エルフ (デッキ)
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− | {{Otheruses|デッキ|クリーチャー・タイプ|エルフ}} | + | {{Otheruses|[[デッキ]]|[[クリーチャー・タイプ]]|エルフ}} |
− | + | '''エルフ'''(''Elf''/''Elves'')は、[[エルフ]]を主体とした[[タイプ的]][[デッキ]]の総称。 | |
− | '''エルフ'''(''Elf'')は、[[エルフ]]を主体とした[[ | + | |
==概要== | ==概要== | ||
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{{#card:Wirewood Symbiote}} | {{#card:Wirewood Symbiote}} | ||
− | [[小型クリーチャー|小型]]で[[展開]] | + | [[小型クリーチャー|小型]]で[[展開]]しやすい[[エルフ]]を大量に、それも高速で[[戦場]]に並べ、その物量と[[マナ・アドバンテージ]]で[[対戦相手]]を圧倒する。これだけ大量の[[クリーチャー]]と[[マナ]]を同時に確保できる[[デッキ]]は少なく、[[緑]]ならではということで病みつきになる人も多い。 |
− | + | エルフ達は基本的に小粒であり[[カードパワー]]で押し切るのが難しいため、[[全体強化]]手段か別途[[フィニッシャー]]を用意するのが普通である。また、展開力に非常に長けるがゆえに、[[全体除去]]に脆いのも共通した弱点である。 | |
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特に[[オンスロート・ブロック]]以降は、[[ブロック構築]]から[[エターナル]]まで、幅広い場面で見られる[[デッキタイプ]]となった。 | 特に[[オンスロート・ブロック]]以降は、[[ブロック構築]]から[[エターナル]]まで、幅広い場面で見られる[[デッキタイプ]]となった。 | ||
− | == | + | ==イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期== |
− | + | [[鉄葉ストンピィ]]の派生デッキの一種として、[[エルフ]]を中心とした[[タイプ的]][[デッキ]]が[[地雷|ローグ]]として登場した。 | |
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− | + | {{#card:Pelt Collector}} | |
+ | {{#card:Elvish Clancaller}} | ||
+ | {{#card:Vanquisher's Banner}} | ||
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+ | [[ローテーション]]で[[キランの真意号/Heart of Kiran]]や[[不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable]]等を失った枠を、[[養育者、マーウィン/Marwyn, the Nurturer]]や[[エルフの部族呼び/Elvish Clancaller]]で埋めてエルフデッキとして変化させたもの。基本的な動きは鉄葉ストンピィと同様、[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]からの[[マナ加速]]で[[鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Champion]]を叩きつけて素早く[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]する戦術に変わりない。こちらはエルフの部族呼び、[[勝者の戦旗/Vanquisher's Banner]]の[[全体強化]]8枚体制によって[[マナ・クリーチャー]]も戦力にできるようになっている。 | ||
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+ | タイプ的デッキを組むための主要なパーツは[[基本セット2019]]期の時点で揃っていたが、エルフデッキを組むには1[[マナ]]圏の戦力が不足しており、あえてエルフを軸にする必要もなかったため[[ファンデッキ]]止まりだった。[[ラヴニカのギルド]]で[[生皮収集家/Pelt Collector]]が登場したことで穴の開いていた1マナ圏に強力な戦力を獲得し、また追加の[[引く|ドロー]]源として[[獣に囁く者/Beast Whisperer]]も手に入れたことで大きく強化された。[https://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0031192/ スタートダッシュ・ラヴニカ! その2「エルフ・ストンピィ」(スタンダード)]も参照。 | ||
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+ | 鉄葉ストンピィから重量級のフィニッシャーを抜いて全体強化とドローエンジンを追加する構成になっている為元のデッキより更に[[煤の儀式/Ritual of Soot]]に弱い。黒マナが含まれるデッキ相手には勝者の戦旗と獣に囁く者がうまく着地できるかが重要。 | ||
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+ | ===サンプルレシピ=== | ||
*備考 | *備考 | ||
− | **[ | + | **Competitive Standard League 2018-10-29, (5-0) ([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/competitive-standard-constructed-league-2018-10-29 参考]) |
− | ** | + | **使用者:VMania |
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
− | **[[スタンダード]]([[ | + | **[[スタンダード]]([[イクサラン・ブロック]]+[[ドミナリア]]+[[基本セット2019]]+[[ラヴニカのギルド]]) |
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− | == | + | ==ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期== |
− | [[ | + | 優秀な[[エルフ]]が複数登場したことで、[[スタンダード]]でも復権を果たす。 |
− | {{#card: | + | {{#card:Arbor Elf}} |
− | {{#card: | + | {{#card:Fauna Shaman}} |
+ | {{#card:Elvish Archdruid}} | ||
− | + | [[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]・[[東屋のエルフ/Arbor Elf]]・[[ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker]]といった[[マナ・クリーチャー|マナ・エルフ]]を高速で並べて猛烈に[[マナ加速|マナ・ブースト]]、[[獣相のシャーマン/Fauna Shaman]]で必要なエルフを[[サーチ]]し、[[エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid]]等で[[全体強化]]して一気に押し切る。 | |
− | + | [[暴走の先導/Lead the Stampede]]で[[ハンド・アドバンテージ]]を確保して息切れを防ぎ、獣相のシャーマンと[[シナジー]]する[[復讐蔦/Vengevine]]を採用して[[全体除去]]への耐性を向上させている。 | |
− | [[ | + | その他の部分は[[デッキ]]によって様々。[[エルドラージの碑/Eldrazi Monument]]を[[エンドカード]]にして[[エルドラージの碑]]に寄せたもの、エルフによる加速に加えて[[原始のタイタン/Primeval Titan]]などを採用し[[エルドラージ]]の[[召喚]]を可能にした[[エルドラージ・ランプ#ゼンディカー・ブロック期|エルドラージ・ランプ]]との[[ハイブリッドデッキ]](このタイプは[[エルドラージ]]に引っ掛けて'''エルフドラージ'''と呼ばれる)などのバリエーションが存在する。 |
− | + | ===サンプルレシピ=== | |
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− | + | ||
*備考 | *備考 | ||
− | **[[ | + | **[[フランス選手権11]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/frnat11/welcome 参考]) |
− | ** | + | **使用者:[[Thierry Ramboa]] |
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
− | **[[スタンダード]]([[ | + | **[[スタンダード]]([[基本セット2011]]+[[基本セット2012]]+[[ゼンディカー・ブロック]]+[[ミラディンの傷跡ブロック]]) |
− | { | + | {{#MagicFactory:df305379}} |
− | | | + | ==ローウィン=シャドウムーア・ブロック期== |
+ | [[エルフ]]が主要[[クリーチャー・タイプ]]に選ばれたこともあり、同[[環境]]の[[黒緑ビートダウン#ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|黒緑ビートダウン]]の中にエルフを中心にしたものが登場した。 | ||
− | + | {{#card:Wren's Run Vanquisher}} | |
− | + | {{#card:Profane Command}} | |
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− | + | 詳細は[[黒緑エルフ]]を参照のこと。 | |
− | + | また、それとは別路線で、[[遺産のドルイド/Heritage Druid]]の爆発力を活かした[[親和エルフ]]も登場、こちらも一定の戦果をあげている。 | |
+ | |||
+ | {{#card:Heritage Druid}} | ||
+ | ==オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック期== | ||
[[ミラディン・ブロック]]期の[[スタンダード]]では、史上最悪の[[装備品]]として名高い[[頭蓋骨絞め/Skullclamp]]と組み、'''[[エルフ&ネイル]]'''が登場する。 | [[ミラディン・ブロック]]期の[[スタンダード]]では、史上最悪の[[装備品]]として名高い[[頭蓋骨絞め/Skullclamp]]と組み、'''[[エルフ&ネイル]]'''が登場する。 | ||
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{{#card:Tooth and Nail}} | {{#card:Tooth and Nail}} | ||
− | + | ==オデッセイ・ブロック+オンスロート・ブロック期== | |
− | + | [[オンスロート]]期の[[スタンダード]]では、[[オンスロート・ブロック]]の[[タイプ的]]支援によって強化され、[[トーナメント]]レベルとなる。この頃の[[デッキ]]は'''[[エルフ・ビート]]'''と呼ばれる。 | |
− | [[オンスロート]]期の[[スタンダード]]では、[[オンスロート・ブロック]]の[[ | + | |
{{#card:Timberwatch Elf}} | {{#card:Timberwatch Elf}} | ||
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==エクステンデッド== | ==エクステンデッド== | ||
+ | ===ローウィン=シャドウムーア・ブロック~ミラディンの傷跡ブロック期=== | ||
+ | もともと優秀な[[エルフ]]を多く擁する[[カードプール]]ではあったが、特に[[ミラディン包囲戦]]で[[暴走の先導/Lead the Stampede]]という[[アドバンテージ]]手段を得たことで大きく強化され、[[メタゲーム]]の上位にまで躍進した。 | ||
− | === | + | {{#card:Elvish Archdruid}} |
+ | {{#card:Lead the Stampede}} | ||
+ | |||
+ | [[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]、[[東屋のエルフ/Arbor Elf]]などの[[マナ・クリーチャー]]から[[エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid]]、[[ジョラーガの戦呼び/Joraga Warcaller]]といった様々な[[ロード (俗称)|ロード]]を[[展開]]、[[強化]]された大量のエルフ達で速やかに勝負を決めるエルフらしいエルフ。 | ||
+ | |||
+ | [[親和エルフ]]からは[[遺産のドルイド/Heritage Druid]]+[[イラクサの歩哨/Nettle Sentinel]]コンビが受け継がれている。また[[献身のドルイド/Devoted Druid]]2体と[[背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader]]による[[無限マナ]]・[[無限強化]][[コンボ]]が搭載されることも。 | ||
+ | |||
+ | その爆発力は[[環境]]随一だが、[[全体除去]]に非常に弱く、[[マッチ]]2[[ゲーム]]目以降は苦しい戦いを強いられることが多い。[[グランプリ神戸11]]では参加者数4位を誇るも、2日目に駒を進めた[[デッキ]]はごくわずかであった。 | ||
+ | |||
+ | ===オンスロート・ブロック~アラーラの断片ブロック期=== | ||
[[モーニングタイド]]期のスタンダードでは[[ローグデッキ]]のひとつに過ぎなかった'''[[親和エルフ]]'''が劇的に強化され、[[プロツアーベルリン08]]では上位を独占している。 | [[モーニングタイド]]期のスタンダードでは[[ローグデッキ]]のひとつに過ぎなかった'''[[親和エルフ]]'''が劇的に強化され、[[プロツアーベルリン08]]では上位を独占している。 | ||
{{#card:Heritage Druid}} | {{#card:Heritage Druid}} | ||
− | === | + | ===テンペスト・ブロック~オンスロート・ブロック期=== |
[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]や[[ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary]]を並べ、[[ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle]]などによる潤沢なマナを背景に、相手を圧倒するタイプが主流。 | [[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]や[[ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary]]を並べ、[[ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle]]などによる潤沢なマナを背景に、相手を圧倒するタイプが主流。 | ||
215行: | 103行: | ||
{{#card:Rofellos, Llanowar Emissary}} | {{#card:Rofellos, Llanowar Emissary}} | ||
− | [[エルフ]]と[[ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle]] | + | [[エルフ]]と[[ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle]]を使用することから、[[クレイドルエルフ]]と呼ばれることが多い。 |
====サンプルレシピ==== | ====サンプルレシピ==== | ||
*備考 | *備考 | ||
− | **[[グランプリニューオーリンズ03]] ベスト4 | + | **[[グランプリニューオーリンズ03]] ベスト4 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/events/gpno03 参考]) |
**使用者:[[Diego Ostrovich]] | **使用者:[[Diego Ostrovich]] | ||
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
− | **[[エクステンデッド]]([[第6版]] | + | **[[エクステンデッド]]([[第6版]]~[[第8版]]、[[テンペスト]]~[[オンスロート]]) |
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;" | {| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;" | ||
|- | |- | ||
− | + | !colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60) | |
+ | !colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード | ||
|- | |- | ||
!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (25) | !colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (25) | ||
268行: | 157行: | ||
|} | |} | ||
− | * | + | *[[マナ・クリーチャー|マナ]]エルフや[[ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle]]から[[マスティコア/Masticore]]などを高速[[展開]]する構成になっている。 |
*[[サイドボード]]の多くは[[生ける願い/Living Wish]]からの[[シルバーバレット]]用に割かれている。 | *[[サイドボード]]の多くは[[生ける願い/Living Wish]]からの[[シルバーバレット]]用に割かれている。 | ||
*この[[デッキ]]については[[WotC]]のコラム「[http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/gpno03/tech2 Deck Tech: Elves!]」も参照のこと。 | *この[[デッキ]]については[[WotC]]のコラム「[http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/gpno03/tech2 Deck Tech: Elves!]」も参照のこと。 | ||
+ | |||
+ | ==ヒストリック== | ||
+ | [[ヒストリック]][[環境]]にも存在する。[[緑単色デッキ|緑単]][[タッチ]][[黒]]の構成をとる。[[ヒストリック・アンソロジー]]や[[Jumpstart]]に収録された多数の[[ロード (俗称)|ロード]]は他環境に引けを取らない。 | ||
+ | |||
+ | {{#card: Elvish Warmaster}} | ||
+ | {{#card: Allosaurus Shepherd}} | ||
+ | {{#card: Realmwalker}} | ||
+ | |||
+ | ===サンプルリスト=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[『カルドハイム』チャンピオンシップ]] 第56位、ヒストリック部門7勝1敗([https://magic.gg/events/kaldheim-championship 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/khmchamps/ 参考]) | ||
+ | **使用者:[[Simón Arboleda Escobar]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[ヒストリック]](~[[ヒストリック・アンソロジー|ヒストリック・アンソロジー4]]) | ||
+ | |||
+ | {{#MagicFactory: df320451}} | ||
+ | ==モダン== | ||
+ | [[モダン]]では[[フォーマット]]制定当初から[[垣間見る自然/Glimpse of Nature]]が[[禁止カード|禁止]]されており、長らく目立った成果を上げることができなかった。しかし[[タルキール龍紀伝]]から[[集合した中隊/Collected Company]]を獲得したことで大きく強化され、活躍を見せるようになった。 | ||
+ | |||
+ | {{#card:Ezuri, Renegade Leader}} | ||
+ | {{#card:Collected Company}} | ||
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+ | 各種[[マナ・クリーチャー]]や[[遺産のドルイド/Heritage Druid]]&[[イラクサの歩哨/Nettle Sentinel]]コンビで[[マナ]]を、[[エルフの幻想家/Elvish Visionary]]で[[手札]]を確保しながら[[エルフ]]を並べ、最後は[[エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid]]や[[ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx]]による大量マナから[[背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader]]の[[全体強化]][[能力]]に繋げて押し切る。 | ||
+ | |||
+ | 集合した中隊と[[召喚の調べ/Chord of Calling]]という2種類の[[サーチ]][[カード]]を擁するため、[[呪文滑り/Spellskite]]や[[漁る軟泥/Scavenging Ooze]]などの[[メタる|メタ]]能力を持つ[[クリーチャー]]を必要に応じて[[シルバーバレット]]することができる。この点を活かすべく他の[[色]](特に[[白]])を[[タッチ]]し、採用できるクリーチャーの幅を広げているものが多い。 | ||
+ | |||
+ | ===サンプルレシピ=== | ||
+ | ====タッチ白==== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[グランプリシャーロット15]] 優勝 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpcha15 参考]) | ||
+ | **使用者:[[Michael Malone]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[モダン]](~[[タルキール龍紀伝]]) | ||
+ | |||
+ | {{#MagicFactory:df313514}} | ||
+ | *[[メインデッキ]]は[[緑単色デッキ|緑単色]]だが、[[サイドボード]]の[[ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender]]と[[静翼のグリフ/Hushwing Gryff]]のために白がタッチされている。 | ||
+ | |||
+ | ====タッチ白黒==== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[グランプリオクラホマシティ15]] 第12位 ([http://magic.wizards.com/en/content/grand-prix-oklahoma-city-2015 参考]) | ||
+ | **使用者:[[Chris Lopez]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[モダン]](~[[マジック・オリジン]]) | ||
+ | |||
+ | {{#MagicFactory:df314695}} | ||
+ | *[[黒]]をタッチして[[群れのシャーマン/Shaman of the Pack]]を採用したタイプ。サイドボードでは白もタッチされている。 | ||
==レガシー== | ==レガシー== | ||
− | === | + | [[レガシー]]でも一定の勢力が見られる[[デッキ]]である。 |
+ | |||
+ | {{#card:Quirion Ranger}} | ||
+ | {{#card:Fyndhorn Elves}} | ||
+ | |||
+ | [[オンスロート]]以降の強力な[[エルフ]]をはじめとして、[[クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger]]や[[フィンドホーンのエルフ/Fyndhorn Elves]]を「追加の[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]」として採用しているものが一般的。大量の[[マナ加速]]から、エルフを次々に[[展開]]し、[[全体強化]]によって押し潰す戦略が基本となる。 | ||
+ | |||
+ | 弱点としては、相変わらずの[[リセット]]耐性の低さや、[[宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator]]擁する[[ゴブリン (デッキ)#レガシー|ゴブリン]]と違い、[[スロット]]を[[除去]]に割きづらいことが挙げられる。加速手段として大量のエルフを用いることも、他の[[呪文]]にスロットを割けない一因である。 | ||
+ | |||
+ | 近年では、様々なタイプに派生が進んでいる。そのいずれも、エルフの弱点である単調さや、「マナはあるが、[[ロード (俗称)|ロード]]がいなくて[[殴る]]に殴れない」といった状況を打破するための手段として研究が進んでいる。[[アタッカー]]として有用なエルフを多く用いた、一種の[[ストンピィ]]と見ることができるタイプや、大量のクリーチャーを用いることを利用し[[適者生存/Survival of the Fittest]]を搭載したタイプなどが登場している。 | ||
+ | |||
+ | *適者生存を搭載したタイプは、柔軟性を高めるため3[[色]]程度に色を増やしていることが多い。エルフ以外のクリーチャーとして、[[サバイバル]]系デッキの定番、[[ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob]]や[[憤怒/Anger]]に加え、[[サイドボード]]には[[月の大魔術師/Magus of the Moon]]、[[ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg]]などを搭載することで柔軟性が増す。また[[鏡の精体/Mirror Entity]]と[[ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote]]と[[ティタニアの僧侶/Priest of Titania]]による無限パンプアップの[[ギミック]]を搭載することもある。しかし、適者生存は2011/01/01よりレガシーの[[禁止カード]]に指定されてしまった。 | ||
+ | *旧[[エクステンデッド]]と同様[[垣間見る自然/Glimpse of Nature]]を採用した[[チェイン・コンボ]]型の[[親和エルフ]]も活躍している。詳細は[[親和エルフ#レガシー|親和エルフ]]のページを参照のこと。 | ||
+ | |||
+ | ===サンプルレシピ=== | ||
+ | ====初期==== | ||
*備考 | *備考 | ||
**デッキ名:'''Elves!''' | **デッキ名:'''Elves!''' | ||
− | **[[レガシー選手権05]] 第13位 | + | **[[レガシー選手権05]] 第13位 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/feature/282 参考] by [[Zvi Mowshowitz]]) |
**使用者:[[Willie Gregory-Bkorkiund]] | **使用者:[[Willie Gregory-Bkorkiund]] | ||
*フォーマット | *フォーマット | ||
− | **[[レガシー]] | + | **[[レガシー]](~[[神河救済]]) |
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;" | {| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;" | ||
|- | |- | ||
− | + | !colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60) | |
+ | !colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード | ||
|- | |- | ||
!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (43) | !colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (43) | ||
306行: | 257行: | ||
|4||[[深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow]]|||| | |4||[[深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow]]|||| | ||
|- | |- | ||
− | |4||[[Fyndhorn Elves]]|||| | + | |4||[[フィンドホーンのエルフ/Fyndhorn Elves]]|||| |
|- | |- | ||
|3||[[エルフのチャンピオン/Elvish Champion]]|||| | |3||[[エルフのチャンピオン/Elvish Champion]]|||| | ||
325行: | 276行: | ||
|} | |} | ||
− | * | + | *[[レガシー]]環境初期の“純”エルフデッキ。[[マナ加速]]から[[手札]]補充、[[全体強化]]に至るまでほとんどの[[呪文]]がエルフである。[[メインデッキ]]の非エルフ呪文は[[ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote]]のみ。 |
− | + | ====イーブンタイド後==== | |
− | === | + | |
*備考 | *備考 | ||
− | **[[レガシー選手権08]] | + | **[[レガシー選手権08]] ベスト8 |
**使用者:[[Brad Herwy]] | **使用者:[[Brad Herwy]] | ||
− | *フォーマット | + | *[[フォーマット]] |
− | **[[レガシー]] | + | **[[レガシー]](~[[イーブンタイド]]) |
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;" | {| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;" | ||
345行: | 295行: | ||
|1||[[カメレオンの巨像/Chameleon Colossus]] | |1||[[カメレオンの巨像/Chameleon Colossus]] | ||
|- | |- | ||
− | |3||[[Fyndhorn Elves]] | + | |3||[[フィンドホーンのエルフ/Fyndhorn Elves]] |
|- | |- | ||
|4||[[遺産のドルイド/Heritage Druid]] | |4||[[遺産のドルイド/Heritage Druid]] | ||
391行: | 341行: | ||
|4||[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]] | |4||[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]] | ||
|} | |} | ||
+ | |||
+ | *[[スカイシュラウドの精鋭/Skyshroud Elite]]をはじめ、[[イラクサの歩哨/Nettle Sentinel]]や[[レンの地の克服者/Wren's Run Vanquisher]]などにより、従来の[[システムクリーチャー]]を多用する構成から、純粋な[[殴り合い]]にも若干耐性のある構成をとっている。また、[[ワイアウッドの伝令/Wirewood Herald]]からの[[カメレオンの巨像/Chameleon Colossus]]などの[[ギミック]]も特徴的。 | ||
+ | |||
+ | ==パウパー== | ||
+ | [[マナ加速]]用のエルフは[[コモン]]に多いことから、[[パウパー]]でも一定数見られる。 | ||
+ | |||
+ | {{#card:Priest of Titania}} | ||
+ | {{#card:Birchlore Rangers}} | ||
+ | |||
+ | [[アンコモン]]の[[遺産のドルイド/Heritage Druid]]こそ使用不可であるが、[[樺の知識のレインジャー/Birchlore Rangers]]と[[イラクサの歩哨/Nettle Sentinel]]の組み合わせは健在。[[クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger]]と[[ティタニアの僧侶/Priest of Titania]]の組み合わせもあるのでマナは有り余るほど出る。そのマナから[[リス・アラナの狩りの達人/Lys Alana Huntmaster]]や[[森林守りのエルフ/Timberwatch Elf]]、[[エルフの枝曲げ/Elvish Branchbender]]や[[エルフの先兵/Elvish Vanguard]]([[エターナルマスターズ]]以降)といったエルフの数が重要なエルフたちを高速展開する。[[バーン#パウパー|バーン]]や[[ストンピィ#パウパー|ストンピィ]]などが相手なら[[幸運を祈る者/Wellwisher]]も事実上の勝ち手段となり得るだろう。豊富なマナとクリーチャーの頭数を活かして[[ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow]]を[[除去]]の手段にするなど、柔軟な戦略を取れる。 | ||
+ | |||
+ | [[引く|ドロー]]手段として[[青]]をタッチしての[[遠くの旋律/Distant Melody]]が長らく主流であったが、[[アイコニックマスターズ]]にて[[暴走の先導/Lead the Stampede]]がコモンで収録されたことから、現在では緑単色での構築が可能となっている。 | ||
+ | |||
+ | 弱点はやはり[[全体除去]]。パウパーは全体除去の少ない環境であるが、[[電謀/Electrickery]]のような[[タフネス]]1のクリーチャーを狙い撃ちにするカードはそれなりにあり、タフネス1を多用するこのデッキにとっては致命傷になるので[[飛行]]対策も兼ねて[[蜘蛛糸の鎧/Spidersilk Armor]]を採用することもある。それでも[[墓所のネズミ/Crypt Rats]]や[[クラーク族のシャーマン/Krark-Clan Shaman]]あたりはどうしようもないので、なかなか[[トップメタ]]まで上り詰めるまでは至らなかった。 | ||
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+ | しかし、遠くの旋律が暴走の先導に置き換わったことで全体除去後のリカバリーが可能になり、[[島/Island]]と[[森のレインジャー/Sylvan Ranger]]を使わなくてもよくなり安定性も向上。当時トップメタだったストンピィに相性が良いこともあり、一大勢力となった。 | ||
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+ | ===サンプルレシピ=== | ||
+ | ====初期型==== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **Pauper Challenge #809767 on 12/26/2009 2nd Place([http://archive.wizards.com/Magic/digital/magiconlinetourn.aspx?x=mtg/digital/magiconline/tourn/809767 参考]) | ||
+ | **使用者:brian e | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[パウパー]](~[[エクソダス]]) | ||
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+ | {{#MagicFactory:df313209}} | ||
+ | ====タッチ青==== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **Pauper Premier Event #6767373 on 02/24/2014 3rd Place([http://www.wizards.com/Magic/digital/MagicOnlineTourn.aspx?x=mtg/digital/magiconline/tourn/6767373 参考]) | ||
+ | **使用者:cjlack92 | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[パウパー]](~[[神々の軍勢]]) | ||
+ | |||
+ | {{#MagicFactory:df311700}} | ||
+ | *[[ウィー=ゼロックス#Pauper|ウィー=ゼロックス]]すら霞む60枚デッキでの[[土地]]13枚。マナ加速への自信の表れと言える。 | ||
+ | |||
+ | ====緑単==== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **Pauper Daily #8046338 on 03/06/2015 4-0([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-daily-2015-03-07 参考]) | ||
+ | **使用者:gravebornMews | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[パウパー]] (~[[運命再編]]) | ||
+ | |||
+ | {{#MagicFactory:df312617}} | ||
+ | *緑単色のタイプ。こちらはそれ以上に少なくなんと土地10枚。 | ||
+ | *ティタニアの僧侶による大量マナや遠くの旋律による大量ドローは採用せず、[[森林守りのエルフ/Timberwatch Elf]]や[[エルフの枝曲げ/Elvish Branchbender]]で大型クリーチャーを調達し殴り倒すのが勝ち筋となる。 | ||
+ | |||
+ | ==== 緑単(アイコニックマスターズ後) ==== | ||
+ | * 備考 | ||
+ | ** Pauper Constructed League on 12/22/2017 5-0([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-constructed-league-2017-12-22 参考]) | ||
+ | ** 使用者: Lacerdas | ||
+ | * [[フォーマット]] | ||
+ | ** [[パウパー]](〜[[アイコニックマスターズ]]) | ||
+ | |||
+ | {{#MagicFactory:df318307}} | ||
+ | * [[暴走の先導/Lead the Stampede]]獲得後のリスト。[[イラクサの歩哨/Nettle Sentinel]]が0枚になり、数で押す構成が徹底されている。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
− | *[http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/gpno03/tech2 Deck Tech: Elves!]([[WotC]]) | + | *[http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/gpno03/tech2 Deck Tech: Elves!] ([[WotC]]) |
+ | * [http://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0019112/ 岩SHOWの「デイリー・デッキ」:エルフ(Pauper)] | ||
*[[デッキ集]] | *[[デッキ集]] | ||
+ | |||
+ | {{DEFAULTSORT:えるふ}} | ||
+ | [[Category:緑単色デッキ]] | ||
+ | [[Category:ビートダウンデッキ]] | ||
+ | [[Category:タイプ的デッキ]] | ||
+ | [[Category:緑単ビートダウンデッキ]] | ||
+ | [[Category:スタンダードデッキ]] | ||
+ | [[Category:エクステンデッドデッキ]] | ||
+ | [[Category:ヒストリックデッキ]] | ||
+ | [[Category:モダンデッキ]] | ||
+ | [[Category:レガシーデッキ]] | ||
+ | [[Category:パウパーデッキ]] |
2024年6月11日 (火) 22:57時点における版
エルフ(Elf/Elves)は、エルフを主体としたタイプ的デッキの総称。
目次 |
概要
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)
(T):戦場に出ているエルフ(Elf)1つにつき(緑)を加える。
1/1クリーチャー — 昆虫(Insect)
あなたがコントロールするエルフ(Elf)1体をオーナーの手札に戻す:クリーチャー1体を対象とし、それをアンタップする。毎ターン1回のみ起動できる。
1/1小型で展開しやすいエルフを大量に、それも高速で戦場に並べ、その物量とマナ・アドバンテージで対戦相手を圧倒する。これだけ大量のクリーチャーとマナを同時に確保できるデッキは少なく、緑ならではということで病みつきになる人も多い。
エルフ達は基本的に小粒でありカードパワーで押し切るのが難しいため、全体強化手段か別途フィニッシャーを用意するのが普通である。また、展開力に非常に長けるがゆえに、全体除去に脆いのも共通した弱点である。
特にオンスロート・ブロック以降は、ブロック構築からエターナルまで、幅広い場面で見られるデッキタイプとなった。
イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期
鉄葉ストンピィの派生デッキの一種として、エルフを中心としたタイプ的デッキがローグとして登場した。
クリーチャー — エルフ(Elf) 戦士(Warrior)
あなたがコントロールしている他のクリーチャーが1体戦場に出るか死亡するたび、そのクリーチャーのパワーが生皮収集家よりも大きい場合、生皮収集家の上に+1/+1カウンターを1個置く。
生皮収集家の上に+1/+1カウンターが3個以上置かれているかぎり、これはトランプルを持つ。
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)
あなたがコントロールしている他のエルフ(Elf)は+1/+1の修整を受ける。
(4)(緑)(緑),(T):あなたのライブラリーから《エルフの部族呼び/Elvish Clancaller》という名前のカード1枚を探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
アーティファクト
勝者の戦旗が戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプ1つを選ぶ。
あなたがコントロールしているその選ばれたタイプを持つクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
あなたがその選ばれたタイプのクリーチャー呪文を唱えるたび、カードを1枚引く。
ローテーションでキランの真意号/Heart of Kiranや不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable等を失った枠を、養育者、マーウィン/Marwyn, the Nurturerやエルフの部族呼び/Elvish Clancallerで埋めてエルフデッキとして変化させたもの。基本的な動きは鉄葉ストンピィと同様、ラノワールのエルフ/Llanowar Elvesからのマナ加速で鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Championを叩きつけて素早くビートダウンする戦術に変わりない。こちらはエルフの部族呼び、勝者の戦旗/Vanquisher's Bannerの全体強化8枚体制によってマナ・クリーチャーも戦力にできるようになっている。
タイプ的デッキを組むための主要なパーツは基本セット2019期の時点で揃っていたが、エルフデッキを組むには1マナ圏の戦力が不足しており、あえてエルフを軸にする必要もなかったためファンデッキ止まりだった。ラヴニカのギルドで生皮収集家/Pelt Collectorが登場したことで穴の開いていた1マナ圏に強力な戦力を獲得し、また追加のドロー源として獣に囁く者/Beast Whispererも手に入れたことで大きく強化された。スタートダッシュ・ラヴニカ! その2「エルフ・ストンピィ」(スタンダード)も参照。
鉄葉ストンピィから重量級のフィニッシャーを抜いて全体強化とドローエンジンを追加する構成になっている為元のデッキより更に煤の儀式/Ritual of Sootに弱い。黒マナが含まれるデッキ相手には勝者の戦旗と獣に囁く者がうまく着地できるかが重要。
サンプルレシピ
Elfball [1] | |
---|---|
ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期
優秀なエルフが複数登場したことで、スタンダードでも復権を果たす。
クリーチャー — エルフ(Elf) シャーマン(Shaman)
(緑),(T),クリーチャー・カード1枚を捨てる:あなたのライブラリーからクリーチャー・カード1枚を探し、それを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。
2/2クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)
あなたがコントロールする他のエルフ(Elf)・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
(T):あなたがコントロールするエルフ1つにつき(緑)を加える。
ラノワールのエルフ/Llanowar Elves・東屋のエルフ/Arbor Elf・ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeakerといったマナ・エルフを高速で並べて猛烈にマナ・ブースト、獣相のシャーマン/Fauna Shamanで必要なエルフをサーチし、エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid等で全体強化して一気に押し切る。
暴走の先導/Lead the Stampedeでハンド・アドバンテージを確保して息切れを防ぎ、獣相のシャーマンとシナジーする復讐蔦/Vengevineを採用して全体除去への耐性を向上させている。
その他の部分はデッキによって様々。エルドラージの碑/Eldrazi Monumentをエンドカードにしてエルドラージの碑に寄せたもの、エルフによる加速に加えて原始のタイタン/Primeval Titanなどを採用しエルドラージの召喚を可能にしたエルドラージ・ランプとのハイブリッドデッキ(このタイプはエルドラージに引っ掛けてエルフドラージと呼ばれる)などのバリエーションが存在する。
サンプルレシピ
- 備考
- フランス選手権11 ベスト8 (参考)
- 使用者:Thierry Ramboa
- フォーマット
ローウィン=シャドウムーア・ブロック期
エルフが主要クリーチャー・タイプに選ばれたこともあり、同環境の黒緑ビートダウンの中にエルフを中心にしたものが登場した。
クリーチャー — エルフ(Elf) 戦士(Warrior)
この呪文を唱えるための追加コストとして、あなたの手札にあるエルフ(Elf)・カードを1枚公開するか(3)を支払う。
接死(これが何らかのダメージをクリーチャーに与えたら、それだけで破壊する。)
ソーサリー
以下から2つを選ぶ。
・プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはX点のライフを失う。
・あなたの墓地にある、マナ総量がX以下のクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
・クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-X/-Xの修整を受ける。
・クリーチャーを最大X体まで対象とする。ターン終了時まで、それらは畏怖を得る。(それらは、黒でもアーティファクトでもないクリーチャーによってはブロックされない。)
詳細は黒緑エルフを参照のこと。
また、それとは別路線で、遺産のドルイド/Heritage Druidの爆発力を活かした親和エルフも登場、こちらも一定の戦果をあげている。
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)
あなたがコントロールするアンタップ状態のエルフ(Elf)3つをタップする:(緑)(緑)(緑)を加える。
1/1オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック期
ミラディン・ブロック期のスタンダードでは、史上最悪の装備品として名高い頭蓋骨絞め/Skullclampと組み、エルフ&ネイルが登場する。
アーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは+1/-1の修整を受ける。
装備しているクリーチャーが死亡するたび、カードを2枚引く。
装備(1)((1):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それにつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。このカードはつけられていない状態で戦場に出て、クリーチャーが戦場を離れても戦場に残る。)
ソーサリー
以下から1つを選ぶ。
・あなたのライブラリーからクリーチャー・カードを最大2枚まで探し、それらを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。
・あなたの手札からクリーチャー・カードを最大2枚まで戦場に出す。
双呪(2)(あなたが双呪コストを支払った場合、両方を選ぶ。)
オデッセイ・ブロック+オンスロート・ブロック期
オンスロート期のスタンダードでは、オンスロート・ブロックのタイプ的支援によって強化され、トーナメントレベルとなる。この頃のデッキはエルフ・ビートと呼ばれる。
クリーチャー — エルフ(Elf)
(T):クリーチャー1体を対象とする。それは、ターン終了時まで+X/+Xの修整を受ける。Xは、戦場に出ているエルフ(Elf)の数である。
1/2クリーチャー — エルフ(Elf)
瞬速
鉤爪の統率者が戦場に出たとき、このターン戦場からあなたの墓地に置かれたトークンでないクリーチャー1体につき、緑の2/2の熊(Bear)クリーチャー・トークンを1体生成する。
エクステンデッド
ローウィン=シャドウムーア・ブロック~ミラディンの傷跡ブロック期
もともと優秀なエルフを多く擁するカードプールではあったが、特にミラディン包囲戦で暴走の先導/Lead the Stampedeというアドバンテージ手段を得たことで大きく強化され、メタゲームの上位にまで躍進した。
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)
あなたがコントロールする他のエルフ(Elf)・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
(T):あなたがコントロールするエルフ1つにつき(緑)を加える。
ソーサリー
あなたのライブラリーの一番上からカードを5枚見る。あなたはその中から望む枚数のクリーチャー・カードを公開してもよい。それらの公開したカードをあなたの手札に加える。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
ラノワールのエルフ/Llanowar Elves、東屋のエルフ/Arbor Elfなどのマナ・クリーチャーからエルフの大ドルイド/Elvish Archdruid、ジョラーガの戦呼び/Joraga Warcallerといった様々なロードを展開、強化された大量のエルフ達で速やかに勝負を決めるエルフらしいエルフ。
親和エルフからは遺産のドルイド/Heritage Druid+イラクサの歩哨/Nettle Sentinelコンビが受け継がれている。また献身のドルイド/Devoted Druid2体と背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leaderによる無限マナ・無限強化コンボが搭載されることも。
その爆発力は環境随一だが、全体除去に非常に弱く、マッチ2ゲーム目以降は苦しい戦いを強いられることが多い。グランプリ神戸11では参加者数4位を誇るも、2日目に駒を進めたデッキはごくわずかであった。
オンスロート・ブロック~アラーラの断片ブロック期
モーニングタイド期のスタンダードではローグデッキのひとつに過ぎなかった親和エルフが劇的に強化され、プロツアーベルリン08では上位を独占している。
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)
あなたがコントロールするアンタップ状態のエルフ(Elf)3つをタップする:(緑)(緑)(緑)を加える。
1/1テンペスト・ブロック~オンスロート・ブロック期
ラノワールのエルフ/Llanowar Elvesやラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissaryを並べ、ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleなどによる潤沢なマナを背景に、相手を圧倒するタイプが主流。
伝説のクリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)
(T):あなたがコントロールする森(Forest)1つにつき(緑)を加える。
2/1エルフとガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleを使用することから、クレイドルエルフと呼ばれることが多い。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリニューオーリンズ03 ベスト4 (参考)
- 使用者:Diego Ostrovich
- フォーマット
メインデッキ (60) | サイドボード | ||
---|---|---|---|
クリーチャー (25) | 3 | 繁殖力/Fecundity | |
4 | ラノワールのエルフ/Llanowar Elves | 1 | エルフの抒情詩人/Elvish Lyrist |
4 | 極楽鳥/Birds of Paradise | 1 | 黄塵地帯/Dust Bowl |
3 | 錯乱した隠遁者/Deranged Hermit | 3 | 束縛/Bind |
1 | エルフの抒情詩人/Elvish Lyrist | 1 | ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle |
3 | 貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth | 1 | 起源/Genesis |
4 | ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary | 1 | マスティコア/Masticore |
3 | スカイシュラウドの密猟者/Skyshroud Poacher | 1 | 帰化/Naturalize |
3 | マスティコア/Masticore | 1 | スパイクの飼育係/Spike Feeder |
呪文 (12) | 1 | 系図の石版/Slate of Ancestry | |
4 | 獣群の呼び声/Call of the Herd | 1 | ウークタビー・オランウータン/Uktabi Orangutan |
4 | 生ける願い/Living Wish | ||
2 | 帰化/Naturalize | ||
2 | 系図の石版/Slate of Ancestry | ||
土地 (23) | |||
2 | 黄塵地帯/Dust Bowl | ||
18 | 森/Forest | ||
3 | ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle |
- マナエルフやガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleからマスティコア/Masticoreなどを高速展開する構成になっている。
- サイドボードの多くは生ける願い/Living Wishからのシルバーバレット用に割かれている。
- このデッキについてはWotCのコラム「Deck Tech: Elves!」も参照のこと。
ヒストリック
ヒストリック環境にも存在する。緑単タッチ黒の構成をとる。ヒストリック・アンソロジーやJumpstartに収録された多数のロードは他環境に引けを取らない。
クリーチャー — エルフ(Elf) 戦士(Warrior)
他のエルフ(Elf)1体以上があなたのコントロール下で戦場に出るたび、緑の1/1のエルフ・戦士(Warrior)クリーチャー・トークン1体を生成する。この能力は、毎ターン1回のみ誘発する。
(5)(緑)(緑):ターン終了時まで、あなたがコントロールしているすべてのエルフは+2/+2の修整を受け接死を得る。
クリーチャー — エルフ(Elf) シャーマン(Shaman)
この呪文は打ち消されない。
あなたがコントロールしている緑の呪文は打ち消されない。
(4)(緑)(緑):ターン終了時まで、あなたがコントロールしているエルフ(Elf)・クリーチャーの基本のパワーとタフネスは5/5になり、それの他のクリーチャー・タイプに加えて恐竜(Dinosaur)になる。
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
多相(このカードはすべてのクリーチャー・タイプである。)
領界渡りが戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプ1つを選ぶ。
あなたはいつでもあなたのライブラリーの一番上のカードを見てもよい。
あなたはあなたのライブラリーの一番上からその選ばれたタイプのクリーチャー呪文を唱えてもよい。
サンプルリスト
- 備考
- 『カルドハイム』チャンピオンシップ 第56位、ヒストリック部門7勝1敗(参考/参考)
- 使用者:Simón Arboleda Escobar
- フォーマット
Elves [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|
モダン
モダンではフォーマット制定当初から垣間見る自然/Glimpse of Natureが禁止されており、長らく目立った成果を上げることができなかった。しかしタルキール龍紀伝から集合した中隊/Collected Companyを獲得したことで大きく強化され、活躍を見せるようになった。
伝説のクリーチャー — エルフ(Elf) 戦士(Warrior)
(緑):他のエルフ(Elf)1体を対象とし、それを再生する。
(2)(緑)(緑)(緑):あなたがコントロールするエルフ・クリーチャーは、ターン終了時まで+3/+3の修整を受けるとともにトランプルを得る。
インスタント
あなたのライブラリーの一番上から6枚のカードを見る。その中から、マナ総量が3以下のクリーチャー・カードを最大2枚まで戦場に出す。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
各種マナ・クリーチャーや遺産のドルイド/Heritage Druid&イラクサの歩哨/Nettle Sentinelコンビでマナを、エルフの幻想家/Elvish Visionaryで手札を確保しながらエルフを並べ、最後はエルフの大ドルイド/Elvish Archdruidやニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyxによる大量マナから背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leaderの全体強化能力に繋げて押し切る。
集合した中隊と召喚の調べ/Chord of Callingという2種類のサーチカードを擁するため、呪文滑り/Spellskiteや漁る軟泥/Scavenging Oozeなどのメタ能力を持つクリーチャーを必要に応じてシルバーバレットすることができる。この点を活かすべく他の色(特に白)をタッチし、採用できるクリーチャーの幅を広げているものが多い。
サンプルレシピ
タッチ白
- 備考
- グランプリシャーロット15 優勝 (参考)
- 使用者:Michael Malone
- フォーマット
Elves [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|
- メインデッキは緑単色だが、サイドボードのブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tenderと静翼のグリフ/Hushwing Gryffのために白がタッチされている。
タッチ白黒
- 備考
- グランプリオクラホマシティ15 第12位 (参考)
- 使用者:Chris Lopez
- フォーマット
Elves(Modern) [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|
- 黒をタッチして群れのシャーマン/Shaman of the Packを採用したタイプ。サイドボードでは白もタッチされている。
レガシー
クリーチャー — エルフ(Elf) レインジャー(Ranger)
あなたがコントロールする森(Forest)1つをオーナーの手札に戻す:クリーチャー1体を対象とし、それをアンタップする。毎ターン1回のみ起動できる。
1/1オンスロート以降の強力なエルフをはじめとして、クウィリーオン・レインジャー/Quirion Rangerやフィンドホーンのエルフ/Fyndhorn Elvesを「追加のラノワールのエルフ/Llanowar Elves」として採用しているものが一般的。大量のマナ加速から、エルフを次々に展開し、全体強化によって押し潰す戦略が基本となる。
弱点としては、相変わらずのリセット耐性の低さや、宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator擁するゴブリンと違い、スロットを除去に割きづらいことが挙げられる。加速手段として大量のエルフを用いることも、他の呪文にスロットを割けない一因である。
近年では、様々なタイプに派生が進んでいる。そのいずれも、エルフの弱点である単調さや、「マナはあるが、ロードがいなくて殴るに殴れない」といった状況を打破するための手段として研究が進んでいる。アタッカーとして有用なエルフを多く用いた、一種のストンピィと見ることができるタイプや、大量のクリーチャーを用いることを利用し適者生存/Survival of the Fittestを搭載したタイプなどが登場している。
- 適者生存を搭載したタイプは、柔軟性を高めるため3色程度に色を増やしていることが多い。エルフ以外のクリーチャーとして、サバイバル系デッキの定番、ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabobや憤怒/Angerに加え、サイドボードには月の大魔術師/Magus of the Moon、ガドック・ティーグ/Gaddock Teegなどを搭載することで柔軟性が増す。また鏡の精体/Mirror Entityとワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbioteとティタニアの僧侶/Priest of Titaniaによる無限パンプアップのギミックを搭載することもある。しかし、適者生存は2011/01/01よりレガシーの禁止カードに指定されてしまった。
- 旧エクステンデッドと同様垣間見る自然/Glimpse of Natureを採用したチェイン・コンボ型の親和エルフも活躍している。詳細は親和エルフのページを参照のこと。
サンプルレシピ
初期
- 備考
- デッキ名:Elves!
- レガシー選手権05 第13位 (参考 by Zvi Mowshowitz)
- 使用者:Willie Gregory-Bkorkiund
- フォーマット
メインデッキ (60) | サイドボード | ||
---|---|---|---|
クリーチャー (43) | 4 | 繁殖力/Fecundity | |
4 | ラノワールのエルフ/Llanowar Elves | 4 | ヴィリジアンの盲信者/Viridian Zealot |
4 | クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger | 4 | 津波/Tsunami |
4 | ティタニアの僧侶/Priest of Titania | 3 | エルフの抒情詩人/Elvish Lyrist |
4 | 血統のシャーマン/Bloodline Shaman | ||
4 | ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote | ||
4 | 部族の腕力魔道士/Tribal Forcemage | ||
4 | 森の伝書使/Sylvan Messenger | ||
4 | 宝石の手の徘徊者/Gempalm Strider | ||
4 | 深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow | ||
4 | フィンドホーンのエルフ/Fyndhorn Elves | ||
3 | エルフのチャンピオン/Elvish Champion | ||
呪文 (0) | |||
土地 (17) | |||
2 | 樹木茂る山麓/Wooded Foothills | ||
2 | 吹きさらしの荒野/Windswept Heath | ||
9 | 森/Forest | ||
4 | ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle |
イーブンタイド後
- 備考
- レガシー選手権08 ベスト8
- 使用者:Brad Herwy
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (41) | |
1 | 鉤爪の統率者/Caller of the Claw |
1 | カメレオンの巨像/Chameleon Colossus |
3 | フィンドホーンのエルフ/Fyndhorn Elves |
4 | 遺産のドルイド/Heritage Druid |
4 | 傲慢な完全者/Imperious Perfect |
3 | ラノワールのエルフ/Llanowar Elves |
4 | イラクサの歩哨/Nettle Sentinel |
3 | クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger |
3 | スカイシュラウドの精鋭/Skyshroud Elite |
4 | 森の伝書使/Sylvan Messenger |
3 | ワイアウッドの伝令/Wirewood Herald |
4 | 狼骨のシャーマン/Wolf-Skull Shaman |
4 | レンの地の克服者/Wren's Run Vanquisher |
プレインズウォーカー (2) | |
2 | 野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker |
土地 (17) | |
7 | 森/Forest |
2 | ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle |
4 | 吹きさらしの荒野/Windswept Heath |
4 | 樹木茂る山麓/Wooded Foothills |
サイドボード | |
4 | クローサの掌握/Krosan Grip |
3 | 真髄の針/Pithing Needle |
4 | トーモッドの墓所/Tormod's Crypt |
4 | 梅澤の十手/Umezawa's Jitte |
- スカイシュラウドの精鋭/Skyshroud Eliteをはじめ、イラクサの歩哨/Nettle Sentinelやレンの地の克服者/Wren's Run Vanquisherなどにより、従来のシステムクリーチャーを多用する構成から、純粋な殴り合いにも若干耐性のある構成をとっている。また、ワイアウッドの伝令/Wirewood Heraldからのカメレオンの巨像/Chameleon Colossusなどのギミックも特徴的。
パウパー
マナ加速用のエルフはコモンに多いことから、パウパーでも一定数見られる。
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)
(T):戦場に出ているエルフ(Elf)1つにつき(緑)を加える。
1/1クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid) レインジャー(Ranger)
あなたがコントロールするアンタップ状態のエルフ(Elf)を2体タップする:好きな色のマナ1点を加える。
変異(緑)(あなたはこのカードを、(3)で2/2クリーチャーとして裏向きに唱えてもよい。これの変異コストで、これをいつでも表向きにしてもよい。)
アンコモンの遺産のドルイド/Heritage Druidこそ使用不可であるが、樺の知識のレインジャー/Birchlore Rangersとイラクサの歩哨/Nettle Sentinelの組み合わせは健在。クウィリーオン・レインジャー/Quirion Rangerとティタニアの僧侶/Priest of Titaniaの組み合わせもあるのでマナは有り余るほど出る。そのマナからリス・アラナの狩りの達人/Lys Alana Huntmasterや森林守りのエルフ/Timberwatch Elf、エルフの枝曲げ/Elvish Branchbenderやエルフの先兵/Elvish Vanguard(エターナルマスターズ以降)といったエルフの数が重要なエルフたちを高速展開する。バーンやストンピィなどが相手なら幸運を祈る者/Wellwisherも事実上の勝ち手段となり得るだろう。豊富なマナとクリーチャーの頭数を活かしてヴィリジアンの長弓/Viridian Longbowを除去の手段にするなど、柔軟な戦略を取れる。
ドロー手段として青をタッチしての遠くの旋律/Distant Melodyが長らく主流であったが、アイコニックマスターズにて暴走の先導/Lead the Stampedeがコモンで収録されたことから、現在では緑単色での構築が可能となっている。
弱点はやはり全体除去。パウパーは全体除去の少ない環境であるが、電謀/Electrickeryのようなタフネス1のクリーチャーを狙い撃ちにするカードはそれなりにあり、タフネス1を多用するこのデッキにとっては致命傷になるので飛行対策も兼ねて蜘蛛糸の鎧/Spidersilk Armorを採用することもある。それでも墓所のネズミ/Crypt Ratsやクラーク族のシャーマン/Krark-Clan Shamanあたりはどうしようもないので、なかなかトップメタまで上り詰めるまでは至らなかった。
しかし、遠くの旋律が暴走の先導に置き換わったことで全体除去後のリカバリーが可能になり、島/Islandと森のレインジャー/Sylvan Rangerを使わなくてもよくなり安定性も向上。当時トップメタだったストンピィに相性が良いこともあり、一大勢力となった。
サンプルレシピ
初期型
Elves(Pauper) [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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タッチ青
Pauper Elves [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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緑単
Elves(Pauper) [8] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 緑単色のタイプ。こちらはそれ以上に少なくなんと土地10枚。
- ティタニアの僧侶による大量マナや遠くの旋律による大量ドローは採用せず、森林守りのエルフ/Timberwatch Elfやエルフの枝曲げ/Elvish Branchbenderで大型クリーチャーを調達し殴り倒すのが勝ち筋となる。
緑単(アイコニックマスターズ後)
Elves [9] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 暴走の先導/Lead the Stampede獲得後のリスト。イラクサの歩哨/Nettle Sentinelが0枚になり、数で押す構成が徹底されている。