送還/Unsummon

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(構築での活躍を節に分離)
15行: 15行:
 
*#クリーチャー・[[トークン]]に対して使用する。
 
*#クリーチャー・[[トークン]]に対して使用する。
  
以上のように小回りは利くものの、[[構築]]では効果そのものの小ささや[[腐る]]危険から、特殊なデッキや[[メタゲーム|メタゲーム]]によって採用される程度。例えば[[ヘイトレッド]]の[[先攻]]2[[ターン]]キルを妨害する対策カードとして、[[メインデッキ]]から投入された実績もある。[[オデッセイ]]前後の[[スレッショルド]]を利用した[[青緑ビートダウン]]でも、スレッショルド達成の貢献と[[マッドネス]]持ちやトークンへの対策として採用されていた。また、[[スペイン選手権10]]の[[青赤ルーン炎]]に採用されていた実績がある。[[イニストラード・ブロック]]前後の[[環境]]でも、[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]と共に採用されている。[[基本セット2019]]期ではテンポカードとして[[青単テンポ#カラデシュ・ブロック〜基本セット2019期|青単アグロ]]に3~4枚採用された。
+
[[構築]]では効果そのものの小ささや[[腐る]]危険から積極的に用いられる類のカードではないが、[[メタゲーム]]やデッキの構成次第では上述した軽さや小回りの効きやすさが評価されてしばしば用いられる。詳細は[[#収録状況と構築での活躍]]を参照。
  
 
また[[リミテッド]]では上のような状況が多発するため、かなり小回りが効く、使いやすいカードと言える。相手クリーチャーのバウンスや、自分のクリーチャーと絡めて[[コンバット・トリック]]にと攻防に使える。[[基本セット2010]]までの[[ルール]]では[[当て逃げ]]が可能だったため、より優秀であった。
 
また[[リミテッド]]では上のような状況が多発するため、かなり小回りが効く、使いやすいカードと言える。相手クリーチャーのバウンスや、自分のクリーチャーと絡めて[[コンバット・トリック]]にと攻防に使える。[[基本セット2010]]までの[[ルール]]では[[当て逃げ]]が可能だったため、より優秀であった。
22行: 22行:
 
*[[基本セット2013]]版の[[フレイバー・テキスト]]は、[[William Shakespeare|ウィリアム・シェイクスピア]]作『[[wikipedia:ja:ハムレット|ハムレット]]』の有名な一節「''To be or Not to be. That is the question.''」を元ネタとしている。
 
*[[基本セット2013]]版の[[フレイバー・テキスト]]は、[[William Shakespeare|ウィリアム・シェイクスピア]]作『[[wikipedia:ja:ハムレット|ハムレット]]』の有名な一節「''To be or Not to be. That is the question.''」を元ネタとしている。
 
{{フレイバーテキスト|Not to be. That is the answer.}}
 
{{フレイバーテキスト|Not to be. That is the answer.}}
 +
 +
==収録状況と構築での活躍==
 +
[[第6版]][[再録]]時には[[ヘイトレッド]]の[[先攻]]2[[ターン]]キルを妨害する対策カードとして、[[メインデッキ]]から投入された実績がある。
 +
 +
[[第7版]]再録時には[[オデッセイ]]前後の[[スレッショルド]]を利用した[[青緑ビートダウン#オデッセイ・ブロック期|青緑ビートダウン]]にて、スレッショルド達成の貢献と[[マッドネス]]持ちクリーチャーやトークンへの対策として採用されていた。
 +
 +
[[基本セット2011]]再録時には[[スペイン選手権10]]の[[青赤ルーン炎]]に採用されていた。
 +
 +
[[基本セット2012]]~[[基本セット2013]]再録時の[[イニストラード・ブロック]]前後の[[環境]]では、[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]との相性の良さを買われ、共に[[Delver-Blade#イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期|Delver-Blade]]などで採用された。
 +
 +
[[破滅の刻]]再録時にはテンポカードとして[[青単テンポ#カラデシュ・ブロック〜基本セット2019期|青単アグロ]]に3~4枚採用された。
 +
 +
[[基本セット2020]]再録時には[[青単ドレッジ]]に4枚[[積む|積み]]され、自らの[[マーフォークの秘守り/Merfolk Secretkeeper]]をバウンスして[[出来事]]で唱え直すギミックも組み込まれている。
 +
 +
[[ファウンデーションズ]]再録時の[[団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期]]では[[シミック・テラー]]にて1~2枚採用されている。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
99行: 114行:
 
*[[カード個別評価:アンリミテッド・エディション]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:アンリミテッド・エディション]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:Jumpstart: Historic Horizons]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:Jumpstart: Historic Horizons]] - [[コモン]]
 +
__NOTOC__

2025年1月16日 (木) 20:05時点における版


Unsummon / 送還 (青)
インスタント

クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。


クリーチャー限定のバウンス呪文ブーメラン/Boomerangと共にのバウンスの元祖であり、これを基にしてさまざまなバリエーションが作られている。

マナ・コストが1マナと非常に軽い反面、手札戻すだけと若干効果としては弱い。対戦相手のクリーチャーを排除する手段としては、対戦相手はまた唱え直すことで簡単に元通りにできてしまうため、根本的な解決にはなっていない。ただし、一時的にでも戦場からそのクリーチャーをどかしたい場面なら、十分に優秀。

いわば、カード・アドバンテージでは損はしてしまうが、そのぶんテンポ・アドバンテージを得られる疑似除去カードと言える。この使い方を理解できれば、初心者から一歩前進といえるだろう。

また、自分のクリーチャーを除去などから「救出」することも可能。このとき、対戦相手がカードを使っている場合、アドバンテージの損得は無い。ただしその場合、今度は自分がそのクリーチャーを唱え直さねばならないぶんだけテンポを損なっている点には注意が必要である。

構築では効果そのものの小ささや腐る危険から積極的に用いられる類のカードではないが、メタゲームやデッキの構成次第では上述した軽さや小回りの効きやすさが評価されてしばしば用いられる。詳細は#収録状況と構築での活躍を参照。

またリミテッドでは上のような状況が多発するため、かなり小回りが効く、使いやすいカードと言える。相手クリーチャーのバウンスや、自分のクリーチャーと絡めてコンバット・トリックにと攻防に使える。基本セット2010までのルールでは当て逃げが可能だったため、より優秀であった。

Not to be. That is the answer.

収録状況と構築での活躍

第6版再録時にはヘイトレッド先攻2ターンキルを妨害する対策カードとして、メインデッキから投入された実績がある。

第7版再録時にはオデッセイ前後のスレッショルドを利用した青緑ビートダウンにて、スレッショルド達成の貢献とマッドネス持ちクリーチャーやトークンへの対策として採用されていた。

基本セット2011再録時にはスペイン選手権10青赤ルーン炎に採用されていた。

基本セット2012基本セット2013再録時のイニストラード・ブロック前後の環境では、瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageとの相性の良さを買われ、共にDelver-Bladeなどで採用された。

破滅の刻再録時にはテンポカードとして青単アグロに3~4枚採用された。

基本セット2020再録時には青単ドレッジに4枚積みされ、自らのマーフォークの秘守り/Merfolk Secretkeeperをバウンスして出来事で唱え直すギミックも組み込まれている。

ファウンデーションズ再録時の団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期ではシミック・テラーにて1~2枚採用されている。

関連カード

主な亜種

クリーチャー限定のバウンス呪文の亜種。特筆の無い限り、いずれもインスタントである。

戻せるのがパーマネント全般のものはブーメラン/Boomerangを、土地以外のパーマネントのものは分散/Disperseを、キャントリップ付きのものは送還のシンボル/Symbol of Unsummoningの項を、2体以上を対象とするものは再帰/Undoを、187クリーチャー版は大クラゲ/Man-o'-Warの項を参照。

参考

QR Code.gif