R&D's Secret Lair
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カードに出されたエラッタを無視できるカード。これがあれば、ホワイト・ライトニングもできるし、パララクスの波/Parallax Waveと解呪/Disenchantのコンボでクリーチャーを5体追放することもできる。そのほかには日本語版擬態の仮面/Mask of the Mimicが化け物カードになる。
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ルール
気をつけなければならないのは、エラッタ等のテキスト変更を無視するだけであって、ルールそのものには一切影響を及ぼさないことである。もっとも、銀枠世界でそんなに厳密にルールを適用する意味があるかどうかは別だが……。
- エラーカード、誤植やただの印刷ミスも書かれているようプレイする。
- 例えば悪忌の溶岩走り/Akki Lavarunnerは本来速攻を持つが、日本語版は印刷ミスにより「速効」となってしまっているため速攻を持たない。
- Rocket-Powered Turbo Slugは超速攻を持つが、そんなキーワード能力はルールに書かれていない(注釈文はルールではない)ので、ただのナメクジとなってしまう。
- プロキシカードを使っている場合、オラクルが書かれてあるとして扱うべきである。
- プロキシは何の意味もないただの紙切れと化す、という解釈も考えられる。ただしこの解釈を採用した場合、R&D's Secret Lair自身がプロキシだとおかしなことになる。
- もしこのカードに誤植があった場合、これ自身の効果でエラッタを受け付けないため、ある意味最高レベルに気を遣うカードだろう。
カードタイプ
- レジェンドは、特別なルールを持たないただのクリーチャー・タイプとして扱う。レジェンド・ルールが関係するのはあくまで特殊タイプの伝説のであって、クリーチャー・タイプのレジェンドではないからである。
- インタラプトやマナ・ソース、召喚(Summon)となっているカードは文字通りのカード・タイプになるが、現在のルールにはそんなカード・タイプは存在しないので、プレイできない。同じく埋葬や生息条件にも注意。
- 「Mono Artifact(モノ・アーティファクト)」などは普通にプレイ出来る。この場合、「Mono」という謎の特殊タイプを持つとして扱われる。
- ミラディン・ブロックまでの壁はテキストには防衛と書かれていないので、防衛を持たないものとして攻撃に参加できる。
- 壁のルールに関する注釈文があっても、注釈文はゲームシステムとしてのテキストに該当しないため、やはり攻撃できる。
- 第8版より前の基本土地(基本地形)は、特殊タイプ・基本を持っていないので基本土地ではないし、基本土地タイプも持っていないので、平地や島や沼や山や森ではない。
- 古い書式のオーラは、例えば「エンチャント(クリーチャー)」は、謎のサブタイプ・「(クリーチャー)」を持つただのエンチャントになる。戦場に出ることはできるが、オーラでもなければエンチャント能力も持っていないので、クリーチャーにエンチャントすることは無い。
- 英語版ならば「Enchant Creature」となっているため謎の特殊タイプ「Enchant」を持つクリーチャーになる。もちろんパワー・タフネスが定義されていないため即座に墓地に置かれる。ただし、栄光の頌歌/Glorious Anthemなどが出ている場合、それの修整を受けるので場に残る事ができる。
- 日本語版の「エンチャントされているクリーチャー」は、静寂の歌/Song of Serenityやラースの風/Winds of Rathのように、「何かあるエンチャントにエンチャントされているクリーチャー」という意味で読むことになる。
- 英語版では「Enchanted creature」と「Enchanted creatures」の意味が異なるので、何も影響しないことになる。静寂の歌/Song of Serenityの項目参照。
カードテキスト
- 大昔のオーラは、「エンチャントされているパーマネント」ではなく「対象のパーマネント」と書かれている。これらは1つ上の理由により何にもエンチャントできないが、この手のエンチャントはエンチャントする事とは全く関係なくプレイ時に対象を取り、それに影響を及ぼすことができる。
- さらに、(リバイズド以外の)祝福/Blessingのような起動型能力の場合は起動のたびに対象を選ぶ。
- 同じく大昔のカードには起動型能力の書式が「コスト:効果」ではなく「コスト to 効果」となっているものがある。これは文面によっては「特殊な行動を伴う常在型能力」として扱うことができるものがあるが、難しいところであり、多くの場合、能力をプレイできなくなる。
- 第5版以前のカードの中でフェイズやステップに関する記述があるカードも、書かれている通りに扱う。
- 例えばネクロポーテンス/Necropotenceは「ドロー・フェイズ」を飛ばすが、ドロー・ステップは普通にやってくるのでカードが引ける。また、「ディスカード・フェイズ」にゲーム外のカードを手札に加えるが、そんなフェイズは存在しないのでカードを手札に加えられない。捨てるカードが自動的にリムーブされる、ただのライブラリー削り機と化す。
- ポータルのカードの中で「迎撃」「デッキ」「捨て札置き場」「好きな~」など独特の用語が書いてあるカードはすべて無視する。
- 例えば臆病な騎士/Craven Knightが迎撃ができないが、「ブロックできない」と書いてないためブロックできたり、死せざる魔獣/Undying Beastの誘発型能力が起動するタイミングが墓地ではなく「捨て札置き場」なので誘発せずほとんどバニラ同然になったりなどする。
- 他言語で読めない場合も、書いてある意味は変わらないので普通に使用できる。ただし、ゴチなどの言葉には注意。
- ウルザ・ブロックのエコーを持つカードはエコーコストを持たない。ゆえに「存在しないコストは支払えない」のルールにより、エコーコストを支払うことが出来ず、アップキープに生け贄に捧げられてしまう。
- 基本セット2010で大幅なルール変更があったため、多くのカードが影響を受ける。
- 「呪文のプレイ」が「呪文を唱える」になったため、休眠エンチャントなどの呪文のプレイに誘発する能力は誘発しなくなる。
- 「起動型能力のプレイ」が「起動型能力を起動する」になったため、オールプレイ能力はコントローラーしか起動できなくなる。呪われたトーテム像/Cursed Totem等もなにもしない置物になる。
- 「ターン終了時に」は「終了ステップの開始時に」に変更され、「ターン終了時に」が誘発するタイミングがなくなったため、ターン終了時に誘発する誘発型能力は永遠に誘発されない。
- CR:403.5より、「場」と書かれていたカードは「戦場」を参照することになっているため、「場に出たとき」「場に出す」といった能力は変更前と同様に機能する。また、CR:406.7より、「[パーマネント]をゲームから取り除く」と書かれたカードは、その[パーマネント]を追放する。
誤植により、大きく効果の変わる主なカード
ビジョンズ版の衝動/Impulse | 最後にライブラリーを切り直すことになっている。 |
第5版の日本語版の自然の知識/Nature's Lore | 森を「タップ状態で戦場に出す」となっている。 |
日本語版の擬態の仮面/Mask of the Mimic | 擬態の仮面のページ参照。 |
日本語版初版の呪われた巻物/Cursed Scroll | 能力の起動コストが(2)に減っている。 |
ドイツ語版のラースの果て/Rath's Edge | マナ能力で2マナ出るようになっている。 |
日本語版の茂みの精霊/Thicket Elemental | キッカー時の効果が、クリーチャー・カードを戦場に出すのではなく手札に加えるようになっている。 |
日本語版の生き写し/Dead Ringers | 「対象の2体のクリーチャーの色がまったく異なるならば破壊する」というまったく逆の効果になっている。 |
日本語版初版の衝動のタリスマン/Talisman of Impulse | 出るマナが(緑)と(白)になっている。また、ルール・テキスト中のカード名が「共同のタリスマン」になってしまっているのでダメージを受けない。 |
日本語版の火と氷の剣/Sword of Fire and Ice | プレイヤーを対象にとれなくなっている。 |
スペイン語版の曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror | トークンが1/1でなく2/2になっている。 |
日本語版の脂火玉/Tallowisp | 二重の誤植。「エンチャント(クリーチャー)呪文」となっているため何も持って来られない(ライブラリーの中にあるのは呪文ではなくカード)が、ライブラリーを切り直さなくてよく(というか切り直せなく)なっている。 |
日本語版の翡翠像/Jade Statue(第9版) | 「この能力は、戦闘中にのみプレイできない。」というまったく逆の効果になっている。 |
日本語版の真実か詐話か/Truth or Tale | 選んだ束の中から1枚ではなく、すべてを手札に加えることになっている。 |
日本語版の闘技場/Arena | 対象のクリーチャーがタップしなくなる。 |
フランス語版第10版の破滅のロッド/Rod of Ruin | 与えるダメージが3点になっている。 |
日本語版の刈り取りの王/Reaper King | 伝説ではないクリーチャーになっている。 |
日本語版の侵入の追い返し/Repel Intruders | クリーチャー呪文以外の呪文も打ち消せるようになっている。 |