巨大化/Giant Growth

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[[#サイクル|ブーンズ]]においては弱い部類に入るが、もっともバランスが取れているカードだと思われる。これを基準に数え切れないほどの[[#亜種|亜種]]が作られているが、未だそれらの亜種と[[上位互換]]・[[下位互換]]の関係を作らずにいることもバランスの良さの裏付けといえるだろう。あらゆる時代の様々な[[フォーマット]]で使用されており、数多くの[[プレイヤー]]に愛されている1枚である。
 
[[#サイクル|ブーンズ]]においては弱い部類に入るが、もっともバランスが取れているカードだと思われる。これを基準に数え切れないほどの[[#亜種|亜種]]が作られているが、未だそれらの亜種と[[上位互換]]・[[下位互換]]の関係を作らずにいることもバランスの良さの裏付けといえるだろう。あらゆる時代の様々な[[フォーマット]]で使用されており、数多くの[[プレイヤー]]に愛されている1枚である。
  
長らく[[基本セット]]の[[皆勤賞]]であり初心者にも親しまれる[[カード]]であったが、[[基本セット2012]]でついに[[落ちる|落ち]]、[[剛力化/Titanic Growth]]と入れ替わった。その後[[ラヴニカへの回帰]]にて[[再録]]され、1年ぶりに[[スタンダード]]環境に戻ってくることとなった。
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長らく[[基本セット]]の[[皆勤賞]]であり初心者にも親しまれる[[カード]]であったが、[[基本セット2012]]でついに[[落ちる|落ち]]、[[剛力化/Titanic Growth]]と入れ替わった。その後[[ラヴニカへの回帰]]にて[[再録]]され、1年ぶりに[[スタンダード]]環境に戻ってくることとなった。[[基本セット2014]]では再び剛力化と入れ替わりで基本セット入りしている。
  
== 関連カード ==
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==関連カード==
 
*[[次元の混乱]]にて、[[赤]]の[[粗暴な力/Brute Force]]として[[タイムシフト]]。
 
*[[次元の混乱]]にて、[[赤]]の[[粗暴な力/Brute Force]]として[[タイムシフト]]。
=== サイクル ===
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===サイクル===
 
{{サイクル/ブーンズ}}
 
{{サイクル/ブーンズ}}
=== 亜種 ===
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===亜種===
 
[[緑]]の[[強化]][[インスタント]]は全てこれの亜種と言えるのだが、ここでは[[コスト]]や[[修整]]値が近いものを中心に挙げる。1[[マナ]]で+2/+2や、2マナで+3/+3のものが多い。
 
[[緑]]の[[強化]][[インスタント]]は全てこれの亜種と言えるのだが、ここでは[[コスト]]や[[修整]]値が近いものを中心に挙げる。1[[マナ]]で+2/+2や、2マナで+3/+3のものが多い。
  
 
修整値が特に明記されていないものは、+3/+3の修整を与える。
 
修整値が特に明記されていないものは、+3/+3の修整を与える。
*[[エルフの憤激/Elvish Fury]] - [[バイバック]](4)付き。+2/+2修整。1マナ。
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*[[エルフの憤激/Elvish Fury]] - [[バイバック]](4)付き。+2/+2修整。1マナ。([[テンペスト]])
*[[激励/Invigorate]] - [[対戦相手]]の3点[[回復]]の[[代替コスト]]を持つ[[ピッチスペル]]。+4/+4修整。3マナ。
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*[[激励/Invigorate]] - [[対戦相手]]の3点[[回復]]の[[代替コスト]]を持つ[[ピッチスペル]]。+4/+4修整。3マナ。([[メルカディアン・マスクス]])
*[[野生の力/Wild Might]] - [[リスティック]]版。(2)を[[支払う|支払われ]]なければ+5/+5、支払われれば+1/+1修整。2マナ。
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*[[力の印章/Seal of Strength]] - 巨大化の[[エンチャント]]版。1マナ。([[ネメシス]])
*[[爆発的成長/Explosive Growth]] - +2/+2修整だが、[[キッカー]](5)を支払うと+5/+5修整になる。1マナ。
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*[[野生の力/Wild Might]] - [[リスティック]]版。(2)を[[支払う|支払われ]]なければ+5/+5、支払われれば+1/+1修整。2マナ。([[プロフェシー]])
*[[ガイアの力/Gaea's Might]] - [[版図]]版。[[基本土地タイプ]]1種類につき+1/+1修整。1マナ。
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*[[爆発的成長/Explosive Growth]] - +2/+2修整だが、[[キッカー]](5)すると+5/+5修整になる。1マナ。([[インベイジョン]])
**[[アラーラの力/Might of Alara]] - ガイアの力の[[同型再版]]
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*[[ガイアの力/Gaea's Might]] - [[版図]]版。[[基本土地タイプ]]1種類につき+1/+1修整。1マナ。([[プレーンシフト]])
*[[力の印章/Seal of Strength]] - 巨大化の[[エンチャント]]版。1マナ。
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**[[アラーラの力/Might of Alara]] - ガイアの力の[[同型再版]]。([[コンフラックス]]
*[[筋力急伸/Muscle Burst]] - 単体では+3/+3修整だが、墓地の同名カードの数だけさらに+1/+1修整を与える。2マナ。
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*[[筋力急伸/Muscle Burst]] - 単体では+3/+3修整だが、墓地の同名カードの数だけさらに+1/+1修整を与える。2マナ。([[オデッセイ]]
*[[突然の力/Sudden Strength]] - [[キャントリップ]]付き。4マナ。
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*[[森の力/Sylvan Might]] - [[フラッシュバック]](2)(緑)(緑)付き。+2/+2修整で[[トランプル]]も与える。2マナ。([[オデッセイ]])
*[[森の力/Sylvan Might]] - [[フラッシュバック]](2)(緑)(緑)付き。+2/+2修整で[[トランプル]]も与える。2マナ。
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*[[突然の力/Sudden Strength]] - [[キャントリップ]]付き。4マナ。([[ジャッジメント]])
*[[ワイアウッドの誇り/Wirewood Pride]] - [[部族カード]]版。[[エルフ]]1体につき+1/+1修整。1マナ。
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*[[ワイアウッドの誇り/Wirewood Pride]] - [[部族カード]]版。[[エルフ]]1体につき+1/+1修整。1マナ。([[オンスロート]])
*[[捕食者の一撃/Predator's Strike]] - 巨大化が1マナ増え、トランプルも与えるようになった。
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*[[捕食者の一撃/Predator's Strike]] - 巨大化が1マナ増え、トランプルも与えるようになった。([[ミラディン]])
**[[途方もない力/Colossal Might]] - [[赤緑]]の[[多色]][[呪文]]になったことで、修整値が+4/+2になった。
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**[[途方もない力/Colossal Might]] - [[赤緑]]の[[多色]][[呪文]]になったことで、修整値が+4/+2になった。([[アラーラ再誕]])
*[[木霊の力/Kodama's Might]] - [[秘儀]]版。+2/+2修整。(緑)で[[連繋]]することができる。1マナ。
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*[[木霊の力/Kodama's Might]] - [[秘儀]]版。+2/+2修整。(緑)で[[連繋]]することができる。1マナ。([[神河物語]])
*[[かき集める勇気/Gather Courage]] - [[召集]]付き。+2/+2修整。1マナ。
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*[[かき集める勇気/Gather Courage]] - [[召集]]付き。+2/+2修整。1マナ。([[ラヴニカ:ギルドの都]])
*[[力の種/Seeds of Strength]] - +1/+1修整を3回与える[[緑白]]の多色呪文。2マナ。
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*[[力の種/Seeds of Strength]] - +1/+1修整を3回与える[[緑白]]の多色呪文。2マナ。([[ラヴニカ:ギルドの都]])
*[[寸法変更/Resize]] - [[復活]](1)(緑)付き。2マナ。
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*[[寸法変更/Resize]] - [[復活]](1)(緑)付き。2マナ。([[コールドスナップ]])
*[[古きクローサの力/Might of Old Krosa]] - [[インスタ=ソーサリー]]版。普段は+2/+2修整だが、[[メイン・フェイズ]]に[[唱える]]と+4/+4修整になる。1マナ。
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*[[古きクローサの力/Might of Old Krosa]] - [[インスタ=ソーサリー]]版。普段は+2/+2修整だが、自分の[[メイン・フェイズ]]に[[唱える]]と+4/+4修整になる。1マナ。([[時のらせん]])
*[[一握りの力/Fistful of Force]] - +2/+2修整。[[激突]]に勝つと、さらに+2/+2修整とトランプルを与える。2マナ。
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*[[一握りの力/Fistful of Force]] - +2/+2修整。[[激突]]に勝つと、さらに+2/+2修整とトランプルを与える。2マナ。([[ローウィン]])
*[[茨角/Briarhorn]] - 巨大化の[[CIP]][[能力]]を持つ[[想起]](1)(緑)付きクリーチャー。4マナ3/3。
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*[[茨角/Briarhorn]] - 巨大化の[[CIP]][[能力]]を持つ[[想起]](1)(緑)付きクリーチャー。4マナ3/3。([[ローウィン]])
*[[大地力/Earthbrawn]] - (1)(緑)の[[補強]]1付き。2マナ。
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*[[大地力/Earthbrawn]] - (1)(緑)の[[補強]]1付き。2マナ。([[モーニングタイド]])
*[[樹皮殻の祝福/Barkshell Blessing]] - [[共謀]]付き。+2/+2修整。緑と白の[[混成マナ・シンボル|混成]]1マナ。
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*[[樹皮殻の祝福/Barkshell Blessing]] - [[共謀]]付き。+2/+2修整。緑と白の[[混成マナ・シンボル|混成]]1マナ。([[シャドウムーア]])
*[[圧倒する咆哮/Resounding Roar]] - [[サイクリング]](5)(赤)(緑)(白)付き。[[サイクリング誘発型能力]]で+6/+6修整。2マナ。
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*[[圧倒する咆哮/Resounding Roar]] - [[サイクリング]](5)(赤)(緑)(白)付き。[[サイクリング誘発型能力]]で+6/+6修整。2マナ。([[アラーラの断片]])
*[[印章の祝福/Sigil Blessing]] - 他のクリーチャーも+1/+1修整を与える緑白の多色呪文。2マナ。
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*[[印章の祝福/Sigil Blessing]] - 他のクリーチャーも+1/+1修整を与える緑白の多色呪文。2マナ。([[アラーラの断片]])
*[[原初の怒声/Primal Bellow]] - コントロールする[[森]]1つにつき+1/+1修整。1マナ。
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*[[原初の怒声/Primal Bellow]] - コントロールする[[森]]1つにつき+1/+1修整。1マナ。([[ゼンディカー]])
*[[地うねり/Groundswell]] - 通常時+2/+2、[[上陸]]していると+4/+4修整。1マナ。
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*[[地うねり/Groundswell]] - 通常時+2/+2、[[上陸]]していると+4/+4修整。1マナ。([[ワールドウェイク]])
*[[大群の力/Might of the Masses]] - コントロールするクリーチャー1体につき+1/+1修整。1マナ。
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*[[大群の力/Might of the Masses]] - コントロールするクリーチャー1体につき+1/+1修整。1マナ。([[エルドラージ覚醒]])
*[[餌食の復讐/Prey's Vengeance]] - +2/+2修整。[[反復]]付き。1マナ。
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*[[餌食の復讐/Prey's Vengeance]] - +2/+2修整。[[反復]]付き。1マナ。([[エルドラージ覚醒]])
*[[ミラディンの血気/Mirran Mettle]] - 通常時+2/+2、[[金属術]]を達成していると+4/+4修整。1マナ。
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*[[ミラディンの血気/Mirran Mettle]] - 通常時+2/+2、[[金属術]]を達成していると+4/+4修整。1マナ。([[ミラディン包囲戦]])
*[[変異原性の成長/Mutagenic Growth]] - +2/+2修整。1マナ([[ファイレクシア・マナ]]なのでライフ2点支払うことでも[[唱える|唱え]]られる)。
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*[[変異原性の成長/Mutagenic Growth]] - +2/+2修整。1マナ([[ファイレクシア・マナ]]なのでライフ2点支払うことでも唱えられる)。([[新たなるファイレクシア]]
*[[剛力化/Titanic Growth]] - +4/+4修整。2マナ。
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*[[剛力化/Titanic Growth]] - +4/+4修整。2マナ。([[基本セット2012]])
  
== その他 ==
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==その他==
 
*2000年8月の[[フライデー・ナイト・マジック]]で、[[プロモーション・カード]]になった。
 
*2000年8月の[[フライデー・ナイト・マジック]]で、[[プロモーション・カード]]になった。
 
*何種類かある{{Gatherer|Giant Growth|イラスト}}は、どれも「巨大化」している様子を的確に表現している。特に第5版、第6版、第8版の[[DiTerlizzi]]による{{Gatherer|id=3982|イラスト}}がとても可愛く人気がある。
 
*何種類かある{{Gatherer|Giant Growth|イラスト}}は、どれも「巨大化」している様子を的確に表現している。特に第5版、第6版、第8版の[[DiTerlizzi]]による{{Gatherer|id=3982|イラスト}}がとても可愛く人気がある。
  
== 参考 ==
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==参考==
 
*[[カード個別評価:ラヴニカへの回帰]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:ラヴニカへの回帰]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:アイスエイジ]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:アイスエイジ]] - [[コモン]]

2013年7月9日 (火) 18:30時点における版


Giant Growth / 巨大化 (緑)
インスタント

クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+3/+3の修整を受ける。


ブーンズの1つで、のこれは1ターン限りのクリーチャー強化

対戦相手への戦闘ダメージの上乗せに使えるだけでなく、パワータフネスに3点分の修整が入れば大概クリーチャーのサイズの差は埋まるため、クリーチャー同士の戦闘の勝敗を覆す力を有する。また火力に対する防御に使われる事も多く、その用途は幅広い。

クリーチャーに依存する性質上、ダメージでない除去が少なく、クリーチャー戦主体となるリミテッドでの活躍が目立つ。構築でも、ストンピィ感染デッキのような、サイズに特化したタイプのデッキを中心にしばしば採用される。

ブーンズにおいては弱い部類に入るが、もっともバランスが取れているカードだと思われる。これを基準に数え切れないほどの亜種が作られているが、未だそれらの亜種と上位互換下位互換の関係を作らずにいることもバランスの良さの裏付けといえるだろう。あらゆる時代の様々なフォーマットで使用されており、数多くのプレイヤーに愛されている1枚である。

長らく基本セット皆勤賞であり初心者にも親しまれるカードであったが、基本セット2012でついに落ち剛力化/Titanic Growthと入れ替わった。その後ラヴニカへの回帰にて再録され、1年ぶりにスタンダード環境に戻ってくることとなった。基本セット2014では再び剛力化と入れ替わりで基本セット入りしている。

関連カード

サイクル

ブーンズマジック黎明期の基本セットに収録されたサイクルであり、すべて1マナで3つ分の何かを発生させる。

それぞれ各の特徴をよく表しているが、そのカードパワーには大きなばらつきがある。

亜種

強化インスタントは全てこれの亜種と言えるのだが、ここではコスト修整値が近いものを中心に挙げる。1マナで+2/+2や、2マナで+3/+3のものが多い。

修整値が特に明記されていないものは、+3/+3の修整を与える。

その他

参考

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