Mishra's Groundbreaker
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アーティファクト
(T),Mishra's Groundbreakerを生け贄に捧げる:土地1つを対象とする。それは3/3のアーティファクト・クリーチャーになる。それは土地でもある。(この効果は永続する。)
土地を3/3バニラのアーティファクト・クリーチャーに改造するアーティファクト。
これ自身をコストとして生け贄にするので、実質的に「4マナ使って土地1つをクリーチャー化する」カードと言える。しかし、4マナも使えば普通に3/3+αのクリーチャーを召喚できる上に、土地とこのカードという2枚が必要なため、あまりお得とは言いがたい。
かつては対戦相手の土地に使って破壊するために利用された。対象にされた土地は「土地・アーティファクト・クリーチャー」の3つのカード・タイプを持つパーマネントになるので、それだけ除去や各種妨害の影響を受けやすくなる。
- 木っ端みじん/Splinterや撲滅/Eradicateとのコンボは有名。特にこれはアーティファクトによるクリーチャー化なので、土地のクリーチャー化を得手としない黒単デッキなどにも投入できるギミックなのが魅力だった。
[編集] ストーリー
Mishra's Groundbreakerは、小説The Brothers' Warでは地面に掘った穴に隠れて待機し侵入者に反応して攻撃するミシュラ/Mishraの発明した装置として登場した(イラスト)。この装置の領域へと侵入する者を感知すると、突然金属のコイルとノコギリ状の腕を地上に突き出してあらゆる方向へとやみくもに振り回して攻撃しながら、軋るような甲高い金属音を上げて地表に出現する。侵入者を取り逃した場合はしばらくすると再び穴の中に戻っていく。
タウノス/Tawnosは砂漠で初遭遇し、地面を砕いて現れるクリーチャー(ground-shattering creature)や地面の破壊者(ground-breaker)と名付けた。砂漠では出現する前も、再び穴へと隠れた後も周囲の地形と見分けがつかなかった。
ミシュラは領土の境界地域に配備してウルザ/Urza側の進軍を妨害した。また、これを終末の時計/Armageddon Clockと共に(あるいはそれらの後継兵器群を)用いて、ウルザ側から攻め取った土地を焦土と化していった。ミシュラはウルザによる国土奪還を諦めさせるよりもむしろ破壊してしまうことを好んだ。
アライアンスに収録されたこのカードは兄弟戦争/Brothers' War時代から埋設されたままの遺物と考えられる。