トリコロール
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2014年12月1日 (月) 20:57時点における版
トリコロール(Tricolore)は、赤白青で組まれたデッキの総称。特に、コントロール色が強いデッキをこう呼ぶことが多い。3CWやSSSなどクリーチャーによるビートダウン要素が強いものはトリコビートと呼ばれる。アポカリプス期にはラッカとも呼ばれた。
マジックにおける「3つの色の組み合わせ」の通称としては最も古く、なおかつカード名や背景世界/ストーリー用語に由来していない唯一の呼び方である。
- 他の組み合わせでは、インベイジョン・ブロック由来の呼称(クローシスカラーなど)か、アラーラの断片ブロックに由来した呼称(バントカラーなど)しかない。
- トリコロールとはフランス語で「3色」を意味するが、この単語自体が元々フランスの国旗の色に由来しており、またフランス国旗そのものを「トリコロール(トリコローレ)」と呼ぶことも多い。マジック以外の場面でも、「トリコロール」と言えば赤白青の3色の組み合わせを指す。
概要
青白タイプと比較すると、軽い火力によって序盤のクリーチャー除去が楽になると共にトドメの一撃も可能という打撃力向上の利点がある。また青赤のカウンターバーンと比較すると、神の怒り/Wrath of Godによってクリーチャーへの対応が楽になり、エンチャント破壊も可能になるという利点がある。そういったことから、極端なビートダウンメタを可能にするデッキタイプである。
赤が白と青の対抗色のため土地のマナ基盤を安定させることが難しく、優秀な多色地形によって成立することが多い。
ステロイドと同じく、この色の組み合わせにこだわりを持つ愛好者が多いことで知られる。
テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期
タルキール覇王譚で強力なジェスカイ道/The Jeskai Wayのカード群が登場したことにより、ジェスカイテンポ(Jeskai Tempo)、ジェスカイアグロ(Jeskai Aggro)、ジェスカイウィンズ(Jeskai Wins)などと呼ばれる青赤白のビート・コントロールが組まれるようになった。
インスタント
以下から1つを選ぶ。
・クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーのライブラリーの一番上に置く。
・対戦相手1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。ジェスカイの魔除けはそれに4点のダメージを与える。
・ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+1の修整を受けるとともに絆魂を得る。
カマキリの乗り手/Mantis Riderやゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemasterなどの打撃力の高いクリーチャーを、ジェスカイの魔除け/Jeskai Charmや大量の火力呪文でバックアップするのが基本戦略。バーン同様、ライフを削る力の高いデッキでありながら、状況によってはコントロールデッキのように動くこともできる。
プロツアー「タルキール覇王譚」では使用率1位となり(参考/翻訳)、Top8に3人を送り込んだ。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアー「タルキール覇王譚」 準優勝 (参考/参考)
- 使用者:Shaun McLaren
- フォーマット
ラヴニカへの回帰ブロック構築
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、軍勢の集結の上に召集(muster)カウンターを1個置く。その後、軍勢の集結の上に置かれた召集カウンター1個につき、速攻を持つ赤であり白である1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンを1体生成する。
至高の評決/Supreme Verdict、思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought、スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelationを中心とする基本構成は青白コントロールと同じ。赤を足したことで変化+点火/Turn+Burn、対抗変転/Counterflux、軍勢の集結/Assemble the Legionなどが使えるようになっている。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアー「ドラゴンの迷路」 ベスト8 (参考/参考)
- 使用者:Andrew Shrout
- フォーマット
UWR Control [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- サイドボードのラクドスの復活/Rakdos's Returnのために黒がタッチされている。
イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期
2種類の青白赤クロック・パーミッションが存在する。
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
瞬速
瞬唱の魔道士が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とする。それはターン終了時までフラッシュバックを得る。そのフラッシュバック・コストは、それのマナ・コストに等しい。(あなたはあなたの墓地にあるそのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageや修復の天使/Restoration Angelなどのクロックを火力やカウンターでサポートする動きは同じだが、聖トラフトの霊/Geist of Saint Traftをメインデッキから採用しているなど攻撃的・ビートダウン的な要素が強いものはトリコトラフト(UWR Geist)、全体除去をメインデッキから採用しているなど防御的・コントロール的な要素が強いものはトリコフラッシュ(UWR Flash)と呼ばれる。詳細はトリコトラフト、フラッシュを参照。
またこれとは別に、少数のフィニッシャーを勝ち手段に据えた、純正コントロールタイプの青白赤デッキも存在する。
- この3種類のデッキは共通するパーツも多く、境界線は曖昧。トリコトラフトとトリコフラッシュをまとめて扱ったり、トリコフラッシュと青白赤コントロールをまとめてUWR Controlと呼んだりすることがある。
イニストラード・ブロック構築
イニストラード・ブロック構築では、同環境の青白奇跡コントロールに赤を足して組まれる。
ソーサリー
すべてのクリーチャーをオーナーのライブラリーの一番下に置く。
奇跡(白)(あなたがこのカードを引いたとき、これがこのターンに最初に引いたカードだった場合、あなたはこれの奇跡コストを支払うことでこれを唱えてもよい。)
伝説のプレインズウォーカー — タミヨウ(Tamiyo)
[+1]:パーマネント1つを対象とし、それをタップする。それはそれのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
[-2]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールするタップ状態のクリーチャー1体につきカードを1枚引く。
[-8]:あなたは「あなたの手札の上限はなくなる」と「いずれかのカードがいずれかの領域からあなたの墓地に置かれるたび、あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい。」を持つ紋章を得る。
ソーサリー
プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。忌むべき者のかがり火はそれとそのプレイヤーかそのプレインズウォーカーのコントローラーがコントロールする各クリーチャーにそれぞれX点のダメージを与える。
奇跡(X)(赤)(あなたがこのカードを引いたとき、これがこのターンに最初に引いたカードだった場合、あなたはこれの奇跡コストを支払うことでこれを唱えてもよい。)
終末/Terminusなどの奇跡呪文を多用して戦場を掌握する基本方針は変わらない。赤を足す利点は、軽量火力を採用することで序盤を凌ぎやすく小回りが利くことと、環境屈指のパワーカード・忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damnedを最大限に活用できる点である。その分純正2色に比べてマナ基盤などの安定性で劣るのは否めない。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリアナハイム12 ベスト4 (参考)
- 使用者:Eric Froehlich
- フォーマット
UWr Miracles [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期
クリーチャー — 鳥(Bird)
飛行
戦隊の鷹が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーから《戦隊の鷹/Sqadron Hawk》という名前のカードを最大3枚まで探し、それらを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
伝説のプレインズウォーカー — ジェイス(Jace)
[+2]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの一番上のカードを見る。あなたはそのカードを、そのプレイヤーのライブラリーの一番下に置いてもよい。
[0]:カードを3枚引く。その後、あなたの手札のカード2枚をあなたのライブラリーの一番上に望む順番で置く。
[-1]:クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
[-12]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーからすべてのカードを追放する。その後、そのプレイヤーは自分の手札を自分のライブラリーに加えて切り直す。
新たなるファイレクシア以降はCaw-Bladeに欠片の双子コンボを搭載したものも登場した。
アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期
伝説のプレインズウォーカー — ジェイス(Jace)
[+2]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの一番上のカードを見る。あなたはそのカードを、そのプレイヤーのライブラリーの一番下に置いてもよい。
[0]:カードを3枚引く。その後、あなたの手札のカード2枚をあなたのライブラリーの一番上に望む順番で置く。
[-1]:クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
[-12]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーからすべてのカードを追放する。その後、そのプレイヤーは自分の手札を自分のライブラリーに加えて切り直す。
伝説のプレインズウォーカー — ギデオン(Gideon)
[+2]:対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーの次のターンの間、そのプレイヤーがコントロールするクリーチャーは可能ならギデオン・ジュラを攻撃する。
[-2]:タップ状態のクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
[0]:ターン終了時まで、ギデオン・ジュラは6/6の人間(Human)・兵士(Soldier)クリーチャーになる。それはプレインズウォーカーでもある。このターン、彼に与えられるすべてのダメージを軽減する。
伝説のプレインズウォーカー — アジャニ(Ajani)
[+1]:パーマネント1つを対象とする。それはそれのコントローラーの次のアンタップ・ステップの間にアンタップしない。
[-2]:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。復讐のアジャニはそれに3点のダメージを与え、あなたは3点のライフを得る。
[-7]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールするすべての土地を破壊する。
精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor、ギデオン・ジュラ/Gideon Jura、復讐のアジャニ/Ajani Vengeantの三大プレインズウォーカーの存在からプレインズウォーカー・コントロール(Plainswalker Control)の名で呼ばれる。
対抗色フェッチランドの存在により3色のマナ基盤の不安定性もある程度は解消されている。
サンプルレシピ
- 備考
- フォーマット
UWr PWC [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期
基本セット2010で、汎用火力稲妻/Lightning Boltと優秀なフィニッシャー悪斬の天使/Baneslayer Angelが登場したことにより、悪斬コントロールが出現。
クリーチャー — 天使(Angel)
飛行、先制攻撃、絆魂、プロテクション(デーモン(Demon))、プロテクション(ドラゴン(Dragon))
5/5クリーチャー — 鳥(Bird) スピリット(Spirit)
飛行
発生源1つがブリン・アーゴルの白鳥にダメージを与える場合、そのダメージを軽減する。その発生源のコントローラーは、この方法で軽減されたダメージに等しい枚数のカードを引く。
典型的なトリコロール、クリーチャーコントロールの塊であり、全体除去が10枚以上も入っているためビートダウンには滅法強い。その上さらに威嚇の稲妻/Intimidation Boltまで採用されることも少なくない。また火力との相性のよいブリン・アーゴルの白鳥/Swans of Bryn Argollで爆発的なアドバンテージを得られるのも特徴。威嚇の稲妻を自分のブリン・アーゴルの白鳥に使いながら、対戦相手を足止めするようなギミックがある。
時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期
青白のヒバリブリンクにコンボパーツの大いなるガルガドン/Greater Gargadonなどのために赤をタッチしたジョイタイムが存在した。
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
飛行
目覚ましヒバリが戦場を離れたとき、あなたの墓地にあるパワーが2以下のクリーチャー・カードを最大2枚まで対象とし、それらを戦場に戻す。
想起(5)(白)(あなたはこの呪文を、その想起コストを支払うことで唱えてもよい。そうした場合、戦場に出たときにこれを生け贄に捧げる。)
インスタント
あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。その後それをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
フラッシュバック(3)(青)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
クリーチャー — ビースト(Beast)
待機10 ― (赤)
アーティファクト1つか、クリーチャー1体か、土地1つを生け贄に捧げる:大いなるガルガドンから時間(time)カウンターを1個取り除く。大いなるガルガドンが待機状態であるときにのみ起動できる。
詳細はジョイタイムを参照のこと。
ラヴニカ・ブロック期
ラヴニカ・ブロックを含むスタンダードでは、第9版のペインランドとラヴニカ・ブロックのショックランドにより、トリコロールとしては珍しく安定性の高いマナ基盤を持つ。
肝心の中身についても稲妻のらせん/Lightning Helixや電解/Electrolyzeなどの汎用性の高いカードが追加された。
インスタント
1つか2つのクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。電解は、それらに2点のダメージを望むように割り振って与える。
カードを1枚引く。
プロツアーホノルル06では炎まといの天使/Firemane Angelでズアーの運命支配/Zur's Weirdingを維持するズアーロックの一種・Angel Weirdingが登場。
また時のらせん参入直後に、太陽拳の派生形として蘇生/Resurrectionによるリアニメイト要素を組み込んだコントロールデッキ、昇竜拳が生まれる。
その後リアニメイト要素を外し、印鑑やバウンスランドでマナ加速して重いカードを連発するグッドスタッフタイプのデッキも組まれた(→下記サンプルレシピ)
一瞬の瞬き/Momentary BlinkによるCIP能力使い回しエンジンを搭載したものもある(→ブリンク)。
インスタント
あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。その後それをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
フラッシュバック(3)(青)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
サンプルレシピ
トリコロール [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ミラディン・ブロック期
ミラディン・ブロック期では、ほぞを主体にしたコントロールデッキ、トイソルジャーが生まれる。
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
粗石の魔道士が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーからマナ総量が1以下であるアーティファクト・カードを1枚探し、そのカードを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
2/2クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)
(1)(白):あなたの墓地にあるマナ総量が1以下のアーティファクト・カード1枚を対象とする。それをあなたの手札に戻す。
2/4アーティファクト
(赤),黄鉄の呪文爆弾を生け贄に捧げる:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。黄鉄の呪文爆弾はそれに2点のダメージを与える。
(1),黄鉄の呪文爆弾を生け贄に捧げる:カードを1枚引く。
詳細はトイソルジャーを参照のこと。
インベイジョン・ブロック期
インベイジョン・ブロック期では、対抗色にフィーチャーしたアポカリプスの登場で、対抗色ペインランドや優秀な火+氷/Fire+Iceなどを獲得し、一気に完成度が高まった。
インスタント
1つか2つのクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。火は、それらに2点のダメージを望むように割り振って与える。
Ice / 氷 (1)(青)インスタント
パーマネント1つを対象とし、それをタップする。
カードを1枚引く。
ゴブリンの塹壕/Goblin Trenchesをフィニッシャーにしたパーミッション型のトレンチが主流だが、一部ではSSSなどのビートダウン・デッキも組まれた。
ミラージュ・ブロック期
ミラージュ・ブロック期では、知られざる楽園/Undiscovered Paradiseや宝石鉱山/Gemstone Mineなどの強力な5色地形の追加で構築が容易になり、おもにコントロール方面に活躍した。
クリーチャー — イフリート(Efreet)
飛行
(0):コインを1枚投げる。あなたがコイン投げに勝った場合、熱狂のイフリートはフェイズ・アウトする。あなたがコイン投げに負けた場合、熱狂のイフリートを生け贄に捧げる。(それがフェイズ・アウトしている間、それはそれが存在しないかのように扱う。それはあなたの次のアンタップ・ステップの間であなたがアンタップする前にフェイズ・インする。)
パーミッション型のデッキにについてはWorld Championship Decks 1997も参照のこと。
テンペスト以後は白シャドーウィニーに青と赤のサポートを加えた3CWも登場した。
黎明期
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行
(赤):ターン終了時まで、チビ・ドラゴンは+1/+0の修整を受ける。このターンにこの能力が4回以上起動されているなら、次の終了ステップの開始時にチビ・ドラゴンを生け贄に捧げる。
黎明期から優良なカードが多い色の組み合わせであり、広くないカードプールの中でグッドスタッフを組むことが可能だった。
チビ・ドラゴン/Dragon Whelpやセラの天使/Serra Angel、時によりパワフルなシヴ山のドラゴン/Shivan Dragonなどをフィニッシャーにしたパーミッションの構成を取る。
剣を鍬に/Swords to Plowshares、稲妻/Lightning Boltなど軽量カードが充実していたため、Zooタイプのビートダウンに対して特に有利に戦うことができた。
また当時は全般的にクリーチャーに頼らないデッキが少なく、メタに合致していたとも言える。
エクステンデッド
かつてのエクステンデッドではデュアルランドが使用可能だったため、マナバランスに頭を悩ますことなく容易に組むことができた。
インスタント
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、1点のライフを支払うとともにあなたの手札にある青のカードを1枚、追放することを選んでもよい。
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
インスタント
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。火葬はそれに3点のダメージを与える。これによりダメージを与えられたクリーチャーは、このターン再生できない。
初期のエクステンデッドではカウンターポストに赤を加えたトンゴネイションが活躍。
またアポカリプス以降は強力な多色カードの追加に合わせ、いくつかのデッキが生み出された(→下記サンプルレシピ)
時は流れデュアルランドは使用不可能になり、このデッキタイプもしばらくなりを潜めていたが、ラヴニカ・ブロックでのショックランドの登場をうけ中速のグッドスタッフ系ビートダウン・デッキ、ラッカ・デック・ウィンズが現れる。
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
粗石の魔道士が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーからマナ総量が1以下であるアーティファクト・カードを1枚探し、そのカードを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
2/2時のらせん以降はTrinket Angelに変化し、よりデッキとしての安定性が高まった。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアーニューオーリンズ01(参考)
- 使用者:Jon Finkel
- フォーマット
トリコロール [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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モダン
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
瞬速
瞬唱の魔道士が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とする。それはターン終了時までフラッシュバックを得る。そのフラッシュバック・コストは、それのマナ・コストに等しい。(あなたはあなたの墓地にあるそのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
大きく分けて3つのデッキタイプがある。1つ目は秘密を掘り下げる者/Delver of Secretsを主力とするウィニー型のクロック・パーミッション、トリコデルバー(UWR Delver)。流刑への道/Path to Exile、稲妻のらせん/Lightning Helix、差し戻し/Remandなど、軽くテンポ面で優秀な呪文が多めに採用される。詳細はDelver-Goを参照。
2つ目は聖トラフトの霊/Geist of Saint Traftやヴェンディリオン三人衆/Vendilion Cliqueなどのクリーチャーを主力とする、ミッドレンジ型のクロック・パーミッション。同環境のNo-Cawに赤を足したものと言える。構成は軽く短期戦志向の強いものから重く長期戦志向の強いものまで幅広く、採用されるカードも様々。
3つ目は、クリーチャーをほとんど採用しないコントロールデッキ。至高の評決/Supreme Verdict、紅蓮地獄/Pyroclasmなどの全体除去や、電解/Electrolyze、謎めいた命令/Cryptic Command、スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelationなど、重いがカード・アドバンテージの面で優秀なカードが採用される。メインデッキのフィニッシャーは瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage、ギデオン・ジュラ/Gideon Jura、火力など。
サンプルレシピ(ミッドレンジ)
UWR Midrange [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 中速のクロック・パーミッションタイプ。
サンプルレシピ(コントロール)
UWR Control [8] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- コントロールタイプ。