巨大化/Giant Growth
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強弱の差が激しい[[#サイクル|ブーンズ]]においてはもっともバランスが取れている[[カード]]。ブーンズの中で最も長く[[基本セット]]に残り続け、亜種と[[上位互換]]・[[下位互換]]の関係を作らずにいることがその証。しかし[[基本セット2012]]で[[剛力化/Titanic Growth]]と入れ替わって[[スタンダード]][[落ちる|落ち]]。その後[[ラヴニカへの回帰]]、[[基本セット2014]]で[[再録]]されたが、[[基本セット2015]]では再録されずにスタンダード[[環境]]から去っていった。 | 強弱の差が激しい[[#サイクル|ブーンズ]]においてはもっともバランスが取れている[[カード]]。ブーンズの中で最も長く[[基本セット]]に残り続け、亜種と[[上位互換]]・[[下位互換]]の関係を作らずにいることがその証。しかし[[基本セット2012]]で[[剛力化/Titanic Growth]]と入れ替わって[[スタンダード]][[落ちる|落ち]]。その後[[ラヴニカへの回帰]]、[[基本セット2014]]で[[再録]]されたが、[[基本セット2015]]では再録されずにスタンダード[[環境]]から去っていった。 |
2018年9月20日 (木) 23:16時点における版
ブーンズの1つで、緑のこれは1ターン限りのクリーチャー強化。
最も基本的なコンバット・トリックの1つ。対戦相手への戦闘ダメージの上乗せに使えるだけでなく、パワーとタフネスに3点分の修整が入れば大概クリーチャーのサイズの差は埋まるため、クリーチャー同士の戦闘の勝敗を覆す力を有する。また火力に対する防御に使われる事も多く、その用途は幅広い。
クリーチャーに依存する性質上、ダメージでない除去が少なく、クリーチャー戦主体となるリミテッドでの活躍が目立つ。構築でも、ストンピィや感染デッキのような、サイズに特化したタイプのデッキを中心にしばしば採用された。様々な時代に多用なフォーマットで使用され、初心者から熟練者まで数多くのプレイヤーに愛された1枚である。
強弱の差が激しいブーンズにおいてはもっともバランスが取れているカード。ブーンズの中で最も長く基本セットに残り続け、亜種と上位互換・下位互換の関係を作らずにいることがその証。しかし基本セット2012で剛力化/Titanic Growthと入れ替わってスタンダード落ち。その後ラヴニカへの回帰、基本セット2014で再録されたが、基本セット2015では再録されずにスタンダード環境から去っていった。
関連カード
- 次元の混乱にて、赤の粗暴な力/Brute Forceとしてタイムシフト。
サイクル
ブーンズ。マジック黎明期の基本セットに収録されたサイクルであり、すべて1マナで3つ分の何かを発生させる。
- 治癒の軟膏/Healing Salve
- Ancestral Recall
- 暗黒の儀式/Dark Ritual
- 稲妻/Lightning Bolt
- 巨大化/Giant Growth
それぞれ各色の特徴をよく表しているが、そのカードパワーには大きなばらつきがある。
主な亜種
緑の強化インスタントは全てこれの亜種と言えるのだが、ここではコストや修整値が近いものを中心に挙げる。1マナで+2/+2や、2マナで+3/+3のものが多い。
修整値が特に明記されていないものは、+3/+3の修整を与える。
亜種の中でトランプルを同時に与えるものは捕食者の一撃/Predator's Strikeを参照。
亜種の中で呪禁を同時に与えるものはレインジャーの悪知恵/Ranger's Guileを参照。
ソーサリーの亜種は超巨大化/Monstrous Growthの項を参照。
- 狩りの報奨/Bounty of the Hunt - +1/+1カウンター3つを割り振って置き、次のクリンナップ・ステップに取り除く。ダブルシンボル5マナ。(アライアンス)
- 力の種/Seeds of Strength - +1/+1修整を3回与える緑白の多色呪文。2マナ。(ラヴニカ:ギルドの都)
- エルフの憤激/Elvish Fury - バイバック(4)付き。+2/+2修整。1マナ。(テンペスト)
- 樫の力/Might of Oaks - +7/+7修整の上位種。4マナ。(ウルザズ・レガシー)
- 剛力化/Titanic Growth - +4/+4修整の上位種。2マナ。(基本セット2012)
- 激励/Invigorate - 対戦相手の3点回復の代替コストを持つピッチスペル。+4/+4修整。3マナ。(メルカディアン・マスクス)
- 力の印章/Seal of Strength - 巨大化のエンチャント版。1マナ。(ネメシス)
- 野生の力/Wild Might - リスティック版。(2)を支払われなければ+5/+5、支払われれば+1/+1修整。2マナ。(プロフェシー)
- 爆発的成長/Explosive Growth - +2/+2修整だが、キッカー(5)すると+5/+5修整になる。1マナ。(インベイジョン)
- 増進/Wax - +2/+2修整で、分割カードの片方。1マナ。(インベイジョン)
- ガイアの力/Gaea's Might - 版図版。基本土地タイプ1種類につき+1/+1修整。1マナ。(プレーンシフト)
- アラーラの力/Might of Alara - ガイアの力の同型再版。(コンフラックス)
- デアリガズの魔除け/Darigaaz's Charm - +3/+3修整を与えるモードがある。黒赤緑の魔除け。(プレーンシフト)
- シミックの魔除け/Simic Charm - +3/+3修整を与えるモードがある。青緑の魔除け。(ギルド門侵犯)
- 筋力急伸/Muscle Burst - 単体では+3/+3修整だが、墓地の同名カードの数だけさらに+1/+1修整を与える。2マナ。(オデッセイ)
- 突然の力/Sudden Strength - キャントリップ付き。4マナ。(ジャッジメント)
- ワイアウッドの誇り/Wirewood Pride - 部族カード版。エルフ1体につき+1/+1修整。1マナ。(オンスロート)
- 木霊の力/Kodama's Might - 秘儀版。+2/+2修整。(緑)で連繋することができる。1マナ。(神河物語)
- かき集める勇気/Gather Courage - 召集付き。+2/+2修整。1マナ。(ラヴニカ:ギルドの都)
- 寸法変更/Resize - 復活(1)(緑)付き。2マナ。(コールドスナップ)
- 古きクローサの力/Might of Old Krosa - インスタ=ソーサリー版。普段は+2/+2修整だが、自分のメイン・フェイズに唱えると+4/+4修整になる。1マナ。(時のらせん)
- 一握りの力/Fistful of Force - +2/+2修整。激突に勝つと、さらに+2/+2修整とトランプルを与える。2マナ。(ローウィン)
- 茨角/Briarhorn - 巨大化のCIP能力を持つ想起(1)(緑)付きクリーチャー。4マナ3/3。(ローウィン)
- 大地力/Earthbrawn - (1)(緑)の補強1付き。2マナ。(モーニングタイド)
- 樹皮殻の祝福/Barkshell Blessing - 共謀付き。+2/+2修整。緑と白の混成1マナ。(シャドウムーア)
- 圧倒する咆哮/Resounding Roar - サイクリング(5)(赤)(緑)(白)付き。サイクリング誘発型能力で+6/+6修整。2マナ。(アラーラの断片)
- 印章の祝福/Sigil Blessing - 他のクリーチャーも+1/+1修整を与える緑白の多色呪文。2マナ。(アラーラの断片)
- 原初の怒声/Primal Bellow - コントロールする森1つにつき+1/+1修整。1マナ。(ゼンディカー)
- 地うねり/Groundswell - 通常時+2/+2、上陸していると+4/+4修整。1マナ。(ワールドウェイク)
- 大群の力/Might of the Masses - コントロールするクリーチャー1体につき+1/+1修整。1マナ。(エルドラージ覚醒)
- 餌食の復讐/Prey's Vengeance - +2/+2修整。反復付き。1マナ。(エルドラージ覚醒)
- ミラディンの血気/Mirran Mettle - 通常時+2/+2、金属術を達成していると+4/+4修整。1マナ。(ミラディン包囲戦)
- 変異原性の成長/Mutagenic Growth - +2/+2修整。1マナ(ファイレクシア・マナなのでライフ2点支払うことでも唱えられる)。(新たなるファイレクシア)
- 連携攻撃/Joint Assault - +2/+2修整。結魂で組になっているクリーチャーにも修整を与える。1マナ。(アヴァシンの帰還)
- ハイドラの血/Aspect of Hydra - 緑への信心の数だけ+1/+1修整。1マナ。(神々の軍勢)
- 強大化/Become Immense - +6/+6修整。探査付きで(5)(緑)。(タルキール覇王譚)
- 高峰の注入/Highspire Infusion - エネルギー・カウンターが2つ付いてくる。2マナ。(霊気紛争)
- 弱さからの脱皮/Shed Weakness - +2/+2修整。-1/-1カウンターが乗っていれば1つ取り除いてよい。1マナ。(アモンケット)
- 活力の贈り物/Gift of Strength - 到達も付与。2マナ。(破滅の刻)
その他
- 2000年8月のフライデー・ナイト・マジックで、プロモーション・カードになった。
- 何種類かあるイラストは、どれも「巨大化」している様子を的確に表現している。
- 特に第5版・第6版・第8版のDiTerlizziによるイラストがとても可愛く人気がある。
- 第10版のイラストで巨大化しているのは、スタックルールの解説でお馴染みの相棒、灰色熊/Grizzly Bearsである。
参考
- カード個別評価:ラヴニカへの回帰 - コモン
- カード個別評価:アイスエイジ - コモン
- カード個別評価:基本セット2014 - コモン
- カード個別評価:基本セット2011 - コモン
- カード個別評価:基本セット2010 - コモン
- カード個別評価:第10版 - コモン
- カード個別評価:第9版 - コモン
- カード個別評価:第8版 - コモン
- カード個別評価:第7版 - コモン
- カード個別評価:第6版 - コモン
- カード個別評価:第5版 - コモン
- カード個別評価:第4版 - コモン
- カード個別評価:リバイズド・エディション - コモン
- カード個別評価:アンリミテッド・エディション - コモン
- カード個別評価:バトルボンド - コモン
- カード個別評価:マスターズ25th - コモン
- カード個別評価:Masters Edition 4 - コモン
- カード個別評価:Masters Edition 3 - コモン
- カード個別評価:Masters Edition 2 - コモン2