白ウィニー

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2012年12月15日 (土) 22:18時点における223.216.75.60 (トーク) - whois による版
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白ウィニー(White Weenie)は、主に単色で組まれる速攻ビートダウンデッキの総称。

目次

概要

軽量クリーチャー戦場に並べ、全体強化エンチャントにより戦場を制圧する。2マナ以下のクリーチャーがこのデッキの大半を占める。

というの性質上、ウィニークリーチャーの質は非常に優秀。単純なコスト・パフォーマンスの良さに加え、飛行先制攻撃プロテクション等のオプションも充実している。また、エンチャントとアーティファクトを容易く割れるので、防御円等による完封負けなどの心配もほぼ無い。

その反面、手札ライブラリーに干渉できず、火力も一切持たないため、最後の最後までボード・アドバンテージのみで正直に押し切るしか勝ちパターンを持てない。昔はハルマゲドン/Armageddon対戦相手の反撃を封じるという戦法がとれたが、今ではその戦法はとれない。代わりにアンタップ制限や呪文キャスト禁止などを手に入れたが、やはり確実性に欠け、代役としては十分とはいえない。よって詰めの甘さばかりが目立つようになった。

とはいえ、今も白には優秀なウィニークリーチャーが多く、また比較的容易かつ安価にそれなりのデッキを作れるとあって、未だに多くのプレイヤーからの根強い人気を誇るデッキである。かつてRandy Buehlerは「核戦争があってもゴキブリと白ウィニーだけは生き残る」とまで発言していた。

ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期

基本パーツのほとんどが残っているため白単鍛えられた鋼は健在。


Tempered Steel / 鍛えられた鋼 (1)(白)(白)
エンチャント

あなたがコントロールするアーティファクト・クリーチャーは+2/+2の修整を受ける。


また、人間クリーチャーを主力にしたビートダウンも活躍している。


Champion of the Parish / 教区の勇者 (白)
クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)

他の人間(Human)があなたのコントロール下で戦場に出るたび、教区の勇者の上に+1/+1カウンターを1個置く。

1/1


Honor of the Pure / 清浄の名誉 (1)(白)
エンチャント

あなたがコントロールする白のクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。


聖トラフトの霊/Geist of Saint Traftなどのためにタッチする場合も多い。詳細は人間デッキを参照のこと。

ミラディンの傷跡ブロック構築

ミラディンの傷跡ブロック構築では、鍛えられた鋼/Tempered Steelアーティファクト・クリーチャーを軸とした白単鍛えられた鋼環境トップメタに存在する。


Tempered Steel / 鍛えられた鋼 (1)(白)(白)
エンチャント

あなたがコントロールするアーティファクト・クリーチャーは+2/+2の修整を受ける。


詳細は白単鍛えられた鋼を参照。

また、鍛えられた鋼を用いずに、純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin装備品シナジーを重視したタイプも存在する。


Puresteel Paladin / 純鋼の聖騎士 (白)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)

装備品(Equipment)があなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
金属術 ― あなたが3つ以上のアーティファクトをコントロールしているかぎり、あなたがコントロールする装備品は装備(0)を持つ。

2/2


Flayer Husk / 皮剥ぎの鞘 (1)
アーティファクト — 装備品(Equipment)

生体武器(この装備品(Equipment)が戦場に出たとき、黒の0/0のファイレクシアン(Phyrexian)・細菌(Germ)クリーチャー・トークン1体を生成し、その後これをそれにつける。)
装備しているクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
装備(2)


鍛えられた鋼を外したことで爆発力は落ちるものの、アドバンテージで優る。

サンプルレシピ

Puresteel Paladin [1]
土地 (23)
4 墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus
19 平地/Plains
クリーチャー (22)
4 きらめく鷹/Glint Hawk
4 刃砦の英雄/Hero of Bladehold
2 レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder
4 メムナイト/Memnite
4 純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin
4 大霊堂のスカージ/Vault Skirge
呪文 (13)
4 皮剥ぎの鞘/Flayer Husk
4 迫撃鞘/Mortarpod
1 オパールのモックス/Mox Opal
4 戦争と平和の剣/Sword of War and Peace
サイドボード (15)
2 四肢切断/Dismember
3 王の摂政、ケンバ/Kemba, Kha Regent
2 レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder
3 ミラディンの十字軍/Mirran Crusader
1 平地/Plains
2 存在の破棄/Revoke Existence
2 白の太陽の頂点/White Sun's Zenith


  • Patrick Coxも全く同じデッキを用いて、ブロック構築部門で8-1-1の成績を収めてベスト8に入賞している。

ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期

聖なる秘宝の探索/Quest for the Holy Relicアージェンタムの鎧/Argentum Armorコンボを内蔵した白単アーマーが組まれる。


Quest for the Holy Relic / 聖なる秘宝の探索 (白)
エンチャント

あなたがクリーチャー呪文を唱えるたび、あなたは聖なる秘宝の探索の上に探索(quest)カウンターを1個置いてもよい。
聖なる秘宝の探索から探索カウンターを5個取り除くとともに、それを生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから装備品(Equipment)カードを1枚探してそれを戦場に出し、それをあなたがコントロールするクリーチャー1体につけ、その後ライブラリーを切り直す。



Argentum Armor / アージェンタムの鎧 (6)
アーティファクト — 装備品(Equipment)

装備しているクリーチャーは+6/+6の修整を受ける。
装備しているクリーチャーが攻撃するたび、パーマネント1つを対象とし、それを破壊する。
装備(6)


詳細は白単アーマーを参照のこと。

後期には鍛えられた鋼/Tempered Steelを中核とした白単鍛えられた鋼も登場、日本選手権11を制する等の活躍を見せた。


Tempered Steel / 鍛えられた鋼 (1)(白)(白)
エンチャント

あなたがコントロールするアーティファクト・クリーチャーは+2/+2の修整を受ける。


アラーラの断片ブロック期

ローウィン=シャドウムーア・ブロック期のスタンダードでは、キスキン部族シナジーを中心とするキスキンデッキが活躍。


Wizened Cenn / 皺だらけの主 (白)(白)
クリーチャー — キスキン(Kithkin) クレリック(Cleric)

あなたがコントロールする他のキスキン(Kithkin)・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。

2/2

また、それとは別路線で、アラーラの断片で加わったイーオスのレインジャー/Ranger of Eosを主力にしたデッキも存在する。


Ranger of Eos / イーオスのレインジャー (3)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier) レインジャー(Ranger)

イーオスのレインジャーが戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーからマナ総量が1以下のクリーチャー・カードを最大2枚まで探し、それらを公開し、あなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。

3/2

キスキンでないタイプでは、イーオスのレインジャー/Ranger of Eosによって運命の大立者/Figure of Destinyブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tenderなどの優秀な1マナクリーチャーを確保してカード・アドバンテージを稼ぐ。

特に基本セット2010では清浄の名誉/Honor of the Pureなどの新戦力を獲得し、メタの一角を占めるまでになった。

後期型

Mono-White Tokens [2]
土地 (24)
4 乾燥台地/Arid Mesa
2 ガーゴイルの城/Gargoyle Castle
4 湿地の干潟/Marsh Flats
14 平地/Plains
クリーチャー (18)
2 エメリアの天使/Emeria Angel
4 白蘭の騎士/Knight of the White Orchid
4 イーオスのレインジャー/Ranger of Eos
2 魂の管理人/Soul Warden
4 ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx
2 白騎士/White Knight
呪文 (18)
2 精霊への挑戦/Brave the Elements
4 征服者の誓約/Conqueror's Pledge
4 清浄の名誉/Honor of the Pure
1 軍部政変/Martial Coup
3 忘却の輪/Oblivion Ring
4 流刑への道/Path to Exile
サイドボード (15)
1 精霊への挑戦/Brave the Elements
2 天界の粛清/Celestial Purge
4 真心の光を放つ者/Devout Lightcaster
2 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
1 未達への旅/Journey to Nowhere
3 光輝王の昇天/Luminarch Ascension
2 魂の管理人/Soul Warden


初期型

Mono White Tokens [3]
土地 (22)
14 平地/Plains
4 変わり谷/Mutavault
4 風立ての高地/Windbrisk Heights
クリーチャー (20)
1 ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender
4 運命の大立者/Figure of Destiny
4 白蘭の騎士/Knight of the White Orchid
3 静月の騎兵/Stillmoon Cavalier
1 イーオスのレインジャー/Ranger of Eos
4 雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger
3 警備隊長/Captain of the Watch
呪文 (18)
4 流刑への道/Path to Exile
4 清浄の名誉/Honor of the Pure
4 幽体の行列/Spectral Procession
2 荒原の境界石/Wildfield Borderpost
2 原霧の境界石/Fieldmist Borderpost
2 黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane
サイドボード (15)
2 軍部政変/Martial Coup
3 神聖なる埋葬/Hallowed Burial
2 ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender
3 ツキノテブクロのエキス/Moonglove Extract
3 エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist
2 目覚ましヒバリ/Reveillark


ローウィン=シャドウムーア・ブロック期

ローウィンの主要部族キスキンをメインにしたキスキンデッキが登場、当時のスタンダードローウィン=シャドウムーア・ブロック構築で活躍した。


Wizened Cenn / 皺だらけの主 (白)(白)
クリーチャー — キスキン(Kithkin) クレリック(Cleric)

あなたがコントロールする他のキスキン(Kithkin)・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。

2/2


Spectral Procession / 幽体の行列 (2/白)(2/白)(2/白)
ソーサリー

飛行を持つ白の1/1のスピリット(Spirit)・クリーチャー・トークンを3体生成する。


詳細はキスキンを参照のこと。

時のらせんブロック構築

時のらせんで優秀なクリーチャーが数多く登場した事で、時のらせんブロック構築でも成立する。


Soltari Priest / サルタリーの僧侶 (白)(白)
クリーチャー — サルタリー(Soltari) クレリック(Cleric)

プロテクション(赤)
シャドー(このクリーチャーは、シャドーを持つクリーチャーのみブロックでき、シャドーを持つクリーチャーによってのみブロックされる。)

2/1


Knight of the Holy Nimbus / 聖なる後光の騎士 (白)(白)
クリーチャー — 人間(Human) レベル(Rebel) 騎士(Knight)

側面攻撃(側面攻撃を持たないクリーチャーがこのクリーチャーをブロックするたび、ターン終了時まで、ブロックしているクリーチャーは-1/-1の修整を受ける。)
聖なる後光の騎士が破壊されるなら、それを再生する。(それをタップし、それを戦闘から取り除く。それに与えられたすべてのダメージを取り除く。)
(2):このターン、聖なる後光の騎士は再生できない。この能力はあなたの対戦相手のみが起動できる。

2/2


Griffin Guide / グリフィンの導き (2)(白)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは+2/+2の修整を受けるとともに飛行を持つ。
エンチャントされているクリーチャーが死亡したとき、飛行を持つ白の2/2のグリフィン(Griffin)・クリーチャー・トークンを1体生成する。


対処しづらいサルタリーの僧侶/Soltari Priest聖なる後光の騎士/Knight of the Holy Nimbusを筆頭に、セラの報復者/Serra Avenger天界の十字軍/Celestial Crusaderが戦線を強化する。対以外ではエンドカードになりうる象牙の巨人/Ivory Giant除去であるコロンドールのマンガラ/Mangara of Corondor正義の凝視/Gaze of Justiceもあり応用力が高い。トロウケアの敷石/Flagstones of Trokairによるデッキ圧縮アムローの偵察兵/Amrou Scoutによるリクルートも兼ね備える。

次元の混乱カルシダーム/Calcidermや1マナ域を埋めるトロウケアの影/Shade of Trokairが追加され、デッキの完成度はさらに高まり、プロツアー直前のMagic Online上で行われたプレミアムイベントではベスト8を独占する結果になった。だが、その活躍ゆえに警戒され、プロツアー横浜07の段階では駆逐されてしまった。特に硫黄の精霊/Sulfur Elementalという天敵が広く普及したことも大きな要因であろう。

未来予知参入後は強力なビートダウンである緑白ゴイフが登場したことで、有利に戦えるビートダウンということで再び注目されるようになった。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (26)
4 アイケイシアの投槍兵/Icatian Javelineers
4 トロウケアの影/Shade of Trokair
4 サルタリーの僧侶/Soltari Priest
4 聖なる後光の騎士/Knight of the Holy Nimbus
4 セラの報復者/Serra Avenger
4 カルシダーム/Calciderm
2 ベナリアの騎兵/Benalish Cavalry
呪文 (11)
4 時間の孤立/Temporal Isolation
4 グリフィンの導き/Griffin Guide
2 オパールの守護者/Opal Guardian
1 聖なるメサ/Sacred Mesa
土地 (23)
23 平地/Plains
サイドボード
4 雲を追うケストレル/Cloudchaser Kestrel
4 太陽の槍/Sunlance
3 聖なるメサ/Sacred Mesa
2 オパールの守護者/Opal Guardian
2 名誉の道行き/Honorable Passage

神河ブロック構築

伝説のクリーチャーを中心に優秀なクリーチャーが数多く登場したことで、神河ブロック構築でも日の目を見る。


Hokori, Dust Drinker / 塵を飲み込むもの、放粉痢 (2)(白)(白)
伝説のクリーチャー — スピリット(Spirit)

土地は、それらのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分がコントロールする土地を1つアンタップする。

2/2


Isamaru, Hound of Konda / 今田家の猟犬、勇丸 (白)
伝説のクリーチャー — 犬(Dog)

2/2


Umezawa's Jitte / 梅澤の十手 (2)
伝説のアーティファクト — 装備品(Equipment)

装備しているクリーチャーが戦闘ダメージを与えるたび、梅澤の十手の上に蓄積(charge)カウンターを2個置く。
梅澤の十手から蓄積カウンターを1個取り除く:以下から1つを選ぶ。
・装備しているクリーチャーは、ターン終了時まで+2/+2の修整を受ける。
・クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-1/-1の修整を受ける。
・あなたは2点のライフを得る。
装備(2)


サバンナ・ライオン/Savannah Lionsをも超えるパフォーマンスを持つ今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Kondaが登場。

コストのクリーチャーを展開し、塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinkerで相手の行動を封じ込めるのが黄金パターン。

環境最強の装備品である梅澤の十手/Umezawa's Jitteを最大限に生かせるデッキとして、久々にかなりの勢力を誇った。

神河救済後は初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Sufferを得たけちコントロールに押される形となったが、その構造の一部はスタンダードボロスウィニーオルゾフ・アグロ等にも受け継がれた。

またレジェンド中心の異色ウィニーデッキ・Deck-Xも登場し、注目を集めた。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (23)
4 古の法の神/Kami of Ancient Law
4 薄青幕の侍/Samurai of the Pale Curtain
4 脂火玉/Tallowisp
4 八ツ尾半/Eight-and-a-Half-Tails
4 灯籠の神/Lantern Kami
3 今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda
呪文 (15)
2 輝く群れ/Shining Shoal
4 祝福の息吹/Blessed Breath
2 手の檻/Cage of Hands
3 不退転の意志/Indomitable Will
4 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
土地 (22)
21 平地/Plains
1 永岩城/Eiganjo Castle
サイドボード
4 亡霊の牢獄/Ghostly Prison
4 塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinker
4 廃院の神主/Empty-Shrine Kannushi
3 天羅至の掌握/Terashi's Grasp

ミラディン・ブロック期

ミラディン・ブロック期のスタンダードでは、装備品を使用したエクイップが登場。


Leonin Skyhunter / レオニンの空狩人 (白)(白)
クリーチャー — 猫(Cat) 騎士(Knight)

飛行

2/2


Bonesplitter / 骨断ちの矛槍 (1)
アーティファクト — 装備品(Equipment)

装備しているクリーチャーは+2/+0の修整を受ける。
装備(1)


当時は親和の全盛期であったため、さほどの活躍は上げていない。

2005年3月20日の禁止カード発表で親和が事実上消滅し、神河ブロック梅澤の十手/Umezawa's Jitteなどを得て活躍するかに見えたが、ウルザトロンヴィダルケンの枷に圧されて結局大成しなかった。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (23)
3 今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda
4 オーリオックのチャンピオン/Auriok Champion
4 灯籠の神/Lantern Kami
4 陽光尾の鷹/Suntail Hawk
4 レオニンの空狩人/Leonin Skyhunter
4 塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinker
呪文 (16)
4 急報/Raise the Alarm
4 減衰のマトリックス/Damping Matrix
2 崇拝/Worship
4 栄光の頌歌/Glorious Anthem
2 金属モックス/Chrome Mox
土地 (21)
17 平地/Plains
1 永岩城/Eiganjo Castle
3 ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus
サイドボード
2 八ツ尾半/Eight-and-a-Half-Tails
4 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
2 信仰の試練/Test of Faith
4 天羅至の掌握/Terashi's Grasp
3 凶運の首輪/Jinxed Choker

オデッセイ・ブロック構築

オデッセイ・ブロック構築では、物静かな思索/Quiet Speculation金切るときの声/Battle Screechコンボを採用した白青ビートダウンパニッシャー・ホワイトが登場する。


Quiet Speculation / 物静かな思索 (1)(青)
ソーサリー

プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーから、フラッシュバックを持つカードを最大3枚まで探し、それらをそのプレイヤーの墓地に置く。その後そのプレイヤーはライブラリーを切り直す。



Battle Screech / 金切るときの声 (2)(白)(白)
ソーサリー

飛行を持つ白の1/1の鳥(Bird)クリーチャー・トークンを2体生成する。
フラッシュバック ― あなたがコントロールするアンタップ状態の白のクリーチャー3体をタップする。(あなたはあなたの墓地から、このカードをこれのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後、これを追放する。)


詳しくはパニッシャー・ホワイトを参照。

マスクス・ブロック期

マスクス・ブロック期のスタンダードマスクス・ブロック構築では、レベルを活用したリベリオンが活躍。


Lin Sivvi, Defiant Hero / 果敢な勇士リン・シヴィー (1)(白)(白)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) レベル(Rebel)

(X),(T):あなたのライブラリーから、マナ総量がX点以下のレベル(Rebel)・パーマネント・カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後、ライブラリーを切り直す。
(3):あなたの墓地にあるレベル・カード1枚を対象とし、それをあなたのライブラリーの一番下に置く。

1/3

デッキから直接クリーチャーを呼び込めるリクルート能力と、果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Heroの再利用能力により、ウィニーと言うよりは戦場コントロールしながら殴りきる中速のデッキである。

詳しくはリベリオンの項を参照。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (22)
4 ルーンの母/Mother of Runes
4 志願新兵/Fresh Volunteers
2 マスティコア/Masticore
4 レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant
4 不動の守備兵/Steadfast Guard
4 長弓兵/Longbow Archer
呪文 (14)
3 ハルマゲドン/Armageddon
4 十字軍/Crusade
2 解呪/Disenchant
2 栄光の頌歌/Glorious Anthem
1 パララクスの波/Parallax Wave
2 恭しきマントラ/Reverent Mantra
土地 (24)
2 近づきがたい監視塔/Forbidding Watchtower
2 ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle
16 平地/Plains
4 リシャーダの港/Rishadan Port
サイドボード
1 絶対の法/Absolute Law
1 ハルマゲドン/Armageddon
1 黒の防御円/Circle of Protection: Black
1 防御の光網/Defense Grid
2 解呪/Disenchant
1 日中の光/Light of Day
1 ファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processor
3 火薬樽/Powder Keg
1 一掃/Scour
3 神の怒り/Wrath of God

ウルザ・ブロック期

ウルザ・ブロック期のスタンダードでは、当時のルールの隙を突いたホワイト・ライトニングが登場し活躍した。しかし、すぐさまエラッタが出され、消滅した。


Waylay / 要撃 (2)(白)
インスタント

白の2/2の騎士(Knight)クリーチャー・トークンを3体生成する。次のクリンナップ・ステップの開始時に、それらを追放する。



Crusade / 十字軍 (白)(白)
エンチャント

白のクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。


また、十字軍/Crusade栄光の頌歌/Glorious Anthemによって、ウィニークリーチャー強化して殴る構成は、そのままエイトクルセイドとして残った。

テンペスト・ブロック期

テンペスト・ブロック期のスタンダードテンペスト・ブロック構築では、シャドークリーチャーを主力とする白シャドーウィニーが活躍。


Soltari Priest / サルタリーの僧侶 (白)(白)
クリーチャー — サルタリー(Soltari) クレリック(Cleric)

プロテクション(赤)
シャドー(このクリーチャーは、シャドーを持つクリーチャーのみブロックでき、シャドーを持つクリーチャーによってのみブロックされる。)

2/1


Soltari Monk / サルタリーの修道士 (白)(白)
クリーチャー — サルタリー(Soltari) モンク(Monk) クレリック(Cleric)

プロテクション(黒)
シャドー(このクリーチャーは、シャドーを持つクリーチャーのみブロックでき、シャドーを持つクリーチャーによってのみブロックされる。)

2/1

回避能力を多く有していたので、花の壁/Wall of Blossomsボトルのノーム/Bottle Gnomesでも止めづらかった。

詳しくは白シャドーウィニーの項を参照のこと。

ミラージュ・ブロック期

ミラージュ・ブロック期のスタンダードミラージュ・ブロック構築では、浄火の鎧/Empyrial Armorを使用するアーマースキンが登場する。


Empyrial Armor / 浄火の鎧 (1)(白)(白)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、あなたの手札にあるカード1枚につき+1/+1の修整を受ける。


初期はフリーウィンド・ファルコン/Freewind Falconなどの飛行クリーチャーを使うアーマースキン・ファルコン。次のテンペストシャドークリーチャーを得たことで大幅に強化される。

黎明期

黎明期のスタンダードにも、12Knightsというタイプが存在する。プロテクション)を持つ2マナパワー2の先制攻撃クリーチャー3種類をフル投入した構成をとり、ネクロの夏対策として組まれた。


White Knight / 白騎士 (白)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)

先制攻撃(このクリーチャーは、先制攻撃を持たないクリーチャーより先に戦闘ダメージを与える。)
プロテクション(黒)(このクリーチャーは黒のものに対して、ブロックされず、対象にならず、ダメージを与えられず、エンチャントされない。)

2/2


Order of the White Shield / 白き盾の騎士団 (白)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)

プロテクション(黒)
(白):白き盾の騎士団はターン終了時まで先制攻撃を得る。
(白)(白):白き盾の騎士団はターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。

2/1


Order of Leitbur (白)(白)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric) 騎士(Knight)

プロテクション(黒)
(白):Order of Leitburはターン終了時まで先制攻撃を得る。
(白)(白):Order of Leitburはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。

2/1

詳細は12Knightsの項を参照。

エクステンデッド(時のらせん期)

時のらせん期以降のエクステンデッドでも活躍するデッキである。開幕戦となったプロツアーアムステルダム10ではPaul Rietzlが見事優勝を飾った。→*1


Steppe Lynx / ステップのオオヤマネコ (白)
クリーチャー — 猫(Cat)

上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で場に出るたび、ステップのオオヤマネコはターン終了時まで+2/+2の修整を受ける。

0/1


Honor of the Pure / 清浄の名誉 (1)(白)
エンチャント

あなたがコントロールする白のクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。


優秀なウィニークリーチャーを高速で展開し、幽体の行列/Spectral Processionも合わせて数を並べ、清浄の名誉/Honor of the Pure全体強化して一気に押し切るのが基本方針。

運命の大立者/Figure of Destiny闘争の学び手/Student of Warfareフェッチランドトロウケアの敷石/Flagstones of Trokairとのシナジーを持つステップのオオヤマネコ/Steppe Lynxは1マナクリーチャーとは思えないサイズに成長する。イーオスのレインジャー/Ranger of Eosは後半も強いこれらのクリーチャーをサーチしてアドバンテージを稼げるだけでなく、ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tenderなどのシルバーバレット要員をサーチすることもできる。

精霊への挑戦/Brave the Elementsマナの税収/Mana Titheなどにより、本来白ウィニーが苦手とする全体除去コンボに耐性をつけているのも特徴。その動きはクロック・パーミッションにも通じるものがある。

ローウィン期に入ると、ミラディン包囲戦で優秀な装備品饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine二段攻撃を持つミラディンの十字軍/Mirran Crusaderなどが登場し、石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mysticで必要な装備品をサーチするデッキも登場した。→*2

後期型

White Weenie [4]
土地 (24)
21 平地/Plains
3 風立ての高地/Windbrisk Heights
クリーチャー (20)
4 運命の大立者/Figure of Destiny
4 白蘭の騎士/Knight of the White Orchid
4 ミラディンの十字軍/Mirran Crusader
4 石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic
4 闘争の学び手/Student of Warfare
呪文 (16)
4 精霊への挑戦/Brave the Elements
2 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
1 迫撃鞘/Mortarpod
3 流刑への道/Path to Exile
4 幽体の行列/Spectral Procession
1 肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind
1 饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine
サイドボード (15)
1 骨溜め/Bonehoard
2 ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender
3 審判の日/Day of Judgment
4 コーの火歩き/Kor Firewalker
2 静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence
2 イーオスのレインジャー/Ranger of Eos
1 肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind


初期型

White Weenie [5]
土地 (23)
4 乾燥台地/Arid Mesa
4 トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair
1 地平線の梢/Horizon Canopy
4 湿地の干潟/Marsh Flats
10 平地/Plains
クリーチャー (22)
4 エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist
4 運命の大立者/Figure of Destiny
4 白蘭の騎士/Knight of the White Orchid
2 イーオスのレインジャー/Ranger of Eos
4 ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx
4 闘争の学び手/Student of Warfare
呪文 (15)
4 精霊への挑戦/Brave the Elements
4 清浄の名誉/Honor of the Pure
2 マナの税収/Mana Tithe
1 流刑への道/Path to Exile
4 幽体の行列/Spectral Procession
サイドボード (15)
1 天使の嗜み/Angel's Grace
3 ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender
1 天界の粛清/Celestial Purge
1 確実性の欠落/Lapse of Certainty
3 流刑への道/Path to Exile
4 大祖始の遺産/Relic of Progenitus
2 法の定め/Rule of Law


エクステンデッド(テンペスト後)

エクステンデッドでは、テンペスト以降白シャドーウィニーが活躍する。


Soltari Priest / サルタリーの僧侶 (白)(白)
クリーチャー — サルタリー(Soltari) クレリック(Cleric)

プロテクション(赤)
シャドー(このクリーチャーは、シャドーを持つクリーチャーのみブロックでき、シャドーを持つクリーチャーによってのみブロックされる。)

2/1


Enlightened Tutor / 悟りの教示者 (白)
インスタント

あなたのライブラリーからアーティファクト・カード1枚かエンチャント・カード1枚を探し、そのカードを公開し、その後ライブラリーを切り直してそのカードを一番上に置く。


スライなどと比べてスピードでは劣るが、剣を鍬に/Swords to Plowshares解呪/Disenchantなどのユーティリティーカードにより柔軟性に富む。

メタの中心にあるコンボコントロールへの対策として、打ち消し呪文やコンボ対策の翻弄する魔道士/Meddling Mageなどのためにタッチする場合も多い。同時期のリベリオンも同様の理由で白青で組まれた。また、悟りの教示者/Enlightened Tutorによるシルバーバレット戦術を搭載する場合もある。

後期にはメタゲームの変遷の末ウィニー色を強める必要性が薄まり、最終的にテンポラリーソリューションへと移行していった。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (23)
4 翻弄する魔道士/Meddling Mage
4 ルーンの母/Mother of Runes
3 新星の僧侶/Nova Cleric
4 レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant
4 真実の信仰者/True Believer
4 鞭縄使い/Whipcorder
呪文 (14)
4 渦まく知識/Brainstorm
3 聖餐式/Divine Sacrament
3 パララクスの波/Parallax Wave
4 ぐらつき/Topple
土地 (23)
4 アダーカー荒原/Adarkar Wastes
4 溢れかえる岸辺/Flooded Strand
1 島/Island
14 平地/Plains
サイドボード
3 金粉のドレイク/Gilded Drake
4 阻止/Interdict
4 浄化の印章/Seal of Cleansing
2 退去の印章/Seal of Removal
2 崇拝/Worship

レガシー

レガシーでも単色ビートダウンデッキが存在している。


Mother of Runes / ルーンの母 (白)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)

(T):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで、あなたが選んだ1色の色に対するプロテクションを得る。

1/1


Silver Knight / 銀騎士 (白)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)

先制攻撃、プロテクション(赤)

2/2


Serra Avenger / セラの報復者 (白)(白)
クリーチャー — 天使(Angel)

あなたはこの呪文を、このゲームのあなたの第一、第二、第三のターンに唱えられない。
飛行、警戒

3/3

剣を鍬に/Swords to Plowsharesなどで邪魔なブロッカーを排除、梅澤の十手/Umezawa's Jitteなどの装備品強化しつつ殴り勝つというのが基本構成である。

2マナ域が多いため、霊気の薬瓶/AEther Vialが多く採用される。この関係で、クリーチャーには霊気の薬瓶と相性のよい時代寄生機/Epochrasiteや、セラの報復者/Serra Avengerといったものが定番となっている。また、ルーンの母/Mother of Runesはこれらのクリーチャーを守りつつ、突破力向上に一役買っている。

白のクリーチャーには、優秀なサイズに加え、特定のデッキに対して強烈に利く能力を持っているものが多く存在するため、攻撃性よりも対策性を重視したチョイスをされる事も多い。特に、ゴブリンいカード全般に対するストッパーとしてのブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tenderストームコンボデッキによく効くエーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist墓地対策を兼ねるヨツンの兵卒/Jotun Gruntなどが、よくメインから採用されている。サイドボードに4枚仕込んでおくこともしばしば。

これらのウィニー構成に加え、古えの墳墓/Ancient Tombなど2マナランドでのマナ加速を導入し、賛美されし天使/Exalted Angelを高速で召喚するタイプも存在する。詳細はエンジェル・ストンピィを参照のこと。

また、近年では、Death & Taxesと呼ばれるコロンドールのマンガラ/Mangara of CorondorKarakasのコンボを導入したタイプも見られるようになった。

Pauper

安定した動きが魅力的であり、Pauperにおいても根強い人気を保ち続けている。


Shade of Trokair / トロウケアの影 (3)(白)
クリーチャー — シェイド(Shade)

(白):トロウケアの影はターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。
待機3 ― (白)(このカードをあなたの手札から唱えるのではなく、(白)を支払うとともにそれを時間(time)カウンターが3個置かれた状態で追放する。あなたのアップキープの開始時に、時間カウンターを1個取り除く。最後の1個を取り除いたとき、それをそのマナ・コストを支払うことなく唱える。それは速攻を持つ。)

1/2

ほかの構築環境ではあまり使用されていないトロウケアの影/Shade of Trokairバリーノックの群勢/Ballynock Cohort剃刀のゴーレム/Razor Golemなどが主力アタッカーとして利用されている。

有用な全体強化カードが環境中に存在しないため他環境ほどの爆発的な攻撃力は期待できないが、除去として未達への旅/Journey to Nowhere忘却の輪/Oblivion Ring、相手の除去から身を守るための心優しきボディガード/Benevolent Bodyguard虹色の断片/Prismatic Strandsなど使用することができるためデッキとしての安定性は高い。対抗策が皆無であるコンボデッキ以外には、極端な苦手意識を持たなければならないデッキが少ないという点も強みである。

参考

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