瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(インビテーショナルカード)
92行: 92行:
 
*[[ロッド・オヴ・アブソープション/Rod of Absorption]] - (2)(青)アーティファクト。各プレイヤーがインスタントかソーサリーを[[解決]]するたびそれらを追放し、これを生け贄に捧げてそれらのマナ総量合計に等しいマナを支払った場合、それらを全て唱えられる。([[フォーゴトン・レルム探訪統率者デッキ]])
 
*[[ロッド・オヴ・アブソープション/Rod of Absorption]] - (2)(青)アーティファクト。各プレイヤーがインスタントかソーサリーを[[解決]]するたびそれらを追放し、これを生け贄に捧げてそれらのマナ総量合計に等しいマナを支払った場合、それらを全て唱えられる。([[フォーゴトン・レルム探訪統率者デッキ]])
 
*'''[[幽体の秘儀術師/Spectral Arcanist]]''' - (3)(青)3/2飛行[[スピリット]]のETB能力。マナ総量があなたのスピリット数以下限定。([[イニストラード:真紅の契り統率者デッキ]])
 
*'''[[幽体の秘儀術師/Spectral Arcanist]]''' - (3)(青)3/2飛行[[スピリット]]のETB能力。マナ総量があなたのスピリット数以下限定。([[イニストラード:真紅の契り統率者デッキ]])
 +
*[[災厄招来/Invoke Calamity]] - (1)(赤)(赤)(赤)(赤)インスタント。マナ総量の合計値が6以下になる様に2枚まで唱える。手札からも選んでよい。([[神河:輝ける世界]])
 
==脚注==
 
==脚注==
 
<references />
 
<references />

2022年3月3日 (木) 10:41時点における版


Snapcaster Mage / 瞬唱の魔道士 (1)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

瞬速
瞬唱の魔道士が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とする。それはターン終了時までフラッシュバックを得る。そのフラッシュバック・コストは、それのマナ・コストに等しい。(あなたはあなたの墓地にあるそのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)

2/1

一時的に自分墓地インスタントソーサリー1枚にフラッシュバックを与えるETB能力を持った瞬速クリーチャー

過去のカードを引き合いに出せば、インスタントも対象にできる埋め合わせ/Recoupを内蔵した2マナ2/1瞬速クリーチャーと言ったところ。2マナ相当の呪文効果を同じく2マナのクリーチャーが内蔵しており、驚異的なコスト・パフォーマンスと言えるだろう。まず、2/1を戦場に出しつつカードを1枚再利用できるので、単純にアドバンテージを得られる。さらにこれ自体がインスタント・タイミング唱えられることが肝であり、これが手札にあると擬似的に自分の墓地のインスタントすべてが、本来のコスト+(1)(青)でフラッシュバックできる状態になる。

カウンターの再利用を筆頭に、対戦相手の各行動に適したインスタントを再利用できるというのは非常に強力である。もちろん、単体で有用なソーサリーを再利用するのもよい。クリーチャーとしても攻撃してよしチャンプブロックしてよしの性能で、前半でも後半でも無駄にならない。

その汎用性、使い勝手は圧倒的であり、登場以来青系のコントロールクロック・パーミッションなど、様々なデッキに採用されている。能力の性質上、軽くて強力な呪文が環境に存在するほどこのカードも強さを増すため、採用されているフォーマットスタンダードに留まらず、エクステンデッドモダンレガシー、果てはヴィンテージでまで使われる類希なるパワーカードである。エターナル環境においては青いカードであるということで意志の力/Force of Willのコストに使えることも強みになる。

ルール

  • フラッシュバック・コストになるのは「マナ総量」ではなく「マナ・コスト」である。
    • マナ・コストの無いカードを対象にすることもできる。しかしその場合、フラッシュバックは得るがフラッシュバック・コストは存在しないので、「存在しないコストは支払えない」ルールにより、そのカードは唱えられない。
      • マナ・コストが(0)であるカードは、フラッシュバック・コストも(0)になるので0マナで唱えられる。
    • ファイレクシア・マナ混成マナ・シンボルおよび単色混成マナ・シンボルなどの特殊な性質のマナ・シンボルもそのままフラッシュバック・コストになる。ファイレクシア・マナはライフで支払えるし、混成マナは2種類のどちらで支払ってもよい。
    • マナ・コストにXが含まれるのなら、フラッシュバックで唱える際にもXの値を指定しそれを支払う。
  • 必要な場合は、追加コストを支払わなければならない。またキッカーのような任意の追加コストは支払うか支払わないかを選べる。
  • 既にフラッシュバックを持つカードを対象にした場合、そのカードはフラッシュバックを2つ持つ。ただし一方のフラッシュバックを適用するとそのカードは追放されてしまうので、1枚のカードを2回フラッシュバックすることはできない。
  • フラッシュバック自体が代替コストなので、他の代替コストで唱えることはできない。例えば、徘徊超過怒濤を持つ呪文はそれらで唱えることはできないし、意志の力/Force of Willも(3)(U)(U)を支払わなければならない。
    • 召集探査は代替コストを定義するのではなくコスト支払いの手段を増やすものであるため、フラッシュバックで呪文を唱えた際も適用できる。
  • フラッシュバックで唱える際のコストには、通常どおりコスト減少コスト増加が適用される。
  • この能力はフラッシュバックを与えるだけで、カード・タイプを変更したり呪文を唱えることができるタイミングを変更したりする効果はない。他の効果の影響がない限り、対戦相手のターンに墓地にあるソーサリー・カードを唱えることはできない。

インビテーショナルカード

このカードはインビテーショナル07優勝者、Tiago Chanによってデザインされたインビテーショナルカードである。

Tiagoが最初に提出したデザイン案は以下の通り。


非公式/非実在カード

Denying Channel
土地

(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
(2)(青)(青),Denying Channelを捨てる:呪文1つを対象とし、それを打ち消す。


元のデザインは「土地スロットに入れられるカウンター」というもの。色マナが出ないという点以外欠点がなく、そのため容易にデッキに採用できてしまう上、起動型能力による打ち消しなのでこれ自体が非常に打ち消されづらいという強力極まりないデザインだった。当初は土地がテーマのゼンディカーに収録される予定だったが、どのように調整しても上手くバランスを取れなかったため、改めてTiagoに連絡を取った上で全く別のカードをデザインした。そのような経緯を経ているため、非常に遅れて印刷されたインビテーショナルカードである。

類似カード

特記しない限り、あなたの墓地のインスタントかソーサリー1枚を対象とし、それを唱えた後に追放する。太字はマナ・コストを支払わず唱えてよい、一種のリアニメイトの様なタイプ。インスタントやソーサリー以外も墓地からプレイできるものはヨーグモスの意志/Yawgmoth's Willの項を、単に手札に戻すものは復習/Relearnの項を参照。

脚注

  1. The Extra Mile/マジック2013のカード達 特別編(Daily MTG 2012年8月3日)
  2. Balancing for Fun/楽しさのためのバランス調整(Daily MTG 2013年5月3日)
  3. マジック的一問一答(Latest Developments 2015年12月11日)
  4. おしえてあなたの望むこと(Making Magic 2016年3月7日)
  5. プロツアー・シドニー2016へ向けたプロツアー地域予選(RPTQ)(マジック英語公式サイト日本語版)

参考

QR Code.gif