黒赤コントロール
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[[黒赤]]の2[[色]]で純粋なコントロールデッキが組まれることは少なく、色を足して[[青黒赤コントロール|青黒赤]]や[[黒赤緑コントロール|黒赤緑]]となることの方が多い。2色で組まれる場合、除去や手札破壊、土地破壊などを補助的に用いる、[[ビート・コントロール]]の形になりやすい。 | [[黒赤]]の2[[色]]で純粋なコントロールデッキが組まれることは少なく、色を足して[[青黒赤コントロール|青黒赤]]や[[黒赤緑コントロール|黒赤緑]]となることの方が多い。2色で組まれる場合、除去や手札破壊、土地破壊などを補助的に用いる、[[ビート・コントロール]]の形になりやすい。 | ||
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**Pauper Constructed League 5-0 (5/31/2017)([http://magic.wizards.com/ja/node/1160446 参考]) | **Pauper Constructed League 5-0 (5/31/2017)([http://magic.wizards.com/ja/node/1160446 参考]) | ||
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2024年1月22日 (月) 04:35時点における最新版
黒赤コントロール(Black-Red Control)は、黒赤の2色で構成されるコントロールデッキ。
目次 |
[編集] 概要
黒と赤はいずれもクリーチャー除去に長けた色なので、ビートダウンデッキには強い。また手札破壊や土地破壊など、コントロールデッキに対する妨害手段も豊富。火力やドレインなどで直接本体を攻めやすいことも特徴の一つ。
黒赤の2色で純粋なコントロールデッキが組まれることは少なく、色を足して青黒赤や黒赤緑となることの方が多い。2色で組まれる場合、除去や手札破壊、土地破壊などを補助的に用いる、ビート・コントロールの形になりやすい。
[編集] イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期
ラクドス・コントロール(Rakdos Control)と呼ばれるデッキが存在している。
ソーサリー
各プレイヤーはそれぞれカード10枚を切削する。各プレイヤーにつきそれぞれ、そのプレイヤーの墓地にありクリーチャーやプレインズウォーカーであるカード1枚を選ぶ。それらのカードをあなたのコントロール下で戦場に出す。その後、あなたがコントロールしている各クリーチャーはそれぞれ、他のタイプに加えてファイレクシアン(Phyrexian)になる。
伝説のプレインズウォーカー — チャンドラ(Chandra)
あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるたび、それをコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。この能力は、毎ターン1回しか誘発しない。
[+2]:望む色の組み合わせのマナ2点を加える。
[+1]:あなたのライブラリーの一番上にあるカード5枚を追放する。次のあなたのターンの終了時まで、それらの追放されているカードの中からインスタントやソーサリーである呪文1つを唱えてもよい。
[-X]:最大2つを対象とする。希望の標、チャンドラはそれらにそれぞれX点のダメージを与える。
伝説のクリーチャー — エルダー(Elder) 恐竜(Dinosaur)
トランプル
原初の征服者、エターリが戦場に出たとき、各プレイヤーはそれぞれ、土地でないカード1枚が追放されるまで自分のライブラリーの一番上から1枚ずつ追放していく。あなたはこれにより追放されて土地でないカードの中から望む数の呪文を、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
(9)(緑/Φ):原初の征服者、エターリを変身させる。起動はソーサリーとしてのみ行う。
Etali, Primal Sickness / 原初の病、エターリ
〔赤/緑〕 伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) エルダー(Elder) 恐竜(Dinosaur)
トランプル、破壊不能
原初の病、エターリがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーはその点数に等しい個数の毒(poison)カウンターを得る。(毒カウンター10個以上を持っているプレイヤーは、このゲームに敗北する。)
イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期のラクドス・ブリーチの流れを組むデッキであり、大勝ち/Big Scoreから多元宇宙の突破/Breach the Multiverseか原初の征服者、エターリ/Etali, Primal Conquerorにつなげ、そこから希望の標、チャンドラ/Chandra, Hope's Beaconなども混ぜて圧倒的アドバンテージで勝利するデッキである。鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breakerを失ったことからマナを伸ばすまでに兄弟仲の終焉/Brotherhood's Endや家の焼き払い/Burn Down the Houseで時間を稼ぐ形となりコントロールに分類される構成となっている。ラクドス発見も採用している嘶くカルノサウルス/Trumpeting Carnosaurとギックスの残虐/The Cruelty of Gixでエターリ他へ繋げるルートを増やしている。
[編集] サンプルリスト
- 備考
- フォーマット
[編集] エルドレインの王権〜フォーゴトン・レルム探訪期
ゼンディカーの夜明け参入後、墓地利用を中心とする黒赤デッキが登場した。フィニッシャーであるクロクサの脱出を活かす構成からラクドス・エスケープ(Rakdos Escape)とも呼ばれる。
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたの墓地にインスタントやソーサリーであるカードが4枚以上あるかぎり、マグマの媒介者は+3/+1の修整を受ける。
(T),カード1枚を捨てる:あなたのライブラリーの一番上からカードを2枚追放し、その後そのうち1枚を選ぶ。このターン、あなたはそのカードをプレイしてもよい。
伝説のクリーチャー — エルダー(Elder) 巨人(Giant)
死の飢えのタイタン、クロクサが戦場に出たとき、これが脱出していないかぎり、これを生け贄に捧げる。
死の飢えのタイタン、クロクサが戦場に出るか攻撃するたび、各対戦相手はそれぞれカード1枚を捨てる。その後、これにより土地でないカードを捨てなかった各対戦相手はそれぞれ3点のライフを失う。
脱出 ― (黒)(黒)(赤)(赤),あなたの墓地から他のカード5枚を追放する。(あなたはあなたの墓地から、このカードをこれの脱出コストで唱えてもよい。)
マグマの媒介者/Magmatic Channeler、ぬかるみのトリトン/Mire Triton、ティマレット、死者を呼び出す/Tymaret Calls the Deadで積極的に墓地を肥やし、死の飢えのタイタン、クロクサ/Kroxa, Titan of Death's Hungerを素早く脱出させて戦う。モードを持つ両面カードも含めてインスタントおよびソーサリーが多数採用されており、マグマの媒介者の自己強化条件の達成も狙うことができる。
[編集] サンプルリスト
- 備考
- Red Bull Untapped フランス予選 優勝(参考)
- 使用者:Noham Maubert
- フォーマット
Rakdos Midrange [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] 戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期
破滅の刻参入後、黒赤2色のコントロールないしミッドレンジ系のデッキが登場した。
伝説のクリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 戦士(Warrior)
絆魂
対戦相手がコントロールするトークンでないクリーチャーが1体死亡するなら、代わりにそのカードを追放し、黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
(2)(黒),他の吸血鬼(Vampire)かゾンビを1体生け贄に捧げる:ゲトの裏切り者、カリタスの上に+1/+1カウンターを2個置く。
マグマのしぶき/Magma Sprayや闇の掌握/Grasp of Darknessなどで対戦相手のクリーチャーを除去し、最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hopeや反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defianceでアドバンテージを稼ぐ。最後はプレインズウォーカーの奥義や、ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghetやゴブリンの闇住まい/Goblin Dark-Dwellersなどの中~高マナ域のクリーチャーで勝負を決める。
ビートダウンデッキに対して効果的なカードがデッキの大部分を占めるが、コントロールデッキやコンボデッキにも手札破壊や没収/Dispossessである程度対抗できる。特にモードを持つ削剥/Abradeと大災厄/Doomfallはデッキの柔軟性を高める重要な存在。
[編集] サンプルリスト
- 備考
- グランプリミネアポリス17 ベスト8(参考)
- 使用者:Nathan Lothamer
- フォーマット
BR Control [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 闇の掌握と最後の望み、リリアナがメインデッキから4枚積みされるなど、前週のプロツアー「破滅の刻」で活躍したラムナプ・レッドを強く意識した構成になっている。
[編集] ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期
ラクドスコントロール(Rakdos Control)、デーモン&ドラゴン(Demons & Dragons)などと呼ばれる黒赤2色のコントロールデッキが少数ながら存在している。
クリーチャー — デーモン(Demon)
飛行
各戦闘の開始時に、いずれの対戦相手もクリーチャーを1体生け贄に捧げてもよい。プレイヤー1人がそうした場合、冒涜の悪魔をタップし、これの上に+1/+1カウンターを1個置く。
ソーサリー
神々の憤怒は各クリーチャーにそれぞれ3点のダメージを与える。このターン、これによりダメージを与えられたクリーチャーが死亡する場合、代わりにそれを追放する。
黒と赤の豊富なクリーチャー除去で盤面を対処し、冒涜の悪魔/Desecration Demonや嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragonで勝負を決める。コントロールに対しては手札破壊、特にラクドスの復活/Rakdos's Returnが強力な武器となる。
テーロス参入直後から存在するデッキだが、ほとんど環境に顔を出すことはなかった。その後神々の軍勢から悪意の神殿/Temple of Maliceなどを獲得し、グランプリブエノスアイレス14でベスト8入賞という成果を上げている。
[編集] サンプルリスト
- 備考
- グランプリブエノスアイレス14 ベスト8(参考)
- 使用者:Sebastian Martinez Beltrane
- フォーマット
Rakdos Control [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] 時のらせん・ブロック構築
時のらせんブロック構築では、タイムシフトとして再録された虚空/Voidを用いたVoidが復活した。
ソーサリー
数字を1つ選ぶ。マナ総量が選ばれた数字に等しい、すべてのアーティファクトとすべてのクリーチャーを破壊する。その後、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分の手札を公開し、土地でないカードのうち、マナ総量が選ばれた数字に等しいカードをすべて捨てる。
詳細はVoidを参照。
[編集] オデッセイ・ブロック構築
オデッセイ・ブロック構築において、同環境の黒コントロールにゾンビの横行/Zombie Infestationとマッドネス火力を投入したゾンビバーンが存在した。
インスタント
望む数のクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。激発は、それらに4点のダメージをあなたが望むように割り振って与える。
マッドネス(1)(赤)(赤)(あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。あなたがそうしたとき、マッドネス・コストでこれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く。)
詳細はゾンビバーンを参照。
[編集] インベイジョン・ブロック期
インベイジョン・ブロックを含むスタンダードおよびインベイジョン・ブロック構築においては、虚空/VoidをキーカードとしたVoidが活躍。
ソーサリー
数字を1つ選ぶ。マナ総量が選ばれた数字に等しい、すべてのアーティファクトとすべてのクリーチャーを破壊する。その後、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分の手札を公開し、土地でないカードのうち、マナ総量が選ばれた数字に等しいカードをすべて捨てる。
ジョークルホープス/Jokulhaupsと抹消/Obliterateを軸としたマス・デストラクションデッキであるターボジョークルも存在した。
ビート・コントロールでは、マシーンヘッドの活躍も有名。
クリーチャー — スペクター(Specter)
飛行、速攻
燃え立つ死霊がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。
[編集] 黎明期のエクステンデッド
初期エクステンデッドにおいては、強力なドローエンジンであるネクロポーテンス/Necropotenceを軸としたネクロデッキの一部に、赤を足したデッキが存在した。特に炎の嵐/Firestormを組み込んだストームネクロが有名。
エンチャント
あなたのドロー・ステップを飛ばす。
あなたがカードを捨てるたび、あなたの墓地にあるそのカードを追放する。
1点のライフを支払う:あなたのライブラリーの一番上のカードを裏向きのまま追放する。あなたの次の終了ステップの開始時に、そのカードをあなたの手札に加える。
インスタント
この呪文を唱えるための追加コストとして、カードをX枚捨てる。
X個のクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。炎の嵐は、それらにX点のダメージを与える。
詳細はストームネクロを参照。
[編集] パウパー
歴代の優秀なコモンカードを使うことができるパウパーにも存在している。
クリーチャー — 人間(Human) 暗殺者(Assassin)
接死
黒薔薇の棘が戦場に出たとき、あなたが統治者になる。
稲妻/Lightning Boltや終止/Terminate、チェイナーの布告/Chainer's Edictといった除去で盤面を制御、騒がしいネズミ/Chittering Ratsやカラスの罪/Raven's Crimeの手札破壊で相手の抵抗手段を削る。手札は夜の囁き/Night's Whisperやファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager、黒薔薇の棘/Thorn of the Black Roseの統治者能力で回復し、最後はグルマグのアンコウ/Gurmag Anglerなどでライフを削りきる。
クリーチャー主体のデッキが多いパウパーなので除去が腐るということがほぼ無く、手札破壊により青系のコントロールデッキ相手にも戦うことができる。
[編集] サンプルリスト
Black-Red Control [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- チェイナーの布告/Chainer's Edictは単純な除去だけでなく呪禁オーラ対策、マグマのしぶき/Magma Sprayは除去対策で投入される嵐縛りの霊/Stormbound Geistや若き狼/Young Wolfと言った不死クリーチャー対策でもある。