殺害/Murder
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− | [[リミテッド]]ではほとんどの[[クリーチャー]]に対処できる最高級の除去。特に[[コモン]]で収録されているセットでは基本的に[[トップコモン]]と言っていい。ただし[[ダブルシンボル]]であるため、ある程度黒が濃い[[デッキ]]でないと扱いにくい点に注意。特に[[多色]]推奨環境の[[ニューカペナの街角]]では色の配分に少し気を配る必要が出てくる。 [[カルロフ邸殺人事件]]では[[変装]]の[[護法]]に邪魔されて思い通りに使えない場面が多いため、ほかの[[環境]]に比べると低めの評価を受けている。とはいえ黒のコモンで一二を争うことは変わらない。 | + | [[リミテッド]]ではほとんどの[[クリーチャー]]に対処できる最高級の除去。特に[[コモン]]で収録されているセットでは基本的に[[トップコモン]]と言っていい。ただし[[ダブルシンボル]]であるため、ある程度黒が濃い[[デッキ]]でないと扱いにくい点に注意。特に[[多色]]推奨環境の[[ニューカペナの街角]]では色の配分に少し気を配る必要が出てくる。[[カルロフ邸殺人事件]]では[[変装]]の[[護法]]に邪魔されて思い通りに使えない場面が多いため、ほかの[[環境]]に比べると低めの評価を受けている。とはいえ黒のコモンで一二を争うことは変わらない。 |
*[[基本セット2013]]内には、同じくシンプルな[[パーマネント]]破壊[[カード]]が多い([[火口化/Craterize]]、[[溶解/Smelt]]、[[消去/Erase]]など)。[[デベロップ・チーム]]によれば、これらのカードは新しいプレイヤーが問題に対処するきっかけを得るためのものであり、[[カードパワー]]よりも直感的な分かりやすさを優先して作られている。 | *[[基本セット2013]]内には、同じくシンプルな[[パーマネント]]破壊[[カード]]が多い([[火口化/Craterize]]、[[溶解/Smelt]]、[[消去/Erase]]など)。[[デベロップ・チーム]]によれば、これらのカードは新しいプレイヤーが問題に対処するきっかけを得るためのものであり、[[カードパワー]]よりも直感的な分かりやすさを優先して作られている。 | ||
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[[セット]]名に「Murder」を含む[[カルロフ邸殺人事件]]でも当然、[[注目のストーリー]]として新規{{Gatherer|id=648008}}および[[ショーケース・フレーム|「拡大鏡」ショーケース]]{{Gatherer|id=649171}}で再録。一連の事件における最初の犠牲者、[[ゼガーナ/Zegana]]が描かれている。 | [[セット]]名に「Murder」を含む[[カルロフ邸殺人事件]]でも当然、[[注目のストーリー]]として新規{{Gatherer|id=648008}}および[[ショーケース・フレーム|「拡大鏡」ショーケース]]{{Gatherer|id=649171}}で再録。一連の事件における最初の犠牲者、[[ゼガーナ/Zegana]]が描かれている。 |
2024年9月4日 (水) 06:16時点における版
シンプルな黒の単体除去。入れ替わりで基本セット落ちした破滅の刃/Doom Bladeを初めとする多くの黒の除去と異なり、対象に何の条件もないが、その分3マナとやや重い。
構築では3マナの単体除去は使用に耐えないほどではないが、やはりテンポロスが大きく、強いとは言いがたい。破滅の刃や喉首狙い/Go for the Throatなどといった2マナ除去と共存する環境ではメタゲームに合わせてそれらを使い分ける方が無難だが、あまりに混沌としたメタであれば、相手を選ばないこのカードにも出番があるかもしれない。特にコントロールデッキ向け。
リミテッドではほとんどのクリーチャーに対処できる最高級の除去。特にコモンで収録されているセットでは基本的にトップコモンと言っていい。ただしダブルシンボルであるため、ある程度黒が濃いデッキでないと扱いにくい点に注意。特に多色推奨環境のニューカペナの街角では色の配分に少し気を配る必要が出てくる。カルロフ邸殺人事件では変装の護法に邪魔されて思い通りに使えない場面が多いため、ほかの環境に比べると低めの評価を受けている。とはいえ黒のコモンで一二を争うことは変わらない。
- 基本セット2013内には、同じくシンプルなパーマネント破壊カードが多い(火口化/Craterize、溶解/Smelt、消去/Eraseなど)。デベロップ・チームによれば、これらのカードは新しいプレイヤーが問題に対処するきっかけを得るためのものであり、カードパワーよりも直感的な分かりやすさを優先して作られている。
- 基本セット2019シーズンのフライデー・ナイト・マジック・プロモーション・カードとして、特殊な枠のプロモーション・カードが配布された[1]。
フレイバー・テキスト
初出の基本セット2013版では、効果のシンプルさを強調するためか、審判の日/Day of Judgmentや取り消し/Cancelのように、フレイバー・テキストは書かれていない(カード画像)。
異界月で新規イラストで再録され、フレイバー・テキストが与えられた。基本セット2019版も異界月版のイラスト及びフレイバー・テキストが採用された。
「楽しんでいるなら仕事とは言えない。」(出典:異界月)
マスターズ25th、基本セット2020では基本セット2013版のイラストで再録され、それぞれ新規フレイバー・テキストが与えられた。
「どれほど私が忙しくなっても、こういった個人的接触のための時間は作るわ。」― マルチェッサ女王(出典:マスターズ25th)
「運命であれ意思であれ、治世には終わりが来る。」(出典:基本セット2020)
ニューカペナの街角では注目のストーリーとして新規イラストで再録。オブ・ニクシリス/Ob Nixilisによるザンダー/Xander殺害のシーンが描かれている。
ニューカペナの制御を掌握するための一番の近道は、この次元に隠されていた魔力の流れを奪うことだ、とオブ・ニクシリスは判断した。ザンダー卿の貴顕廊一家は最初の犠牲者となった。(出典:ニューカペナの街角)
セット名に「Murder」を含むカルロフ邸殺人事件でも当然、注目のストーリーとして新規イラストおよび「拡大鏡」ショーケースイラストで再録。一連の事件における最初の犠牲者、ゼガーナ/Zeganaが描かれている。
歓楽者たちがゼガーナの遺体の周りに集まると、彼らの笑い声や話し声は次第に静まった。すぐに三つのことが明らかになった。これが殺人であること、犯人は彼らの中の誰かであること、テイサのパーティは間違いなく終わったということ。(出典:カルロフ邸殺人事件(通常版))
「死の様式、誇示された遺体、注意深く配置されたギルドの紋章……。誰かがメッセージを送ろうとしている。」― アルキスト・プロフトの事件簿(出典:カルロフ邸殺人事件(「拡大鏡」ショーケース版))
関連カード
主な亜種
追放除去は損ない/Unmakeを、プレインズウォーカーも除去できるものは戦慄掘り/Dreadboreを参照。太字は上位互換。
- 終止/Terminate - BR。黒赤の多色カード。再生不可。(プレーンシフト)
- 肉体の裏切り/Betrayal of Flesh - 5B。クリーチャー・カード回収のモードと双呪も持つ。(ミラディン)
- 影の中の貪り/Devour in Shadow - BB。破壊したクリーチャーのタフネス分のライフを失う。再生不可。(フィフス・ドーン)
- 腹わた抜き/Disembowel - XB。Xは対象クリーチャーのマナ総量。(ラヴニカ:ギルドの都)
- オルゾフの魔除け/Orzhov Charm - WB。白黒の多色カード。モードの1つで破壊したクリーチャーのタフネス分のライフを失う。(ギルド門侵犯)
- 肉は塵に/Flesh to Dust - 3BB。再生不可。(基本セット2015)
- 英雄の破滅/Hero's Downfall - 1BB。クリーチャーかプレインズウォーカーを破壊する。(テーロス)
- 残忍な切断/Murderous Cut - 4B。探査付き。(タルキール覇王譚)
- 不浄な飢え/Unholy Hunger - 3BB。魔巧達成時に2点ライフ回復。(マジック・オリジン)
- 当然の結論/Tidy Conclusion - 3BB。コントロールしているアーティファクトの数だけライフを得る。(カラデシュ)
- 無許可の分解/Unlicensed Disintegration - 1BR。黒赤の多色カード。アーティファクトをコントロールしていれば対象のコントローラーに3点ダメージ。(カラデシュ)
- 名声の代価/Price of Fame - 3B。諜報2付き。対象が伝説のクリーチャーなら(2)軽く唱えられる。(ラヴニカのギルド)
- 的中/Get the Point - 3BR。占術1付き。(ラヴニカの献身)
- 死の芽吹き/Deathsprout - 1BBG。不屈の自然/Rampant Growth付き。(灯争大戦)
- 殺到/Mob - 4B。召集付き。(モダンホライゾン)
- パイ包み/Bake into a Pie - 2BB。食物・トークンを1つ生成する。(エルドレインの王権)
- 迅速な終わり/Swift End - 1BB。クリーチャーかプレインズウォーカーを破壊し、2点のライフを失う出来事。(エルドレインの王権)
- 死の国への引き込み/Drag to the Underworld - 2BB。黒への信心の数だけ(1)軽く唱えられる。(テーロス還魂記)
- 血液凝固/Blood Curdle - 3B。コントロールしているクリーチャー1体の上に威迫カウンターを1個置く。(イコリア:巨獣の棲処)
- ハグラの噛み殺し/Hagra Mauling - 2BB。モードを持つ両面カードで、対戦相手が基本でない土地しかコントロールしていないなら(1)軽く唱えられる。(ゼンディカーの夜明け)
- 杯に毒/Poison the Cup - 1BB。予顕1Bで唱えた場合占術2付き。(カルドハイム)
- 冥府の掌握/Infernal Grasp - 1B。2点のライフを失う。(イニストラード:真夜中の狩り)
- 悲惨な破滅/Bitter Downfall - 3B。ダメージを受けているクリーチャーに対してはコストが(3)軽くなる。破壊したクリーチャーのコントローラーは2点のライフを失う。(指輪物語:中つ国の伝承)
- 雑草の絡めとり/Weed Strangle - 3BB。激突に勝つと破壊したクリーチャーのタフネスに等しいライフを得る。(ローウィン)
- 結核/Phthisis - 3BBBB。待機5。破壊したクリーチャーのコントローラーがパワーとタフネスを合計したライフを失う。(時のらせん)
- 憂鬱の槍/Gloomlance - 3BB。白か緑のクリーチャーを破壊した場合、コントローラーが1枚ディスカード。(シャドウムーア)
- 病気の拡散/Spread the Sickness - 4B。増殖つき。(ミラディン包囲戦)
- 死の愛撫/Death's Caress - 3BB。破壊したクリーチャーが人間だった場合、タフネスに等しいライフを得る。(闇の隆盛)
- 暗殺者の一撃/Assassin's Strike - 4BB。破壊したクリーチャーのコントローラーが1枚捨てる。(ラヴニカへの回帰)
- 血の儀式文/Liturgy of Blood - 3BB。BBBを加える。(基本セット2014)
- 一口の草毒/Sip of Hemlock - 4BB。破壊したクリーチャーのコントローラーが2点のライフを失う。(テーロス)
- 悪意ある一撃/Spiteful Blow - 4BB。クリーチャー1体と土地1つを破壊する。(ニクスへの旅)
- 大蛇の儀式/Rite of the Serpent - 4BB。破壊したクリーチャーの上に+1/+1カウンターが乗っていた場合、1/1の蛇トークンを生成する。(タルキール覇王譚)
- 破滅の道/Ruinous Path - 1BB。覚醒4。クリーチャーかプレインズウォーカーを破壊する。(戦乱のゼンディカー)
- 生命の危機/Certain Death - 5B。破壊したクリーチャーのコントローラーが2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る。(異界月)
- テゼレットの企み/Tezzeret's Betrayal - 3BU。金属の支配者、テゼレット/Tezzeret, Master of Metalをサーチする。(霊気紛争)
- アングラスの憤怒/Angrath's Fury - 3BR。さらにプレイヤー1人に3点ダメージを与えた上でミノタウルスの海賊、アングラス/Angrath, Minotaur Pirateをサーチ。(イクサランの相克)
- ヴラスカの石睨/Vraska's Stoneglare - 3BG。さらに対象のタフネス分ライフ回復した上で威厳あるゴルゴン、ヴラスカ/Vraska, Regal Gorgonをサーチ。(ラヴニカのギルド)
- 果敢な爆破/Daring Demolition - 2BB。クリーチャー1体か機体1つを破壊する。(霊気紛争)
- 不帰/Never - 1BB。クリーチャーかプレインズウォーカーを破壊する。余波つき。(アモンケット)
- 依頼殺人/Contract Killing - 3BB。生け贄に捧げると好きな色のマナ1点を出す宝物・トークンを2つ生成する。(イクサラン)
- 刺突/Impale - 2BBかつソーサリーの下位互換。(イクサランの相克)
- 臓腑抜き/Eviscerate - 3Bかつソーサリー。刺突の上位互換。(ドミナリア)
- 討伐/Fell - 1Bのソーサリー。(ブルームバロウ)
- リッチの愛撫/Lich's Caress - 3BB。3点ライフ回復。(基本セット2019)
- 致命的な訪問/Deadly Visit - 3BB。諜報2付き。(ラヴニカのギルド)
- 奈落への放逐/Consign to the Pit - 5B。破壊したクリーチャーのコントローラーに2点ダメージ。(ラヴニカの献身)
- 終末の苦悶/Terminal Agony - 2BR。マッドネスBR付き。(モダンホライゾン2)
- いとしいものを取り返す/Claim the Precious - 1BB。指輪があなたを誘惑する。(指輪物語:中つ国の伝承)
- 他の色マナが加わったことでクリーチャー以外のパーマネント・タイプのパーマネントも破壊できる呪文。
- 名誉回復/Vindicate - 1WB。パーマネント全般を破壊するソーサリー。白黒の類似カードはそちらの項を参照。(アポカリプス)
- 化膿/Putrefy - 1BG。クリーチャーかアーティファクトを破壊する。再生を禁止する。(ラヴニカ:ギルドの都)
- 屈辱/Mortify - 1WB。クリーチャーかエンチャントを破壊する。(ギルドパクト)
- 破壊の宴/Wrecking Ball - 2BR。クリーチャーか土地を破壊する。類似カードは汚れ/Befoulの項を参照。(ディセンション)
- 大渦の脈動/Maelstrom Pulse - 1BG。土地でないパーマネント全般を破壊するソーサリー。対象と同名のパーマネントも全て破壊。(アラーラ再誕)
- 戦慄掘り/Dreadbore - BR。クリーチャーかプレインズウォーカーを破壊するソーサリー。類似カードはそちらの項を参照。(ラヴニカへの回帰)
- ウィンドグレイスの裁き/Windgrace's Judgment - 3BG。土地でないパーマネント全般を各対戦相手がコントロールしているものから1つずつ破壊する。(統率者2018)
- 暗殺者の戦利品/Assassin's Trophy - BG。パーマネント全般を破壊できるが、そのコントローラーに基本土地を与える。(ラヴニカのギルド)
- 席次+石像/Status+Statue(石像/Statue) - 2BG。分割カード。アーティファクトかクリーチャーかエンチャントを破壊する。(ラヴニカのギルド)
- ネスロイの神話/Mythos of Nethroi - 2B。土地でないクリーチャーを破壊する。唱えるためにGWが支払われていたなら土地でないパーマネント全般を破壊する。(イコリア:巨獣の棲処)
参考
- ↑ 『基本セット2019』のパッケージ、各種プロモなど(Card Preview 2018年6月11日)
- The Cards of Magic 2013, Part 1/マジック2013のカード達 パート1(Latest Development 2013年7月6日 Zac Hill著)
- The M-Files: Eldritch Moon, Part 1/Mファイル『異界月』編・パート1(Latest Developments 2016年7月22日 Sam Stoddard著)
- カード個別評価:カルロフ邸殺人事件 - コモン
- カード個別評価:ニューカペナの街角 - コモン
- カード個別評価:異界月 - アンコモン
- カード個別評価:基本セット2020 - コモン
- カード個別評価:基本セット2019 - アンコモン
- カード個別評価:基本セット2013 - コモン
- カード個別評価:アサシンクリード - アンコモン
- カード個別評価:統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い - コモン
- カード個別評価:統率者レジェンズ - コモン
- カード個別評価:コンスピラシー:王位争奪 - コモン
- カード個別評価:マスターズ25th - コモン
- カード個別評価:速報 - アンコモン
- カード個別評価:Jumpstart: Historic Horizons - コモン