ドラゴンストーム

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==概要==
 
==概要==
 
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[[スカージ]]当時は[[環境]]に恵まれず、[[ドラゴン]]好きの[[カジュアルプレイ]]でしか使われなかった[[ドラゴンの嵐/Dragonstorm]]であるが、[[タイムシフト]]で復活した[[時のらせんブロック]]時の[[環境]]では、[[フィニッシャー]]となる強力なドラゴンと、[[ストーム]]を稼げる[[マナ加速]]手段を得たことで、[[トーナメント]]クラスでも有力な[[デッキ]]として成立した。
[[スカージ]]当時はその重さと、相性の良いカードが少なかったことからほとんど[[ドラゴン]]好きの[[カジュアルプレイ]]でしか使われなかった[[ドラゴンの嵐/Dragonstorm]]であるが、タイムシフトで復活した時のらせん時の環境ではフィニッシャーとなる強力なドラゴンと、ストームを稼げる[[マナ加速]]手段を得たことで、[[トーナメント]]クラスでも有力なデッキとして成立、遂に[[世界選手権06]]を制するに至った。
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続けて[[世界選手権07]]にもトップ4に2人を送り込み、すっかりメイン[[メタ]]の一角となった感がある。
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{{#card:Dragonstorm}}
 
{{#card:Dragonstorm}}
 
{{#card:Bogardan Hellkite}}
 
{{#card:Bogardan Hellkite}}
  
デッキの動きは単純で、[[炎の儀式/Rite of Flame]]や[[待機]]カードである[[睡蓮の花/Lotus Bloom]]によって[[マナ加速]]しつつ[[ストーム]]を稼ぎ、[[ドラゴンの嵐/Dragonstorm]]に繋げる。後は大量の[[ドラゴン]]が相手を踏み潰すだけだ。
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デッキの動きは単純。[[炎の儀式/Rite of Flame]]や[[待機]][[カード]]である[[睡蓮の花/Lotus Bloom]]によってマナ加速からドラゴンの嵐に繋げ、直接[[戦場に出す|戦場に出し]]たドラゴンによって[[ゲーム]]を決める。
  
[[探す|探して]]くるドラゴンは大抵[[ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite]]。[[cip]]能力で5点[[ダメージ]]を発生させられるため、単純に4体出して相手を20点の[[火力]][[焼く]]事が可能。
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[[探す|探して]]くるドラゴンは大抵[[ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite]]。[[CIP]][[能力]]で5点[[ダメージ]]を与えられるため、4体一気に出すことができるならば、[[対戦相手]]に20点ダメージを与えて即座に[[勝利]]できる。
  
[[除去]]されないようならストーム2以下のドラゴンの嵐や[[素出し]]によって相手の[[クリーチャー]]を一掃しつつ[[ビートダウン|ビート]]しても十分な効果が得られる。特に素出しでも十二分に強力である、という点が大きなポイントで、コンボが崩れても[[コンボパーツ]]だけで強引に撲殺するという2つ目の勝利手段が存在することがこのデッキを一層強力なものにしている。
+
ストーム2以下のドラゴンの嵐や[[素出し]]から、ボガーダンのヘルカイトで邪魔な[[クリーチャー]][[焼く|焼い]]た後に[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]していく場合もある。特に素出しでも十二分に強力であるという点が大きなポイントで、[[コンボ]]が崩れても[[コンボパーツ]]だけで強引に撲殺するという2つ目の勝利手段が存在することがこのデッキを一層強力なものにしている。
  
==[[時のらせんブロック]]+[[ローウィン=シャドウムーア・ブロック]]期==
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==時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期==
  
[[ローテーション]]により[[差し戻し/Remand]][[撤廃/Repeal]]、[[孵化計画/Hatching Plans]]といった[[青]]い優秀パーツを失い、衰退していた[[刈り痕ストーム#ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期|刈り痕ストーム]]との[[ハイブリッドデッキ|ハイブリッド]]という形で[[メタ外]]から[[世界選手権07]]に突如復活。
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[[時のらせんブロック]]+[[ローウィン=シャドウムーア・ブロック]]期の[[スタンダード]]では、[[ローテーション]]により[[差し戻し/Remand]][[撤廃/Repeal]]、[[孵化計画/Hatching Plans]]といった[[青]]い優秀な[[カード]]を失ったことで一旦は姿を消していた。
  
[[]]を切り捨て、[[赤]][[単色デッキ]]での登場である。
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しかし、衰退していた[[刈り痕ストーム#ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期|刈り痕ストーム]]と[[ハイブリッドデッキ|ハイブリッド]]し、青を切り捨てた[[赤]][[単色デッキ]]という新しい形で[[メタ外]]から[[世界選手権07]]に突如復活を果たした。
 
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デザインは[[Patrick Chapin]]で、[[Gabriel Nassif]]もベスト8入りしている。
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{{#card:Spinerock Knoll}}
 
{{#card:Spinerock Knoll}}
 
{{#card:Pyromancer's Swath}}
 
{{#card:Pyromancer's Swath}}
  
新たな[[アドバンテージ]]要素として[[背骨岩の小山/Spinerock Knoll]]を使っているのが最大の特徴。
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従来の[[マナ加速]]カードに加え、8枚体制の[[蓄積ランド]][[マナ基盤]]を固めている。最大の特徴は新たな[[アドバンテージ]]要素として投入された[[背骨岩の小山/Spinerock Knoll]]であり、[[火力]]や刈り痕ストームの動きから[[秘匿]]条件を満たせば、比較的少ない[[マナ]]とカードで秘匿しておいた[[ドラゴンの嵐/Dragonstorm]]に繋げることができる。
 
+
従来の[[マナ加速]][[カード]]に加え、8枚体制の[[蓄積ランド]]でマナ基盤を固め、背骨岩の小山で[[秘匿]]した[[ドラゴンの嵐/Dragonstorm]]を放つ。
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秘匿条件である「[[対戦相手]]に7点の[[ダメージ]]」を達成するために[[火力]]や刈り痕ストームの動きを取り入れ、比較的少ないマナとカードでドラゴンの嵐を撃つことが出来るのだ。
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勿論、普通にドラゴンの嵐が撃てるならそれでも勝利できるし、[[紅蓮術士の刈り痕/Pyromancer's Swath]]と[[ぶどう弾/Grapeshot]]でも同様。
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多種多様な動きをすることが可能で、最早[[チェイン・コンボ]]に近いデッキになっている。
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普通にドラゴンの嵐が撃てるならそれでも[[勝利]]できるし、[[紅蓮術士の刈り痕/Pyromancer's Swath]]と[[ぶどう弾/Grapeshot]]でも同様。[[チェイン・コンボ]]のような多種多様な動きを取れることも強みと言える。
  
大量の[[マナ]]を必要とするデッキであるため、蓄積ランドへ[[土地破壊|ランデス]]か[[バウンス]]を集中されると極端に動きが鈍るのが弱点。安定性もそれほど高くない。
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大量のマナを必要とするデッキなので、蓄積ランドへ[[土地破壊]]か[[バウンス]]を集中されると極端に動きが鈍るのが弱点。安定性もそれほど高くない。
  
中速程度の[[ビートダウン]]や[[土地]]に触れない[[コントロール]]にはかなりの強さを発揮する。[[黒緑ビートダウン#時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|黒緑ビートダウン]]全盛の[[世界選手権07]]ではメタに最も合致したデッキの一つであったと言っていいだろう。
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中速程度の[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]や[[土地]]に触れない[[コントロール (デッキ)|コントロール]]にはかなりの強さを発揮する。[[黒緑ビートダウン#時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|黒緑ビートダウン]]全盛の世界選手権07ではメタに最も合致したデッキの1つであったと言っていいだろう。デザイナーの[[Patrick Chapin]]は準優勝、さらに[[Gabriel Nassif]]もベスト4入りを果たしている。
  
*このタイプの[[ストーム (デッキ)|ストームデッキ]]は徐々に[[ドラゴンの嵐/Dragonstorm]]をはずした[[バーン]]タイプの[[刈り痕ストーム#時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|刈り痕ストーム]]へと移行していくことになる。
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*このタイプの[[ストーム (デッキ)|ストームデッキ]]は徐々にドラゴンの嵐をはずした[[バーン]]タイプの[[刈り痕ストーム#時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|刈り痕ストーム]]へと移行していくことになる。
  
 
===サンプルレシピ===
 
===サンプルレシピ===
 
*備考
 
*備考
**[[世界選手権07]] 準優勝([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/worlds07ja/welcome 参考])
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**[[世界選手権07]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/worlds07ja/welcome 参考])
 
**使用者:[[Patrick Chapin]]
 
**使用者:[[Patrick Chapin]]
*フォーマット
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*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[第10版]]、[[時のらせんブロック]]+[[コールドスナップ]]+[[ローウィン]])
 
**[[スタンダード]]([[第10版]]、[[時のらせんブロック]]+[[コールドスナップ]]+[[ローウィン]])
  
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|4||[[ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite]]
 
|4||[[ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite]]
 
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|4||[[背骨岩の小山/Spinerock Knoll]]
 
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==[[ラヴニカ・ブロック]]+[[時のらせんブロック]]期==
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==ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期==
  
この時期は殆ど[[]][[]]デッキである。
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最初に活躍したのは[[ラヴニカ・ブロック]][[時のらせんブロック]]の[[スタンダード]]。ほとんどが[[青赤]]の構成を取る。
  
 
{{#card:Gigadrowse}}
 
{{#card:Gigadrowse}}
 
{{#card:Remand}}
 
{{#card:Remand}}
  
青からは[[ドロー]]や妨害手段の他に、[[ドラゴンの嵐/Dragonstorm]]をサーチできる[[ゴロゾス/Grozoth]]辺りが投入される。
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[[青]]からは[[引く|ドロー]]や妨害手段の他に、[[ドラゴンの嵐/Dragonstorm]]を[[サーチ]]できる[[ゴロゾス/Grozoth]]辺りが投入される。
  
[[ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite]]が[[手札]]にきた時に備えて、補助に他のドラゴンをいれておくのが普通。
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[[ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite]]が[[手札]]にきた時に備えて、補助に他のドラゴンをいれておくのが普通。以下のようなものが候補。
[[スタンダード]]での候補は、
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*ドラゴンの嵐での一撃必殺を可能とする[[狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragon]]
*[[ドラゴンの嵐/Dragonstorm]]での一撃必殺を可能とする[[狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragon]]
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*[[知恵の蛇の眼/Ophidian Eye]]との[[コンボ]]、[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]、[[アドバンテージ]]面で非常に優秀な[[火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind]]
*[[知恵の蛇の眼/Ophidian Eye|別口のコンボ]]、[[コントロール]]、[[アドバンテージ]]面で非常に優秀な[[火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind]]
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コンボを決めるサポートとして、[[万の眠り/Gigadrowse]]か[[ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir]]を採用することが多い。前者は相手の[[ターン終了ステップ|ターン終了時]]に[[プレイ]]して相手の[[土地]]を[[フルタップ]]にすることで、[[カウンター]]はもちろん、[[赤の防御円/Circle of Protection: Red]]などによる妨害も防ぐことができる。後者はそもそも[[インスタント]]による妨害そのものを未然に防いでくれるが、[[ビートダウン]]に対しての耐性はやや落ちるため、[[サイドボード]]に採用される事が多い。勿論両方搭載する場合も多数あり、ストームというシステム自体の相性もあわせて「コンボデッキにも関わらず[[パーミッション]]系デッキに強い」という奇妙な事態を引き起こす事になった。
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コンボを決めるサポートとして、[[万の眠り/Gigadrowse]]か[[ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir]]を採用することが多い。前者は[[対戦相手]]の[[終了ステップ]]に[[唱える|唱え]]て対戦相手の[[土地]]を[[フルタップ]]にすることで、[[打ち消す|カウンター]]はもちろん、[[赤の防御円/Circle of Protection: Red]]などによる妨害も防ぐことができる。後者はそもそも[[インスタント]]による妨害そのものを未然に防いでくれるが、[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]に対しての耐性はやや落ちるため、[[サイドボード]]に採用される事が多い。勿論両方搭載する場合も多数あり、ストームというシステム自体の相性もあわせて「コンボデッキにも関わらず[[パーミッション]]系デッキに強い」という奇妙な事態を引き起こす事になった。
  
[[緑]]を足し、マナ加速に[[土地]][[サーチ]]からの[[早摘み/Early Harvest]]を利用する[[禍我シュート]]の変形バージョンも存在する。
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[[緑]]を足し、マナ加速に[[土地]]サーチからの[[早摘み/Early Harvest]]を利用する[[禍我シュート]]の変形バージョンも存在する。このバージョンはドラゴンの嵐による一点突破が厳しいと判断した場合、サイドボードから大量のクリーチャーを引き込みビートダウンに化ける[[アグレッシブ・サイドボーディング]]を利用する事も可能。
このバージョンはドラゴンの嵐による一点突破が厳しいと判断した場合、[[サイドボード]]から大量のクリーチャーを引き込みビートダウンに化ける[[アグレッシブ・サイドボーディング]]を利用する事も可能。
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*非常に手札がよければ[[1ターンキル]]もあり得るが、基本的には[[睡蓮の花/Lotus Bloom]]の[[待機]]が終わる4ターン目付近が勝負の分かれ目。
 
*非常に手札がよければ[[1ターンキル]]もあり得るが、基本的には[[睡蓮の花/Lotus Bloom]]の[[待機]]が終わる4ターン目付近が勝負の分かれ目。
**[[]][[マナ]]の出る土地、炎の儀式×4、ドラゴンの嵐があれば1ターンキル成立。炎の儀式4枚目は煮えたぎる歌でも可。
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**[[赤マナ]]の出る土地、[[炎の儀式/Rite of Flame]]×4、ドラゴンの嵐があれば1ターンキル成立。炎の儀式4枚目は[[煮えたぎる歌/Seething Song]]でも可。
 
***ちなみに赤マナの出る土地×24、炎の儀式・煮えたぎる歌×4ずつ、ドラゴンの嵐×4、ボガーダンのヘルカイト×4、狩り立てられたドラゴン×1を内蔵した60枚のデッキにて[[先攻]]だった場合、1ターンキル成立の確率は約0.0215%。4650回やって決まるかどうかである。
 
***ちなみに赤マナの出る土地×24、炎の儀式・煮えたぎる歌×4ずつ、ドラゴンの嵐×4、ボガーダンのヘルカイト×4、狩り立てられたドラゴン×1を内蔵した60枚のデッキにて[[先攻]]だった場合、1ターンキル成立の確率は約0.0215%。4650回やって決まるかどうかである。
 
*コンボデッキの常として[[手札破壊]]に弱いため、その点を突かれると何も出来ないこともある。特に勝利する手段が全て赤いため[[迫害/Persecute]]を食らうと悶絶。よって、サイドボード後は[[無知の喜び/Ignorant Bliss]]などで手札を守る場合が多い。ドラゴンの嵐自体も[[計略縛り/Trickbind]]や[[疑念の影/Shadow of Doubt]]によって消される危険性があるが、それらは万の眠りで対応可能である。
 
*コンボデッキの常として[[手札破壊]]に弱いため、その点を突かれると何も出来ないこともある。特に勝利する手段が全て赤いため[[迫害/Persecute]]を食らうと悶絶。よって、サイドボード後は[[無知の喜び/Ignorant Bliss]]などで手札を守る場合が多い。ドラゴンの嵐自体も[[計略縛り/Trickbind]]や[[疑念の影/Shadow of Doubt]]によって消される危険性があるが、それらは万の眠りで対応可能である。
 
*[[環境]]によっては[[夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star]]の4枚出しを狙うのもいい。[[多人数戦]]の場合、対戦相手全員から[[ライフ]](プレイヤー数×20)を[[ドレイン]]し、一瞬で一人勝ちである。
 
*[[環境]]によっては[[夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star]]の4枚出しを狙うのもいい。[[多人数戦]]の場合、対戦相手全員から[[ライフ]](プレイヤー数×20)を[[ドレイン]]し、一瞬で一人勝ちである。
*[[第10版]]参入によって[[煮えたぎる歌/Seething Song]]を失ったため、[[刈り痕ストーム#ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期|刈り痕ストーム]]に移行した。
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*[[第10版]]参入によって煮えたぎる歌を失ったため、[[刈り痕ストーム#ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期|刈り痕ストーム]]に移行した。
  
 
===サンプルレシピ1===
 
===サンプルレシピ1===
 
*備考
 
*備考
**[[LoM|Lord of Magic Championships 2006]] 準優勝([http://2006.lom.jp/ 参考])
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**[[LoM|Lord of Magic Championships 2006]] 準優勝 ([http://2006.lom.jp/ 参考])
 
**使用者:[[浅原晃]]
 
**使用者:[[浅原晃]]
*フォーマット
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*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[第9版]]、[[ラヴニカ・ブロック]]+[[コールドスナップ]]+[[時のらせん]])
 
**[[スタンダード]]([[第9版]]、[[ラヴニカ・ブロック]]+[[コールドスナップ]]+[[時のらせん]])
  
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|4||[[ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite]]
 
|4||[[ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite]]
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|1||[[火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind]]
 
|1||[[火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind]]
 
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|4||[[ドラゴンの嵐/Dragonstorm]]
 
|4||[[ドラゴンの嵐/Dragonstorm]]
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|3||[[時計回し/Clockspinning]]
 
|3||[[時計回し/Clockspinning]]
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|colspan="2" style="background:#eeeeee"|'''アーティファクト (7)'''
 
 
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|4||[[睡蓮の花/Lotus Bloom]]
 
|4||[[睡蓮の花/Lotus Bloom]]
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|3||[[彩色の星/Chromatic Star]]
 
|3||[[彩色の星/Chromatic Star]]
 
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|3||[[島/Island]]
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|4||[[トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair]]
 
|4||[[トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair]]
 
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|4||[[巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge]]
 
|4||[[巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge]]
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*赤青[[タッチ]]白のタイプ。白のカードは[[サイドボード]]のみ。
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*[[青赤]][[タッチ]][[白]]のタイプ。白のカードは[[サイドボード]]のみ。
 
**浅原は「神砂嵐」と命名している。これは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の第二部登場人物、ワムウが使う必殺技の名前である。
 
**浅原は「神砂嵐」と命名している。これは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の第二部登場人物、ワムウが使う必殺技の名前である。
 
*環境初期のデッキであるためか複数の要素が詰め込まれた[[ハイブリッドデッキ]]となっている。そのため柔軟性は高いが安定性が犠牲となっており、浅原自身も調整不足を認めている。
 
*環境初期のデッキであるためか複数の要素が詰め込まれた[[ハイブリッドデッキ]]となっている。そのため柔軟性は高いが安定性が犠牲となっており、浅原自身も調整不足を認めている。
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*備考
 
*備考
**[[世界選手権06]] 優勝([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/worlds06ja/welcome 参考])
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**[[世界選手権06]] 優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/worlds06ja/welcome 参考])
 
**使用者:[[三原槙仁]]
 
**使用者:[[三原槙仁]]
*フォーマット
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*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[第9版]]、[[ラヴニカ・ブロック]]+[[コールドスナップ]]+[[時のらせん]])
 
**[[スタンダード]]([[第9版]]、[[ラヴニカ・ブロック]]+[[コールドスナップ]]+[[時のらせん]])
  
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|4||[[ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite]]
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|2||[[狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragon]]
 
|2||[[狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragon]]
 
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|colspan="2" style="background:#ffeedd"|'''インスタント・ソーサリー (28)'''
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|4||[[ドラゴンの嵐/Dragonstorm]]
 
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|4||[[時間の把握/Telling Time]]
 
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|4||[[睡蓮の花/Lotus Bloom]]
 
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|8||[[島/Island]]
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|1||[[戦慄艦の浅瀬/Dreadship Reef]]
 
|1||[[戦慄艦の浅瀬/Dreadship Reef]]
 
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|1||[[石灰の池/Calciform Pools]]
 
|1||[[石灰の池/Calciform Pools]]
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*こちらは純正の赤青タイプ。非常にオーソドックスなレシピになっている。
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*こちらは純正の[[青赤]]タイプ。非常にオーソドックスなレシピになっている。
*メインから2枚(サイドボードには更に3枚)投入された、色が青しか合わない[[蓄積ランド]]が特徴的である。これはコントロールデッキを[[メタ]]ったことによるもので、一度に大量のマナを生み出して、相手を[[万の眠り/Gigadrowse]]で確実にタップアウトさせるのだ。この選択は功を奏し、[[三原槙仁]]は見事にワールドチャンピオンの座を勝ち取った。
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*[[メインデッキ|メイン]]から2枚と[[サイドボード|サイド]]に更に3枚投入された、[[色]]が[[青]]しか合わない[[蓄積ランド]]が特徴的である。これはコントロールデッキを[[メタる|メタった]]ことによるもので、一度に大量の[[マナ]]を生み出して[[対戦相手]]を[[万の眠り/Gigadrowse]]で確実に[[フルタップ|タップアウト]]させることを狙う。この選択は功を奏し、[[三原槙仁]]は見事にワールドチャンピオンの座を勝ち取った。
  
==[[時のらせんブロック構築]]==
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==時のらせんブロック構築==
  
[[時のらせんブロック構築]]でも一応は成立する。しかしながらカードプールが狭く[[炎の儀式/Rite of Flame]]・[[煮えたぎる歌/Seething Song]]といった[[マナ加速]]呪文がないためかなり怪しい内容になる。
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[[時のらせんブロック構築]]でも一応は成立する([http://www.deckcheck.net/deck.php?id=8101 参考])。
  
 
{{#card:Grinning Ignus}}
 
{{#card:Grinning Ignus}}
 
{{#card:Gauntlet of Power}}
 
{{#card:Gauntlet of Power}}
  
ソース:http://www.germagic.de/dc/deck.php?id=9422
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しかしながら[[カードプール]]が狭く[[炎の儀式/Rite of Flame]]・[[煮えたぎる歌/Seething Song]]といった[[マナ加速]][[呪文]]がないためかなり怪しい内容になる。
  
 
==参考==
 
==参考==

2010年7月25日 (日) 19:02時点における版

ドラゴンストーム(Dragonstorm)とは、時のらせんタイムシフトで復活したドラゴンの嵐/Dragonstormを中心としたストームコンボデッキ。略称はドラゴンストーム(Dragonstorm)の頭文字を取って"DS"、もしくは"ドラスト"。

目次

概要

スカージ当時は環境に恵まれず、ドラゴン好きのカジュアルプレイでしか使われなかったドラゴンの嵐/Dragonstormであるが、タイムシフトで復活した時のらせんブロック時の環境では、フィニッシャーとなる強力なドラゴンと、ストームを稼げるマナ加速手段を得たことで、トーナメントクラスでも有力なデッキとして成立した。


Dragonstorm / ドラゴンの嵐 (8)(赤)
ソーサリー

あなたのライブラリーからドラゴン(Dragon)・パーマネント・カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
ストーム(あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンにそれより前に唱えた呪文1つにつきそれを1回コピーする。)



Bogardan Hellkite / ボガーダンのヘルカイト (6)(赤)(赤)
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)

瞬速
飛行
ボガーダンのヘルカイトが戦場に出たとき、好きな数のクリーチャーとプレイヤーとプレインズウォーカーの組み合わせを対象とする。ボガーダンのヘルカイトはそれらに、5点のダメージを望むように割り振って与える。

5/5

デッキの動きは単純。炎の儀式/Rite of Flame待機カードである睡蓮の花/Lotus Bloomによってマナ加速からドラゴンの嵐に繋げ、直接戦場に出したドラゴンによってゲームを決める。

探してくるドラゴンは大抵ボガーダンのヘルカイト/Bogardan HellkiteCIP能力で5点ダメージを与えられるため、4体一気に出すことができるならば、対戦相手に20点ダメージを与えて即座に勝利できる。

ストーム2以下のドラゴンの嵐や素出しから、ボガーダンのヘルカイトで邪魔なクリーチャー焼いた後にビートダウンしていく場合もある。特に素出しでも十二分に強力であるという点が大きなポイントで、コンボが崩れてもコンボパーツだけで強引に撲殺するという2つ目の勝利手段が存在することがこのデッキを一層強力なものにしている。

時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期

時のらせんブロックローウィン=シャドウムーア・ブロック期のスタンダードでは、ローテーションにより差し戻し/Remand撤廃/Repeal孵化計画/Hatching Plansといったい優秀なカードを失ったことで一旦は姿を消していた。

しかし、衰退していた刈り痕ストームハイブリッドし、青を切り捨てた単色デッキという新しい形でメタ外から世界選手権07に突如復活を果たした。


Spinerock Knoll / 背骨岩の小山
土地

秘匿4(この土地が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上にあるカード4枚を見て、そのうち1枚を裏向きに追放し、その後残りを一番下に無作為の順番で置く。)
背骨岩の小山はタップ状態で戦場に出る。
(T):(赤)を加える。
(赤),(T):このターン、対戦相手1人が7点以上のダメージを与えられているなら、あなたはその追放されたカードをそのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。



Pyromancer's Swath / 紅蓮術士の刈り痕 (2)(赤)
エンチャント

あなたがコントロールするインスタントかソーサリーの発生源がいずれかのパーマネントかプレイヤーにダメージを与えるなら、それは代わりにそのパーマネントかプレイヤーにその点数に2をたした点数のダメージを与える。
各終了ステップの開始時に、あなたは手札を捨てる。


従来のマナ加速カードに加え、8枚体制の蓄積ランドマナ基盤を固めている。最大の特徴は新たなアドバンテージ要素として投入された背骨岩の小山/Spinerock Knollであり、火力や刈り痕ストームの動きから秘匿条件を満たせば、比較的少ないマナとカードで秘匿しておいたドラゴンの嵐/Dragonstormに繋げることができる。

普通にドラゴンの嵐が撃てるならそれでも勝利できるし、紅蓮術士の刈り痕/Pyromancer's Swathぶどう弾/Grapeshotでも同様。チェイン・コンボのような多種多様な動きを取れることも強みと言える。

大量のマナを必要とするデッキなので、蓄積ランドへ土地破壊バウンスを集中されると極端に動きが鈍るのが弱点。安定性もそれほど高くない。

中速程度のビートダウン土地に触れないコントロールにはかなりの強さを発揮する。黒緑ビートダウン全盛の世界選手権07ではメタに最も合致したデッキの1つであったと言っていいだろう。デザイナーのPatrick Chapinは準優勝、さらにGabriel Nassifもベスト4入りを果たしている。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (4)
4 ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite
呪文 (32)
4 ドラゴンの嵐/Dragonstorm
4 ぶどう弾/Grapeshot
4 火葬/Incinerate
3 紅蓮術士の刈り痕/Pyromancer's Swath
3 裂け目の稲妻/Rift Bolt
4 炎の儀式/Rite of Flame
4 ショック/Shock
2 タール火/Tarfire
4 睡蓮の花/Lotus Bloom
土地 (24)
4 菌類の到達地/Fungal Reaches
4 溶鉄の金屑場/Molten Slagheap
12 山/Mountain
4 背骨岩の小山/Spinerock Knoll
サイドボード
2 古えの遺恨/Ancient Grudge
4 十二足獣/Dodecapod
2 巣穴からの総出/Empty the Warrens
2 記憶の点火/Ignite Memories
3 硫黄破/Sulfurous Blast
2 命運の輪/Wheel of Fate

ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期

最初に活躍したのはラヴニカ・ブロック時のらせんブロックスタンダード。ほとんどが青赤の構成を取る。


Gigadrowse / 万の眠り (青)
インスタント

複製(青)(あなたがこの呪文を唱えるとき、あなたがその複製コストを支払った回数1回につき、それをコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。)
パーマネント1つを対象とし、それをタップする。



Remand / 差し戻し (1)(青)
インスタント

呪文1つを対象とし、それを打ち消す。その呪文がこれにより打ち消された場合、それをそのプレイヤーの墓地に置く代わりにオーナーの手札に加える。
カードを1枚引く。


からはドローや妨害手段の他に、ドラゴンの嵐/Dragonstormサーチできるゴロゾス/Grozoth辺りが投入される。

ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite手札にきた時に備えて、補助に他のドラゴンをいれておくのが普通。以下のようなものが候補。

コンボを決めるサポートとして、万の眠り/Gigadrowseザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfirを採用することが多い。前者は対戦相手終了ステップ唱えて対戦相手の土地フルタップにすることで、カウンターはもちろん、赤の防御円/Circle of Protection: Redなどによる妨害も防ぐことができる。後者はそもそもインスタントによる妨害そのものを未然に防いでくれるが、ビートダウンに対しての耐性はやや落ちるため、サイドボードに採用される事が多い。勿論両方搭載する場合も多数あり、ストームというシステム自体の相性もあわせて「コンボデッキにも関わらずパーミッション系デッキに強い」という奇妙な事態を引き起こす事になった。

を足し、マナ加速に土地サーチからの早摘み/Early Harvestを利用する禍我シュートの変形バージョンも存在する。このバージョンはドラゴンの嵐による一点突破が厳しいと判断した場合、サイドボードから大量のクリーチャーを引き込みビートダウンに化けるアグレッシブ・サイドボーディングを利用する事も可能。

サンプルレシピ1

メインデッキ (60)
クリーチャー (9)
4 ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite
3 大いなるガルガドン/Greater Gargadon
1 狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragon
1 火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind
呪文 (29)
4 ドラゴンの嵐/Dragonstorm
4 炎の儀式/Rite of Flame
4 祖先の幻視/Ancestral Vision
4 煮えたぎる歌/Seething Song
3 差し戻し/Remand
3 時計回し/Clockspinning
4 睡蓮の花/Lotus Bloom
3 彩色の星/Chromatic Star
土地 (22)
3 島/Island
3 山/Mountain
4 蒸気孔/Steam Vents
2 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
2 神聖なる泉/Hallowed Fountain
4 シヴの浅瀬/Shivan Reef
4 トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair
サイドボード
4 巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge
3 ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir
2 稲妻の天使/Lightning Angel
1 大いなるガルガドン/Greater Gargadon
4 均衡の復元/Restore Balance
1 時計回し/Clockspinning
  • 青赤タッチのタイプ。白のカードはサイドボードのみ。
    • 浅原は「神砂嵐」と命名している。これは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の第二部登場人物、ワムウが使う必殺技の名前である。
  • 環境初期のデッキであるためか複数の要素が詰め込まれたハイブリッドデッキとなっている。そのため柔軟性は高いが安定性が犠牲となっており、浅原自身も調整不足を認めている。

サンプルレシピ2

メインデッキ (60)
クリーチャー (6)
4 ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite
2 狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragon
呪文 (32)
4 ドラゴンの嵐/Dragonstorm
4 炎の儀式/Rite of Flame
4 煮えたぎる歌/Seething Song
4 差し戻し/Remand
4 万の眠り/Gigadrowse
4 手練/Sleight of Hand
4 時間の把握/Telling Time
4 睡蓮の花/Lotus Bloom
土地 (22)
8 島/Island
4 山/Mountain
4 蒸気孔/Steam Vents
4 シヴの浅瀬/Shivan Reef
1 石灰の池/Calciform Pools
1 戦慄艦の浅瀬/Dreadship Reef
サイドボード
1 石灰の池/Calciform Pools
2 戦慄艦の浅瀬/Dreadship Reef
1 計略縛り/Trickbind
3 紅蓮地獄/Pyroclasm
3 無知の喜び/Ignorant Bliss
4 撤廃/Repeal
1 ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir

時のらせんブロック構築

時のらせんブロック構築でも一応は成立する(参考)。


Grinning Ignus / にやにや笑いのイグナス (2)(赤)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)

(赤),にやにや笑いのイグナスをオーナーの手札に戻す:(◇)(◇)(赤)を加える。起動はソーサリーとしてのみ行う。

2/2


Gauntlet of Power / 魔力の篭手 (5)
アーティファクト

魔力の篭手が戦場に出るに際し、色を1色選ぶ。
選ばれた色のクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
選ばれた色のマナを出す目的で基本土地がタップされるたび、それのコントローラーは追加でその色のマナ1点を加える。


しかしながらカードプールが狭く炎の儀式/Rite of Flame煮えたぎる歌/Seething Songといったマナ加速呪文がないためかなり怪しい内容になる。

参考

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