ショック/Shock

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Shock / ショック (赤)
インスタント

1つを対象とする。ショックはそれに2点のダメージを与える。


の「基本的な」火力呪文。創成期において基本火力として生まれた稲妻/Lightning Boltの調整版。他の1マナ、2点ダメージの火力呪文はこれを基準に調整されている。

1マナのインスタントであり、テンポを崩さずクリーチャー除去からプレイヤーライフ詰めまで任せられる万能火力。だがあくまで2点。1マナ増えれば火葬/Incinerate稲妻の一撃/Lightning Strikeとなり、除去できる範囲やダメージ効率が大きく変わる。自分のデッキマナカーブ環境に存在するクリーチャーのタフネスによって採用する枚数を調整しよう。サイドボードでも相手のデッキに合わせて入れ替えるカードの候補となる。

リミテッドではもちろんかなり使い勝手の良いカードである。除去そのものが貴重であるのもそうだが、何かとトリックに使える軽いインスタントであるということが重要なため。ほとんどのセットコモンで収録されており、基本的に優良コモンと言っていい。

[編集] 収録状況と構築での活躍

収録初期のスタンダードではデッドガイレッドポンザなどで採用された。炎の印章/Seal of Fire炎の稲妻/Fireboltなど他に優良な1マナ火力があればスロットを取られることもあったが、スライなどの速攻デッキでは併用された。

第6版から第10版まで基本セットにおける火力の基準として収録され続けたが、基本セット2010では稲妻と入れ替わりで基本セット落ちしたことで多くのプレイヤーを驚かせた。ただし、開発部は「それでも1マナ火力の基準がショックであることには変わりはない」と公言しており(稲妻のページを参照)、2つ後の基本セット2012では稲妻と入れ替わる形で再び収録されている。

基本セット2014を最後にしばらくスタンダード落ちしていたが、霊気紛争再録され2年半ぶりに復帰。この時のスタンダードではプレイヤー/クリーチャー両方に対応した火力が少ないこともあって、相対的に評価は高い。1マナでサヒーリコンボに対処できることもあり多くの赤入りデッキメインデッキサイドボードに散らされて採用されたが、アモンケット期にはサヒーリコンボが消滅したことで1マナ除去としてはマグマのしぶき/Magma Sprayの方が優先されることが多い。その後成立したラムナプ・レッドでは、プレイヤーを対象にできる火力としてこちらが3~4枚入れられている。禁止カード発効によるラムナプ・レッド消滅後も赤単アグロなどで活躍した。

基本セット2019で再び再録されて以降、基本セット20202021と定期的に再録されスタンダードに残り続けていたが、エルドレインの王権では砕骨の巨人/Bonecrusher Giantという強力すぎる対抗馬が登場。火力としては1マナ重いものの容易にカード・アドバンテージが得られるメリットは大きく、イゼット・フェニックスのように1マナ呪文であることを重視する以外ではほぼそちらが優先される環境が続いた。その後イニストラード:真夜中の狩り発売時のローテーションにて、上位互換である火遊び/Play with Fireと入れ替わる形で一時期スタンダードを去った。カルロフ邸殺人事件にて再録。

[編集] その他

発明の賜物が革命の業物になった。
The tools of invention became the weapons of revolution.

[編集] プロモーションカード

[編集] 関連カード

[編集] 主な亜種

ここでは2点ダメージのものを例示する。特記していない限り、1マナインスタントであり、任意の対象にダメージを与える。太字のものは、特に近い1マナ2点の亜種である。他の例は火力を参照。

[編集] 脚注

  1. @mtgjp(日本公式Twitter 2019年7月4日)

[編集] 参考

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