一番上のカードが公開されている状態でプレイしている場合、その特定のカードが一瞬であれ非公開 になった後で再び同じカードが公開されたとしても、新しいオブジェクトとなる。
- 401.7 効果によってプレイヤーがカードをライブラリーの「一番上からN枚目/Nth from the top」に置く場合、そのライブラリーにN枚のカードがなかった場合、そのプレイヤーはそのカードをそのライブラリーの一番下に置く。
- 401 ライブラリー