黒緑コントロール
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黒緑コントロール(BG Control)は、黒緑で組まれるコントロールデッキの総称。
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概要
黒のクリーチャー除去・手札破壊をメインに、緑のマナ加速や優秀なクリーチャーを入れたデッキ。黒単色デッキでは対処できないエンチャント・アーティファクトも緑が補えるため汎用性が高い。マナ基盤の不安も緑のマナ・サポートにより解消されている。そのため、総合的な安定性は非常に高い。
しかし、汎用性が高いということは尖った所がないという弱点の裏返しでもあり、決定力の不足から「器用貧乏」と揶揄されることもある。
時のらせんブロック構築
強力な滅び/Damnationをメインにしたコントロールデッキの1つ。
滅び/Damnationや調和/Harmonizeといった強力なカードを使用できるのが大きな利点。
序盤は単体除去や根の壁/Wall of Rootsで支える。
スタンダード
カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック期
イクサランの相克で首謀者の収得/Mastermind's Acquisitionが登場したことにより、これをキーカードとするランプ系コントロールデッキが環境に姿を見せるようになった。黒緑を含む多色で組まれる。
致命的な一押し/Fatal Pushや渇望の時/Moment of Cravingなどの除去呪文で序盤を凌ぎ、約束の刻/Hour of Promiseでマナ加速しつつブロッカーを並べ、首謀者の収得でフィニッシャーやメタカードをシルバーバレットするのが基本戦略。特にアゾールの門口/Azor's Gatewayを採用したタイプでは、太陽の聖域/Sanctum of the Sunが生み出す膨大なマナから霰炎の責め苦/Torment of HailfireなどのX呪文に繋げることを狙う。
黒緑
- 黒緑2色のタイプ。
黒緑白
Abzan Control [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 黒緑白のアゾールの門口採用型。
タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期
イニストラードを覆う影の参入により、闇の誓願/Dark Petitionと過ぎ去った季節/Seasons Pastのコンボを搭載したコントロールデッキ、季節コントロール(Seasons Past Control)が登場した。
詳細は季節コントロールを参照。
イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期
黒タッチ緑で構成される、コントロール寄りのミッドレンジデッキが存在する。黒緑ミッドレンジ(BG Midrange)、黒緑コントロール(BG Control)の他、The Rockの名前で呼ばれることも多い。
基本構成はもぎとり/Mutilateを中心とする黒コントロールだが、ブロッカー兼軽めのフィニッシャーとして、中マナ域のクリーチャーが多数採用されているのが特徴。
特に重要なのは冒涜の悪魔/Desecration Demon。大量のクリーチャー除去を搭載したこのデッキでは、ペナルティ能力に邪魔されずその高いマナレシオを存分に振るうことができる。トークンを並べられるなどして除去が追いつかない場合は、ボーラスの信奉者/Disciple of Bolasによってライフと手札に変換することも可能。
登場当初は比較的マイナーなデッキタイプであったが、徐々に台頭。基本セット2014参入後は漁る軟泥/Scavenging Oozeや生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombieの獲得に加え、クリーチャー除去が効きづらいジャンクリアニメイトや青系コントロールの減少といった環境的要因もあり、メタの一角にまで上り詰めた。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリカルガリー13 ベスト8 (参考)
- 使用者:Trent Douglas
- フォーマット
BG Midrange [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ミラディン・ブロック+神河ブロック期
死の雲/Death Cloudをメインとしたデスクラウドが活躍する。
桜族の長老/Sakura-Tribe Elderや木霊の手の内/Kodama's Reachで土地を並べ死の雲/Death Cloudを撃つ。
詳細はデスクラウドを参照のこと。
インベイジョン・ブロック+オデッセイ・ブロック期
オデッセイ・ブロック時代の黒コントロールに、アポカリプスの強力な黒緑のカードを投入したデッキが登場。
また、ノワールに獣群の呼び声/Call of the Herdなどの強力な緑クリーチャーを追加したデッキも現れた。
エクステンデッド
アポカリプスでの強力な対抗色の多色カードが登場以来、The Rockがメタの一角に居座り続けている。
生ける屍/Living Deathを採用したマルカ・デス、ビートダウンにシフトした京都迷宮案内、赤を加えクリーチャー除去力を強化したもの、青を追加しけちな贈り物/Gifts Ungivenのサーチを取り入れたけちマルカ、死の雲/Death Cloudを入れたデスクラウドなど、バリエーションも豊富に存在する。
モダン
同環境のジャンドによく似た、黒緑2色のビート・コントロールデッキが存在する。The Rockの名前で呼ばれることも多い。
デッキ構成はジャンドから赤を抜いたものに近い。基本的な動きもジャンドとほぼ同じで、タルモゴイフ/Tarmogoyfや闇の腹心/Dark Confidantなどの優秀なクリーチャーを、単体除去と手札破壊でバックアップして戦う。ジャンドと比較すると、デッキカラーを2色に減らしたことで、地盤の際/Tectonic Edgeを積む余裕が生まれたことや、漁る軟泥/Scavenging Oozeを最大限に活用できるようになったことが主なメリット。反面、稲妻/Lightning Boltや赤を含むサイドカードを使えなくなったことは大きなデメリットと言える。
長らくマイナーなデッキタイプであったが、基本セット2014で上記の漁る軟泥がモダンでも使用可能になったこと、さらに世界選手権13にChannel Fireballの面々が持ち込んだことにより急激に台頭し、メタの一角を占めるまでになった。その後グランプリブリスベン13では、白をタッチして未練ある魂/Lingering Soulsを投入したBG Soulsと呼ばれるタイプも登場した。
2014年2月7日より、死儀礼のシャーマン/Deathrite Shamanが禁止され、ジャンドとともに大きく数を減らすこととなったが、ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliteratorを採用したタイプがReid Dukeらによって開発され、一定の勢力を保っている。(参考1)(参考2)
死儀礼のシャーマン禁止前
- 備考
- グランプリデトロイト13 ベスト8 (参考)
- 使用者:Marcelino Freeman
- フォーマット
The Rock [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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死儀礼のシャーマン禁止後
- 備考
- プロツアー「神々の軍勢」 モダン部門 8-2 (参考)
- 使用者:Matthew Costa
- フォーマット
BG Obliterator Rock [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- Zooへの耐性を保ちつつ、チャンプブロックを防ぎ速やかにゲームを終わらせるフィニッシャーとして、ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliteratorを採用している。
破滅の刻後
- 備考
- グランプリバーミンガム17 準優勝 (参考)
- 使用者:Steve Hatto
- フォーマット
BG Rock(Modern) [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ラヴニカのギルド後
- 備考
- グランプリポートランド18 準優勝 (参考)
- 使用者:Daniel Geiter
- フォーマット
Black Green Midrange [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- イクサランから廃墟の地/Field of Ruinを、ラヴニカのギルドから暗殺者の戦利品/Assassin's Trophyを獲得し、ウルザトロンとの相性が改善された。