5色デッキ

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(イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期: Rainbow Lich)
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[[リッチの熟達/Lich's Mastery]][[敗北]]を封じ、ノーリスクとなった[[栄光の好機/Chance for Glory]][[ミラーリ予想/The Mirari Conjecture]][[発展+発破/Expansion+Explosion]]でコピーして大量に[[追加ターン]]を獲得。さらに[[首謀者の収得/Mastermind's Acquisition]][[サイドボード]]から引っ張ってきた[[自然のらせん/Nature's Spiral]]でミラーリ予想を回収、ミラーリ予想で栄光の好機と自然のらせんを回収……という[[無限ターン]]を狙う[[コンボデッキ]]。最終的にはサイドボードから[[苦悩火/Banefire]]を引っ張ってきて、2枚目以降のミラーリ予想とコピーされた自然のらせんで無限に使いまわしてフィニッシュする。[[サイドボード|サイド]]後は栄光の好機でクリーチャーに[[破壊不能]]をつけながら[[死ぬ]]まで一方的に[[ビートダウン (ゲーム用語)|殴り倒す]]プランも取れる。
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[[緑]]のカードとしては自然のらせんに加え、[[色マナ]]の安定と[[マナ加速|加速]]、時間稼ぎ、リッチの熟達による追加[[引く|ドロー]][[生け贄に捧げる|生け贄]]要員を兼ねられる[[楽園の贈り物/Gift of Paradise]]が採用されているのが目を引く。
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リッチの熟達を設置後は[[敗北]]しなくなりノーリスクとなった[[栄光の好機/Chance for Glory]]を、複数のミラーリ予想や[[発展+発破/Expansion+Explosion]]を駆使して使いまわし&[[コピー]]し[[追加ターン]]を大量に獲得。このとき、まだ自然のらせんが確保できていなければ首謀者の収得を探しに行く。すべてが整ったらミラーリ予想と自然のらせんによる回収ループに栄光の好機を組み込むことで無限ターンが完成する。
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[[緑]]のカードとしては自然のらせんに加え、[[色マナ]]の安定と[[マナ加速|加速]]、時間稼ぎ、リッチの熟達による追加[[引く|ドロー]]と、追い込まれた状況で[[生け贄に捧げる|生け贄]]要員を兼ねられる[[楽園の贈り物/Gift of Paradise]]が採用されているのが目を引く。
  
 
===サンプルレシピ===
 
===サンプルレシピ===

2018年10月31日 (水) 11:47時点における版

5色デッキ(5-Colored Decks)とは、5全てのカードを使って構築されたデッキのこと。

目次

概要

すべてのを使うので、各色のパワーカードを使うことができる。さらに、各色の色の役割を扱えるため、あらゆることに対応が可能である。

当然ながら色配分が最も難しく、ちょっとしたことで色事故に陥ってしまう。そのため、砕土/Harrowなどの土地を揃える呪文や強力な多色地形が存在するような環境でなければ構築は難しい。

5色デッキが活躍した時期としては、知られざる楽園/Undiscovered Paradise宝石鉱山/Gemstone Mineなどの優れた5色地形が多数存在したミラージュ・ブロック期や、強力な所有地カード多色カードが多数存在したインベイジョン・ブロック期、ヴィヴィッドランド擁するローウィン=シャドウムーア・ブロック期から多色推奨のアラーラの断片ブロック期が特に有名である。

近年ではフェッチランドショックランドデュアルランドの組み合わせにより、エクステンデッドエターナルでも見られるようになってきた。

イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期

イクサランドミナリアM10ランドラヴニカのギルドショックランドの組み合わせにより多色化が容易になったことで、Rainbow Lichと呼ばれる全ての色のカードを使用した5色コントロールデッキが登場した。




無限回収無限ターンを組み込んだコンボデッキ。基本的には単体除去全体除去活力回復/Revitalizeで凌ぎながらマナ基盤を整える。ミラーリ予想/The Mirari Conjectureドローを使いまわしながらライブラリーを掘り進め、首謀者の収得/Mastermind's Acquisitionが手に入ったらサイドボードから自然のらせん/Nature's Spiralを確保。自然のらせんとミラーリ予想との回収ループを利用してさらにライブラリーを掘り進め、リッチの熟達/Lich's Masteryを探す。

リッチの熟達を設置後は敗北しなくなりノーリスクとなった栄光の好機/Chance for Gloryを、複数のミラーリ予想や発展+発破/Expansion+Explosionを駆使して使いまわし&コピー追加ターンを大量に獲得。このとき、まだ自然のらせんが確保できていなければ首謀者の収得を探しに行く。すべてが整ったらミラーリ予想と自然のらせんによる回収ループに栄光の好機を組み込むことで無限ターンが完成する。

サイドボードから強迫/Duressで反撃の芽を完全に摘み取った後、最終的にサイドボードから苦悩火/Banefireを引っ張ってきて、ミラーリ予想でコピーするなり無限に使いまわすなりでフィニッシュする。サイド後は栄光の好機でクリーチャーに破壊不能をつけながら死ぬまで一方的に殴り倒すプランも取れる。

のカードとしては自然のらせんに加え、色マナの安定と加速、時間稼ぎ、リッチの熟達による追加ドローと、追い込まれた状況で生け贄要員を兼ねられる楽園の贈り物/Gift of Paradiseが採用されているのが目を引く。

サンプルレシピ

Rainbow Lich [1]
土地 (26)
1 竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit
1 水没した地下墓地/Drowned Catacomb
1 ギルド門通りの公有地/Gateway Plaza
2 内陸の湾港/Hinterland Harbor
1 島/Island
4 孤立した礼拝堂/Isolated Chapel
3 草むした墓/Overgrown Tomb
1 平地/Plains
1 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
1 蒸気孔/Steam Vents
1 硫黄の滝/Sulfur Falls
2 陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove
1 沼/Swamp
3 寺院の庭/Temple Garden
2 湿った墓/Watery Grave
1 森林の墓地/Woodland Cemetery
クリーチャー (0)
呪文 (34)
2 栄光の好機/Chance for Glory
1 薬術師の眼識/Chemister's Insight
2 浄化の輝き/Cleansing Nova
4 発見+発散/Discovery+Dispersal
1 予言/Divination
1 発展+発破/Expansion+Explosion
4 楽園の贈り物/Gift of Paradise
3 リッチの熟達/Lich's Mastery
2 首謀者の収得/Mastermind's Acquisition
4 活力回復/Revitalize
1 アズカンタの探索/Search for Azcanta
3 残骸の漂着/Settle the Wreckage
3 ミラーリ予想/The Mirari Conjecture
3 ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt
サイドボード (15)
1 苦悩火/Banefire
3 殺戮の暴君/Carnage Tyrant
1 轟音のクラリオン/Deafening Clarion
2 強迫/Duress
2 秋の騎士/Knight of Autumn
1 黎明をもたらす者ライラ/Lyra Dawnbringer
1 自然のらせん/Nature's Spiral
1 不滅の太陽/The Immortal Sun
3 正気泥棒/Thief of Sanity

タルキール覇王譚ブロック+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック期

フェッチランドバトルランドの組み合わせにより多色化が容易になったことで、タルキール覇王譚ブロックの強力な多色カード戦乱のゼンディカー収斂メカニズムを活用する5色ミッドレンジないしコントロール系のデッキが組まれるようになった。



特に白日の下に/Bring to Lightを中心とした5色白日(5-Color Bring to Light)と呼ばれるタップアウト型の構成が多い。白日の下には全体除去完全なる終わり/Utter Endなどのカードを必要に応じてシルバーバレットできるだけでなく、単純にカードパワーの高い包囲サイ/Siege Rhinoサーチする手段としても強力である。泣き所である序盤のマナスクリューを緩和しつつ、白日の下にや多彩な1枚挿し呪文を使い回すヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigyキーカードに挙げられる。

サンプルレシピ

5C Bring to Light [2]
土地 (27)
1 平地/Plains
3 森/Forest
1 沼/Swamp
4 汚染された三角州/Polluted Delta
4 溢れかえる岸辺/Flooded Strand
1 島/Island
3 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
2 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
1 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
1 窪み渓谷/Sunken Hollow
1 乱脈な気孔/Shambling Vent
1 燃えがらの林間地/Cinder Glade
1 伐採地の滝/Lumbering Falls
1 燻る湿地/Smoldering Marsh
1 梢の眺望/Canopy Vista
1 大草原の川/Prairie Stream
クリーチャー (13)
4 包囲サイ/Siege Rhino
2 巨森の予見者、ニッサ/Nissa, Vastwood Seer
4 ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy
1 黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang
1 龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai
1 囁きの森の精霊/Whisperwood Elemental
呪文 (20)
4 白日の下に/Bring to Light
1 衰滅/Languish
1 命運の核心/Crux of Fate
4 アブザンの魔除け/Abzan Charm
2 完全無視/Complete Disregard
2 残忍な切断/Murderous Cut
1 邪悪な復活/Foul Renewal
1 シルムガルの命令/Silumgar's Command
1 払拭/Dispel
1 完全なる終わり/Utter End
2 絹包み/Silkwrap
サイドボード (15)
1 囁きの森の精霊/Whisperwood Elemental
1 払拭/Dispel
1 部族養い/Feed the Clan
4 光輝の炎/Radiant Flames
2 強迫/Duress
2 軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke
2 正義のうねり/Surge of Righteousness
1 無限の抹消/Infinite Obliteration
1 精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon


テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期

魂剥ぎ/Soulflayer彩色マンティコア/Chromanticoreコンボを狙う墓地利用デッキ彩色剥ぎ(Chromantiflayer)が存在する。



マナの合流点/Mana Confluence森の女人像/Sylvan Caryatid5色マナ基盤を支えている。詳細は魂剥ぎを参照。

またタルキール龍紀伝参入後には、精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon積むことで様々なドラゴンをフル活用するデッキが登場した。



大きく分けてを中心とするコントロールタイプと、を中心とするミッドレンジタイプの2種類がある。前者については青単ドラゴンコントロール、後者についてはドラゴンメガモーフを参照。

ラヴニカへの回帰ブロック構築

ラヴニカへの回帰ブロック構築では、迷路の終わり/Maze's Endキーカードとしたコントロールデッキが存在する。


詳細は迷路の終わりコントロールを参照。

イニストラード・ブロック期

掘葬の儀式/Unburial Rites追跡者の本能/Tracker's Instincts信仰無き物あさり/Faithless Lootingといった強力なフラッシュバック呪文をふんだんに使うべく5色にまでを増やしたリアニメイトデッキFritesが登場した。



特段多色地形土地サーチの優秀な環境というわけではないが、を中心に他の4色をタッチし、根囲い/Mulchや追跡者の本能でライブラリーを掘り下げつつマナ・ソースを呼び込むという形で5色化を実現している。

アラーラの断片ブロック構築

残酷な根本原理/Cruel Ultimatumエンドカードに据えた5色残酷コントロールが存在。特に続唱アドバンテージエンジンを搭載した5色続唱コントロールアラーラの断片ブロック構築メタゲームの一角をなした。



また、ビートダウンに寄せた形の5色デッキも存在する。



環境ジャンドアグロをベースにナヤ/Nayaグリクシス/Grixisパワーカードを詰め込んだグッドスタッフデッキで、血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elfの続唱から長毛のソクター/Woolly Thoctarセドラクシスの死霊/Sedraxis Specterなどにつないでゆく。

5色のマナ基盤タップイントライランドにより補うことができる。

サンプルレシピ

5-Color-Aggro [3]
土地 (24)
4 古代の聖塔/Ancient Ziggurat
1 秘儀の聖域/Arcane Sanctum
4 風変わりな果樹園/Exotic Orchard
1 森/Forest
1 島/Island
4 ジャングルの祭殿/Jungle Shrine
1 山/Mountain
1 平地/Plains
3 野蛮な地/Savage Lands
3 海辺の城塞/Seaside Citadel
1 沼/Swamp
クリーチャー (29)
4 血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf
3 若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon
2 戦争のアスラ、ジェナーラ/Jenara, Asura of War
4 貴族の教主/Noble Hierarch
4 朽ちゆくヒル/Putrid Leech
4 ロウクスの戦修道士/Rhox War Monk
4 セドラクシスの死霊/Sedraxis Specter
4 長毛のソクター/Woolly Thoctar
呪文 (7)
3 ナヤの魔除け/Naya Charm
4 流刑への道/Path to Exile
サイドボード (15)
2 呪詛術士/Anathemancer
2 戦誉の天使/Battlegrace Angel
4 天界の粛清/Celestial Purge
3 妨げる光/Hindering Light
2 クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
2 領土を滅ぼすもの/Realm Razer


ローウィン=シャドウムーア・ブロック期

反射池/Reflecting Poolヴィヴィッドランドなどの多色地形を多用したコントロールデッキであるクイックントーストが登場。



多色地形によって構成されたマナ基盤からパワーカードを繰り出す。

アラーラの断片ブロック参入後は残酷な根本原理/Cruel Ultimatumを活かした5色残酷コントロールと呼ばれるものが主流になった。


インベイジョン・ブロック期

インベイジョン・ブロック所有地カードをメインとしたドメインが登場。



不屈の自然/Rampant Growth砕土/Harrowで各種基本土地を集めて所有地カードを使用する。

詳細はドメインのページを参照のこと。

テンペスト・ブロック期

nWoと呼ばれるタイプのコントロールデッキが活躍した。

初期のものは自然の秩序/Natural Order生ける屍/Living Deathを核としたナチュラルデスと呼ばれるタイプだった。


エクソダスで超強力エンチャント適者生存/Survival of the Fittest繰り返す悪夢/Recurring Nightmareが登場すると、この2枚を組み合わせたナイトメア・サバイバルが登場、世界選手権98を制した。



繰り返す悪夢が禁止された後は、生ける屍/Living Deathで代用したサバイバル・デスとして生き延びた。


ミラージュ・ブロック期

ビジョンズ知られざる楽園/Undiscovered Paradiseウェザーライト宝石鉱山/Gemstone Mineという強力な5色地形を獲得。



5CG5CBなど、多種多彩なデッキが活躍した。

エクステンデッド(時のらせん期)

時のらせん期以降のエクステンデッドでも残酷コントロールの形で活躍している。



詳細は残酷コントロールを参照のこと。

エクステンデッド(ラヴニカ・ブロック参入後)

ラヴニカ・ブロック参入後のエクステンデッドでも、ショックランドフェッチランドを組み合わせたデッキがいくつも生み出された。

初期には、ドメインけちな贈り物/Gifts Ungivenサーチアドバンテージ用に採用したけちドメインが登場。


また、部族の炎/Tribal Flamesガイアの力/Gaea's Mightを使用した高速ビートダウンアグロドメインも登場した。



エクステンデッド(デュアルランド期)

古いエクステンデッドではデュアルランドが使用可能だったため、容易に5色デッキを組むことができた。



適者生存/Survival of the Fittestキーカードとしたサバイバルデッキが主流。ナイトメア・サバイバルトレードウィンド・サバイバルなどが活躍した。後に適者生存/Survival of the Fittest禁止カードに指定され、これらのデッキは消滅した。

ほかにもを中心としたパーミッションデッキ(5CU)なども存在した。

モダン

フォーマット制定時から、グリセルシュート太陽の拳/Fist of Sunsを採用したTin Fistsが存在する。


イクサラン参入後は、部族デッキ専用の5色地形を使った5色人間が頭角を現した。


レガシー

フェッチランドデュアルランドの組み合わせでレガシーでも活躍している。

エクステンデッドと同様ATSナイトメア・サバイバルなどのサバイバルデッキが主流。しかし神河救済真髄の針/Pithing Needleが登場した後は、これらのデッキは若干押され気味になっている。

ヴィンテージ

ヴィンテージには4CCとよばれるコントロールデッキが存在する。



詳細は4CCを参照のこと。

代表的なデッキ

参考

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