ジョークルホープス/Jokulhaups
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アーティファクトとクリーチャー、土地を全て破壊する豪快なソーサリー。
後にテンペストで登場した黙示録/Apocalypseと同様、「赤のリセットはパーマネントをあらかた吹き飛ばす」という方向性を体現する1枚。ただし、赤の苦手とするエンチャントは戦場に残ってしまう。また、ローウィンでプレインズウォーカーが登場したことにより、対処できないパーマネントが増えてしまった。
アイスエイジが初出で、第5版と第6版に再録。アイスエイジ時代のブリンキィ・ホープスから第6版時代のターボジョークルまで、いろいろなデッキで用いられた。だが、第7版以降再録はなく、「第8版を選ぼう」では後輩の抹消/Obliterateに敗北し再録の機会を逃している。
- ジョークルホープスとは自然のダムともいうべき氷河底湖の決壊によって生じる大洪水を指す、アイスランド語の"jökulhlaup"からきている。「ジョークルホープス」は英語的な読み方であり、アイスランド語では語頭の"j"をヤ行の読みをするので「ヨークルハウプス」とでも読むのが正しい。日本の地学専門用語としては「ヨークルフロイプ」と表記される事が多い。
- NetRep replyのアーカイブには、日本人がこのカードの読み方について質問し、それにBeth Moursand女史が回答を寄せた記録が残っている。
- アイスランド語の発音サイトによると、「ヨックルショイプ」と聞こえなくもない。
- 津波/Tsunamiや台風/Typhoonのように英語にとっては外来語である自然災害を指す言葉が、そのまま英語に取り入れられた形である。
- 豪快なリセット効果から、これを唱えることは「ちゃぶ台返し」と呼ばれた。マジックの定食屋ではネタにもされた。
[編集] 関連カード
[編集] 主な亜種
クリーチャーと土地の両方を範囲に含む全体除去。
- 壊滅/Devastation - クリーチャーと土地を破壊。7マナ。(ポータル)
- 黙示録/Apocalypse - 全パーマネント追放。さらに自分だけ手札を捨てる。5マナ。(テンペスト)
- 滅殺の命令/Decree of Annihilation - アーティファクトとクリーチャー、土地に加えて、墓地と手札も追放。サイクリングするとハルマゲドン/Armageddon。10マナ。(スカージ)
- 世界火/Worldfire - 全パーマネントに加えて、手札と墓地も追放。さらに互いのライフが1になる。9マナ。(基本セット2013)
- 燎原の火/Wildfire - 土地4個を生け贄に捧げさせ、各クリーチャーに4点ダメージ。6マナ。(ポータル・セカンドエイジ)
- 新野の火計/Burning of Xinye - 生け贄が破壊に置き換わった、燎原の火の類似カード。(ポータル三国志)
- 壊滅的な夢/Devastating Dreams - 2マナ。追加コストとして手札をX枚無作為に捨て、各プレイヤーは土地をX個を生け贄に捧げ、各クリーチャーにX点ダメージ。(トーメント)
- 破壊的な力/Destructive Force - 土地5個を生け贄に捧げさせ、各クリーチャーに5点ダメージ。燎原の火の上位種。7マナ。(基本セット2011)
- 抹消/Obliterate - 打ち消されないジョークルホープス。8マナ。(インベイジョン)
- 歪んだ世界/Warp World - 全パーマネントをライブラリーに戻して互いにライブラリーの一番上から戻した枚数だけ公開し、そこからプレインズウォーカー以外のパーマネントを全て戦場に出す。8マナ。(ラヴニカ:ギルドの都)
- 天を支える者/Bearer of the Heavens - 次の終了ステップに全パーマネントを破壊。8マナ10/10クリーチャーのPIG能力。(ニクスへの旅)
[編集] 代表的なデッキ
[編集] 参考
- 逃げるハンス(訳語に関して)
- リセットカード
- 土地破壊カード
- カード個別評価:アイスエイジ - レア
- カード個別評価:第6版 - レア
- カード個別評価:第5版 - レア
- カード個別評価:Masters Edition - レア