チャンドラの敗北/Chandra's Defeat
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インスタント
赤のクリーチャー1体か赤のプレインズウォーカー1体を対象とする。チャンドラの敗北はそれに5点のダメージを与える。そのパーマネントがチャンドラ(Chandra)・プレインズウォーカーであるなら、あなたはカード1枚を捨ててもよい。そうしたなら、カードを1枚引く。
赤の敗北サイクルは火力。チャンドラ・プレインズウォーカーを対象とすれば赤ルーター効果を使うことができる。
対象が狭いとは言え、インスタントで1マナ5点は破格。4~6マナ域のクリーチャーやプレインズウォーカーにも対処できる。
スタンダードでは、栄光をもたらすもの/Glorybringerや反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defianceが主な標的。損魂魔道士/Soul-Scar Mageと組んで熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Ferventを撃ち落とすことも。
メタゲームでラムナプ・レッドが隆盛していることもあり、当のラムナプ・レッドやティムール・エネルギー、グリクシス・コントロールなど様々な赤いデッキのサイドボードに採用された。ラムナプの遺跡/Ramunap Ruinsの禁止後も、赤黒アグロや赤単アグロへの対策としてサイドボードによく採用されており、それらのデッキの隆盛から、場合によってはメインデッキに採用されることもあった。サイクル中最も使われたカードである。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
自身と同じ色の呪文またはパーマネントを対象とする色対策カード。対象が対応するプレインズウォーカー・タイプを持っている場合は追加のボーナスが得られる。
- ギデオンの敗北/Gideon's Defeat(ギデオン)
- ジェイスの敗北/Jace's Defeat(ジェイス)
- リリアナの敗北/Liliana's Defeat(リリアナ)
- チャンドラの敗北/Chandra's Defeat(チャンドラ)
- ニッサの敗北/Nissa's Defeat(ニッサ)
イラストではニコル・ボーラス/Nicol Bolasに敗北するゲートウォッチ/The Gatewatchの姿が、フレイバー・テキストではその際のボーラスの台詞が描写されている。
[編集] ストーリー
敗北サイクルの3枚目。アモンケット/Amonkhetのゲートウォッチ/The Gatewatchとニコル・ボーラス/Nicol Bolasの決戦で、チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarがボーラスに敗北する場面が描かれている(イラスト)。
チャンドラの炎はボーラスを僅かに後退させたが、ボーラスは炎でドラゴンに対抗することの愚かさを嘲笑うだけであった。尾の一振りで彼女は岩に叩きつけられ、鉤爪に捕らわれて握りしめられた。肋骨が何本も折れ、意識が朦朧とする中、チャンドラはニッサ/Nissaの言葉に従ってドミナリア/Dominariaへプレインズウォークした[1]。
「炎か?チャンドラよ、お前の芸はそれだけか?」― ニコル・ボーラス
[編集] 脚注
- ↑ Hour of Devastation/破滅の刻(Magic Story 2017年7月26日 Ken Troop著)