カルドハイム

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==概要==
 
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世界樹の周りを個別の小世界である10の[[カルドハイム/Kaldheim#領界/Realm|領界/Realm]]がめぐる[[次元/Plane]]、[[カルドハイム/Kaldheim]]を舞台とする。カルドハイムを旅する[[ケイヤ/Kaya]]は村落を襲う怪物狩りを請け負う。だがそれはカルドハイムの外から侵入してきたとおぼしき[[ヴォリンクレックス/Vorinclex|怪物]]であり、それを追うケイヤの前に[[ヴァルキー/Valki|嘘の神]]に扮し戦争を煽り立てる[[ティボルト/Tibalt]]、無自覚に[[プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Spark]]に覚醒した[[タイヴァー・ケル/Tyvar Kell (ストーリー)|タイヴァー・ケル/Tyvar Kell]]と次々と[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]が現れる。すべての予兆は領界同士が重なり合う厄災、[[カルドハイム/Kaldheim#ドゥームスカール/Doomskar|ドゥームスカール/Doomskar]]が近づいていることを示している。
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世界樹の周りを個別の小世界である10の[[カルドハイム/Kaldheim#領界/Realm|領界/Realm]]がめぐる[[次元/Plane]]、[[カルドハイム/Kaldheim]]を舞台とする。カルドハイムを旅する[[ケイヤ/Kaya]]は村落を襲う怪物狩りを請け負う。だがそれはカルドハイムの外から侵入してきたとおぼしき[[ヴォリンクレックス/Vorinclex (ストーリー)|怪物]]であり、それを追うケイヤの前に[[ヴァルキー/Valki|嘘の神]]に扮し戦争を煽り立てる[[ティボルト/Tibalt]]、無自覚に[[プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Spark]]に覚醒した[[タイヴァー・ケル/Tyvar Kell (ストーリー)|タイヴァー・ケル/Tyvar Kell]]と次々と[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]が現れる。すべての予兆は領界同士が重なり合う厄災、[[カルドハイム/Kaldheim#ドゥームスカール/Doomskar|ドゥームスカール/Doomskar]]が近づいていることを示している。
  
 
北欧の神話、伝承、ヴァイキング文化、そして北欧から多くバンドが輩出されるメタル・ミュージックもモチーフとして取り込んだ[[トップダウン・デザイン]]のセット。新規[[キーワード能力]]として[[予顕]]、[[誇示]]が登場。[[ゼンディカーの夜明け]]から引き続き新たな[[モードを持つ両面カード]]も収録されている。主な再録[[メカニズム]]は[[多相]]、[[英雄譚]]、[[氷雪]]。その他に[[機体]]、[[宝物]]、[[有色アーティファクト]]、[[キーワード・カウンター]]、[[毒カウンター]]も再登場している。
 
北欧の神話、伝承、ヴァイキング文化、そして北欧から多くバンドが輩出されるメタル・ミュージックもモチーフとして取り込んだ[[トップダウン・デザイン]]のセット。新規[[キーワード能力]]として[[予顕]]、[[誇示]]が登場。[[ゼンディカーの夜明け]]から引き続き新たな[[モードを持つ両面カード]]も収録されている。主な再録[[メカニズム]]は[[多相]]、[[英雄譚]]、[[氷雪]]。その他に[[機体]]、[[宝物]]、[[有色アーティファクト]]、[[キーワード・カウンター]]、[[毒カウンター]]も再登場している。
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呪術文字として有名な[[ルーン]]はクリーチャーか装備品に刻むことで恩恵を与える[[オーラ]]として登場。古ノルド語が語源である[[英雄譚]]/Sagaは、初の[[多色]]の英雄譚が[[アンコモン]]と[[レア]]のサイクルで史上最多の20枚が収録されている。
 
呪術文字として有名な[[ルーン]]はクリーチャーか装備品に刻むことで恩恵を与える[[オーラ]]として登場。古ノルド語が語源である[[英雄譚]]/Sagaは、初の[[多色]]の英雄譚が[[アンコモン]]と[[レア]]のサイクルで史上最多の20枚が収録されている。
  
スタンダードでは[[コールドスナップ]]以来15年ぶりの登場となる[[氷雪]]メカニズムは、[[基本氷雪土地]]を含む[[氷雪パーマネント]]の他に新たに[[氷雪インスタント]]と[[氷雪ソーサリー]]が登場。氷雪の[[特殊タイプ]]を持つカードは霜がついた特殊な[[枠]]デザインとなっている({{Gatherer|id=505407|カード画像}})。
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[[本流のセット]]では[[コールドスナップ]]以来15年ぶりの登場となる[[氷雪]]メカニズムは、[[基本氷雪土地]]を含む[[氷雪パーマネント]]の他に新たに[[氷雪インスタント]]と[[氷雪ソーサリー]]が登場。氷雪の[[特殊タイプ]]を持つカードは霜がついた特殊な[[枠]]デザインとなっている({{Gatherer|id=505407|カード画像}})。
  
 
新たな[[エンチャント・タイプ]]として前述の[[ルーン]]に加え[[破片]]が登場。新たな[[クリーチャー・タイプ]]として[[ファイレクシアン]]が登場。また新規タイプではないが[[臆病者]]が初めてカードとして登場した。北欧が起源である[[狂戦士]]であるカードが目立つほか、ゼンディカーの夜明けの[[パーティー]]を支援するように[[クレリック]]、[[ならず者]]、[[戦士]]、[[ウィザード]]の[[職業]]タイプを持つカードも多く収録されている。[[部族カード]]は多用なクリーチャー・タイプのカードが収録されているが、[[レア]]以上の[[稀少度]]が多く、ゼンディカーの夜明けのように[[リミテッド]]の[[アーキタイプ]]を形成するほどではない。共通のクリーチャー・タイプを持つクリーチャーの総数を参照したり、クリーチャー・タイプを1つ指定するタイプの部族カードも収録されており、それらを[[多相]]がサポートする。
 
新たな[[エンチャント・タイプ]]として前述の[[ルーン]]に加え[[破片]]が登場。新たな[[クリーチャー・タイプ]]として[[ファイレクシアン]]が登場。また新規タイプではないが[[臆病者]]が初めてカードとして登場した。北欧が起源である[[狂戦士]]であるカードが目立つほか、ゼンディカーの夜明けの[[パーティー]]を支援するように[[クレリック]]、[[ならず者]]、[[戦士]]、[[ウィザード]]の[[職業]]タイプを持つカードも多く収録されている。[[部族カード]]は多用なクリーチャー・タイプのカードが収録されているが、[[レア]]以上の[[稀少度]]が多く、ゼンディカーの夜明けのように[[リミテッド]]の[[アーキタイプ]]を形成するほどではない。共通のクリーチャー・タイプを持つクリーチャーの総数を参照したり、クリーチャー・タイプを1つ指定するタイプの部族カードも収録されており、それらを[[多相]]がサポートする。
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*[[ドラフト・ブースター]]の[[基本土地]]のスロットからは[[基本氷雪土地]]か氷雪[[2色土地]]のみが出現する([[変則的な稀少度]])。リミテッドでは基本氷雪土地はパックから出現したものしか使用できないため注意。通常の基本土地は[[バンドル]]か[[カルドハイム統率者デッキ]]からのみ入手できる。
 
*[[ドラフト・ブースター]]の[[基本土地]]のスロットからは[[基本氷雪土地]]か氷雪[[2色土地]]のみが出現する([[変則的な稀少度]])。リミテッドでは基本氷雪土地はパックから出現したものしか使用できないため注意。通常の基本土地は[[バンドル]]か[[カルドハイム統率者デッキ]]からのみ入手できる。
 
*中国のみ発売日が[[プレリリース・トーナメント|プレリリース]]開始と同時の2021年1月29日となる<ref>[https://wpn.wizards.com/ja/article/kaldheim-all-dates-scheduling-info-you-need 『カルドハイム』:知っておくべき日付と情報]([[Wizards Play Network]] [[2020年]]10月29日)</ref>。
 
*中国のみ発売日が[[プレリリース・トーナメント|プレリリース]]開始と同時の2021年1月29日となる<ref>[https://wpn.wizards.com/ja/article/kaldheim-all-dates-scheduling-info-you-need 『カルドハイム』:知っておくべき日付と情報]([[Wizards Play Network]] [[2020年]]10月29日)</ref>。
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*[[テーブルトップ]]では[[2022年]]1月25日、[[MO]]、[[MTGアリーナ]]では2022年1月27日より、[[アールンドの天啓/Alrund's Epiphany]]と[[不詳の安息地/Faceless Haven]]の2枚がスタンダードで[[禁止カード]]に指定された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/january-25-2022-banned-and-restricted-announcement January 25, 2022 Banned and Restricted Announcement][https://mtg-jp.com/reading/publicity/0035744/ 2022年1月25日 禁止制限告知]([[Daily MTG]] [[2022年]]1月25日)</ref>。
  
 
===領界===
 
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:通常版とは異なるメタルバンドのアルバムジャケット風[[イラスト]]が描かれ、ヴァイキング文化を参考にした木彫り風の特殊なフレームのカード。カルドハイムでは[[モードを持つ両面カード]]を含む各[[伝説のカード]]に存在する。
 
:通常版とは異なるメタルバンドのアルバムジャケット風[[イラスト]]が描かれ、ヴァイキング文化を参考にした木彫り風の特殊なフレームのカード。カルドハイムでは[[モードを持つ両面カード]]を含む各[[伝説のカード]]に存在する。
 
:ドラフト・ブースター、セット・ブースター、コレクター・ブースターから非プレミアム版、プレミアム版共に一定の確率で入手できる。一部のアンコモンのカードはテーマ・ブースターにも封入される。
 
:ドラフト・ブースター、セット・ブースター、コレクター・ブースターから非プレミアム版、プレミアム版共に一定の確率で入手できる。一部のアンコモンのカードはテーマ・ブースターにも封入される。
:[[Secret Lair Drop Series]]で同仕様の[[Secret Lair Drop Series#Showcase: Kaldheim – Part 1|Showcase: Kaldheim – Part 1]]と[[Secret Lair Drop Series#Showcase: Kaldheim – Part 2|Showcase: Kaldheim – Part 2]]が発売された。
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:[[Secret Lair Drop Series]]で同仕様の[[Secret Lair Drop Series/2021年#Showcase: Kaldheim – Part 1|Showcase: Kaldheim – Part 1]]と[[Secret Lair Drop Series/2021年#Showcase: Kaldheim – Part 2|Showcase: Kaldheim – Part 2]]が発売された。
  
 
;[[ファイレクシア/Phyrexia]]語(#333)
 
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:*[[霜噛み/Frost Bite]]
 
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:*[[仮面の蛮人/Masked Vandal]]
 
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;ボーダーレスコンセプトアート法務官カード/Borderless Concept Praetors Card(#406~407)
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:[[ミラディンの傷跡ブロック]]時に描かれた[[Richard Whitters]]によるコンセプト・アートをイラストに使ったボーダーレス版[[巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider]]と、そのステップ・アンド・コンプリート・フォイル版。
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:[[ファイレクシア:完全なる統一]]のジャンプスタート以外の各種ブースターから非フォイル版、通常フォイル版共に入手できる。
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:ステップ・アンド・コンプリート・フォイル版はファイレクシア:完全なる統一のコレクター・ブースターから入手できる。
  
 
===事前情報===
 
===事前情報===
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:*コモンかアンコモン7枚。アンコモンの[[カード個別評価:カルドハイム#特殊ブースター専用カード|特殊ブースター専用カード]]も含まれる。
 
:*コモンかアンコモン7枚。アンコモンの[[カード個別評価:カルドハイム#特殊ブースター専用カード|特殊ブースター専用カード]]も含まれる。
 
:*アート・カード(20パックに1枚の割合でアーティストの箔押しスタンプ入り)
 
:*アート・カード(20パックに1枚の割合でアーティストの箔押しスタンプ入り)
:*広告カード、あるいはザ・リストのカード<ref>[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0034669/ 『カルドハイム』における「ザ・リスト」の更新]([[Daily MTG]] 2020年12月16日)</ref>。
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:*広告カード、あるいは[[ザ・リスト]]のカード<ref>[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0034669/ 『カルドハイム』における「ザ・リスト」の更新]([[Daily MTG]] 2020年12月16日)</ref>。
  
 
;[[ブースターパック#コレクター・ブースターパック|コレクターブースター]]
 
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*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0034795/ こぼれ話:『カルドハイム』 その2]([[Making Magic]] 2021年2月15日)
 
*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0034795/ こぼれ話:『カルドハイム』 その2]([[Making Magic]] 2021年2月15日)
 
*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0035334/ デザイン演説2021]([[Making Magic]] [[2021年]]8月16日)
 
*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0035334/ デザイン演説2021]([[Making Magic]] [[2021年]]8月16日)
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*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0036597/ ストーム値:『エルドレインの王権』~『ストリクスヘイヴン:魔法学院』 その2]([[Making Magic]] [[2023年]]1月3日)
  
 
その他。
 
その他。

2023年3月31日 (金) 23:59時点における最新版

カルドハイム/Kaldheim
シンボル 両刃斧
略号 KHM
コードネーム Equestrian
発売日 MOArena:2021年1月28日
(中国):2021年1月29日
紙(中国以外):2021年2月5日
セット枚数 全285種類+番外カード

カルドハイム/Kaldheimは、スタンダード用のエキスパンション2021年2月5日発売。キャッチコピーは「戦斧を掲げよ/Raise Your Axe」。

目次

[編集] 概要

世界樹の周りを個別の小世界である10の領界/Realmがめぐる次元/Planeカルドハイム/Kaldheimを舞台とする。カルドハイムを旅するケイヤ/Kayaは村落を襲う怪物狩りを請け負う。だがそれはカルドハイムの外から侵入してきたとおぼしき怪物であり、それを追うケイヤの前に嘘の神に扮し戦争を煽り立てるティボルト/Tibalt、無自覚にプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkに覚醒したタイヴァー・ケル/Tyvar Kellと次々とプレインズウォーカー/Planeswalkerが現れる。すべての予兆は領界同士が重なり合う厄災、ドゥームスカール/Doomskarが近づいていることを示している。

北欧の神話、伝承、ヴァイキング文化、そして北欧から多くバンドが輩出されるメタル・ミュージックもモチーフとして取り込んだトップダウン・デザインのセット。新規キーワード能力として予顕誇示が登場。ゼンディカーの夜明けから引き続き新たなモードを持つ両面カードも収録されている。主な再録メカニズム多相英雄譚氷雪。その他に機体宝物有色アーティファクトキーワード・カウンター毒カウンターも再登場している。

北欧神話が予言された世界の終末に備えていたように、プレイヤーは予顕に備えなければならない。裏向き追放したカードは次のターン以降その予顕コストで唱えることができ、コストが軽くなったり追加の効果を得ることができる。

戦いで武勇を挙げてもそれを喧伝しなくては意味が無い。誇示攻撃に参加したクリーチャーのみが1回起動し得る権利を持つ起動型能力を表す。

モードを持つ両面カードはカルドハイムの神々とその権能を表し、第1面伝説の・クリーチャー・カード、第2面は神々の使う道具や魔法、使い魔でありパーマネント・カードである以外はメカニズム的な共通項は持たない。またゼンディカーの夜明けから続く小道サイクルの残りの4枚も登場する。

呪術文字として有名なルーンはクリーチャーか装備品に刻むことで恩恵を与えるオーラとして登場。古ノルド語が語源である英雄譚/Sagaは、初の多色の英雄譚がアンコモンレアのサイクルで史上最多の20枚が収録されている。

本流のセットではコールドスナップ以来15年ぶりの登場となる氷雪メカニズムは、基本氷雪土地を含む氷雪パーマネントの他に新たに氷雪インスタント氷雪ソーサリーが登場。氷雪の特殊タイプを持つカードは霜がついた特殊なデザインとなっている(カード画像)。

新たなエンチャント・タイプとして前述のルーンに加え破片が登場。新たなクリーチャー・タイプとしてファイレクシアンが登場。また新規タイプではないが臆病者が初めてカードとして登場した。北欧が起源である狂戦士であるカードが目立つほか、ゼンディカーの夜明けのパーティーを支援するようにクレリックならず者戦士ウィザード職業タイプを持つカードも多く収録されている。部族カードは多用なクリーチャー・タイプのカードが収録されているが、レア以上の稀少度が多く、ゼンディカーの夜明けのようにリミテッドアーキタイプを形成するほどではない。共通のクリーチャー・タイプを持つクリーチャーの総数を参照したり、クリーチャー・タイプを1つ指定するタイプの部族カードも収録されており、それらを多相がサポートする。

[編集] 領界

北欧神話の9つの世界は10の領界に翻案されている。各領界は2色の組み合わせに対応しており、その色に集中するクリーチャー・タイプや、伝説のクリーチャーや英雄譚や土地のサイクルでその特徴を見ることができる。ただし人間は色の理念に対応した5つの氏族に分かれているため特に緑白に集中していることはない。

領界 第1色 第2色 主要種族
イストフェル/Istfell スピリット
シュタルンハイム/Starnheim 天使
カーフェル/Karfell ゾンビ
セルトランド/Surtland 巨人
イマースターム/Immersturm デーモン
スケムファー/Skemfar エルフ
ノットヴォルド/Gnottvold トロール
アクスガルド/Axgard ドワーフ
ブレタガルド/Bretagard 人間
リトヤラ/Littjara 多相の戦士

[編集] 番外カード

プロモーション・カードや特殊イラスト、特殊なのカードはコレクター番号が286番以降の番外カードとなっている。

ボーダーレス・カード/Borderless Card(#286~298)
カードの縁まで通常版とは異なるイラストが描かれたカード。カルドハイムではプレインズウォーカー・カード、神話レアの予顕サイクル、そして小道サイクルに存在する。
各種ブースターから非プレミアム版、プレミアム版共に一定の確率で入手できる。
ショーケース・フレーム/Showcase Frame(#299~332)
通常版とは異なるメタルバンドのアルバムジャケット風イラストが描かれ、ヴァイキング文化を参考にした木彫り風の特殊なフレームのカード。カルドハイムではモードを持つ両面カードを含む各伝説のカードに存在する。
ドラフト・ブースター、セット・ブースター、コレクター・ブースターから非プレミアム版、プレミアム版共に一定の確率で入手できる。一部のアンコモンのカードはテーマ・ブースターにも封入される。
Secret Lair Drop Seriesで同仕様のShowcase: Kaldheim – Part 1Showcase: Kaldheim – Part 2が発売された。
ファイレクシア/Phyrexia語(#333)
カードのすべての文章がファイレクシア語で書かれた巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider
各種ブースターから非プレミアム版、プレミアム版共に一定の確率で入手できる。
拡張アート枠/Extended-Art Frame(#334~373)
イラストが両端の枠まで拡大されたカード。英雄譚、ボーダーレス、ショーケースに当てはまらないすべてのレア・神話レアに存在する。
非プレミアム版、プレミアム版ともにコレクター・ブースターでしか入手できない。
特殊ブースター専用カード(#374~393)
ドラフト・ブースターからは出現せず、セット・ブースターあるいはテーマ・ブースターに封入されるカード。レアはコレクター・ブースターからも出現する。
基本土地(#394~398)
氷雪ではない基本土地。
バンドルかカルドハイム統率者デッキにのみ封入される。プレミアム版はバンドルのみから入手できる。日本語版はカードギャラリーおよびGathererに全種類表示されているが、バンドルの日本語版が発売しない関係上山/Mountainの日本語版の入手方法は存在しない。
BOX特典カード(#399)
ウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗で各種ブースターボックスを早期購入したプレイヤーに配布される。通常版とは異なるイラストの、プレミアム拡張アート・カード仕様の領界渡り/Realmwalker
バンドルプロモ(#400)
通常版とは異なるイラストのプレミアム版リトヤラの反射/Reflections of Littjara
バンドルからのみ入手でき、非プレミアム版は存在しない。また今回バンドル日本語版は発売しないので、カードギャラリーおよびGathererに画像は存在するが日本語版カードの入手手段は存在しない。
WPNプロモ(#401~405)
イラストは通常版と同じだが枠がダークフレームのカード。
カルドハイムシーズンのWPNプロモパックからのみ入手できる。プレミアム版はプレミアムプロモパックからのみ入手できる。
ボーダーレスコンセプトアート法務官カード/Borderless Concept Praetors Card(#406~407)
ミラディンの傷跡ブロック時に描かれたRichard Whittersによるコンセプト・アートをイラストに使ったボーダーレス版巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raiderと、そのステップ・アンド・コンプリート・フォイル版。
ファイレクシア:完全なる統一のジャンプスタート以外の各種ブースターから非フォイル版、通常フォイル版共に入手できる。
ステップ・アンド・コンプリート・フォイル版はファイレクシア:完全なる統一のコレクター・ブースターから入手できる。

[編集] 事前情報

初回プレビュー期間は「Week of Metal」と銘打たれ、公式からSpotifyでメタルのプレイリストが公開されたほか[3]、紹介されたメタルバンドがカードのプレビューを行った。

恒例として、本格的なプレビュー開始前にMark RosewaterのBlog「Blogatog」で収録カードの事前情報が公開された[4]

[編集] イベント

プレリリース(1月29日から2月4日まで)や発売記念パーティー(2月6日、7日)が予定されていたが、2019新型コロナウイルスによる緊急事態宣言によって日本での開催は中止され、「自宅でプレリリース」などのオンラインイベントの開催が推奨される。また中止期間中にプレリリース・パックの購入者へ極悪な二人組/Fiendish Duoプロモーション・カードが配布されるキャンペーンが予定されている[5]

[編集] 『カルドハイム』チャンピオンシップ

3月26日~28日に開催。

[編集] 製品ラインナップ

ドラフト・ブースター
15枚+トークン/広告カード入りの基本製品。
ウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗でブースターボックスを早期購入すると、BOX特典カードとしてプレミアム版領界渡り/Realmwalkerが配布される。
封入内容は以下のマジックのカード15枚+特殊カード1枚。
セット・ブースター
ドラフトではなくパック開封を楽しみたい人向けのブースターパック。
ドラフト・ブースターと同様に、ウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗で30パック入りのブースターボックスを早期購入するとBOX特典カードが配布される。
封入内容は以下のマジックのカード12枚+特殊カード2枚。
  • 基本氷雪土地か氷雪2色土地1枚。プレミアム版がでる場合もある。
  • レアか神話レア1枚。ショーケース・フレームやボーダーレスも含まれる。
  • 氷雪のコモンかアンコモン、ショーケースのアンコモン、特殊ブースター専用カードのレアの内からいずれか1枚。
  • いずれかの稀少度のプレミアム・カード1枚。ショーケース・フレームやボーダーレスも含む。
  • いずれかの稀少度の非プレミアム・カード1枚。ショーケース・フレームやボーダーレスも含む。
  • コモンかアンコモン7枚。アンコモンの特殊ブースター専用カードも含まれる。
  • アート・カード(20パックに1枚の割合でアーティストの箔押しスタンプ入り)
  • 広告カード、あるいはザ・リストのカード[6]
コレクターブースター
主に拡張アート枠やプレミアム・カードが封入されたコレクター向けのブースターパック。英語版ブースターのタイトルロゴはメタルバンド風になっている。
ドラフト・ブースターと同様に、ウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗でブースターボックスを早期購入するとBOX特典カードが配布される。
封入内容は以下のマジックのカード15枚+特殊カード1枚。
  • プレミアム版のショーケース、ボーダーレス、拡張アート、ファイレクシア語版のいずれかの仕様のレアか神話レア1枚。
  • ショーケースかボーダーレス仕様かファイレクシア語版のレアか神話レア1枚。
  • プレミアム版のレアか神話レア1枚。
  • 拡張アート仕様のレアか神話レア1枚。
  • レアの英雄譚、統率者デッキのレアか神話レア、レアの特殊ブースター専用カードのいずれか1枚。
  • プレミアム版ショーケースのアンコモン1枚。
  • ショーケースのアンコモン1枚。
  • プレミアム版基本氷雪土地1枚。
  • プレミアム版アンコモン2枚。
  • プレミアム版の氷雪2色土地を含むコモン5枚。
  • プレミアム版両面トークン・カード1枚。
テーマブースター(日本語版なし)
特定のテーマに沿ったカードのみが封入されたブースターパック。カルドハイムでは5つの色に加えてバイキング風のカードをテーマとしたVikingを加えた6種類が発売する。
  • 封入内容はコモンかアンコモン34枚と、レアか神話レア1枚。一定の確率でコモンかアンコモンの枠1枚がレアか神話レアになる。ドラフト・ブースターには封入されない特殊ブースター専用カードも含まれる。
バンドル(日本語版なし)
以下の内容が封入された大型商品。今回は日本語版は発売されない。
カルドハイム統率者デッキ
統率者戦用の構築済みデッキ。カルドハイムとテーマを共有しカルドハイムのカードも含まれるが、独立した製品であり新規カードを含む 収録カードはスタンダード用セットに同名のカードが含まれていない限りスタンダードでは使用できない

[編集] パッケージ・イラスト

ドラフト・ブースター
いずれもカードには使用されていない広告用ビジュアル
セット・ブースター
  • カードには使用されていない、バイキング船の航海を描いた広告用ビジュアル
コレクターブースター
テーマブースター

[編集] 注目のストーリー

※暫定的にコレクター番号順。

[編集] 主な開発スタッフ

その他のスタッフについては米国版セット特設サイトのクレジットを参照。

[編集] 公式特集ページ

[編集] 製品情報

『カルドハイム』における「ザ・リスト」の更新(Daily MTG 2020年12月16日)

[編集] 開発コラム

Making Magic -マジック開発秘話- - Mark Rosewaterによるコラム。

その他。

[編集] 背景設定

[編集] その他

[編集] 動画

マジック:ザ・ギャザリングYoutube公式チャンネル

[編集] 脚注

  1. 『カルドハイム』:知っておくべき日付と情報(Wizards Play Network 2020年10月29日)
  2. January 25, 2022 Banned and Restricted Announcement2022年1月25日 禁止制限告知(Daily MTG 2022年1月25日)
  3. Magic: The Gathering(マジック米国公式Twitterアカウント 2020年12月16日)
  4. Maro’s Kaldheim Teaser(Blogatog 2020年12月17日)
  5. 2021年1月8日更新:新型コロナウイルス感染症拡大に伴うイベント開催についてのお知らせ(マジック日本公式サイト 2021年1月4日)
  6. 『カルドハイム』における「ザ・リスト」の更新(Daily MTG 2020年12月16日)

[編集] 参考

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