発火/Pyrotechnics

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
1行: 1行:
 
{{#card:Pyrotechnics}}
 
{{#card:Pyrotechnics}}
 +
[[Category:WHISPER最新オラクル未対応]]
 +
''WHISPERのルール文章は最新の[[オラクル]]に未対応です。「望む数のクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする」は「[[任意の対象|望む数を対象とする]]」に読み替えてください。''
  
 
[[任意の対象]]に4点の[[ダメージ]]をばらまく[[割り振る|割り振り]][[火力]]。
 
[[任意の対象]]に4点の[[ダメージ]]をばらまく[[割り振る|割り振り]][[火力]]。
10行: 12行:
  
 
*[[ルール文章]]では「好きな数」の対象となっているが、実際には0~4の間の数になる。割り振りのルール上、対象を1つ以上選んだ場合各対象には1点以上のダメージを割り振らないといけないためである({{CR|601.2d}})。「0点を割り振ることにして対象を好きなだけ増やす」という[[プレイング]]はできない。
 
*[[ルール文章]]では「好きな数」の対象となっているが、実際には0~4の間の数になる。割り振りのルール上、対象を1つ以上選んだ場合各対象には1点以上のダメージを割り振らないといけないためである({{CR|601.2d}})。「0点を割り振ることにして対象を好きなだけ増やす」という[[プレイング]]はできない。
*割り振り火力には、発火のように「好きな数」「望む数」と書かれたものと、[[髑髏砕きの一撃/Shatterskull Smashing]]のように「最大◯体まで」と最大数の指定があるものと、[[弧状の稲妻/Arc Lightning]]のように「1つか2つの…」と数がはっきり書かれているものとがある。
+
*割り振り火力には、発火のように「好きな数」「望む数」と書かれたものと、[[髑髏砕きの一撃/Shatterskull Smashing]]のように「最大◯体まで」と最大数の指定があるものと、[[弧状の稲妻/Arc Lightning]]のように「1つか2つ…」と数がはっきり書かれているものとがある。
 
**割り振るダメージ点数と最大の対象数が等しいとき、前者2つの書き方は対象を0個にできるが、最後の書き方では対象を0個にできないという違いがある。
 
**割り振るダメージ点数と最大の対象数が等しいとき、前者2つの書き方は対象を0個にできるが、最後の書き方では対象を0個にできないという違いがある。
 
***2019年7月の総合ルール更新までは、これらに挙動の違いはなかった。
 
***2019年7月の総合ルール更新までは、これらに挙動の違いはなかった。
27行: 29行:
 
*[[二股の稲妻/Forked Bolt]] - 1[[マナ]]の[[ソーサリー]]。([[エルドラージ覚醒]])
 
*[[二股の稲妻/Forked Bolt]] - 1[[マナ]]の[[ソーサリー]]。([[エルドラージ覚醒]])
 
*[[アヴァシンの裁き/Avacyn's Judgment]] - 2[[マナ]]の[[ソーサリー]]。[[マッドネス]]時には[[X]]点を割り振る。([[イニストラードを覆う影]])
 
*[[アヴァシンの裁き/Avacyn's Judgment]] - 2[[マナ]]の[[ソーサリー]]。[[マッドネス]]時には[[X]]点を割り振る。([[イニストラードを覆う影]])
*[[試練を超えた者、サムト/Samut, the Tested]] - [[赤緑]]4マナの[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]の-2[[忠誠度能力]]。([[破滅の刻]])
+
*[[試練を超えた者、サムト/Samut, the Tested]] - [[赤緑]]4マナの[[プレインズウォーカー]]の-2[[忠誠度能力]]。([[破滅の刻]])
  
 
====3点====
 
====3点====
35行: 37行:
 
*[[火炎弾/Flameshot]] - 4マナのソーサリー。クリーチャーのみ。[[山/Mountain|山]]カードを1枚捨てる[[代替コスト]]を持つ[[ピッチスペル]]。([[プロフェシー]])
 
*[[火炎弾/Flameshot]] - 4マナのソーサリー。クリーチャーのみ。[[山/Mountain|山]]カードを1枚捨てる[[代替コスト]]を持つ[[ピッチスペル]]。([[プロフェシー]])
 
*[[スカークの火山使い/Skirk Volcanist]] - 4マナの[[変異]]クリーチャー。山2つの生け贄をコストとする[[変異誘発型能力]]。3/1。([[スカージ]])
 
*[[スカークの火山使い/Skirk Volcanist]] - 4マナの[[変異]]クリーチャー。山2つの生け贄をコストとする[[変異誘発型能力]]。3/1。([[スカージ]])
*[[意のままの射撃/Fire at Will]] - [[赤白]]の[[混成カード]]。3マナのインスタント。[[攻撃]]か[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]しているクリーチャーのみ。([[イーブンタイド]])
+
*[[意のままの射撃/Fire at Will]] - [[赤白]]の[[混成カード]]。3マナのインスタント。[[攻撃]]か[[ブロック]]しているクリーチャーのみ。([[イーブンタイド]])
 
*[[無秩序の点火/Ignite Disorder]] - 2マナのインスタント。[[白]]か[[青]]の[[クリーチャー]]のみ。([[コンフラックス]])
 
*[[無秩序の点火/Ignite Disorder]] - 2マナのインスタント。[[白]]か[[青]]の[[クリーチャー]]のみ。([[コンフラックス]])
 
*[[業火のタイタン/Inferno Titan]] - 6マナの[[187クリーチャー]]。[[ETB]]時だけでなく攻撃時にも3点割り振りが誘発。[[炎のブレス/Firebreathing]]内蔵の6/6。([[基本セット2011]])
 
*[[業火のタイタン/Inferno Titan]] - 6マナの[[187クリーチャー]]。[[ETB]]時だけでなく攻撃時にも3点割り振りが誘発。[[炎のブレス/Firebreathing]]内蔵の6/6。([[基本セット2011]])
47行: 49行:
 
*[[カルドーサの炎魔/Kuldotha Flamefiend]] - 6マナの187クリーチャー。[[アーティファクト]]の生け贄が1つ必要。4/4。([[ミラディン包囲戦]])
 
*[[カルドーサの炎魔/Kuldotha Flamefiend]] - 6マナの187クリーチャー。[[アーティファクト]]の生け贄が1つ必要。4/4。([[ミラディン包囲戦]])
 
*[[マグマ・オパス/Magma Opus]] - 青赤8マナのインスタント。さらに[[パーマネント]]を2つタップし、4/4[[トークン]]を[[生成]]し、2[[ドロー]]。([[ストリクスヘイヴン:魔法学院]])
 
*[[マグマ・オパス/Magma Opus]] - 青赤8マナのインスタント。さらに[[パーマネント]]を2つタップし、4/4[[トークン]]を[[生成]]し、2[[ドロー]]。([[ストリクスヘイヴン:魔法学院]])
*[[激情/Fury]] - 5マナの187クリーチャー。プレイヤーは対象にできない。[[想起]]でピッチスペルになる。([[モダンホライゾン2]])
+
*[[激情/Fury]] - 5マナの187クリーチャー。対象はクリーチャーかプレインズウォーカー。[[想起]]でピッチスペルになる。([[モダンホライゾン2]])
 
*[[アメジスト・ドラゴン/Amethyst Dragon]] - 発火と同じ[[出来事]]を持つ[[当事者カード]]。([[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い]])
 
*[[アメジスト・ドラゴン/Amethyst Dragon]] - 発火と同じ[[出来事]]を持つ[[当事者カード]]。([[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い]])
 
====5点====
 
====5点====
65行: 67行:
  
 
====8点====
 
====8点====
*[[ミーティア・スウォーム/Meteor Swarm]] - (X)(赤)(赤)(赤)のソーサリー。対象はX体までで、プレイヤーは不可。(フォーゴトン・レルム探訪)
+
*[[ミーティア・スウォーム/Meteor Swarm]] - (X)(赤)(赤)(赤)のソーサリー。対象はX体までのクリーチャーかプレインズウォーカー。(フォーゴトン・レルム探訪)
  
 
====10点====
 
====10点====
76行: 78行:
 
*[[燃焼/Conflagrate]] - (X)(X)(赤)のソーサリー。フラッシュバック付き。([[時のらせん]])
 
*[[燃焼/Conflagrate]] - (X)(X)(赤)のソーサリー。フラッシュバック付き。([[時のらせん]])
 
*[[オレリアの憤怒/Aurelia's Fury]] - [[赤白]]。(X)(赤)([[白マナ|白]])のインスタント。ダメージを与えた場合、そのクリーチャーを[[タップ]]し、[[プレイヤー]]には[[呪文]]を[[唱える]]ことを禁止する。([[ギルド門侵犯]])
 
*[[オレリアの憤怒/Aurelia's Fury]] - [[赤白]]。(X)(赤)([[白マナ|白]])のインスタント。ダメージを与えた場合、そのクリーチャーを[[タップ]]し、[[プレイヤー]]には[[呪文]]を[[唱える]]ことを禁止する。([[ギルド門侵犯]])
*[[戦場の詩人、ファートリ/Huatli, Warrior Poet]] - 赤白5マナ初期[[忠誠度]]3のプレインズウォーカーの-X[[忠誠度能力]]。ダメージを与えた場合、このターンそのクリーチャーは[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]できない。([[イクサラン]])
+
*[[戦場の詩人、ファートリ/Huatli, Warrior Poet]] - 赤白5マナ初期[[忠誠度]]3のプレインズウォーカーの-X[[忠誠度能力]]。ダメージを与えた場合、このターンそのクリーチャーは[[ブロック]]できない。([[イクサラン]])
 
*[[スカルガンのヘルカイト/Skarrgan Hellkite]] - 5マナクリーチャーの[[起動型能力]]。起動コスト(3)(赤)で2点を割り振るが、連続起動が出来るのでXX火力の様に機能する。 4/4飛行[[暴動]]。([[ラヴニカの献身]])
 
*[[スカルガンのヘルカイト/Skarrgan Hellkite]] - 5マナクリーチャーの[[起動型能力]]。起動コスト(3)(赤)で2点を割り振るが、連続起動が出来るのでXX火力の様に機能する。 4/4飛行[[暴動]]。([[ラヴニカの献身]])
 
*[[ギレッドの好戦性/Ghired's Belligerence]] - (X)(赤)(赤)のソーサリー。さらにこのターンクリーチャーが[[死亡]]するたび[[居住]]を行う、とどろく雷鳴の上位互換。([[統率者2019]])
 
*[[ギレッドの好戦性/Ghired's Belligerence]] - (X)(赤)(赤)のソーサリー。さらにこのターンクリーチャーが[[死亡]]するたび[[居住]]を行う、とどろく雷鳴の上位互換。([[統率者2019]])
*[[髑髏砕きの一撃/Shatterskull Smashing]] - (X)(赤)(赤)のソーサリー。プレイヤーを対象に取れないがX=6以上なら火力が倍になる。[[第2面]]が[[土地]]である[[モードを持つ両面カード]]。([[ゼンディカーの夜明け]])
+
*[[髑髏砕きの一撃/Shatterskull Smashing]] - (X)(赤)(赤)のソーサリー。対象はクリーチャーかプレインズウォーカー。X=6以上なら火力が倍になる。[[第2面]]が[[土地]]である[[モードを持つ両面カード]]。([[ゼンディカーの夜明け]])
 
====X+1点====
 
====X+1点====
 
*[[Meteor Shower]] - ([[X]])(X)(赤)。ソーサリー。(アイスエイジ)
 
*[[Meteor Shower]] - ([[X]])(X)(赤)。ソーサリー。(アイスエイジ)

2023年11月24日 (金) 21:14時点における版


Pyrotechnics / 発火 (4)(赤)
ソーサリー

望む数のクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。発火はそれらに、4点のダメージをあなたが望むように割り振って与える。


WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「望む数のクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする」は「望む数を対象とする」に読み替えてください。

任意の対象に4点のダメージをばらまく割り振り火力

複数の対象に割り振れる火力は火の玉/Fireballなどが存在したが、いずれもルール的に面倒かつ扱いにくいものばかりであったため、これほど素直でわかりやすい効果のものは革新的であった。

火の玉と比較して、割り振り時に追加コストが不要なうえに割り振りに自由度があり、しかも割り振らずに単一対象に4点火力として使った場合でもマナ効率は同等と、使い勝手が非常によい。

登場時は高効率火力であり使われることも多かったが、カードパワーが全般に向上した現代では構築レベルとは言い難い。一方リミテッドではボード・アドバンテージに繋げやすい優良火力として高得点評価を得ている。特にタルキール覇王譚ブロックでは裏向きクリーチャーをどう焼くかの駆け引きが生まれる面白いカードである。

  • ルール文章では「好きな数」の対象となっているが、実際には0~4の間の数になる。割り振りのルール上、対象を1つ以上選んだ場合各対象には1点以上のダメージを割り振らないといけないためである(CR:601.2d)。「0点を割り振ることにして対象を好きなだけ増やす」というプレイングはできない。
  • 割り振り火力には、発火のように「好きな数」「望む数」と書かれたものと、髑髏砕きの一撃/Shatterskull Smashingのように「最大◯体まで」と最大数の指定があるものと、弧状の稲妻/Arc Lightningのように「1つか2つ…」と数がはっきり書かれているものとがある。
    • 割り振るダメージ点数と最大の対象数が等しいとき、前者2つの書き方は対象を0個にできるが、最後の書き方では対象を0個にできないという違いがある。
      • 2019年7月の総合ルール更新までは、これらに挙動の違いはなかった。
    • ただしアン・ゲームに入ると1/2ダメージを割り振ってよいので、全ての場合で違いが出てくる。「好きな数」の発火ならば最大8つの対象まで選べるが、「最大2体」のX=2の髑髏砕きの一撃は4つ選ぶことはできず、「1つか2つか3つ」と書かれている弧状の稲妻では6つ選ぶことはできない。
  • 独特な掛け声から始まるフレイバー・テキスト第6版まで)で有名。
ハイ!ニィ!ヤッ!火打ち石の男の姿を見よ。そは我なり。四つの稲妻が我より走り出て、撃っては戻る。
ナバホ族の戦唄

関連カード

主な亜種

ダメージを割り振るの呪文。特筆のない限り任意の対象にダメージを与える。

2点

3点

4点

5点

6点

7点

8点

10点

X

X+1点

  • Meteor Shower - (X)(X)(赤)。ソーサリー。(アイスエイジ)

特殊な可変点数

またトリスケリオン/Triskelion系の様な1点ずつ火力を飛ばす起動型能力も、割り振り火力に似た使用感と言える。

参考

QR Code.gif