クリーチャー化
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*パーマネントが「クリーチャーになる」とだけ書かれた能力でクリーチャー化した場合、他のすべての[[カード・タイプ]]および[[サブタイプ]]を失う([[特殊タイプ]]は失われない)。ただし「アーティファクト・クリーチャーになる」と書かれている場合は例外で、[[クリーチャー・タイプ]]のみ上書きされ、他のタイプは残る。また、「それらは(カード・タイプ)でもある」などと明記されてある場合も、そのタイプとそれに付随したサブタイプが残る。 | *パーマネントが「クリーチャーになる」とだけ書かれた能力でクリーチャー化した場合、他のすべての[[カード・タイプ]]および[[サブタイプ]]を失う([[特殊タイプ]]は失われない)。ただし「アーティファクト・クリーチャーになる」と書かれている場合は例外で、[[クリーチャー・タイプ]]のみ上書きされ、他のタイプは残る。また、「それらは(カード・タイプ)でもある」などと明記されてある場合も、そのタイプとそれに付随したサブタイプが残る。 | ||
+ | **このため、アーティファクトでもクリーチャーでもないパーマネント(主にミシュラランドなどの土地)がアーティファクト・クリーチャーになる場合はそう書いていなくてもルール上は元のタイプを維持するが、勘違い防止のためか実際のカードには「それは(本来のカードタイプ)でもある」も明記される傾向にある。 | ||
*クリーチャーでないパーマネントは[[戦場に出る|戦場に出]]た[[ターン]]でもいわゆる[[召喚酔い]]の影響を受けないが、それがクリーチャー化した場合は通常通り受ける。よって、出してすぐにクリーチャー化してもそのターンは[[攻撃]]できないし、クリーチャー化する前は[[起動]]できた[[タップ能力]]もクリーチャー化すると召喚酔いにより起動できなくなる。逆に、そのパーマネントをターンのはじめから[[コントロール]]していれば、ターンのはじめからクリーチャー化していなくとも攻撃に参加したりすることができる。 | *クリーチャーでないパーマネントは[[戦場に出る|戦場に出]]た[[ターン]]でもいわゆる[[召喚酔い]]の影響を受けないが、それがクリーチャー化した場合は通常通り受ける。よって、出してすぐにクリーチャー化してもそのターンは[[攻撃]]できないし、クリーチャー化する前は[[起動]]できた[[タップ能力]]もクリーチャー化すると召喚酔いにより起動できなくなる。逆に、そのパーマネントをターンのはじめから[[コントロール]]していれば、ターンのはじめからクリーチャー化していなくとも攻撃に参加したりすることができる。 | ||
**土地については、多くの同じ土地が戦場に並ぶため、「どの土地がそのターンに戦場に出たのか」を覚えるのが負担となる。そのため、[[基本セット2014]]以降に登場した他の土地をクリーチャー化する能力は、速攻を持たせるようになっている([https://mtg-jp.com/reading/mm/0032480/ さらなる大戦のゲーム]/[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/more-war-games-2019-04-29 More War Games])。 | **土地については、多くの同じ土地が戦場に並ぶため、「どの土地がそのターンに戦場に出たのか」を覚えるのが負担となる。そのため、[[基本セット2014]]以降に登場した他の土地をクリーチャー化する能力は、速攻を持たせるようになっている([https://mtg-jp.com/reading/mm/0032480/ さらなる大戦のゲーム]/[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/more-war-games-2019-04-29 More War Games])。 |
2023年2月14日 (火) 09:11時点における版
クリーチャー化とは、
- クリーチャーでないパーマネントが呪文や能力の効果によりクリーチャーになること。本項で解説する。
- クリーチャーでないカードがクリーチャーにリメイクされること。
- 例えば、「バザールの大魔術師/Magus of the Bazaarはクリーチャー化したBazaar of Baghdadである。」という風に用いる。
クリーチャー化 (Animate)とは、土地などの非クリーチャーパーマネントをクリーチャーにすること。
土地
近づきがたい監視塔はタップ状態で戦場に出る。
(T):(白)を加える。
(1)(白):ターン終了時まで、近づきがたい監視塔は白の1/5の兵士(Soldier)クリーチャーになる。それは土地でもある。
目次 |
解説
リミテッド・エディションの翡翠像/Jade Statueから存在する由緒正しき能力。それ以降も現在まで多くのクリーチャー化カードが作られ続けている。大別して、自身がクリーチャー化するものと、他のパーマネントをクリーチャー化するものの二通りがある。自身がクリーチャー化するものはアーティファクト、エンチャント、土地、プレインズウォーカーのいずれにも存在し、特にミシュラの工廠/Mishra's Factoryを始めとするミシュラランドが有名である。他のものをクリーチャー化するカードは緑で土地をクリーチャー化するものがほとんどだが、青にアーティファクト、白にエンチャントをクリーチャー化するものが少数存在する。
クリーチャー化能力を持つカードのサイクルまたはメカニズムとして、休眠エンチャント、ミシュラランド、源獣、トーテム像、ゼンディコン、魔鍵、碑、機体がある。クリーチャー化する効果を持つキーワード能力として覚醒、搭乗、金属生命体がある。プレインズウォーカーのギデオンは固有の特徴として、自身がクリーチャー化する能力を必ず持っている。
また正確にはクリーチャー化とは異なるが、変異、大変異、予示によって裏向きになったカードは表の特性とは関係なく2/2のクリーチャーになる。
- 自身の能力でクリーチャー化するアーティファクトのカード名にはキマイラと付くものが多い(キマイラ像/Chimeric Idolなど)。
- 起動時にはアクティベート(activate:活動的にする、起動する)と宣言されることも多い。
- アン・ゲームやR&D Playtest cardsではライブラリー(動くライブラリー/Animate Libraryやスタック上の呪文(Animate Spell)や墓地(動く墓地/Animate Graveyard)もクリーチャー化する。
ルール
- パーマネントが「クリーチャーになる」とだけ書かれた能力でクリーチャー化した場合、他のすべてのカード・タイプおよびサブタイプを失う(特殊タイプは失われない)。ただし「アーティファクト・クリーチャーになる」と書かれている場合は例外で、クリーチャー・タイプのみ上書きされ、他のタイプは残る。また、「それらは(カード・タイプ)でもある」などと明記されてある場合も、そのタイプとそれに付随したサブタイプが残る。
- このため、アーティファクトでもクリーチャーでもないパーマネント(主にミシュラランドなどの土地)がアーティファクト・クリーチャーになる場合はそう書いていなくてもルール上は元のタイプを維持するが、勘違い防止のためか実際のカードには「それは(本来のカードタイプ)でもある」も明記される傾向にある。
- クリーチャーでないパーマネントは戦場に出たターンでもいわゆる召喚酔いの影響を受けないが、それがクリーチャー化した場合は通常通り受ける。よって、出してすぐにクリーチャー化してもそのターンは攻撃できないし、クリーチャー化する前は起動できたタップ能力もクリーチャー化すると召喚酔いにより起動できなくなる。逆に、そのパーマネントをターンのはじめからコントロールしていれば、ターンのはじめからクリーチャー化していなくとも攻撃に参加したりすることができる。
- 土地については、多くの同じ土地が戦場に並ぶため、「どの土地がそのターンに戦場に出たのか」を覚えるのが負担となる。そのため、基本セット2014以降に登場した他の土地をクリーチャー化する能力は、速攻を持たせるようになっている(さらなる大戦のゲーム/More War Games)。
該当カードリスト
現在ファイレクシア:完全なる統一まで対応。
注1)備考は省略されているものもあります。詳細は各カードの個別評価やWHISPERを参照してください。
注2)特に断りがない限り、クリーチャー化はターン終了時までです。
注3)クリーチャーのコピーになる、または覚醒、機体を持つカードは除きます。
注4)セルの背景色が紫色のカードはエターナル・フォーマットでのみ使用可能なカードです。セルの背景色が橙色のカードはモダンとエターナル・フォーマットでのみ使用可能なカードです(いずれも禁止カード、制限カードは考慮しない)。セルの背景色が銀色のカードはアン・カードなどトーナメントでは使用不可能なカードです。
土地をクリーチャー化
※いずれも依然として土地のままである。カード・タイプが土地のものは、特に対象の指定がない限り自身をクリーチャー化する。自身をクリーチャー化させる土地はミシュラランドの項を参照。
アーティファクトをクリーチャー化
※いずれもアーティファクト・クリーチャーになる。カード・タイプがアーティファクトのものは、特に対象の指定がない限り自身をクリーチャー化する。機体でないとクリーチャー化できないものは割愛。
エンチャントをクリーチャー化
※いずれもオーラでないエンチャント(全体エンチャント)。特に対象の指定がない限り自身をクリーチャー化する。
カード名 | コスト | タイプ | 備考 |
---|---|---|---|
信仰の証/Testament of Faith | W | エンチャント | 起動型能力(X)。防衛を持つX/Xの壁 |
オパールの女人像/Opal Caryatid | W | エンチャント | 誘発型能力(対戦相手がクリーチャー呪文を唱える)。永続的に2/2の兵士 |
神話実現/Myth Realized | W | エンチャント | 起動型能力(W)。「この上に置かれている伝承カウンターの数に等しいパワー・タフネスを持つ」を持つモンク・アバター |
オパールのガーゴイル/Opal Gargoyle | 1W | エンチャント | 誘発型能力(対戦相手がクリーチャー呪文を唱える)。永続的に飛行を持つ2/2のガーゴイル |
オパールの立身像/Opal Acrolith | 2W | エンチャント | 誘発型能力(対戦相手がクリーチャー呪文を唱える)。永続的に2/4の兵士 |
オパールの報復者/Opal Avenger | 2W | エンチャント | 状況誘発(自分のライフが10点以下)。永続的に3/5の兵士 |
オパールのチャンピオン/Opal Champion | 2W | エンチャント | 誘発型能力(対戦相手がクリーチャー呪文を唱える)。永続的に先制攻撃を持つ3/3の騎士 |
叶えられた祈り/Answered Prayers | 1WW | エンチャント | 誘発型能力(自分がクリーチャー呪文を唱える)。飛行を持つ3/3の天使 |
オパールの守護者/Opal Guardian | WWW | エンチャント | 誘発型能力(対戦相手がクリーチャー呪文を唱える)。永続的に飛行とプロテクション(赤)を持つ3/4のガーゴイル |
オパールのタイタン/Opal Titan | 2WW | エンチャント | 誘発型能力(対戦相手がクリーチャー呪文を唱える)。永続的にその呪文の色に対するプロテクションを持つ4/4の巨人 |
オパール色の輝き/Opalescence | 2WW | エンチャント | 常在型能力。ほかのすべてのオーラでないエンチャントがそれぞれ自身のマナ総量のパワーとタフネス |
オパールの大天使/Opal Archangel | 4W | エンチャント | 誘発型能力(対戦相手がクリーチャー呪文を唱える)。永続的に飛行と警戒を持つ5/5の天使 |
ニクスの星原/Starfield of Nyx | 4W | エンチャント | 常在型能力(5つ以上のエンチャントをコントロールしているとき)。他のすべてのエンチャントがそれぞれ自身のマナ総量のパワーとタフネス |
鳥のヴェール/Veil of Birds | U | エンチャント | 誘発型能力(対戦相手が呪文を唱える)。永続的に飛行を持つ1/1の鳥 |
仮装の歩哨/Veiled Sentry | U | エンチャント | 誘発型能力(対戦相手が呪文を唱える)。永続的にその呪文のマナ総量に等しいP/Tのイリュージョン |
仮装の亡霊/Veiled Apparition | 1U | エンチャント | 誘発型能力(対戦相手が呪文を唱える)。永続的に飛行とアップキープ・コスト(1)(U)を持つ3/3のイリュージョン |
謎変化/Riddleform | 1U | エンチャント | 誘発型能力(自分がクリーチャーでない呪文を唱える)。飛行を持つ青の3/3のスフィンクス |
仮装のクロコダイル/Veiled Crocodile | 2U | エンチャント | 状況誘発(誰かの手札が0枚)。永続的に4/4のクロコダイル |
仮装の大海蛇/Veiled Serpent | 2U | エンチャント | 誘発型能力(相手が呪文を唱える)。永続的に 対戦相手が島をコントロールしていないと攻撃できない4/4の海蛇 |
穏やかな霞/Halcyon Glaze | 1UU | エンチャント | 誘発型能力(自分がクリーチャー呪文を唱える)。飛行を持つ4/4のイリュージョン |
隠れ潜むジャッカル/Lurking Jackals | B | エンチャント | 状況誘発(対戦相手のライフが10点以下)。永続的に3/2のジャッカル |
隠れ潜むスカージ/Lurking Skirge | 1B | エンチャント | 誘発型能力(対戦相手の墓地にクリーチャーが置かれる)。永続的に飛行を持つ3/2のインプ |
隠れ潜む邪悪/Lurking Evil | BBB | エンチャント | 起動型能力(ライフを半分支払う)。永続的に飛行を持つ4/4のホラー |
ダクソスの苦悩/Daxos's Torment | 3B | エンチャント | 誘発型能力(星座)。飛行と速攻を持つ5/5のデーモン |
爬虫類の反射/Reptilian Reflection | 2R | エンチャント | 誘発型能力(サイクリングするたび)。速攻とトランプルを持つ5/4の恐竜 |
隠れたるテナガザル/Hidden Gibbons | G | エンチャント | 誘発型能力(対戦相手がインスタント呪文を唱える)。永続的に4/4の類人猿 |
隠れたるゲリラ/Hidden Guerrillas | G | エンチャント | 誘発型能力(対戦相手がアーティファクト呪文を唱える)。永続的にトランプルを持つ5/3の兵士 |
隠れたる獣群/Hidden Herd | G | エンチャント | 誘発型能力(相手が基本でない土地をプレイ)。永続的に3/3のビースト |
隠れたる捕食者/Hidden Predators | G | エンチャント | 状況誘発(対戦相手がパワー4以上のクリーチャーをコントロール)。永続的に4/4のビースト |
隠れたる蜘蛛/Hidden Spider | G | エンチャント | 誘発型能力(対戦相手が飛行を持つクリーチャー呪文を唱える)。永続的に到達を持つ3/5の蜘蛛 |
隠れたる古木/Hidden Ancients | 1G | エンチャント | 誘発型能力(対戦相手がエンチャント呪文を唱える)。永続的に5/5のツリーフォーク |
隠れたる雄ジカ/Hidden Stag | 1G | エンチャント | 誘発型能力(対戦相手が土地をプレイ)。自分が土地をプレイするまで、3/2の大鹿・ビースト |
動かぬ生/Still Life | 1GG | エンチャント | 起動型能力(GG)。4/3のケンタウルス |
屋敷の踊り/Dance of the Manse | XWU | ソーサリー | あなたの墓地からマナ総量X以下のアーティファクトかオーラでないエンチャントをX個戦場に戻し、Xが6以上ならそれらは永続的に4/4 |
永遠の策謀家、ズアー/Zur, Eternal Schemer | WUB | クリーチャー | 起動型能力(1W)。エンチャント1つが永続的に自身のマナ総量のパワーとタフネス |
プレインズウォーカーをクリーチャー化
※特に対象の指定がない限り自身をクリーチャー化する。
その他
カード名 | コスト | タイプ | クリーチャー化先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
アストラル・ドラゴン/Astral Dragon | 6UU | クリーチャー | クリーチャーでないパーマネント | ETB能力。他のタイプに加え3/3飛行のドラゴン・クリーチャーであることを除きコピーであるトークンを生成 |
エメラルドの大ドルイド、ハルシン/Halsin, Emerald Archdruid | 3G | クリーチャー | あなたのトークン | 起動型能力(1)。4/4の熊 |
クルーグ公、ウルザ/Urza, Prince of Kroog | 2WU | クリーチャー | アーティファクト | 起動型能力(6)。他のタイプに加え1/1の兵士であることを除きコピーであるトークンを生成 |
高名な者、ミシュラ/Mishra, Eminent One | 2UBR | クリーチャー | クリーチャーでないアーティファクト | 戦闘開始時、他のタイプに加え4/4速攻の構築物であることを除きコピーであるトークンを生成。終了ステップに生け贄 |
Cool Fluffy Loxodon | - | ステッカー | これが貼られたパーマネント | 誘発型能力。クリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、13/13のエルドラージ。要チケット・カウンター5個。 |