癇しゃく/Fiery Temper
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Fiery Temper / 癇しゃく (1)(赤)(赤)
インスタント
インスタント
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。癇しゃくはそれに3点のダメージを与える。
マッドネス(赤)(あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。あなたがそうしたとき、マッドネス・コストでこれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く。)
WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。
マッドネスすれば稲妻/Lightning Boltと同等になる火力。
トーメントでの初登場時はマッドネスを重視したパッチステロなどで使用されたが、生撃ち時の効率の悪さから、その他のデッキではあまり見かけなかった。マッドネス火力にはアンコモンに激発/Violent Eruptionもあった事もやや逆風だっただろうか。
時のらせんでタイムシフトカードとして再録。時のらせんブロック内のスペルシェイパーや嵐の束縛/Stormbindとの相性がよく、また同ブロックはインスタント火力が薄いため、時のらせんブロック構築のスライでは捨てずにそのまま使う場面も多く見られた。
イニストラードを覆う影で再録メカニズムとしてマッドネスが登場し二度目の再録。時のらせんの時と比べると火葬/Incinerateのようなライバルが存在しないのは追い風。苦しめる声/Tormenting Voiceや稲妻の斧/Lightning Axe等とのシナジーを生かしゴーグル、ローテーション後の黒赤ビートダウンに採用されている。
- Eric Deschampによる新規イラストで2016年11月のフライデー・ナイト・マジック・プロモーション・カードとして配布された。
- Fiery Temperとは、直訳すれば「火がついたように怒り出すこと」「激しい気性」の意で、「癇癪」も定訳の一つである。トーメント版では、狂気(マッドネス)によって強力な火力呪文を放つ、という効果を踏まえた訳と言えたが、イニストラードを覆う影版はエムラクール/Emrakulの狂気に呑まれたアヴァシン/Avacynの天使/Angel達が人間/Humanを焼き払うイラストであるため、「些細なことで怒り出す」という意味の「癇しゃく」は結果的にストーリーに合わない訳になってしまった。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
- 狂乱した浄化/Frantic Purification
- 強迫的な捜索/Obsessive Search
- 病的な霞/Psychotic Haze
- 癇しゃく/Fiery Temper
- 日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla
[編集] 参考
- Sketches: Fiery Temper(Internet Archive)(Magic Arcana 2002年3月11日) - トーメント版のイラスト製作過程
- The M-Files: Shadows over Innistrad, Part 2(Internet Archive)/Mファイル『イニストラードを覆う影』編・パート2(Latest Developments 2016年4月15日 Sam Stoddard著)
- October Through December FNM Promo Update(Internet Archive)/10~12月のフライデー・ナイト・マジック プロモカード更新(News 2016年10月4日 Blake Rasmussen著)
- 癇しゃく(カード名国語辞典)
- カード個別評価:イニストラードを覆う影 - コモン
- カード個別評価:時のらせんタイムシフト
- カード個別評価:トーメント - コモン
- カード個別評価:アルティメットマスターズ - コモン
- カード個別評価:Jumpstart: Historic Horizons - コモン
- カード個別評価:イニストラードを覆う影リマスター - アンコモン