Delver-Go
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Delver-Goは秘密を掘り下げる者/Delver of Secretsを中心戦力に据えたクロック・パーミッションデッキの総称。単にDelverとも。イニストラード参入後の様々な環境で活躍する。
目次 |
[編集] 概要
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を見る。あなたはそのカードを公開してもよい。これによりインスタントやソーサリーであるカードが公開されたなら、秘密を掘り下げる者を変身させる。
1/1Insectile Aberration / 昆虫の逸脱者
〔青〕 クリーチャー — 人間(Human) 昆虫(Insect)
飛行
3/2クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
瞬速
瞬唱の魔道士が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とする。それはターン終了時までフラッシュバックを得る。そのフラッシュバック・コストは、それのマナ・コストに等しい。(あなたはあなたの墓地にあるそのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
軽いクロックとそれをサポートする呪文で構成される、典型的なクロック・パーミッション。変身することで強力なアタッカーとなる秘密を掘り下げる者を活かすため、デッキのインスタント・ソーサリー比率をスロットの1/3~1/2程度にまで高めていること、除去やカウンターだけでなく、思案/Ponderなどのライブラリー操作呪文も積極的に採用していることが大きな特徴である。
クリーチャーは少数精鋭の方針を取る。軽く打撃力のあるものが中心だが、デッキ構成と噛み合った瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageもよく用いられ、デッキにカード・アドバンテージ面での強さを与えている。
- デッキ名は秘密を掘り下げる者/Delver of Secretsとドロー・ゴーにちなむ。
[編集] イニストラード:真夜中の狩り期
イニストラード:真夜中の狩りで秘密を掘り下げる者/Delver of Secretsが再録され、スタンダードでは数が少ないながらもこれを主軸としたクロック・パーミッションが登場した。
氷雪クリーチャー — スピリット(Spirit)
(氷)(氷):隆盛するスピリットは、基本のパワーとタフネスが2/3のスピリット(Spirit)・戦士(Warrior)になる。
(氷)(氷)(氷):隆盛するスピリットが戦士であるなら、これの上に飛行カウンターを1個置く。これは基本のパワーとタフネスが4/4のスピリット・戦士・天使(Angel)になる。
(氷)(氷)(氷)(氷):隆盛するスピリットが天使であるなら、これの上に+1/+1カウンターを2個置く。これは「このクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、カード1枚を引く。」を得る。
インスタント
呪文1つを対象とする。それのコントローラーが(1)を支払わないかぎり、それを打ち消す。
Jwari Ruins / ジュワー島の遺跡土地
ジュワー島の遺跡はタップ状態で戦場に出る。
(T):(青)を加える。
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
(青),心悪しき隠遁者を生け贄に捧げる:クリーチャーでない呪文1つを対象とする。それのコントローラーが(3)を支払わないかぎり、それを打ち消す。
降霊(2)(青)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを変身させた状態で降霊コストで唱えてもよい。)
Benevolent Geist / 心優しき霊
〔青〕 クリーチャー — スピリット(Spirit) ウィザード(Wizard)
飛行
あなたがコントロールしていてクリーチャーでないすべての呪文は打ち消されない。
心優しき霊がいずこかから墓地に置かれるなら、代わりにこれを追放する。
秘密を掘り下げる者や隆盛するスピリット/Ascendant Spiritといった軽いクロックを、ジュワー島の撹乱/Jwari Disruptionや心悪しき隠遁者/Malevolent Hermitといったカウンターでバックアップする。
[編集] サンプルリスト
- 備考
- イニストラード・チャンピオンシップ 第27位、スタンダード部門6勝2敗(参考/参考)
- 使用者:石村信太朗
- フォーマット
[編集] イニストラード期
イニストラード期のスタンダードでは登場以降、メタゲームの中心を走り続けている。
伝説のクリーチャー — スピリット(Spirit) クレリック(Cleric)
呪禁(このクリーチャーは、あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。)
聖トラフトの霊が攻撃するたび、タップ状態で攻撃している、飛行を持つ白の4/4の天使(Angel)クリーチャー・トークンを1体生成する。戦闘終了時に、そのトークンを追放する。
主流となっているのは、装備品を用いる青タッチ白のDelver-Blade。特にこのデッキを指してDelverあるいはUW Delverと呼ぶことも多い。
マナ漏出/Mana Leakなどのカウンターの存在に加え、白をタッチして聖トラフトの霊/Geist of Saint Traftやムーアランドの憑依地/Moorland Hauntを採用し、さらにクロックをクリーチャーと装備品に分散させていることで、全体として非常に除去に強い構成になっている。軽いクリーチャー除去に乏しいこの環境の白青の弱点も、蒸気の絡みつき/Vapor Snagやファイレクシア・マナ呪文でカバーすることが可能。
直接の前身となったのはイリュージョン。このデッキはタイプ的ウィニーとしての性格も強く、秘密を掘り下げる者/Delver of Secretsや瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageの方が追加戦力であるとも言えるが、インスタント・ソーサリーを大量投入してこの2体を活用する青タッチ白の基本構成は、この時点でほぼ完成している。
他にも様々なバリエーションが存在する。火力を用いる青赤のタイプ、未練ある魂/Lingering Soulsなどで数を並べて全体強化する白青黒スピリット(別名Delver-Spirits)、教区の勇者/Champion of the Parishと人間のシナジーを中心としたDelver-Humans(*1)、秘密を掘り下げる者を外して中マナ域に寄せたNo-Delver(*2)、高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fellsを採用したTaipei Delver(*3)、クウィリーオンのドライアド/Quirion Dryadによる緑青のグロウ系デッキ(*4)など。
詳細は各項目を参照。
[編集] サンプルリスト
[編集] Delver Humans
- 備考
- プロツアー「闇の隆盛」 スタンダード部門 6-2-2 (参考)
- 使用者:Denniz Rachid
- フォーマット
Delver Humans [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] No Delver
- 備考
- ワールド・マジック・カップ12大阪予選 準優勝 (参考)
- 使用者:赤池庸
- フォーマット
No Delver [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] Taipei Delver
- 備考
- グランプリマニラ12 第9位 (参考)
- 使用者:Kuo Tzu-Ching
- フォーマット
Taipei Delver [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] UG Delver
- 備考
- ワールド・マジック・カップ12 (参考)
- 使用者:Alexander Hayne/Lucas Siow(Team Canada)
- フォーマット
UG Delver [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] イニストラード・ブロック構築
イニストラード・ブロック構築では主に青赤で組まれる。初期は強化オーラを中心とする構成が主流であった。
クリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue)
呪禁(このクリーチャーは、あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。)
不可視の忍び寄りはブロックされない。
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、+2/+2の修整を受けるとともに飛行を持つ。
回避能力を持つクリーチャーを幽体の飛行/Spectral Flightや噛み傷への興奮/Furor of the Bittenでサイズアップし、静かな旅立ち/Silent Departureや硫黄の流弾/Brimstone Volleyで盤面をコントロールしながら、効率良くダメージを刻んでいく。
特に除去耐性と攻撃時最強の回避能力を併せ持つ不可視の忍び寄り/Invisible Stalkerは強化先として優秀。また環境のビートダウンが人間の地上クリーチャーを中心としているため、飛行や流城の貴族/Stromkirk Nobleの回避能力も活かしやすい。闇の隆盛参入後は未練ある魂/Lingering Soulsと無形の美徳/Intangible Virtueの爆発的な流行により攻撃を通すのが難しくなったが、それらは最終的に禁止カードとなった。
アヴァシンの帰還で火柱/Pillar of Flameが登場してからは、スタンダードのDelverのように思考掃き/Thought Scourを積み、瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageとルーン唱えの長槍/Runechanter's Pikeを活用する構成のものが多くなった。
[編集] モダン
イニストラード参入直後には目立った活躍はできなかったが、小型クリーチャーへの大きな圧力となる罰する火/Punishing Fireの禁止とビートダウン筆頭のZooの衰退を受け、モダンでも環境に姿を現すようになった。
伝説のクリーチャー — フェアリー(Faerie) ウィザード(Wizard)
瞬速
飛行
ヴェンディリオン三人衆が戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーの手札を見る。あなたは、その中から土地でないカードを1枚選んでもよい。そうした場合、そのプレイヤーは選ばれたカードを公開し、それを自分のライブラリーの一番下に置き、その後カードを1枚引く。
インスタント
以下から2つを選ぶ。
・呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
・パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
・あなたの対戦相手がコントロールするすべてのクリーチャーをタップする。
・カードを1枚引く。
よく用いられるカウンターはマナ漏出/Mana Leak、呪文嵌め/Spell Snare、謎めいた命令/Cryptic Commandなど。また思案/Ponderと定業/Preordainが禁止されているため、ライブラリー操作手段としては主に血清の幻視/Serum Visionsが使われる。
デッキカラーとクリーチャーや除去の選択は様々だが、基本セット2014発売以前の環境では特に以下の2つのタイプが大きな結果を残した。
- 青赤緑
- 最初期から存在する、火力とタルモゴイフ/Tarmogoyfを中心としたオーソドックスなタイプ。
- 基本土地・ショックランド・フェッチランドから成る島率の高い土地構成を取るため、ヴィダルケンの枷/Vedalken Shacklesもよく用いられる。
- 赤白青
- ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynxと聖トラフトの霊/Geist of Saint Traftという高打点アタッカーを稲妻/Lightning Boltや稲妻のらせん/Lightning Helixなどの優良火力でバックアップする、非常にアグレッシブなタイプ。
- テンポを重視した構成で、カウンターもマナ漏出より差し戻し/Remandを優先する傾向にある。
- かつてのビートスティックのように等時の王笏/Isochron Scepterをアドバンテージ源に据えた、Scepter Delverと呼ばれる亜種も存在する。
その後は、以下のようなタイプも台頭している。
- 青赤
- 基本セット2014で軽量ソーサリー/インスタントと相性の良い若き紅蓮術士/Young Pyromancerを獲得し、これを主軸に据えたタイプ。
- 青黒赤
- 運命再編でサイズに優れたグルマグのアンコウ/Gurmag Anglerや黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang、タルキール龍紀伝で汎用性が高くアドバンテージを取りやすいコラガンの命令/Kolaghan's Commandを得たことで注目を集めることになった。
[編集] 青赤緑
- 備考
- グランプリトリノ12 優勝 (参考)
- 使用者:Antonino De Rosa
- フォーマット
RUG Delver [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 青赤緑のタイプ。
- Marco Cammilluzziも全く同じリストを用いてTop8に入っている。
[編集] 赤白青
- 備考
- グランプリコロンバス12 ベスト4 (参考)
- 使用者:Max Tietze
- フォーマット
UWR Delver [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 赤白青のタイプ。
[編集] 青赤
- 備考
- グランプリプラハ14 ベスト4 (参考)
- 使用者:Carlos Moral
- フォーマット
UR Delver [8] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 若き紅蓮術士/Young Pyromancerとのシナジーを重視してギタクシア派の調査/Gitaxian Probeが採用されている。
[編集] 青黒赤
- 備考
- グランプリコペンハーゲン15 ベスト8 (参考)
- 使用者:Branco Neirynck
- フォーマット
Grixis Delver [9] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] レガシー
歴代のパワーカードを使用できるレガシー環境においても秘密を掘り下げる者/Delver of Secretsはかなり優秀なクリーチャーであり、メタゲームの一角を担っている。
クリーチャー — マーフォーク(Merfolk) ならず者(Rogue)
真の名の宿敵が戦場に出るに際し、プレイヤーを1人選ぶ。
真の名の宿敵はプロテクション(選ばれたプレイヤー)を持つ。
インスタント
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、1点のライフを支払うとともにあなたの手札にある青のカードを1枚、追放することを選んでもよい。
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
様々なタイプのデッキが栄枯盛衰を繰り返しており、バリエーションとしては主に以下のようなものが存在する。
- 緑青赤
- RUG Delver、Canadian Threshold、ティムール・デルバー(Temur Delver)などと呼ばれる緑青赤のタイプ。
- イニストラード参入直後から活躍する。長年強化に恵まれずにいたが、モダンホライゾンからはレンと六番/Wrenn and Sixを獲得し、一時トップメタとなった。エルドレインの森では強力なアドバンテージ源として探索するドルイド/Questing Druidを獲得した。
- 詳細は緑青赤デルバーを参照。
- 黒緑青
- BUG Delver、Team America、スゥルタイ・デルバー(Sultai Delver)などと呼ばれる黒緑青のタイプ。
- ラヴニカへの回帰から死儀礼のシャーマン/Deathrite Shamanや突然の衰微/Abrupt Decayを獲得し、環境の一角となる。霊気紛争からは致命的な一押し/Fatal Pushを獲得。
- 詳細は黒緑青デルバーを参照。
- 青赤白
- UWR Delver、パトリオット(Patriot)、ジェスカイ・デルバー(Jeskai Delver)などと呼ばれる青赤白のタイプ。
- 主に初期に活躍。統率者2013からは真の名の宿敵/True-Name Nemesisを獲得し、最盛期を迎えた。
- 詳細は青赤白デルバーを参照。
- 青赤
- 青赤デルバー(UR Delver)、イゼット・デルバー(Izzet Delver)などと呼ばれる青赤のタイプ。
- 宝船の巡航/Treasure Cruiseなどを獲得したタルキール覇王譚参入後と、戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanistを獲得した灯争大戦参入後の時期、そしてイゼット・ラガバン消滅後の、表現の反復/Expressive Iterationが使用可能であった時期に大きな活躍を見せた。
- 詳細は青赤デルバーを参照。
- 青黒赤
- グリクシス・デルバー(Grixis Delver)と呼ばれる青黒赤のタイプ。
- 運命再編からグルマグのアンコウ/Gurmag Anglerを獲得し、環境の一角となる。師範の占い独楽/Sensei's Divining Topが禁止カードとなった後に一時代を築いた。またタフネス1の天敵であるオークの弓使い/Orcish Bowmasters登場後は、自分のオークの弓使いで対戦相手のオークの弓使いを処理できるこのタイプが勢力を伸ばした。
- 詳細は青黒赤デルバーを参照。
[編集] 白青
White Blue Delver [10] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 白青のタイプ。青白石鍛冶に秘密を掘り下げる者/Delver of Secretsを足したものとも言えるし、ジェスカイ・デルバーから赤を抜いたものとも言える。
[編集] 緑白青
Bant Delver(Legacy) [11] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] 白青黒
Esper Delver(Legacy) [12] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] 青黒
Dimir Delver(Legacy) [13] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] ヴィンテージ
インスタント
あなたはこの呪文のマナ・コストを支払うのではなく、あなたがコントロールする島(Island)を2つ、オーナーの手札に戻すことを選んでもよい。
カードを2枚引く。
秘密を掘り下げる者/Delver of Secretsやタルモゴイフ/Tarmogoyfなどのクロックを意志の力/Force of Will、精神的つまづき/Mental Misstep、狼狽の嵐/Flusterstormなどのカウンターでサポートするのが基本戦略。呪文のほとんどが0~2マナで唱えられる軽い構成であるため、噴出/Gushのピッチコストも負担になりにくい。
また、環境の多くのデッキがMoxなどのアーティファクトを使用するため、メインデッキから鋼の妨害/Steel Sabotageや古えの遺恨/Ancient Grudgeが挿されることも多い。
[編集] 青赤緑
RUG Delver [14] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] 青赤
- 備考
- ヴィンテージ選手権14 準優勝 (参考)
- 使用者:Dario Moreno
- フォーマット
UR Delver(Vintage) [15] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- タルキール覇王譚後の青赤タイプ。
[編集] パウパー
秘密を掘り下げる者/Delver of Secretsがコモンであることから、パウパーでも有力なデッキタイプの一つ。
フィッシュはパウパー黎明期から存在したタイプのデッキであるが、呪文は対抗呪文/Counterspellを筆頭に優秀なものが揃っている反面、クリーチャーの打撃力不足が同デッキの長年の課題であった。これが秘密を掘り下げる者の加入によって大きく改善された。さらにイニストラード参入前後に解禁されたウルザ・ブロックとマスクス・ブロックからそれぞれフリースペルとピッチスペルを獲得し、従来の形よりもさらに軽く、土地の枚数を削った構成となっている。
青単色の他、赤や黒をタッチした2色のデッキも存在する。主に以下の3つのタイプのデッキが活躍している。
- フェアリー型
クリーチャー — 人間(Human) 忍者(Ninja)
忍術(1)(青)((1)(青),あなたがコントロールする、ブロックされなかった攻撃しているクリーチャー1体を手札に戻す:あなたの手札からこのカードを、タップ状態かつ攻撃している状態で戦場に出す。)
深き刻の忍者がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
クリーチャー — フェアリー(Faerie) ウィザード(Wizard)
瞬速
飛行
呪文づまりのスプライトが戦場に出たとき、マナ総量がX以下の呪文1つを対象とし、それを打ち消す。Xはあなたがコントロールするフェアリー(Faerie)の数に等しい。
深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hoursと呪文づまりのスプライト/Spellstutter Spriteを採用した、フェアリーと呼ばれるクロック・パーミッションタイプ。
詳しくはフェアリーを参照。
- コントロール型
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
海門の神官が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上から2枚のカードを見る。それらの1枚をあなたの手札に加え、もう1枚をあなたのライブラリーの一番下に置く。
1/3クロック・パーミッションの要素を取り入れずにパーミッションに近い動きをするタイプ。普通のドロー呪文やカウンター呪文を増量した青単色のものと、赤をタッチして除去を投入した青赤の2種類のタイプが見受けられる。
追加のクリーチャーとしては熟考漂い/Mulldrifterや海門の神官/Sea Gate Oracleといったアドバンテージを取れるカードが採用される。打撃力を完全に秘密を掘り下げる者に頼ったタイプであり、秘密を掘り下げる者がいないと打撃力が細すぎるため速攻デッキには押し切られれてしまう可能性が高くなってくる。対戦相手も打撃力が細い場合は無類の強さを発揮し、フェアリー型や黒単コントロールなどに対して強いデッキと言える。
メタゲームではフェアリー型に比べると影が薄いが、タルキール覇王譚参入から宝船の巡航/Treasure Cruise禁止までの間はメタゲーム上位に食い込む躍進を見せた。
- アンコウ型
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) 魚(Fish)
探査(この呪文を唱える段階であなたがあなたの墓地から追放した各カードは、(1)を支払う。)
5/5アタッカーとして秘密を掘り下げる者に加え、グルマグのアンコウ/Gurmag Anglerとスゥルタイのゴミあさり/Sultai Scavengerを採用した「青黒アンコウ」と呼ばれるタイプのデッキ。留意/Mental Noteと思考掃き/Thought Scourで墓地を肥やし早いターンで探査クリーチャーに繋ぐ。
宝船の巡航禁止後から徐々に頭角を現した。破滅の刻発売後は、縞カワヘビ/Striped Riverwinderと死体発掘/Exhumeのギミックを組み込んだタイプも登場した。 →リアニメイト
その後留意や蓄積した知識/Accumulated Knowledgeを抜いて、目くらまし/Dazeや殺し/Snuff Outといったピッチスペルを多く採用したタイプの「青黒デルバー」も登場した。土地も青赤氷雪フェアリーのものに近い構成になり、目くらましや噴出/Gush、殺しを使いやすいようになっている。このタイプが主流となり、メタ上位にも出てくることが多くなった。アルティメットマスターズ以降は追加のカウンターとして撃退/Foilも採用されている。
2019年5月に目くらましや噴出、ギタクシア派の調査/Gitaxian Probeが禁止され弱体化が余儀なくされたが、神秘の聖域/Mystic Sanctuaryの加入により一定の勢力は保っていた。
しかし、2020年7月の神秘の聖域の禁止により、再び弱体化した。ダブルマスターズで喪心/Cast Downを獲得したが、自身のグルマグのアンコウも除去されやすくなったので一長一短。
その後カルドハイムで、殺しと相性のいい沼の基本土地タイプを持つ氷雪タップインデュアルランドの氷のトンネル/Ice Tunnelと、取り回しやすいドロー呪文である多元宇宙の警告/Behold the Multiverseを獲得し強化された。
クリーチャー — 海蛇(Serpent)
この呪文を唱えるためのコストは、あなたの墓地にありインスタントやソーサリーであるカード1枚につき(1)少なくなる。
護法(2)(このクリーチャーが対戦相手がコントロールしている呪文や能力の対象になるたび、そのプレイヤーが(2)を支払わないかぎり、その呪文や能力を打ち消す。)
団結のドミナリアでトレイリアの恐怖/Tolarian Terrorが登場すると、アンコウ型Delverから派生して、秘密を掘り下げる者が抜けた青黒テラーと、グルマグのアンコウが抜けた青単テラーが登場した。
[編集] サンプルリスト
[編集] 青単コントロール
MUC(Pauper) [16] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 「MUC(Mono Blue Control)」と呼ばれるコントロール型のデッキ。
[編集] 青赤コントロール
UR Delver(Pauper) [17] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 青赤タイプのデッキ。布告除去に強い嵐縛りの霊/Stormbound Geistが採用されている。
[編集] 青黒アンコウ
Angler Delver(Pauper) [18] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 墓地肥やしと相性のいい蓄積した知識/Accumulated Knowledgeや恐ろしい死/Ghastly Demiseが採用されている。
[編集] 青黒デルバー
Blue-Black Angler Delver [19] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 噴出/Gush、ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe、目くらまし/Daze禁止直前のリスト。
- メインデッキで2マナ以上支払う予定のカードは11枚だけ。ピッチスペルが13枚も入っている。
[編集] 白青
White Blue Delver [20] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- アイコニックマスターズで道の探求者/Seeker of the Wayとジェスの盗人/Jhessian Thiefを獲得後の白青型。果敢とドローサポートの相性は良い一方、相手のターンにマナを残しにくいため対抗呪文/Counterspellはメインデッキには採用されず、アタッカーを守るためには目くらましや払拭/Dispel、変異原性の成長/Mutagenic Growthが使われている。