睡蓮の花/Lotus Bloom
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アーティファクト
待機3 ― (0)(このカードをあなたの手札から唱えるのではなく、(0)を支払うとともにそれを時間(time)カウンターが3個置かれた状態で追放する。あなたのアップキープの開始時に、時間カウンターを1個取り除く。最後の1個を取り除いたとき、それをそのマナ・コストを支払うことなく唱える。)
(T),睡蓮の花を生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ3点を加える。
待機持ちになって帰ってきたブラック・ロータス/Black Lotus。
0マナの元手で3マナを生み出すという驚異のマナ能力は本家ブラック・ロータス同様。しかしマナ・コストが無いので、待機で3ターン待って唱える必要がある点でバランスが取られており、ゲーム開始早々にチャネルボールを繰り出したり、オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagersで回収してお手軽に無限マナを生むことはできなくなった。
ビートダウンデッキのように速度を重視するデッキでは採用しづらくなったが、コントロールやコンボデッキのように待ち時間を許容できるデッキならば強力。0マナで唱えられるマナ加速呪文であるためストームと相性がよく、タイムシフトで復活したドラゴンの嵐/Dragonstormと組み合わせてドラゴンストームを生み出すのに一役買った。
また、まともに唱える以外の方法、例えばライブラリーや墓地から直接戦場に出したり、代替コストを与えたりするギミックを用いれば、本家同様の驚愕のマナ加速能力を見せる。テゼレッター、サニー・サイド・アップやトイソルジャー、続唱コントロール、タメシブルームなどが有名。
- これに関するルールは「マナ・コストの無いカード」の項も参照。
- 時のらせんのプレリリース・カードとしてイラスト違いのプレミアム・カードが配布された[1]。
- このイラストは後に時のらせんリマスターのBOX特典カードとしても使用された。旧枠加工のプレミアム・カードとなっており、ブースターBOXの購入者や店舗イベントおよびWEBカメラを用いたオンラインイベントの参加者に配布された[2]。
- 「Lotus」を「水蓮」ではなく「睡蓮」と訳してあり、テンプレートからはずれている。これは既に水蓮の花/Lotus Blossomが存在していたため。とはいえ、名前が同音になってしまっており少々紛らわしい。異なる部分は「Bloom」と「Blossom」の部分なので、そこを訳し分けるべきだったのでは、という意見もある。 「花盛りの水蓮」 あたりが妥当だろうか。
- なお、本来スイレンの漢字表記は「睡蓮」の方が正式である。
- 後に出た水蓮のコブラ/Lotus Cobraは従来通りの「水蓮」表記に戻った一方、睡蓮の原野/Lotus Fieldはこれまた「睡蓮」に逆戻りしており、テンプレートが統一されていない。
- ただし、「Lotus」シリーズのイラストを見る限りでは、「睡蓮(スイレン)」というより「蓮(ハス)」である。アメリカではlotusは主に「蓮」を指し、「睡蓮」にはwater lilyを使うことが多いため、本来「Lotus」は「蓮」を指しているのかもしれない。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
時のらせんのマナ・コストを持たない待機カードサイクル。単色のソーサリー5枚と無色のアーティファクト1枚から成る。いずれも過去のカードのリメイク。稀少度はレア(時のらせんリマスターでは、単色の5枚は神話レアで再録された)。
- 均衡の復元/Restore Balance(天秤/Balance)
- 祖先の幻視/Ancestral Vision(Ancestral Recall)
- 死せる生/Living End(生ける屍/Living Death)
- 命運の輪/Wheel of Fate(Wheel of Fortune)
- 超起源/Hypergenesis(Eureka)
- 睡蓮の花/Lotus Bloom(ブラック・ロータス/Black Lotus)
[編集] 脚注
- ↑ Time Spiral Prerelease Card(Feature 2006年9月8日 Wizards of the Coast著)
- ↑ Time Spiral Remastered: First Look(ウィザーズ・プレイ・ネットワーク 2021年1月1日)
[編集] 参考
- A Special Time Spiral Preview(Arcana 2006年8月23日 WotC著)