Zoo

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{{ノート参照}}
 
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'''Zoo(ズー/動物園)'''とは、[[緑]]の[[クリーチャー]]と[[赤]]の[[火力]]をベースに他の[[色]]のサポートを加えた[[多色]]型の[[ウィニー#ウィニー(デッキ)|ウィニー]]の総称。
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'''Zoo(ズー/動物園)'''とは、[[緑]]の[[クリーチャー]]と[[赤]]の[[火力]]をベースに他の[[色]]のサポートを加えた[[多色]]型の[[ウィニー#デッキ|ウィニー]]の総称。
  
 
==概要==
 
==概要==
大元をたどればいにしえの[[エターナル]][[環境]]に存在した[[ウィニー#ウィニー(デッキ)|ウィニーデッキ]]までさかのぼることのできる、由緒正しい[[デッキタイプ]]である。
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大元をたどればいにしえの[[エターナル]][[環境]]に存在した[[ウィニー#デッキ|ウィニーデッキ]]までさかのぼることのできる、由緒正しい[[デッキタイプ]]である。
  
 
[[デッキ]]名は、主力[[クリーチャー]]が[[今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda|犬]]や[[密林の猿人/Kird Ape|猿]]といった動物であることに由来する。
 
[[デッキ]]名は、主力[[クリーチャー]]が[[今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda|犬]]や[[密林の猿人/Kird Ape|猿]]といった動物であることに由来する。
  
*[[赤緑白ビートダウン|赤緑白]]という[[デッキカラー]]の[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]の総称として用いられることも多い。[[白]]・[[緑]]の優秀なクリーチャーに[[赤]]の[[火力]]、白のサポートと安定性は非常に高い。
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ただし近年では、[[赤緑白ビートダウン|赤緑白]]という[[デッキカラー]]の[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]の総称として用いられることも多い。[[白]]・[[緑]]の優秀なクリーチャーに[[赤]]の[[火力]]、白のサポートと安定性は非常に高い。
  
攻めに特化した前のめりなデッキだが、[[森の知恵/Sylvan Library]]を採用する場合がある。
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攻めに特化した前のめりなデッキだが、[[森の知恵/Sylvan Library]]を採用する場合がある。息切れ防止のほか、[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]など相手には、一気に攻める手段として爆発的な[[アドバンテージ]]を得られるため。
息切れ防止のほか、[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]など相手には、一気に攻める手段として爆発的な[[アドバンテージ]]を得られるため。
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目立ったバリエーションというのは少ないが、妨害能力を持ったクリーチャーを優先的に採用し、[[マナ漏出/Mana Leak]]なども投入されたデッキが公式コラムで紹介された。また、通常のZooでもサイドボードに軽量[[打ち消し|カウンター]]を搭載する場合はある。→参考:[[http://archive.mtg-jp.com/reading/decks/002941/ 高橋優太の「このデッキを使え!」第7回:Zoo(エクステンデッド)]]
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目立ったバリエーションというのは少ないが、妨害能力を持ったクリーチャーを優先的に採用し、[[マナ漏出/Mana Leak]]なども投入されたデッキが公式コラムで紹介された。また、通常のZooでも[[サイドボード]]に[[軽い|軽量]][[打ち消す|カウンター]]を搭載する場合はある。→参考:[[http://archive.mtg-jp.com/reading/decks/002941/ 高橋優太の「このデッキを使え!」第7回:Zoo(エクステンデッド)]]
  
 
==ラヴニカ・ブロック期==
 
==ラヴニカ・ブロック期==
[[ギルドパクト]]の参入により[[Three Deuce]]が[[スタンダード]]および[[ラヴニカ・ブロック構築]]に復帰した。
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[[ギルドパクト]]の参入により、[[Three Deuce]]が[[スタンダード]]および[[ラヴニカ・ブロック構築]]に復帰した。
  
 
{{#card:Stomping Ground}}
 
{{#card:Stomping Ground}}
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前述の密林の猿人や、[[サバンナ・ライオン/Savannah Lions]]、[[番狼/Watchwolf]]といった優秀な[[ウィニー|軽量クリーチャー]]を[[展開]]しつつ、[[火力]]で相手[[クリーチャー]]を排除する構成は昔と同じ。
 
前述の密林の猿人や、[[サバンナ・ライオン/Savannah Lions]]、[[番狼/Watchwolf]]といった優秀な[[ウィニー|軽量クリーチャー]]を[[展開]]しつつ、[[火力]]で相手[[クリーチャー]]を排除する構成は昔と同じ。
  
[[Three Deuce]]同様非常に[[色拘束]]がきついため、土地は[[ショックランド]]が全力投入されており、土地の[[ダメージ]]によりある意味[[スーサイド]]っぽくなっている。
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Three Deuce同様非常に[[色拘束]]がきついため、[[土地]][[ショックランド]]が全力投入されており、土地の[[ダメージ]]によりある意味[[スーサイド]]っぽくなっている。
  
[[タフネス]]3が比較的多いので、[[ウィニー#ウィニー(デッキ)|ウィニー]]の天敵である[[紅蓮地獄/Pyroclasm]]に耐性がある。また、[[サイドボード]]の[[古の法の神/Kami of Ancient Law]]や[[ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan]]等により、[[アネックス・ワイルドファイア]]に若干有利である。
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[[タフネス]]3が比較的多いので、[[ウィニー#デッキ|ウィニー]]の天敵である[[紅蓮地獄/Pyroclasm]]に耐性がある。また、[[サイドボード]]の[[古の法の神/Kami of Ancient Law]]や[[ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan]]等により、[[アネックス・ワイルドファイア]]に若干有利である。
  
 
しかし、序盤の攻勢を凌がれるともろいので、[[神の怒り/Wrath of God]]や[[ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch]]を擁する[[よりよい品物]]などには不利。
 
しかし、序盤の攻勢を凌がれるともろいので、[[神の怒り/Wrath of God]]や[[ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch]]を擁する[[よりよい品物]]などには不利。
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====初期型====
 
====初期型====
 
*備考
 
*備考
**[[プロツアーホノルル06]] 準優勝([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/pthon06ja/welcome 参考])
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**[[プロツアーホノルル06]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/pthon06ja/welcome 参考])
 
**使用者:[[Craig Jones]]
 
**使用者:[[Craig Jones]]
*フォーマット
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*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[第9版]]+[[神河ブロック]]+[[ラヴニカ:ギルドの都]]+[[ギルドパクト]])
 
**[[スタンダード]]([[第9版]]+[[神河ブロック]]+[[ラヴニカ:ギルドの都]]+[[ギルドパクト]])
  
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====後期型====
 
====後期型====
 
*備考
 
*備考
**[[Lord of Magic Championships]] 2006 ベスト4([http://2006.lom.jp/ 参考])
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**[[Lord of Magic Championships]] 2006 ベスト4 ([http://2006.lom.jp/ 参考])
 
**使用者:[[橋本裕]]
 
**使用者:[[橋本裕]]
 
*[[フォーマット]]
 
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===ラヴニカ・ブロック構築版===
 
===ラヴニカ・ブロック構築版===
 
*備考
 
*備考
**[[プロツアーチャールストン06]] 準優勝([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/pthon06ja/welcome 参考])
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**[[プロツアーチャールストン06]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/pthon06ja/welcome 参考])
 
**使用者:[[Willy Edel]]
 
**使用者:[[Willy Edel]]
*フォーマット
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*[[フォーマット]]
 
**[[チーム戦|チーム]]・[[ラヴニカ・ブロック構築]]([[ラヴニカ:ギルドの都]]+[[ギルドパクト]]+[[ディセンション]])
 
**[[チーム戦|チーム]]・[[ラヴニカ・ブロック構築]]([[ラヴニカ:ギルドの都]]+[[ギルドパクト]]+[[ディセンション]])
 
  
 
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*[[チーム戦]]+[[ラヴニカ・ブロック構築]]の[[デッキリスト|デッキ]]で、[[太陽打ちの槌/Sunforger]]が印象的なレシピ。
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*[[チーム戦]]+[[ラヴニカ・ブロック構築]]の[[デッキリスト]]で、[[太陽打ちの槌/Sunforger]]が印象的なレシピ。
 
*[[フォーマット]]の関係上[[サバンナ・ライオン/Savannah Lions]]などを使用できないため、若干[[重い|重め]]の構成になっている。
 
*[[フォーマット]]の関係上[[サバンナ・ライオン/Savannah Lions]]などを使用できないため、若干[[重い|重め]]の構成になっている。
  
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{{#card:Tribal Flames}}
 
{{#card:Tribal Flames}}
  
[[フェッチランド]]を駆使し高速で[[ショックランド]]を掻き集め、強力な[[ウィニー]][[クリーチャー]]で[[対戦相手]]の[[ライフ]]を削る。ドメイン・ズーでは[[部族の炎/Tribal Flames]]・[[ガイアの力/Gaea's Might]]などの高効率[[ダメージ]]源も用いられる。
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[[フェッチランド]]を駆使し高速で[[ショックランド]]を掻き集め、強力な[[ウィニー]][[クリーチャー]]で[[対戦相手]]の[[ライフ]]を[[削る]]。ドメイン・ズーでは[[部族の炎/Tribal Flames]]・[[ガイアの力/Gaea's Might]]などの高効率[[ダメージ]]源も用いられる。
  
 
[[オンスロート・ブロック]]が抜け[[ゼンディカー]]が入った時期に開催された[[プロツアーオースティン09]]ではトップ8の中に4人がZooを採用した。[[罰する火/Punishing Fire]]+[[燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows]]の[[コンボ]]を導入し優勝した「'''ルビンZoo'''/''Rubin Zoo''」を筆頭に、[[幽体の行列/Spectral Procession]]を加えた「'''幽体Zoo'''/''Spectral Zoo''」、[[溶鉄の雨/Molten Rain]]を加えた「'''溶鉄Zoo'''/''Molten Zoo''」が新種としてベスト8に入った。
 
[[オンスロート・ブロック]]が抜け[[ゼンディカー]]が入った時期に開催された[[プロツアーオースティン09]]ではトップ8の中に4人がZooを採用した。[[罰する火/Punishing Fire]]+[[燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows]]の[[コンボ]]を導入し優勝した「'''ルビンZoo'''/''Rubin Zoo''」を筆頭に、[[幽体の行列/Spectral Procession]]を加えた「'''幽体Zoo'''/''Spectral Zoo''」、[[溶鉄の雨/Molten Rain]]を加えた「'''溶鉄Zoo'''/''Molten Zoo''」が新種としてベスト8に入った。
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動きは旧[[エクステンデッド]]や[[レガシー]]のそれとほぼ同じであり、優秀なクリーチャーに火力を織り交ぜた典型的な[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]である。
 
動きは旧[[エクステンデッド]]や[[レガシー]]のそれとほぼ同じであり、優秀なクリーチャーに火力を織り交ぜた典型的な[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]である。
  
速度と安定性の高さは随一な半面、ビートダウンゆえの[[コンボ]][[デッキ]]への脆さを持つため、[[打ち消し|カウンター]]を搭載して[[クロック・パーミッション]]的な立ち回りをするものもある(→[[#サンプルレシピ|*1]])。また、[[緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith]]で主力や必要なクリーチャーを[[サーチ]]する[[シルバーバレット]]戦略をとるものが多かったが、その採用率の高さゆえに緑の太陽の頂点はモダンの[[禁止カード]]に指定されてしまった。それでもZooの隆盛が止まらなかったため、さらに[[野生のナカティル/Wild Nacatl]]も禁止に。
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速度と安定性の高さは随一な半面、ビートダウンゆえの[[コンボデッキ]]への脆さを持つため、[[打ち消す|カウンター]]を搭載して[[クロック・パーミッション]]的な立ち回りをするものもある(→[[#サンプルレシピ|*1]])。また、[[緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith]]で主力や必要なクリーチャーを[[サーチ]]する[[シルバーバレット]]戦略をとるものが多かったが、その採用率の高さゆえに緑の太陽の頂点はモダンの[[禁止カード]]に指定されてしまった。それでもZooの隆盛が止まらなかったため、さらに[[野生のナカティル/Wild Nacatl]]も禁止に。
  
 
===サンプルレシピ===
 
===サンプルレシピ===
 
*備考
 
*備考
**[[プロツアーフィラデルフィア11]] ベスト8([http://coverage.mtg-jp.com/ptphi11/ 参考])
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**[[プロツアーフィラデルフィア11]] ベスト8 ([http://coverage.mtg-jp.com/ptphi11/ 参考])
 
**使用者:[[Josh Utter-Leyton]]
 
**使用者:[[Josh Utter-Leyton]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
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*チーム「[[Channel Fireball]]」が[[構築]]した[[タッチ]][[青]]の'''Counter-Cats'''と呼ばれる[[デッキ]]。
 
*チーム「[[Channel Fireball]]」が[[構築]]した[[タッチ]][[青]]の'''Counter-Cats'''と呼ばれる[[デッキ]]。
*[[バントの魔除け/Bant Charm]]などを採用して[[コンボ]][[デッキ]]への耐性を高めている。
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*[[バントの魔除け/Bant Charm]]などを採用して[[コンボデッキ]]への耐性を高めている。
  
 
==レガシー==
 
==レガシー==
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{{#card:Tarmogoyf}}
 
{{#card:Tarmogoyf}}
  
その構成は様々だが、[[緑]]の[[クリーチャー]]と[[赤]]の[[火力]]を中心に、3[[色]]以上で組まれている[[ウィニー#ウィニー(デッキ)|ウィニー]]系[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]は総じてこう呼ばれる事が多い。黎明期や旧エクステンデッドからの優秀カード群に、近年登場した優秀なクリーチャーを追加して組まれる。3色目は[[白]]か[[黒]]が足される事が多く、構成によっては「動物」がほとんど入らないといった場合もあり、その辺りは[[フィッシュ#エターナル|フィッシュ]]に通ずるものがある。
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その構成は様々だが、[[緑]]の[[クリーチャー]]と[[赤]]の[[火力]]を中心に、3[[色]]以上で組まれている[[ウィニー#デッキ|ウィニー]]系[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]は総じてこう呼ばれる事が多い。黎明期や旧エクステンデッドからの優秀カード群に、近年登場した優秀なクリーチャーを追加して組まれる。3色目は[[白]]か[[黒]]が足される事が多く、構成によっては「動物」がほとんど入らないといった場合もあり、その辺りは[[フィッシュ#エターナル|フィッシュ]]に通ずるものがある。
  
 
近年の傾向として、クリーチャーの質が以前とは比べ物にならないほど急激に向上しているため、攻撃力は右肩上がりに上昇している。特に[[アラーラの断片ブロック]]では、[[野生のナカティル/Wild Nacatl]]を筆頭に多数の白がらみのの強力カードが追加された。そのためそれ以降は3色目に白を追加するタイプが主流になり、単純にZooと言えば赤緑白三色のものを指すようになった。
 
近年の傾向として、クリーチャーの質が以前とは比べ物にならないほど急激に向上しているため、攻撃力は右肩上がりに上昇している。特に[[アラーラの断片ブロック]]では、[[野生のナカティル/Wild Nacatl]]を筆頭に多数の白がらみのの強力カードが追加された。そのためそれ以降は3色目に白を追加するタイプが主流になり、単純にZooと言えば赤緑白三色のものを指すようになった。
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===サンプルレシピ1(~神河救済)===
 
===サンプルレシピ1(~神河救済)===
 
*備考
 
*備考
**[[レガシー選手権05]] ベスト8([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/feature/282 参考])
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**[[レガシー選手権05]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/feature/282 参考])
 
**使用者[[Matt Holmen]]
 
**使用者[[Matt Holmen]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
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===サンプルレシピ2(~コンフラックス)===
 
===サンプルレシピ2(~コンフラックス)===
 
*備考
 
*備考
**[[グランプリシカゴ09]] ベスト8([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpchi09/top8decks 参考])
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**[[グランプリシカゴ09]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpchi09/top8decks 参考])
 
**使用者[[Brian Six]]
 
**使用者[[Brian Six]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
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===サンプルレシピ3(~ワールドウェイク)===
 
===サンプルレシピ3(~ワールドウェイク)===
 
*備考
 
*備考
**[[グランプリマドリード10]] ベスト4([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpmad10/welcome 参考])
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**[[グランプリマドリード10]] ベスト4 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpmad10/welcome 参考])
 
**使用者[[Richard Bland]]
 
**使用者[[Richard Bland]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
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===サンプルレシピ===
 
===サンプルレシピ===
 
*備考
 
*備考
**[[世界選手権94]] 準優勝([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/feature/226 参考])
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**[[世界選手権94]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/feature/226 参考])
 
**使用者:[[Bertrand Lestree]]
 
**使用者:[[Bertrand Lestree]]
 
*[[フォーマット]]
 
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*[[青]]と[[黒]]の強力な[[制限カード]]が多数詰め込まれている。
 
*[[青]]と[[黒]]の強力な[[制限カード]]が多数詰め込まれている。
  
=参考=
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==参考==
 
*[http://www.starcitygames.com/php/news/article/3502.html 参考:Putting Pat Chapin In The Milwaukee County Zoo]
 
*[http://www.starcitygames.com/php/news/article/3502.html 参考:Putting Pat Chapin In The Milwaukee County Zoo]
 
*[[赤緑白ビートダウン]]
 
*[[赤緑白ビートダウン]]
 
**[[Three Deuce]]
 
**[[Three Deuce]]
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]

2013年1月2日 (水) 15:05時点における版

Zoo(ズー/動物園)とは、クリーチャー火力をベースに他ののサポートを加えた多色型のウィニーの総称。

目次

概要

大元をたどればいにしえのエターナル環境に存在したウィニーデッキまでさかのぼることのできる、由緒正しいデッキタイプである。

デッキ名は、主力クリーチャーといった動物であることに由来する。

ただし近年では、赤緑白というデッキカラービートダウンの総称として用いられることも多い。の優秀なクリーチャーに火力、白のサポートと安定性は非常に高い。

攻めに特化した前のめりなデッキだが、森の知恵/Sylvan Libraryを採用する場合がある。息切れ防止のほか、コントロールデッキなど相手には、一気に攻める手段として爆発的なアドバンテージを得られるため。

目立ったバリエーションというのは少ないが、妨害能力を持ったクリーチャーを優先的に採用し、マナ漏出/Mana Leakなども投入されたデッキが公式コラムで紹介された。また、通常のZooでもサイドボード軽量カウンターを搭載する場合はある。→参考:[高橋優太の「このデッキを使え!」第7回:Zoo(エクステンデッド)]

ラヴニカ・ブロック期

ギルドパクトの参入により、Three Deuceスタンダードおよびラヴニカ・ブロック構築に復帰した。


Stomping Ground / 踏み鳴らされる地
土地 — 山(Mountain) 森(Forest)

((T):(赤)か(緑)を加える)
踏み鳴らされる地が戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしないなら、これはタップ状態で戦場に出る。



Savannah Lions / サバンナ・ライオン (白)
クリーチャー — 猫(Cat)

2/1


Kird Ape / 密林の猿人 (赤)
クリーチャー — 類人猿(Ape)

密林の猿人は、あなたが森(Forest)をコントロールしているかぎり+1/+2の修整を受ける。

1/1

旧来からのメインアタッカーである密林の猿人/Kird Ape第9版再録され、またギルドパクト赤緑が強化されたことを機にスタンダードで華々しい復活を遂げる。

前述の密林の猿人や、サバンナ・ライオン/Savannah Lions番狼/Watchwolfといった優秀な軽量クリーチャー展開しつつ、火力で相手クリーチャーを排除する構成は昔と同じ。

Three Deuce同様非常に色拘束がきついため、土地ショックランドが全力投入されており、土地のダメージによりある意味スーサイドっぽくなっている。

タフネス3が比較的多いので、ウィニーの天敵である紅蓮地獄/Pyroclasmに耐性がある。また、サイドボード古の法の神/Kami of Ancient Lawブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan等により、アネックス・ワイルドファイアに若干有利である。

しかし、序盤の攻勢を凌がれるともろいので、神の怒り/Wrath of Godロクソドンの教主/Loxodon Hierarchを擁するよりよい品物などには不利。

神河ブロック落ちにより主力となる今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Kondaを失ったことで徐々にボロスウィニーなどに押され始め、第10版入りで密林の猿人やサバンナ・ライオンを失い消滅した。

スタンダード版

初期型

メインデッキ サイドボード
クリーチャー (22) 2 ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan
4 密林の猿人/Kird Ape 3 狩り立てられたウンパス/Hunted Wumpus
4 今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda 2 巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge
4 サバンナ・ライオン/Savannah Lions 3 ゲリラ戦術/Guerrilla Tactics
3 古の法の神/Kami of Ancient Law 1 血の手の炎/Flames of the Blood Hand
3 炎樹族のシャーマン/Burning-Tree Shaman 4 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
4 番狼/Watchwolf
呪文 (16)
3 ショック/Shock
4 黒焦げ/Char
3 血の手の炎/Flames of the Blood Hand
2 照らす光/Bathe in Light
4 稲妻のらせん/Lightning Helix
土地 (22)
2 森/Forest
1 平地/Plains
1 永岩城/Eiganjo Castle
1 カープルーザンの森/Karplusan Forest
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
1 低木林地/Brushland
4 寺院の庭/Temple Garden
4 戦場の鍛冶場/Battlefield Forge
4 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
  • スタンダード型のデッキで、最初に実績を挙げたタイプ。
  • バニラクリーチャーが非常に多く、全部で12体。なんとデッキの5枚に1枚の割合であり、「バニラと火力とマナバランス」というキャッチフレーズが付いた。

後期型

Zoo [1]
土地 (20)
1 冠雪の森/Snow-Covered Forest
4 寺院の庭/Temple Garden
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
4 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
4 戦場の鍛冶場/Battlefield Forge
2 カープルーザンの森/Karplusan Forest
1 低木林地/Brushland
クリーチャー (20)
4 密林の猿人/Kird Ape
3 サバンナ・ライオン/Savannah Lions
3 巻物の大魔術師/Magus of the Scroll
4 番狼/Watchwolf
2 荊景学院の戦闘魔道士/Thornscape Battlemage
4 なだれ乗り/Avalanche Riders
呪文 (20)
4 獣群の呼び声/Call of the Herd
4 稲妻のらせん/Lightning Helix
4 黒焦げ/Char
4 裂け目の稲妻/Rift Bolt
3 炎の印章/Seal of Fire
1 腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak
サイドボード (15)
2 ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan
3 ロノムの一角獣/Ronom Unicorn
1 腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak
4 氷結地獄/Cryoclasm
3 癇しゃく/Fiery Temper
2 反復/Reiterate


ラヴニカ・ブロック構築版

メインデッキ サイドボード
クリーチャー (24) 4 大竜巻/Savage Twister
4 極楽鳥/Birds of Paradise 3 類電の反響/Parallectric Feedback
4 セレズニアのギルド魔道士/Selesnya Guildmage 4 巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge
4 炎樹族のシャーマン/Burning-Tree Shaman 2 信仰の足枷/Faith's Fetters
4 喧騒の貧霊/Rumbling Slum 1 痕跡消し/Leave No Trace
4 番狼/Watchwolf 1 照らす光/Bathe in Light
4 ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch
呪文 (14)
2 照らす光/Bathe in Light
4 稲妻のらせん/Lightning Helix
4 黒焦げ/Char
2 悪魔火/Demonfire
2 太陽打ちの槌/Sunforger
土地 (22)
5 森/Forest
4 ボロスの駐屯地/Boros Garrison
1 セレズニアの聖域/Selesnya Sanctuary
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
4 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
4 寺院の庭/Temple Garden


エクステンデッド

オンスロート期のエクステンデッドでは、「ナヤズーナヤZooNaya Zoo)」「ナヤバーン(Naya Burn)」と呼ばれる純粋な赤緑白ビートダウン型と、アグロドメインの要素を組み込んだ「ドメイン・ズー(Domain Zoo)」の2種類が存在している。イーオスのレインジャー/Ranger of Eosを加えたものは「レンジャー・ズー(Ranger Zoo)」とも呼ばれる。


Kird Ape / 密林の猿人 (赤)
クリーチャー — 類人猿(Ape)

密林の猿人は、あなたが森(Forest)をコントロールしているかぎり+1/+2の修整を受ける。

1/1


Tribal Flames / 部族の炎 (1)(赤)
ソーサリー

版図 ― クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。部族の炎は、それにX点のダメージを与える。Xは、あなたがコントロールする土地の中の基本土地タイプの数に等しい。


フェッチランドを駆使し高速でショックランドを掻き集め、強力なウィニークリーチャー対戦相手ライフ削る。ドメイン・ズーでは部族の炎/Tribal Flamesガイアの力/Gaea's Mightなどの高効率ダメージ源も用いられる。

オンスロート・ブロックが抜けゼンディカーが入った時期に開催されたプロツアーオースティン09ではトップ8の中に4人がZooを採用した。罰する火/Punishing Fire燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillowsコンボを導入し優勝した「ルビンZoo/Rubin Zoo」を筆頭に、幽体の行列/Spectral Processionを加えた「幽体Zoo/Spectral Zoo」、溶鉄の雨/Molten Rainを加えた「溶鉄Zoo/Molten Zoo」が新種としてベスト8に入った。

ドメイン・ズー型の詳細はアグロドメインを参照。

サンプルレシピ1

ナヤバーン [2]
土地 (21)
4 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
1 森/Forest
1 山/Mountain
1 平地/Plains
2 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
3 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
1 寺院の庭/Temple Garden
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
クリーチャー (24)
3 ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg
1 今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda
4 密林の猿人/Kird Ape
4 モグの狂信者/Mogg Fanatic
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
4 野生のナカティル/Wild Nacatl
4 長毛のソクター/Woolly Thoctar
呪文 (15)
2 火葬/Incinerate
4 稲妻のらせん/Lightning Helix
4 流刑への道/Path to Exile
3 炎の印章/Seal of Fire
2 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
サイドボード (15)
1 古えの遺恨/Ancient Grudge
3 忘却の輪/Oblivion Ring
4 紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillar
3 イーオスのレインジャー/Ranger of Eos
1 法の定め/Rule of Law
3 火山の流弾/Volcanic Fallout

サンプルレシピ2

Rubin Zoo [3]
土地 (24)
4 乾燥台地/Arid Mesa
1 森/Forest
1 幽霊街/Ghost Quarter
4 燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows
2 湿地の干潟/Marsh Flats
4 霧深い雨林/Misty Rainforest
1 山/Mountain
1 平地/Plains
1 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
2 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
1 寺院の庭/Temple Garden
2 樹上の村/Treetop Village
クリーチャー (21)
3 悪斬の天使/Baneslayer Angel
4 聖遺の騎士/Knight of the Reliquary
3 貴族の教主/Noble Hierarch
3 クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
4 野生のナカティル/Wild Nacatl
呪文 (15)
1 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
4 稲妻/Lightning Bolt
2 稲妻のらせん/Lightning Helix
4 流刑への道/Path to Exile
4 罰する火/Punishing Fire
サイドボード (15)
3 古えの遺恨/Ancient Grudge
3 血染めの月/Blood Moon
3 幽霊街/Ghost Quarter
1 神聖なる泉/Hallowed Fountain
1 戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War's Wage
4 翻弄する魔道士/Meddling Mage


モダン

赤緑白の優秀なクリーチャー陣営、高効率火力対抗色フェッチランドによるマナ基盤の安定性によりモダン環境の発足時から有力なアーキタイプとして成立していた。


Wild Nacatl / 野生のナカティル (緑)
クリーチャー — 猫(Cat) 戦士(Warrior)

野生のナカティルは、あなたが山(Mountain)をコントロールしているかぎり+1/+1の修整を受ける。
野生のナカティルは、あなたが平地(Plains)をコントロールしているかぎり+1/+1の修整を受ける。

1/1


Green Sun's Zenith / 緑の太陽の頂点 (X)(緑)
ソーサリー

あなたのライブラリーからマナ総量がX以下の緑のクリーチャー・カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。緑の太陽の頂点をオーナーのライブラリーに加えて切り直す。


動きは旧エクステンデッドレガシーのそれとほぼ同じであり、優秀なクリーチャーに火力を織り交ぜた典型的なビートダウンである。

速度と安定性の高さは随一な半面、ビートダウンゆえのコンボデッキへの脆さを持つため、カウンターを搭載してクロック・パーミッション的な立ち回りをするものもある(→*1)。また、緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenithで主力や必要なクリーチャーをサーチするシルバーバレット戦略をとるものが多かったが、その採用率の高さゆえに緑の太陽の頂点はモダンの禁止カードに指定されてしまった。それでもZooの隆盛が止まらなかったため、さらに野生のナカティル/Wild Nacatlも禁止に。

サンプルレシピ

Counter Cats [4]
土地 (22)
1 森/Forest
1 平地/Plains
2 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
1 寺院の庭/Temple Garden
1 神聖なる泉/Hallowed Fountain
1 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
1 蒸気孔/Steam Vents
1 地平線の梢/Horizon Canopy
1 ドライアドの東屋/Dryad Arbor
4 乾燥台地/Arid Mesa
4 霧深い雨林/Misty Rainforest
2 湿地の干潟/Marsh Flats
1 沸騰する小湖/Scalding Tarn
1 地盤の際/Tectonic Edge
クリーチャー (18)
4 貴族の教主/Noble Hierarch
4 野生のナカティル/Wild Nacatl
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
1 ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg
1 クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
4 聖遺の騎士/Knight of the Reliquary
呪文 (20)
4 流刑への道/Path to Exile
4 稲妻/Lightning Bolt
3 バントの魔除け/Bant Charm
3 稲妻のらせん/Lightning Helix
4 緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith
2 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
サイドボード (15)
1 渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer
1 クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
3 エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor
3 瞬間凍結/Flashfreeze
3 統一された意思/Unified Will
1 法の定め/Rule of Law
2 ギデオン・ジュラ/Gideon Jura
1 地盤の際/Tectonic Edge


レガシー

現在のレガシーにも存在するデッキタイプである。


Kird Ape / 密林の猿人 (赤)
クリーチャー — 類人猿(Ape)

密林の猿人は、あなたが森(Forest)をコントロールしているかぎり+1/+2の修整を受ける。

1/1


Wild Nacatl / 野生のナカティル (緑)
クリーチャー — 猫(Cat) 戦士(Warrior)

野生のナカティルは、あなたが山(Mountain)をコントロールしているかぎり+1/+1の修整を受ける。
野生のナカティルは、あなたが平地(Plains)をコントロールしているかぎり+1/+1の修整を受ける。

1/1


Tarmogoyf / タルモゴイフ (1)(緑)
クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)

タルモゴイフのパワーは、すべての墓地にあるカードのカード・タイプの数に等しく、タフネスはその点数に1を加えた点数に等しい。

*/1+*

その構成は様々だが、クリーチャー火力を中心に、3以上で組まれているウィニービートダウンは総じてこう呼ばれる事が多い。黎明期や旧エクステンデッドからの優秀カード群に、近年登場した優秀なクリーチャーを追加して組まれる。3色目はが足される事が多く、構成によっては「動物」がほとんど入らないといった場合もあり、その辺りはフィッシュに通ずるものがある。

近年の傾向として、クリーチャーの質が以前とは比べ物にならないほど急激に向上しているため、攻撃力は右肩上がりに上昇している。特にアラーラの断片ブロックでは、野生のナカティル/Wild Nacatlを筆頭に多数の白がらみのの強力カードが追加された。そのためそれ以降は3色目に白を追加するタイプが主流になり、単純にZooと言えば赤緑白三色のものを指すようになった。

基本的なデッキパーツ、タッチ色による特徴は以下で解説する。

クリーチャー

クリーチャーのスロットには変遷があり、以前よく用いられていたクリーチャーは、新しいカードに取って代わられたものも多い。

アタッカーにはスカイシュラウドの精鋭/Skyshroud Eliteなど、以前から優秀なクリーチャーは多かったが、近年タルモゴイフ/Tarmogoyfを筆頭に、野生のナカティル/Wild Nacatlなどを次々と獲得。現在ではレガシー開始期のデッキとは大きく異なるクリーチャー構成となっていることが多い。

火力

火力は黎明期からの稲妻/Lightning BoltChain Lightningという1マナ3点火力の2枚看板が基本。息切れ対策兼1マナ域を埋める存在として渋面の溶岩使い/Grim Lavamancerもよく使われる。渋面の溶岩使いはタルモゴイフとディスシナジーを形成するとされていたが、現在ではあまり気にされていないようだ。

タッチ白

アラーラの断片ブロック以前は、確実にブロッカーを除去出来る剣を鍬に/Swords to Plowshares墓地対策であるヨツンの兵卒/Jotun Gruntの採用が主な目的だった。また追加のアタッカーとしての番狼/Watchwolf今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Kondaサバンナ・ライオン/Savannah Lionsや、攻守両面に有効なルーンの母/Mother of Runesなどが用いられた。

アラーラの断片ブロック以降は、上記の野生のナカティルや、賛美を持つ貴族の教主/Noble Hierarchクァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemageが攻撃力・応用力の向上に寄与しているほか、3マナ圏には聖遺の騎士/Knight of the Reliquary長毛のソクター/Woolly Thoctarを獲得し、サイズ負けをある程度克服している。除去には流刑への道/Path to Exile剣を鍬に/Swords to Plowsharesより優先されることが多くなった。

また、環境に梅澤の十手/Umezawa's Jitte火と氷の剣/Sword of Fire and Iceをはじめとする剣サイクルが存在するため、石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mysticが採用されることもある。

追加の火力として稲妻のらせん/Lightning Helixが用いられる。

タッチ黒

黒をタッチする場合は、息切れを防ぐための闇の腹心/Dark Confidantの存在が大きく、また手札破壊思考囲い/Thoughtseizeやクリーチャー除去の燻し/Smotherなどが追加され、コントロール力が上昇しやすく柔軟な動きが可能となる。

しかし、純粋な攻撃力が下がり攻めが細くなってしまう点が弱点であり、タッチ黒のタイプが活躍するのはメタ次第といったところだろう。

その他

墓地対策は白、黒ともに可能だが、基本的には癖のないアーティファクトに頼ることが多い。

弱点は、基本的には高速ビートダウン全般に言えることだが、序盤にクリーチャーを的確に捌かれると急に息切れすることが多い。

また多色デッキであることも弱点の一つ。純粋なデッキパワーを高めた結果ともいえるが、やはり特殊地形対策の得意なデッキとは相性がよいとは言えない状況である。

さらに、低マナ域のカードが極端に多いのも弱点の一つで、虚空の杯/Chalice of the Void三なる宝球/Trinisphereを先置きされると大きく減速するし、仕組まれた爆薬/Engineered Explosivesクロックが止まってしまうことも多い。

サンプルレシピ1(~神河救済)

メインデッキ (60)
クリーチャー (21)
3 ブラストダーム/Blastoderm
3 ゴブリンの軍団兵/Goblin Legionnaire
2 今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda
4 密林の猿人/Kird Ape
2 サバンナ・ライオン/Savannah Lions
3 トロールの苦行者/Troll Ascetic
4 熊人間/Werebear
呪文 (19)
2 ハルマゲドン/Armageddon
2 火+氷/Fire+Ice
2 火葬/Incinerate
3 等時の王笏/Isochron Scepter
4 稲妻/Lightning Bolt
4 剣を鍬に/Swords to Plowshares
2 税収/Tithe
土地 (20)
4 Plateau
4 Savannah
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
4 Taiga
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
サイドボード
1 ハルマゲドン/Armageddon
4 解呪/Disenchant
1 ガイアの祝福/Gaea's Blessing
2 ルーンの母/Mother of Runes
3 真髄の針/Pithing Needle
4 赤霊破/Red Elemental Blast

サンプルレシピ2(~コンフラックス)

メインデッキ (60)
クリーチャー (15)
3 渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer
4 密林の猿人/Kird Ape
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
4 野生のナカティル/Wild Nacatl
呪文 (23)
4 Chain Lightning
4 稲妻/Lightning Bolt
4 マグマの噴流/Magma Jet
4 発展の代価/Price of Progress
3 裂け目の稲妻/Rift Bolt
3 火炎破/Fireblast
1 稲妻のらせん/Lightning Helix
土地 (22)
3 不毛の大地/Wasteland
2 Plateau
3 Taiga
3 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
4 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
3 山/Mountain
サイドボード
3 エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist
3 クローサの掌握/Krosan Grip
2 紅蓮破/Pyroblast
4 紅蓮地獄/Pyroclasm
3 難問の鎮め屋/Vexing Shusher

サンプルレシピ3(~ワールドウェイク)

メインデッキ (60)
クリーチャー (24)
2 ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg
4 渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer
4 密林の猿人/Kird Ape
2 聖遺の騎士/Knight of the Reliquary
4 クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
4 野生のナカティル/Wild Nacatl
インスタント・ソーサリー (15)
4 Chain Lightning
4 稲妻/Lightning Bolt
3 稲妻のらせん/Lightning Helix
4 流刑への道/Path to Exile
エンチャント・アーティファクト (1)
1 森の知恵/Sylvan Library
土地 (20)
4 乾燥台地/Arid Mesa
1 森/Forest
1 山/Mountain
1 平地/Plains
3 Plateau
1 Savannah
2 Taiga
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
3 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
サイドボード
1 ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg
2 クローサの掌握/Krosan Grip
3 精神壊しの罠/Mindbreak Trap
2 紅蓮破/Pyroblast
3 トーモッドの墓所/Tormod's Crypt
3 梅澤の十手/Umezawa's Jitte

黎明期

元来は黎明期のエターナルに存在した多色ウィニーを指す表現であった。


Kird Ape / 密林の猿人 (赤)
クリーチャー — 類人猿(Ape)

密林の猿人は、あなたが森(Forest)をコントロールしているかぎり+1/+2の修整を受ける。

1/1


Lightning Bolt / 稲妻 (赤)
インスタント

クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える。


密林の猿人/Kird Apeなどのクリーチャーによるビートダウン稲妻/Lightning Boltチャネル/Channel火の玉/Fireballなどの大量の火力でサポートする。

デュアルランドによりマナ基盤の安定性も高いうえ、多色の利点を活かし黎明期らしくパワー9などの強力な制限カードをフルに使うことができる。

サンプルレシピ

メインデッキ (61)
クリーチャー (12)
3 アルゴスのピクシー/Argothian Pixies
3 極楽鳥/Birds of Paradise
2 疾風のデルヴィッシュ/Whirling Dervish
4 密林の猿人/Kird Ape
インスタント・ソーサリー (20)
1 チャネル/Channel
1 Regrowth
4 Chain Lightning
4 稲妻/Lightning Bolt
4 火の玉/Fireball
1 Demonic Tutor
1 精神錯乱/Mind Twist
1 Ancestral Recall
2 心霊破/Psionic Blast
1 Time Walk
エンチャント・アーティファクト (9)
1 森の知恵/Sylvan Library
1 支配魔法/Control Magic
1 Black Lotus
1 Chaos Orb
1 氷の干渉器/Icy Manipulator
1 Mox Ruby
1 Mox Emerald
1 Mox Sapphire
1 Mox Jet
土地 (20)
2 Bayou
2 真鍮の都/City of Brass
4 ミシュラの工廠/Mishra's Factory
4 Taiga
4 Tropical Island
4 Volcanic Island

参考

http://mtgwiki.com/wiki/Zoo」より作成
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