状況誘発
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状況誘発/State Triggersは、イベントではなく「ゲームの状態」をチェックする誘発型能力。ゲームの状態がある条件を満たしたら直ちに誘発し、次に優先権が発生するときにスタックに積まれる。以前は状態誘発型能力と訳されていたが、基本セット2010のルール改正に伴う総合ルールの更新で現在の訳語に変更された。
Covetous Dragon / 欲深きドラゴン (4)(赤)
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行
あなたがアーティファクトを1個もコントロールしていないとき、欲深きドラゴンを生け贄に捧げる。
- 例:あなたがアーティファクト1つと欲深きドラゴン/Covetous Dragonをコントロールしている時、そのアーティファクトをアーカム・ダグソン/Arcum Dagssonで生け贄に捧げた場合、新たなアーティファクトが戦場に出たとしても、一時的にアーティファクトをコントロールしていない状態になるので、欲深きドラゴンの能力が誘発する。
一度誘発したら、その能力がスタックにある限りもう一度誘発することはない。しかし、それが解決もしくは打ち消しされた後、その能力を持つオブジェクトが残っていて、かつゲームの状態が誘発条件を満たしていた場合には、その能力は再び誘発する。
- 例:あなたのコントロールするアーティファクトがなくなったことで誘発した欲深きドラゴン/Covetous Dragonの誘発型能力は、たとえもみ消し/Stifleで打ち消したとしても、(条件を満たすかぎりは)何度でも誘発する。
- なんとなく似ている用語ではあるが、状況起因処理と間違えないように。状況誘発は誘発型能力の特殊なものであり、状況起因処理とは根本的に異なる。
[編集] 参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 6 呪文、能力、効果
- 603 誘発型能力の扱い
- 603.8 誘発型能力の中には、イベントの発生したときに誘発するものの他に、(プレイヤーがあるカード・タイプのパーマネントをコントロールしていない場合に誘発するものなど、)ゲームの状況によって誘発するものがある。それらの能力はゲームの状況がその条件を満たしたら即座に誘発し、次の機会にスタックに積まれる。これらの能力を状況誘発型能力と呼ぶ(状況誘発型能力は状況起因処理とは異なる)。状況誘発型能力は、その能力が解決されるか打ち消されるなどでスタックから取り除かれるまでは再び誘発することはないが、それ以降にその能力を持つオブジェクトがまだその領域に残っていてゲームの状況が誘発条件を満たしていた場合には、その能力は再び誘発する。
- 603 誘発型能力の扱い