緑白青ビートダウン
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+ | [[プロツアー「イニストラードを覆う影」]]では使用率1位となった([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptsoi/pro-tour-shadows-over-innistrad-standard-metagame-breakdown-2016-04-22 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/ptsoi16/article/016757/# 翻訳])。 | ||
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+ | **[[プロツアー「イニストラードを覆う影」]] 準優勝 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptsoi 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/ptsoi16/# 参考]) | ||
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*亜種として[[赤]]を加えた[[4色カンパニー#スタンダード|4色カンパニー]]も存在する。 | *亜種として[[赤]]を加えた[[4色カンパニー#スタンダード|4色カンパニー]]も存在する。 | ||
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==レガシー== | ==レガシー== |
2016年4月25日 (月) 09:53時点における版
緑白青ビートダウン(Green-White-Blue Beatdown)は緑白青3色で組まれたビートダウン・デッキの総称。
目次 |
概要
白と緑のコスト・パフォーマンスに優れるクリーチャーを青のカウンターで守るクロック・パーミッションが基本。
主に青緑ビートダウンに白をタッチする形で組まれる。白のパーマネントコントロールにより柔軟性が高まる。また、白を足すことでクリーチャーのサイズが底上げされるのも利点である。
タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期
フェッチランドのローテーション落ちによりマナ基盤こそ弱体化したものの、緑白青の優秀なクリーチャーはほぼ健在であり、バントカンパニー(Bant Company)が引き続きメタの一角を占めている。
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
反射魔道士が戦場に出たとき、対戦相手がコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。あなたの次のターンまで、そのクリーチャーのオーナーはそれと同じ名前を持つ呪文を唱えられない。
2/3クリーチャー — 人間(Human) 戦士(Warrior) 狼男(Werewolf)
(2)(緑):あなたのライブラリーの一番上から3枚のカードを見る。あなたはその中からクリーチャー・カードを1枚公開してあなたの手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
各アップキープの開始時に、直前のターンに呪文が唱えられていなかった場合、薄暮見の徴募兵を変身させる。
Krallenhorde Howler / 爪の群れの咆哮者
〔緑〕 クリーチャー — 狼男(Werewolf)
あなたがクリーチャー呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。
各アップキープの開始時に、直前のターンにプレイヤー1人が2つ以上の呪文を唱えていた場合、爪の群れの咆哮者を変身させる。
基本的な動きは前環境と同じ。イニストラードを覆う影からは薄暮見の徴募兵/Duskwatch Recruiterや不屈の追跡者/Tireless Trackerなどを獲得した。
プロツアー「イニストラードを覆う影」では使用率1位となった(参考/翻訳)。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアー「イニストラードを覆う影」 準優勝 (参考/参考)
- 使用者:Andrea Mengucci
- フォーマット
タルキール覇王譚ブロック+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック期
ローテーション直後は緑白大変異や緑白硬化した鱗に青をタッチしたものが少数存在する程度だったが、ゲートウォッチの誓いにて森の代言者/Sylvan Advocateや反射魔道士/Reflector Mageといった優秀なクリーチャーが登場したことにより、緑白青のビートダウンデッキが本格的な活躍を見せるようになった。キーカードの集合した中隊/Collected Companyからバントカンパニー(Bant Company)、Bant Cocoなどと呼ばれる。
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
反射魔道士が戦場に出たとき、対戦相手がコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。あなたの次のターンまで、そのクリーチャーのオーナーはそれと同じ名前を持つ呪文を唱えられない。
2/3インスタント
あなたのライブラリーの一番上から6枚のカードを見る。その中から、マナ総量が3以下のクリーチャー・カードを最大2枚まで戦場に出す。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
森の代言者や反射魔道士などの2~3マナ域のクリーチャーを、集合した中隊も絡めて次々と展開し、ドロモカの命令/Dromoka's Commandでサポートしながらビートダウンする。棲み家の防御者/Den Protector&死霧の猛禽/Deathmist Raptorの大変異コンビや、死霧の猛禽とのシナジーがあり、変身後は集合した中隊を使い回せるヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigyもよく採用される。
当初は跳ねる混成体/Bounding Krasisなどが採用されていたが、ミラーマッチや対4色ラリーで地上が膠着しやすいことから、やがて飛行を持つ空中生成エルドラージ/Eldrazi Skyspawnerや風番いのロック/Wingmate Rocを採用したものが主流になった。
サンプルレシピ
- 備考
- フォーマット
Bant Company [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期
タルキール龍紀伝の参入により、オジュタイバント(Ojutai Bant)やバント大変異(Bant Megamorph)と呼ばれる緑白タッチ青のビートダウンないしミッドレンジ系のデッキが登場した。
クリーチャー — 猫(Cat)
(3)(緑)(白):怪物化1を行う。(このクリーチャーが怪物的でない場合、これの上に+1/+1カウンターを1個置く。これは怪物的になる。)
羊毛鬣のライオンが怪物的であるかぎり、これは呪禁と破壊不能を持つ。
伝説のクリーチャー — エルダー(Elder) ドラゴン(Dragon)
飛行
龍王オジュタイがアンタップ状態であるかぎり、これは呪禁を持つ。
龍王オジュタイがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたのライブラリーの一番上から3枚のカードを見る。そのうち1枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
マナ・クリーチャーやクルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphixからマナを伸ばして龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutaiや狩猟の統率者、スーラク/Surrak, the Hunt Callerといった中マナ域のクリーチャーに繋げる。怪物化能力を持つ羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lionや棲み家の防御者/Den Protector+死霧の猛禽/Deathmist Raptorコンボなど、序盤から終盤まで活躍するカードが選択されているのが特徴。
メインデッキで青マナを要求するのは龍王オジュタイのみ、もしくはそれに加えて少数のカードだけだが、2ゲーム目以降はカウンターをサイドインしクロック・パーミッションのように立ち回ることもできる。
デザイナーはCraig Wescoe(参考/翻訳)。彼がプロツアー「タルキール龍紀伝」に持ち込みスタンダード部門8-2(全体10位)の成績を残したことで、環境の一角となった。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリクラクフ15 ベスト8 (参考)
- 使用者:Samuel Pardee
- フォーマット
Ojutai Bant [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期
呪禁バント(Bant Hexproof)またはバント・オーラ(Bant Auras)と呼ばれる、呪禁とオーラのシナジーを活かしたデッキが存在する。
クリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue)
呪禁(このクリーチャーは、あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。)
不可視の忍び寄りはブロックされない。
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントしているクリーチャーは、あなたがコントロールしているエンチャント1つにつき+1/+1の修整を受け先制攻撃を持つ。
詳細は呪禁バントを参照。
イニストラード・ブロック構築
スピリット(Spirits)あるいはGeistsと呼ばれる、単体強化を軸とした緑青タッチ白のデッキが存在する。
伝説のクリーチャー — スピリット(Spirit) クレリック(Cleric)
呪禁(このクリーチャーは、あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。)
聖トラフトの霊が攻撃するたび、タップ状態で攻撃している、飛行を持つ白の4/4の天使(Angel)クリーチャー・トークンを1体生成する。戦闘終了時に、そのトークンを追放する。
クリーチャー — 狼(Wolf) 戦士(Warrior)
結魂(このクリーチャーか他のまだ組になっていないクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはそれらを組にしてもよい。それらのクリーチャーは、あなたがその両方をコントロールし続けているかぎり組である。)
ウルフィーの銀心が他のクリーチャーと組になっているかぎり、それらのクリーチャーは+4/+4の修整を受ける。
詳細は呪禁バントを参照。
アラーラの断片ブロック期
バントカラーのビートダウン・デッキ、バントアグロが存在し、スタンダードやアラーラの断片ブロック構築で活躍した。
クリーチャー — 人間(Human) ドルイド(Druid)
賛美(あなたがコントロールするいずれかのクリーチャーが単独で攻撃するたび、そのクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。)
(T):(緑)か(白)か(青)を加える。
インスタント
以下から1つを選ぶ。
・アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。
・クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーのライブラリーの一番下に置く。
・インスタント呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
コンフラックスで貴族の教主/Noble Hierarchが加わったことも大きい。バントの魔除け/Bant Charmや忘却の輪/Oblivion Ringなどのサポートを受けつつ殴り殺す。
神河ブロック構築
神河ブロック構築では、強力な伝説のクリーチャーを主体にしたビート・コントロールデッキ。緑と青のクリーチャーによるビートダウンに白のサポートを足した構成をとる。
クリーチャー — 蛇(Snake) シャーマン(Shaman)
桜族の長老を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探し、それをタップ状態で戦場に出す。その後ライブラリーを切り直す。
1/1伝説のクリーチャー — ムーンフォーク(Moonfolk) ウィザード(Wizard)
飛行
(1),あなたがコントロールする土地を1つ、オーナーの手札に戻す:飛行を持つ青の1/1のイリュージョン(Illusion)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
桜族の長老/Sakura-Tribe Elderと木霊の手の内/Kodama's Reachからマナ加速し、曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirrorなどのファッティを高速召喚して殴るのが基本的な動き。
白ウィニーなどの速いウィニーデッキには梅澤の十手/Umezawa's Jitteで除去し、最後の裁き/Final Judgmentで一掃する。
緊急時/Time of Needで状況に応じ必要なクリーチャーをサーチしてくるシルバーバレット戦略も採られる。また、神河物語で改定された当時のレジェンド・ルールを活かして対消滅で対戦相手のクリーチャーを除去する使い方もできる。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアーフィラデルフィア05 ベスト4 (参考/参考)
- 使用者:Steven Wolfman
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (18) | |
4 | 桜族の長老/Sakura-Tribe Elder |
4 | 明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star |
3 | 大蛇の支援者/Orochi Sustainer |
2 | 北の樹の木霊/Kodama of the North Tree |
2 | 曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror |
1 | 浄火明神/Myojin of Cleansing Fire |
1 | 塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinker |
1 | 狐の守護神/Patron of the Kitsune |
呪文 (20) | |
4 | 木霊の手の内/Kodama's Reach |
4 | 梅澤の十手/Umezawa's Jitte |
4 | 師範の占い独楽/Sensei's Divining Top |
3 | 最後の裁き/Final Judgment |
3 | 緊急時/Time of Need |
2 | 香杉の源獣/Genju of the Cedars |
土地 (22) | |
10 | 森/Forest |
7 | 平地/Plains |
2 | 氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge |
1 | 永岩城/Eiganjo Castle |
1 | 先祖の院、翁神社/Okina, Temple to the Grandfathers |
1 | 島/Island |
サイドボード | |
4 | 廃院の神主/Empty-Shrine Kannushi |
4 | 亡霊の牢獄/Ghostly Prison |
4 | 密の反抗/Hisoka's Defiance |
2 | 摩滅/Wear Away |
1 | 塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinker |
オデッセイ・ブロック期
同環境の青緑ビートダウンに白を加えたデッキが登場、青緑白マッドネスなどが活躍した。
クリーチャー — 犬(Dog)
カードを1枚捨てる:野生の雑種犬はターン終了時まで+1/+1の修整を受けるとともに、あなたが選んだ1色の色になる。
2/2クリーチャー — カエル(Frog) ビースト(Beast)
カードを2枚捨てる:藪跳ねアヌーリッドを追放する。次の終了ステップの開始時に、藪跳ねアヌーリッドをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
3/4インスタント
呪文1つを対象とする。それを、それのコントローラーがあなたの墓地にあるカード1枚につき(1)を支払わないかぎり、打ち消す。
マッドネス(青)(あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。あなたがそうしたとき、マッドネス・コストでこれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く。)
エクステンデッド
バント/Bantのクリーチャーをカウンターや除去でサポートするバントアグロが活躍している。
クリーチャー — 人間(Human) ドルイド(Druid)
賛美(あなたがコントロールするいずれかのクリーチャーが単独で攻撃するたび、そのクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。)
(T):(緑)か(白)か(青)を加える。
インスタント
以下から1つを選ぶ。
・アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。
・クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーのライブラリーの一番下に置く。
・インスタント呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
エクステンデッド(デュアルランド期)
ミラクルグロウに白を追加したスーパーグロウが登場、メタゲームの一角を占めた。
クリーチャー — ドライアド(Dryad)
あなたが白か青か黒か赤の呪文を唱えるたび、クウィリーオンのドライアドの上に+1/+1カウンターを1個置く。
1/1インスタント
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、1点のライフを支払うとともにあなたの手札にある青のカードを1枚、追放することを選んでもよい。
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
モダン
集合した中隊/Collected Companyを活用したバント・カンパニー(Bant Company)が存在する。
インスタント
あなたのライブラリーの一番上から6枚のカードを見る。その中から、マナ総量が3以下のクリーチャー・カードを最大2枚まで戦場に出す。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
同環境のアブザン・カンパニーとは異なり無限コンボは搭載しておらず、純粋なグッドスタッフとして振る舞う。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリボローニャ16 ベスト8 (参考)
- 使用者:Alessandro Lippi
- フォーマット
Bant Company [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 当時のモダン環境を支配していたエルドラージデッキを強く意識した構成となっており、メインデッキから剛胆な勇士/Intrepid Heroまでもが採用されている。
レガシー
青緑スレッショルドに白をタッチしたデッキが環境初期から活躍した。
クリーチャー — 人間(Human) ノーマッド(Nomad) 神秘家(Mystic)
プロテクション(黒)
スレッショルド ― あなたの墓地にカードが7枚以上あるかぎり、秘教の処罰者は+3/+3の修整を受けるとともに飛行を持つ。
インスタント
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、1点のライフを支払うとともにあなたの手札にある青のカードを1枚、追放することを選んでもよい。
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
コンフラックスの登場で貴族の教主/Noble Hierarchが加わったことでバントアグロが成立、一個のアーキタイプとして確立した。
クリーチャー — 人間(Human) ドルイド(Druid)
賛美(あなたがコントロールするいずれかのクリーチャーが単独で攻撃するたび、そのクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。)
(T):(緑)か(白)か(青)を加える。