セルトランド/Surtland
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- イストフェル/Istfell(白青、スピリット)
- カーフェル/Karfell(青黒、ゾンビ)
- イマースターム/Immersturm(黒赤、デーモン)
- ノットヴォルド/Gnottvold(赤緑、トロール)
- ブレタガルド/Bretagard(緑白、人間)
- シュタルンハイム/Starnheim(白黒、天使)
- セルトランド/Surtland(青赤、巨人)
- スケムファー/Skemfar(黒緑、エルフ)
- アクスガルド/Axgard(赤白、ドワーフ)
- リトヤラ/Littjara(緑青、多相の戦士)
セルトランド/Surtlandは、カルドハイム/Kaldheimを構成する領界/Realmの一つ。主要種族は巨人/Giantで、色は青赤[1]。
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[編集] 解説
常冬のセルトランドは、絶え間ない大騒動の領界/Realmだ。雪と氷を突き破って火山が噴火し、新たな山々を形成する一方で、厳しい冷気が間欠泉から噴き出す蒸気を凍らせ、飛び散る氷の破片に変える。地震と噴火が、毎日のように風景を作り変えてしまう。雪崩と砕けた岩が山腹を下り、半ば凍った川の流れを変える。霜の巨人/Frost giantの氷の宮殿は、高山の頂と氷原に点在している。炎の巨人/Fire giantの粗野な住居は、深い溶岩の裂け目が広い雪原に道を切り開く低地にある。
セルトランドでは成長するものは僅かだが、それらは巨大に成長する。木は乏しいものの、スケムファー/Skemfarの古木と同じほどに大きくなる。炎の巨人の王が住まうカルダーの広間/Kaldar's Hallの梁は、このような巨木から伐り出され、巨大な巨人/Giantたちに相応しい住居を形作っている。動物もまた、大きく成長する傾向にある。マンモスや大きなヤギの群れは、巨人の食料の多くを賄う。
セルトランドの地形はあまりに変わりやすいため、名前がつくほど長続きするものはほとんどない。特筆すべき例外の一つがヴェラ高地/The Vela Heights、複数の山頂と氷原の連なりだ。ここでは、通常孤独を好む霜の巨人の魔術師が集まり、共同体のようなものを形成している。ヴェラの巨人は魔法の力を合わせ、炎の巨人がヴェラに侵入しないような防御を作り出している。
[編集] 登場
[編集] 登場作品・登場記事
- Planeswalker's Guide to Kaldheim, Part 2/プレインズウォーカーのためのカルドハイム案内 その2(Feature 2021年1月14日 Ari Zirulnik and Jenna Helland著)
[編集] その他
- モチーフは北欧神話における九つの世界の一つであるヨトゥンヘイムと、九つの世界の一つに数えられることのあるムスペルヘイムだろう。前者は霜の巨人ヨトゥンが、後者は炎の巨人ムスペルが住む世界である。また、冷気と熱気が衝突する原初の裂け目、ギンヌンガガプもモチーフの一つかもしれない。
- 名前の由来は北欧神話に登場するスルト(英:Surtr, Surt)だろう。ムスペルの一体で、世界の終末ラグナロクではムスペルを率いてアースガルズに攻め入り、世界を焼き尽くすという。