変わり谷/Mutavault

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Mutavault / 変わり谷
土地

(T):(◇)を加える。
(1):ターン終了時まで、変わり谷はすべてのクリーチャー・タイプを持つ2/2のクリーチャーになる。それは土地でもある。


ミシュラの工廠/Mishra's Factoryの亜種であるクリーチャー化する土地ミシュラランド)。

能力起動コストやクリーチャー化したときのサイズはミシュラの工廠と全く同じで、組立作業員強化するタップ能力を持たないため、単体の性能で言えば下位互換になる。しかしすべてのクリーチャー・タイプを持つため、多くの部族カードと相性が良い。例えば、単体では本家のように3/3のブロッカーとして使うことはできないが、P/Tを強化するロードが1体いれば3/3のアタッカーにもブロッカーにもなるなど。

モーニングタイドで登場した際のスタンダードでは、多くのデッキで採用され活躍した。この時期は優秀な多色土地が豊富であったため、無色マナしか生み出せないこの土地が多色デッキに4枚積みされるということが珍しくなかった。またフェアリーデッキなどの部族デッキでは、全てのクリーチャー・タイプを持つことも重要な要素だった。

その後、基本セット2014再録。僅かな期間だが部族をテーマとするイニストラード・ブロックと共に使用可能であり、各種人間デッキを始めとする多くのデッキで採用され、結果を残した。テーロス参入後は部族デッキこそ減ったものの、至高の評決/Supreme Verdict神々の憤怒/Anger of the Godsをすり抜け、突然の衰微/Abrupt Decay漸増爆弾/Ratchet Bombを受け付けない点、さらにはザスリッドの屍術師/Xathrid Necromancer波使い/Master of Waves群れネズミ/Pack Ratなどの単体でも優秀な部族クリーチャーとシナジーを形成する点を買われ、様々なデッキで活躍した。特に単色傾向が強く色事故のリスクが少ない信心デッキには手放しで4枚積みされる。シングルカード価格もそれに伴って高騰し、再録カードでありながら基本セット2014のトップレアとなっている。リミテッドでは、再録メカニズムに選ばれたスリヴァーを意識したデッキで使うと効果的。

エクステンデッドでも見かける機会は少なくない。エターナルでは本家ミシュラの工廠が存在するものの、カウンタースリヴァーマーフォークといった部族シナジーが存在するデッキではこちらが採用される。

モダンでもマーフォークフェアリーなどの部族デッキで採用される。8Rackなど部族シナジーを利用しないデッキにおいてはコスト・パフォーマンスソーサリーへの除去耐性を考慮されて採用される例があったが、ミシュラの工廠/Mishra's Factoryのモダンリーガル化後はそちらに席を譲っている。

パイオニアではミシュラの工廠が存在しないため、かつてのモダンのように部族シナジーの無いデッキでも採用されることがある(青赤コントロールなど)。勿論、部族デッキでの戦力としても有効活用される。

[編集] 脚注

  1. The Power of Lands(Internet Archive)/土地の力Latest Developments 2015年10月9日 Sam Stoddard著)
  2. A Standard Power Level(Internet Archive)/スタンダードのパワー・レベル(Latest Developments 2016年2月5日 Sam Stoddard著)
  3. Grand Prix Updates for 2018: Promos, Schedules, and the Day Two Cut(Internet Archive)/2018年のグランプリについての更新:プロモカードとスケジュールの発表および2日目進出条件の変更(Competitive Gaming 2017年10月26日 Scott Larabee著)

[編集] 参考

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