蓄積した知識/Accumulated Knowledge
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インスタント
カードを1枚引き、その後すべての墓地にある名前が《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》であるカードの数に等しい枚数のカードを引く。
1枚目は2マナ1ドローとサイクリング並みであるが、2枚目以降は2〜4ドローとかなり高いコスト・パフォーマンスを発揮する。
後半になるほどコスト・パフォーマンスが高くなっていくため、長期戦を前提とするコントロールデッキの戦略に合致する。そのためオプトブルーなどの青系パーミッションで幅広く活用されていた。
エクステンデッドでは直観/Intuitionと組み合わせて使用される場合が多い。このシナジーによりデッキ圧縮+3枚ドローが可能になり、1枚蓄積した知識を持った状態からだと(4)(U)(U)(U)で7枚もドローできる事になる。 こちらの使い方はトリックスなどのコンボデッキやサイカトグのパンプアップに使用されることが多かった。また等時の王笏/Isochron Scepterに刻印してみると笑いが止まらなくなること請け合い。
パウパーでは青黒アンコウで採用されている。思考掃き/Thought Scourや留意/Mental Noteで自分の墓地を肥やす関係上複数枚ドローを狙いやすく、シングルシンボルのため使いやすい。また長期戦を狙う青黒コントロールにおいては、熟慮/Think Twiceと選ばれる形で採用されることがある。墓地対策に弱いのと投入枚数の調整が利きにくい代わりに、ドロー枚数が多いのが利点。
レガシーにおいては死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman禁止後の青白奇跡コントロールに採用されることがある。長期戦で有利になるカードなのでフェアデッキ対決に強くなる。現在のレガシーのメタゲームがフェアデッキ優勢なのも追い風。
- マスクス・ブロック期はこれと渦まく知識/Brainstormのダブル知識によって、青のドローが非常に安定していた。
- チェックされる墓地が自分のみならず、すべてのプレイヤーであることも重要な点。メタ次第では多数のプレイヤーが入れるようになる。同様の理由で多人数戦でも有効。
- 赤の焚きつけ/Kindleをモデルとしている。特にサイクルにはなっていない。
- このメカニズムは、後にオデッセイ・ブロックの噴出サイクル、そしてコールドスナップのキイェルドーのときの声/Kjeldoran War Cryなどのサイクルでリメイクされている。
- 異界月では、弱体化した調整版リメイクの棚卸し/Take Inventoryが登場した。その後基本セット2021で棚卸しの上位互換の大慌ての棚卸し/Frantic Inventoryが登場した。それらは自分の墓地しか数えない。
- コンピューターゲームのデュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズに新規イラストで収録された。後にデュエルデッキ:エルズペスvsキオーラに収録された際にもこのイラストが使われている。