白緑ビートダウン
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白緑ビートダウン(WG Beatdown)は、クリーチャーに特化した色である白と緑によるビートダウンデッキ。
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概要
緑のマナ・クリーチャーや白のウィニークリーチャーから展開し、数とサイズで圧倒する。
ステロイドと比べると、クリーチャーのコスト・パフォーマンスと展開力の高さが強みであり、単純な殴り合いには強い。また、時代にもよるが白はパーマネントへの干渉や回復を得意とするため、ある程度のコントロール力を擁することもできる。
反面、直接対戦相手のライフに干渉できないため、やや速度に難があったり、戦場だけで計算を立てられてしまうなどコントロールデッキに対して弱点を持つ。
スタンダード
下記の時期のスタンダードにおいても、活躍を見せる。
- イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期
- ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期
- エルドレインの王権〜フォーゴトン・レルム探訪期
- イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期
- カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック期
- タルキール覇王譚ブロック+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック期
- テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期
- ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期
- イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期
- ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期
- ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期
- ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期
- ラヴニカ・ブロック期
- 制圧の輝き/Glare of Subdualによるボードコントロールを狙ったセレズニア対立が登場した。
- オデッセイ・ブロック期
- マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック期
- マスクス・ブロック構築と同様にメロンと呼ばれるタイプが流行した。
- 第7版に変わるまではハルマゲドン/Armageddonを採用したブラストゲドンも存在した。
- 黎明期
- クロニクル以前は、アーナム・ジン/Erhnam Djinnとハルマゲドン/Armageddonを主軸にした、アーニーゲドンが活躍した。
ブロック構築
下記の時期のブロック構築においても、活躍を見せる。
- ラヴニカへの回帰ブロック構築
- アラーラの断片ブロック構築
- 時のらせんブロック構築
- 未来予知の参入後、強力なタルモゴイフ/Tarmogoyfをベースにしたビートダウンデッキの緑白ゴイフが登場した。
- 神河ブロック構築
- オデッセイ・ブロック構築
- マスクス・ブロック構築
- 非常に強力なブラストダーム/Blastodermを主力としたメロンと呼ばれるタイプが登場した。
- ミラージュ・ブロック構築
ヒストリック
ヒストリックでは、ストリクスヘイヴン:魔法学院で精鋭呪文縛り/Elite Spellbinderを、ヒストリック・アンソロジー5でドロモカの命令/Dromoka's Commandを獲得したことで環境に登場するようになった。
集合した中隊/Collected Companyから精鋭呪文縛り/Elite Spellbinderやエメリアのアルコン/Archon of Emeriaといった妨害要素をもつ白のクリーチャーや、恋煩いの野獣/Lovestruck Beastやカザンドゥのマンモス/Kazandu Mammothといった打点に優れる緑のクリーチャーを展開する。集合した中隊を強く使うために、非常に3マナ域が多いのが特徴。
サンプルリスト
- 備考
- 『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップ 第36位、ヒストリック部門6勝1敗(参考/参考)
- 使用者:Fiona Wei
- フォーマット
エクステンデッド
エクステンデッドには、ファントム・メナスと呼ばれるデッキが存在する。
アルマジロの外套/Armadillo Cloakを幻影クリーチャーにつけることで対ビートダウンに優位に立つ。詳細はファントム・メナスを参照のこと。
パイオニア
パイオニアでは、スタンダードにおいても猛威を振るった集合した中隊/Collected Companyを軸にしたデッキが存在する。
ラノワールのエルフ/Llanowar Elvesやエルフの神秘家/Elvish Mysticといったマナ・クリーチャーからマナ加速し、集合した中隊/Collected Companyでクリーチャーを展開してビートダウンする。初期はビートダウン以外の勝ち筋として太陽冠のヘリオッド/Heliod, Sun-Crowned+歩行バリスタ/Walking Ballistaの無限ダメージコンボが搭載される場合もあった。
その後はスカイクレイブの亡霊/Skyclave Apparition、スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thrabenや選定された平和の番人/Anointed Peacekeeperなどを手に入れたことで、これらのクリーチャーを集合した中隊経由で叩きつけて対戦相手を妨害することも可能となり、動き方の幅が広がった。
またタイプ的シナジーを導入した亜種として、エンジェル・カンパニーが存在する。
サンプルリスト
ダスクモーン:戦慄の館以降
Selesnya Company(Pioneer) [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 小型クリーチャーが多く採用されるデッキであるため、永劫の無垢/Enduring Innocenceによって息切れせずにクリーチャーを展開可能である。
モダン
モダンでは、特定のデッキをメタったクリーチャーを中心に構成されるヘイトベアー(Hate Bears)が存在する。
詳細はヘイトベアーを参照。
またラヴニカへの回帰参入後には、呪禁とオーラのシナジーを中心とする緑白呪禁(GW Hexproof)も登場した。
詳細は緑白呪禁を参照。
レガシー
以前はこのタイプのデッキといえば、3色のZooやバントが主流であった。しかしワールドウェイクからミラディン包囲戦・新たなるファイレクシアを経て、緑白のクリーチャーにサポートを織り交ぜたビート・コントロールデッキ、Maverickが大きな活躍を見せるようになる。
石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mysticと聖遺の騎士/Knight of the Reliquaryを中心とするビートダウンを剣を鍬に/Swords to Plowsharesなどの除去やルーンの母/Mother of Runesによってサポートする。同時に緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenithも採用され、漁る軟泥/Scavenging Oozeなどのシルバーバレット要員をサーチする。
詳細はMaverickを参照。
ヴィンテージ
ヴィンテージにもこのデッキカラーのビートダウンデッキは存在する。
この色構成には優秀なメタクリーチャーが多く存在しており、それらを採用することで優位に立つ。TMWAなどに近いデッキである。
代表的な採用カードは以下の通り。
- サーチ・シルバーバレット対策:エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor
- コンボ対策:ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg・エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist
- アーティファクト・エンチャント対策:クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
- アーティファクトデッキ対策:戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War's Wage
- 墓地対策:ヨツンの兵卒/Jotun Grunt
これらのクリーチャーにタルモゴイフ/Tarmogoyfなどを織り交ぜて対戦相手を殴り殺す。
サンプルレシピ
- 備考
- ヴィンテージ選手権09 ベスト8 (参考)
- 使用者:John Donovan
- フォーマット
WG Aggro [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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パウパー
パウパーでは黎明期に一定数が存在した。
アルマジロの外套/Armadillo CloakからGW Cloakと呼ばれる。バントの信刃/Bant Surebladeやクァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemageなどのアラーラの断片ブロックで加わった優秀なクリーチャーたちを中心に構成される。ラノワールの騎士/Llanowar Knightとヴァレロンの異国者/Valeron Outlanderという2種類のプロテクション(黒)を擁するため、当時の有力デッキだった黒コントロールに対して相性が良い。
それ以外の緑白ビートダウンデッキとしては緑白呪禁や緑白スリヴァーなども存在する。
初期型
Selesnya Aggro(Pauper) [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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後期型
Selesnya Aggro(Pauper) [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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