名前
出典: MTG Wiki
名前/Nameとはオブジェクトが持つ特性の1つであり、そのオブジェクトを表す言葉のことである。 Nameの訳語は、基本セット2010より「カード名」に改められたが、引き続き本項にて解説する。 下記の解説を総合ルールと照らし合わせる際は、「名前」を「カード名」に読み替えること。
単純な「カードの名称」を意味するカード名については、そちらの項目を参照のこと。
[編集] 解説
カードの名前は、カードの左上に書かれている。
クリーチャー・トークンの名前は、トークンを生成する効果が決定する。 名前が明示されている場合は、その名前を用いる。 特に定められていない場合は、トークン生成効果が指定したクリーチャー・タイプと同じである。
- トークンの名前を指定しているものには、カルドラの兜/Helm of Kaldra、暗黒の深部/Dark Depthsなどがある(→トークン一覧)。また、何かのコピー・トークンを生成する場合もコピー元の名前を用いる。
- クリーチャー・タイプを元に名前を決定する場合、トークンを生成する呪文・能力に対する文章変更効果の影響を受け得る。例えば、急報/Raise the Alarmがスタックにある間に、人工進化/Artificial Evolutionで兵士をウィザードに書き換えた場合、生成されるトークンの名前は「兵士」ではなく「ウィザード」になる。
1つのオブジェクトが複数の名前を持つこともある(分割カード)。逆に、オブジェクトが名前を持たないこともある(変異など)。
オブジェクトのルール文章中にそのオブジェクト自身の名前が書いてあった場合、それは「そのオブジェクト自身」を指している。
オブジェクトの名前が変更された場合でも、変わらずそのオブジェクトを指す。
同名の他のオブジェクトを指す場合は「~という名前の/named ...」と表記される。
- 立ちはだかる影/Looming Shadeの『立ちはだかる影は…修整を受ける』という能力では、修整を受けるのは能力の発生源である立ちはだかる影自身のみである。他の「立ちはだかる影」という名前のクリーチャーが修整を受けることはない。
- 点火するものデアリガズ/Darigaaz, the Igniterなどの、いわゆる「二つ名」がついているカードにおいて、テキストに2回以上そのカード名が書かれるときは、「デアリガズ」と個人名の部分だけ書かれる場合がある。英語版では通例となっているが、日本語版では珍しい(→参考画像)。
あるオブジェクトAの能力が、そのオブジェクトA自身の名前が書かれた能力をいずれかのオブジェクトBに与える場合、その名前が指しているのはオブジェクトAである。 同名の他のオブジェクトやオブジェクトBを指しているわけではない。
- はじける子嚢/Saproling Burstの能力で生成されたトークンは、そのトークンを生成したはじける子嚢に置かれたカウンターのみを数える。他の「はじける子嚢」という名前のパーマネントは参照しない。
特性を用いて「この(何か)/this ...」といった類の表現でオブジェクトを指定している場合、その表現は名前の代替として使用されている。 後になってからその特性(何か)が合わなくなったとしても、変わらずそのオブジェクトを指す。
オブジェクトの名前以外の特性が変更されても、名前や、ルール文章中の名前を示す部分が変更されることはない。
- 島/Islandに対して幻覚/Mind Bendを使用し、島を山に書き換えたとしても、名前は「島/Island」のままである。
- クリーチャー・タイプを元に名前を決めたトークンが、戦場に出た後にクリーチャー・タイプを変更されたとしても、その名前は変更されない。
名前を参照する場合、英語版での名前を基準にチェックされる。
英語名が等しければ、他の言語で名前が異なっても名前は等しいと見なされ、逆に英語名が異なれば、他の言語で名前が等しくても名前は異なると見なされる。
- 新野の火計/Burning of Xinyeの日本語版ではカード名が「燎原の火」と印刷されているが、英語版のカード名は「Burning of Xinye」なので、日本語版のカードも燎原の火/Wildfireではなく新野の火計として扱われる。
- Splintering Windが出す裂片(Splinter)・トークンに撲滅/Eradicateが打たれると、墓地や手札、ライブラリーにある木っ端みじん/Splinterが追放される。
「カード名を1つ指定する/name a card」という効果では、マジックに存在するカードのカード名しか指定できない。
この効果は訳を変えると「カードを指名する」であり、マジックで「カード」といえば、「マジックに存在するカード」しか指さないためである。(→カード、CR:108.2を参照)
- 同名のカードが存在しない限り、トークンの名前を指定することはできない。
- 今プレイしているフォーマットに存在しないカードでも構わないし、アングルードやアンヒンジドなどにのみ存在するカードでも構わない。
- 分割カードを指定する場合、カードに書かれている2つのカード名を両方とも指定する。指定した2つのカード名のうち一方でも持っていれば、オブジェクトは「指定した名前を持つ」と判定される。
- プレーンシフト以前のルールでは、2つのカード名のどちらかしか指定できなかった(→翻弄する魔道士/Meddling Mage)。
- 反転カードを指定する場合、反転前・反転後どちら側のカード名を指定してもよい。
- 宣言するカード名の言語は問われないが、日本の大会でなら、英語か日本語で宣言することが望ましい。
- カード名の宣言は正確であることが望ましいが、宣言した名前でどのカードの事かちゃんと特定できるなら、省略や間違いも容認される(→前ルール・マネージャー裁定)。マジックはカード名の記憶ゲームではないためである。
[編集] 参考
[編集] 引用:総合ルール 6.3.0.0
- 2 カードの部分
- 201 カード名
- 201.1 カードのカード名は、その左上隅に記されている。
- 201.2 英語版でのカード名が同じ場合、それらのオブジェクトは同じカード名を持つ。
- 201.3 効果によってプレイヤーが「カード名を1つ指定する/name a card」場合、そのプレイヤーはオラクル(rule 108.1 参照)に存在する、今行なっているゲームの形式において適正な(rule 100.6 参照)カードのカード名を選ばなければならない。分割カードを選びたい場合、その両方の半分のカード名を指定しなければならない(rule 708 参照)。反転カードの反転状態でのカード名を選びたい場合、そうしてもよい(rule 709 参照)。プレイヤーは、カードのカード名でないトークンのカード名を指定することは出来ない。
- 201.4 文章中でカード名を用いてそのオブジェクトが参照されていた場合、それはその特定のオブジェクトだけを指す。たとえカード名が何らかの効果によって変更されていてもそうであるし、同名の他のオブジェクトは示さない。
- 201.4a 能力が他の能力をオブジェクトに与え、またその与えられた能力が元の能力の発生源をカード名で参照していた場合、そのカード名で示されるのはその能力を与えた能力を持つオブジェクト自身だけであり、同名の他のオブジェクトのことは示さない。
- 201.4b オブジェクトの能力がそのオブジェクトをカード名で参照していて、他の効果が他のオブジェクトにその能力を得させた場合、得られた能力に含まれる最初のオブジェクトのカード名は、すべて新しいオブジェクトのカード名であるとして扱われる。
- 201.4c 伝説の カードの中には、そのカードのカード名を省略して記述しているものがある。これらは2回目以降の参照の場合にのみ省略されており、最初の参照の際にはカード名の全体が記されている。このようにして用いられている省略形は、そのカードのカード名がすべて書かれているものとして扱う。
- 201.5 オブジェクトの能力が、特性を用いて「この[何か]/this [何か]」の類の表現を用いていずれかのオブジェクトを指していた場合、後でその特性が合わなくなったとしても、その特定のオブジェクトを指す。
- 201 カード名
