憑依された板金鎧/Haunted Plate Mail
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アーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは+4/+4の修整を受ける。
(0):ターン終了時まで、憑依された板金鎧は装備品(Equipment)ではない4/4のスピリット(Spirit)・アーティファクト・クリーチャーになる。あなたがクリーチャーをコントロールしていないときにのみ起動できる。
装備(4)((4):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それにつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。)
クリーチャー化するアーティファクトにして装備品。クリーチャー化するアーティファクトは珍しくないが、装備品では魂込めの円月刀/Ensouled Scimitar以来である。
他にクリーチャーをコントロールしているときには装備品として、他にクリーチャーがいないときには自らクリーチャーとして戦闘に貢献できる。ただし装備品としては装備コストが重くそこまで優秀な性能とはいえないので、クリーチャー化をメインとして扱うのが妥当だろう。
クリーチャー化を活かせるデッキとしては、まず青白コントロールのような少数のフィニッシャーに頼る純粋なコントロールデッキが思いつく。中盤では4マナ4/4となかなかのコスト・パフォーマンスを持ち、かつ自分の全体除去の巻き添えを食わないクリーチャーとして活躍。終盤は本命のフィニッシャーが出たらそれに装備して速やかな勝利を後押しし、仮にフィニッシャーを除去されても、再びこれをクリーチャー化すれば最後の一押しにも貢献できるので、決定力を大きく底上げすることが期待できる。
- クリーチャー化しても装備能力は残るが、装備品ではなくなるので起動しても解決時にクリーチャーにつける効果は無視される(CR:701.3b)。
- スタンダードで共存する霊異種/Aetherlingは良い相方。霊異種が除去を避けると装備がはずれてしまうのは問題だが、これがクリーチャーとなって攻撃やブロックで活躍してくれるので、霊異種の隙をうまく補うことができる。共に全体除去に強い点や、霊異種のパワーを10以上にして初期ライフから2回の攻撃でゲームを終わらせることができる点もポイント。霊異種自体がマナをつぎ込むタイプのフィニッシャーなので、重さもあまり気にならないだろう。
- 一方基本セット2014のリミテッドでは次元の浄化/Planar Cleansingが審判の日/Day of Judgment代わりのような役割で収録されているため、条件付きだがコストが一切不要でクリーチャー化できる装備品という特長が活かしにくくなっており残念。
- エルドレインの王権の展望デザイン中に再録候補に挙がっていた[1]。
[編集] ストーリー
この鎧は、とある次元/Planeのとある城の地下墓地で眠っている。その城で働く楽士曰く、この城のかつての主には姉弟の子供がおり、その弟の魂が屍術師に操られた姉に殺された後に乗り移ったものであるという。しかし「この鎧はドラゴンの炎の中も悠々と歩いた竜殺しのレオールのものである」とか「悪魔に鍛え上げられ、天使に祝福されたという由緒ある鎧である」とか、その本当の姿は判然としない。あるいは、そのどれもが真実であるのかもしれない。
[編集] 参考
- The Armor in the Crypt/墓所の鎧(Daily MTG 2013年7月3日)
- ↑ 『エルドレインの王権』展望デザインの提出物 その1(Making Magic 2019年11月11日)