呪われた巻物/Cursed Scroll

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Cursed Scroll / 呪われた巻物 (1)
アーティファクト

(3),(T):クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。カード名を1つ選ぶ。その後、あなたの手札からカードを1枚、無作為に公開する。そのカードが選ばれた名前を持つ場合、呪われた巻物はそれに2点のダメージを与える。


WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。

テンペスト・ブロック時の環境を大きく高速化させた、超優秀ダメージソースアーティファクト

効果は単純に言えば、自分の手札でクジ引きゲームをし、当たったら対象ダメージを与えるというもの。普通のクジ引きとは異なり、マジックでは手札が1枚のみになることや、手札に同名カードが揃う事は珍しくない。つまり、「確実に当てる」事が極めて容易なのである。

必然的に、手札の枚数が少なくなるデッキでの使用が向いている。高速で手札を消費していくの超速攻デッキで重宝された。また自分の手札を少なく保つことで有利になるシステムとも相性がよく、罠の橋/Ensnaring Bridge無のブローチ/Null Broochロックするエンプティ・ハンドロックではフィニッシャーとなった。

1マナと非常に軽いにもかかわらず放っておくとゲームを決めてしまうため、同時代のコントロールデッキにとっては頭痛の種であった。ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Diskで纏めてリセットしたり、呪われた巻物以上のペースで回復したり(ダンシング・ノーム)、コントロールを確立するよりもコンボを決めることに重点を置いたりといった工夫が試みられた。

1998年7月1日より、テンペスト・ブロック構築禁止カードに指定された。

[編集] ルール

  • 公開したカードの当たり外れに関係なく、対象は選ぶ。カード名の指定とカードの公開解決時なので、起動時に行う対象の指定はそれより前の時点である。
  • 手札が0枚のときに起動しても、ダメージを与えることはできない。指定したカード名のカードを公開することがありえないからである。
  • 勿論、手札にないカードを指定してもよい。2点ダメージの可能性よりもブラフを張りたい局面も多い。上手く使えばそれなりに有効。
    • 相手のライフが残り8で、相手のターン終了時に手札1枚で起動、「指定:火炎破/Fireblast」で投了を促したことも実際にあった。相手の投了後に見せた手札はジャッカルの仔/Jackal Pupであった。(2001/12/27 Best Play of the Weekより)
  • 2006年10月のオラクル変更までは、公開するカードを対象の対戦相手無作為に選ぶように指定されていた。無作為なら自分が選んでも変わらないはずなのだが、気分の問題だったのだろう。
    • 登場した当時、1対1のゲームでは対戦相手にダメージを与えられない、という非公式情報が飛び交った。何故なら当初のルール・テキストでは「カードを無作為に選ぶ対戦相手」を対象に取っていたため、当時の「一つの呪文能力で複数の対象を選ぶとき、同じ物を二度対象に取ることはできない」というルールに引っかかるとされた。これは開発部の想定するところではなかったので、カードを無作為に選ぶ対戦相手は対象とはならなくなるようにエラッタが出された。
    • 神河物語以降の対象ルールであれば印刷時のテキストでも問題なく機能するが、現在もエラッタされたテキストがオラクルとされている。

[編集] その他

[編集] 参考

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