花の壁/Wall of Blossoms
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2マナの0/4はブロッカーとして合格点。キャントリップによってデッキの動きが安定し、2マナにしてカード・アドバンテージを得やすい。
その軽さも手伝って、大きな負担なくウィニー等による序盤のビートダウンから身を守れるため、緑を含むコントロールデッキの多くでは重宝されていた。例外は、自分の側にクリーチャーがいると困るオース系デッキくらいか。
- ストロングホールドの発売直後は、能力が地味ということでサイクル中では最も評価が低かった。しかし実際は、地上クリーチャーを受け止める必要がないデッキ相手でもとりあえずカードを引いてデッキを安定させ、生け贄やタップのコストに充てやすく、何度も戦場に出す再利用が有効(→#利用参照)、などのいぶし銀の能力を持つクリーチャーであり、汎用性では群を抜いている。
- 根の壁/Wall of Rootsと並んで、歴代で最も多く使われた防衛クリーチャーの1つであると言えよう。
- プレーンシフトへの再録も検討されていたが、開門との組み合わせが狂った強さであると判断され見送られた[1][2]。
- 初出時のクリーチャー・タイプは壁のみであったが、2007年9月サブタイプ変更で植物が追加された。
[編集] 利用
繰り返しクリーチャーを戦場に出す手段を持つデッキの場合、ドローエンジンの一部としても使われた。
- ナイトメア・サバイバルで、繰り返す悪夢/Recurring Nightmareによって戦場から墓地へ、墓地から戦場へ。
- アウェイクニングで、貿易風ライダー/Tradewind Riderで手札に戻り、再び戦場へ。
- ステューピッドグリーンで、暴走するヌー/Stampeding Wildebeestsのアップキープ・コストで手札に戻り、再び戦場へ。
[編集] 関連カード
[編集] 主な類似カード
- 類似カードにジャングルの障壁/Jungle Barrierや木彫りの女人像/Carven Caryatid、休眠スリヴァー/Dormant Sliverがある。また、根囲いの壁/Wall of Mulchも、これを意識してデザインされた亜種の1つと言えるだろう。
- 後に、1/1のエルフ版であるエルフの幻想家/Elvish Visionaryが登場した。防衛以外のキャントリップクリーチャー亜種はそちらの項を参照。
- 更にエルドラージ覚醒で、前兆の壁/Wall of Omensが登場。白のカードになったが、性能はほぼ等しい。飛行も付くとドローが条件付きのオジュタイの語り部/Orator of Ojutaiになる。
- 防衛にキャントリップを与えるカードとして策略の龍、アルカデス/Arcades, the Strategistが存在する。
- 直接のドローではないが記憶の壁/Mnemonic Wall、門を這う蔦/Gatecreeper Vine、哀悼の壁/Wall of Mourningなども同種の防衛と言える。
[編集] サイクル
ストロングホールドの壁サイクル。変容する壁/Shifting Wallを除いて2マナ。
- 精油の壁/Wall of Essence
- 哀れみの壁/Wall of Tears
- 魂の壁/Wall of Souls
- 剃刀の壁/Wall of Razors
- 花の壁/Wall of Blossoms
- 変容する壁/Shifting Wall
[編集] 脚注
- ↑ Card of the Day April 30, 2004 - Wayback Machine(2004年6月23日アーカイブ分)WotC、英語
- ↑ 上記の非公式訳 - Wayback Machine(2023年3月7日アーカイブ分)
[編集] 参考
- カード個別評価:ストロングホールド - アンコモン
- カード個別評価:モダンホライゾン - アンコモン
- カード個別評価:Jumpstart - アンコモン
- カード個別評価:Tempest Remastered - アンコモン
- From the Vault:Twenty