メムナイト/Memnite
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1/1の0マナ・アーティファクト・クリーチャー。土地でもあるドライアドの東屋/Dryad Arborを除けば、初のパワーを持つ0マナクリーチャーである。
羽ばたき飛行機械/OrnithopterやCrimson Koboldsに比べ、1とはいえパワーがあるというのは大きな違い。コストなしで戦線を強化することができる。
そのまま使っては所詮1/1バニラにすぎないが、親和や金属術などアーティファクトやクリーチャーの頭数が必要な時にはうってつけだし、過去の0マナクリーチャー同様、コボルドクランプをはじめとする様々な無限コンボにも組み込めるだろう。
スタンダードでは、これを利用して1ターン目にカルドーサの再誕/Kuldotha Rebirthを唱えるゴブナイトや、きらめく鷹/Glint Hawkなどで戻し唱え直すことで聖なる秘宝の探索/Quest for the Holy Relicの探索カウンターを溜めたり、エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonistの制限を抜けながら復讐蔦/Vengevineをリアニメイトしたりできる白単アーマー、鍛えられた鋼/Tempered Steelを用いたウィニー(白単鍛えられた鋼)などに採用されている。これらのデッキでは羽ばたき飛行機械と併用されることが多い。
モダン以下の環境では親和デッキに標準搭載される他、ハンマータイムの屋台骨として装備先兼金属術の呼び水として採用率が高い。レガシーでも、エーテル宣誓会の法学者対策としてサバイバル系青緑マッドネスに1枚挿しされていた。
- 確率は非常に低いが、これ4体と血の歌/Song of Bloodで2ターンキルできる。
- 0マナのアーティファクトのクリーチャー、ということで生じるシナジーについては羽ばたき飛行機械/Ornithopterのページを参照。
- パワーが1あることを利用して永劫の輪廻/Enduring Renewal+狂気の祭壇/Altar of Dementiaのコンボも可能に。これ以前に登場した0マナ・クリーチャーは全てパワー0だったため、構築不可能だった。
- 実はフィフス・ドーンのストーリーに登場済みであった。
[編集] 開発秘話
メムナイトはデザイン最初期から存在していたが、デベロップの段階で稀少度はコモンからアンコモンに、クリーチャー・タイプはマイアから構築物に変更された。マーク・ローズウォーター曰く、デザイン段階でも稀少度の行き来があったようである。(→That's Going to Leave Scars, Part 3参照)
[編集] 関連カード
ミラディンの傷跡のコモンのバニラクリーチャーのサイクル。各色に1枚ずつ存在する。
- ロクソドンの旅人/Loxodon Wayfarer
- 板金鎧の海うろつき/Plated Seastrider
- モリオックの肉裂き/Moriok Reaver
- 岩滓の精霊/Scoria Elemental
- 最上位のティラナックス/Alpha Tyrranax
また、アーティファクト・クリーチャーのバニラにコモンの剃刀ヶ原の打つもの/Razorfield Thresher、アンコモンのメムナイト/Memniteが存在する。
[編集] 参考
- 壁紙 (WotC)
- 浅原晃のデッキ構築劇場 -フォースマリガン (WotC、文:浅原晃)
- バニラクリーチャー
- 0マナカード
- カード個別評価:ミラディンの傷跡 / ミラディン陣営 - アンコモン