イコリア:巨獣の棲処
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2024年7月19日 (金) 08:36時点における最新版
イコリア:巨獣の棲処/Ikoria: Lair of Behemoths | |
シンボル | 怪物の目 |
略号 | IKO |
コードネーム | Cricket |
発売日 | MO、Arena:2020年4月16日 紙:2020年4月17日/5月15日 |
セット枚数 | 274枚+番外カード |
イコリア:巨獣の棲処/Ikoria: Lair of Behemothsは、スタンダード用のエキスパンション。2020年5月15日発売(ただし日本を含む一部地域は4月17日、理由は後述)。キャッチコピーは「怪物にも上には上がいる/There’s Always a Bigger Monster」。日本独自のキャッチコピーは「君だけの相棒と、戦え。」
目次 |
[編集] 概要
多種多様な怪物たちに人間が脅かされる次元/Plane、イコリア/Ikoriaを舞台とする。人間の聖域を怪物から守る軍隊の一員であったルーカ/Lukkaの人生は、有翼の猫と絆を結んでしまったことで大きく様変わりすることとなる。守るはずだった故郷から裏切者として追われ、異邦人ビビアン・リード/Vivien Reidの助けを借りながらルーカはイコリアの大地で生き残ることができるのか。
怪獣映画をモチーフとしたカード・セット。新規キーワード能力は変容、相棒。新たなルールを持つカウンターとしてキーワード・カウンターが登場。サイクリングが再登場し、落葉樹メカニズムとして混成マナ・シンボル、プロテクション、有色アーティファクト(トークンのみ)が登場する。
メインとなる新規メカニズムは、イコリアの怪物が劇的に姿を変え新たな形態や能力を得るさまを表現した変容。変容コストで唱えることで、人間でないクリーチャーに重ねて能力を引き継いだ新たなクリーチャーにすることができる。
同じように怪物の変質を表すキーワード・カウンターは、それが置かれたパーマネントに名前に対応するキーワード能力を与えるカウンター。それに併せて特定のキーワード能力を持つことを参照するカードが多く収録されている。ブースターパックからはキーワード・カウンターを表すのに使用できるパンチアウト・カードが出現する。
人間と怪物の対立も怪獣映画からのテーマの1つであり、人間と「人間でない」両方のタイプ的カードが存在する。同時に怪物と絆を結んだ人間も存在し、相互にシナジーを与え合う。
プレイヤーも怪物を相棒とすることができる。相棒を持つ10枚の伝説のクリーチャーサイクルは、デッキ構築に制限を課すことでゲームの外部から手札に加えることができる。
サイクリングはリミテッドのマナカーブを重く寄せることの助けとなる。リミテッドでの多色化を助けるため、多くのカードはサイクリング・コストは不特定マナ・コストだけになっている。
色の組み合わせとしては中心色1色とその対抗色2色の3色の組み合わせである楔/Wedgeが強調されている。ただしタルキール覇王譚ほど強いテーマではなく、3色のカードはレア以上の稀少度にのみ存在する。また、アーティファクトではない無色のカードも収録されている。背景設定要素とは無関係に無色のカードが収録されるのは初。
新規クリーチャー・タイプとしてカワウソが登場。サメが復活。セット全体のクリーチャー・タイプとしては人間と、イコリアの各地域の支配的生物相である猫・エレメンタル・ナイトメア・恐竜・ビーストが多いが、2つ以上の種族タイプを持つ混種が多いことが特徴。
- 統率者戦用の構築済みデッキ、統率者2020が同時発売される。イコリアを舞台とした新規カードが収録され、メカニズム的にもイコリア:巨獣の棲処と重なっている。統率者戦からマジックに入る初心者が多いことからこれらはプレインズウォーカーデッキに代わる入門者用セットとして位置づけられており[1]、プレリリース・イベントでも先行して体験、入手できるよう予定されていた。ただしプレインズウォーカーデッキやBrawl Deckと異なりイコリア:巨獣の棲処のセットの一部としては扱われず、Magic: The Gathering ArenaやMagic Onlineに収録されず、収録カードはスタンダード用セットに同名のカードが含まれていない限りスタンダードでは使用できない。
- ドラフト・ブースターの基本土地のスロットには、基本土地、隠れ家、進化する未開地/Evolving Wildsのいずれかが封入される(変則的な稀少度)。
- 背景ストーリーを書いた小説、Ikoria: Lair of Behemoths – Sundered Bondが電子書籍で販売される。日本語訳の発刊は無いが、エルドレインの王権と同じく日本公式サイトにてストーリーの概要記事が連載された。
- Magic: The Gathering Arenaでは今作からAIとではなくプレイヤーとドラフトするブースター・ドラフトが開始される[2]。
- Twitterの各国マジック公式アカウントでは、巨大な足跡が残された風景の写真でプレビューの開始が予告された[3][4][5][6]。
[編集] リミテッド
アンコモンの多色カードは対抗色の方が多いが、友好色2色も特定のキーワード能力をテーマとして持つ。隠れ家や水晶を使い上手くタッチしていくことが重要となる。
色 | テーマ |
---|---|
白青 | 飛行 |
白黒 | 人間 |
青黒 | 瞬速 |
青赤 | 非クリーチャー呪文 |
黒赤 | 威迫 |
黒緑 | 墓地利用 |
赤緑 | トランプル |
赤白 | サイクリング |
緑白 | 警戒 |
緑青 | ランプ、変容 |
[編集] ゴジラシリーズ・カード/Godzilla Series Monster card
怪獣をテーマとしたセットとして、世界的に有名な東宝の特撮怪獣映画「ゴジラ」シリーズとのコラボレーションが行われ、ゴジラシリーズの怪獣が描き下ろしイラストでプロモーション・カードとして登場する。ただしこれらは新規の独立したカードではなく、フレイバー的に最もふさわしいと考えられたイコリア:巨獣の棲処のカードの別イラスト版という扱いである。ただしBOX特典カードである怪獣王、ゴジラ/Godzilla, King of the Monstersだけは、マジックとしてのカード名は設定されているがゴジラシリーズ・カードとしてしか存在しない。カード名欄が二段組になっており、ルール上では怪獣の名前の下欄に書かれたカード名のカードとして扱われ、ルール文章中の自身のカード名も元のカードの名前で書かれている(カード画像)。BOX特典1枚、基本ゴジラシリーズ15枚、日本語版限定ゴジラシリーズ3枚の計19枚が存在し、それぞれ入手方法が微妙に違う。詳細は#番外カードを参照。
該当カード一覧はカード個別評価:イコリア:巨獣の棲処#ゴジラシリーズを参照。
- 日本語版限定ゴジラシリーズの3枚は、紙のパックの言語に依らず日本語版のみに封入されたが、Magic: The Gathering Arenaでは他言語にも対応している。
- 日本ではブースター・ボックス1箱を買うごとにゴジラシリーズのカードの絵柄のスリーブが特典として付くゴジラスリーブキャンペーンが行われた。
- Magic: The Gathering Arenaでは2020年5月21日までの期間限定で、ブースターパックの購入やリミテッドイベントへの参加でカード・スタイルが受け取れる[7]。
- イラストにゴジラが描かれた基本土地の受注生産の限定セットSecret Lair Drop Series: The Godzilla Landsも発売された。
- イコリア:巨獣の棲処のカードの他、後述のマジック公認店舗応援キャンペーンにてマジック・オリジンの搭載歩行機械/Hangarback Walkerのゴジラシリーズ版戦闘要塞、メカゴジラ/Mechagodzilla, Battle Fortressが追加された[8]。
[編集] 番外カード
プロモーション・カードや別イラスト、特殊な枠のカードはコレクター番号が275番以降の番外カードとなっている。
- BOX特典カード(#275)
- ウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗でブースターボックスを早期購入したプレイヤーに配布されるカード。怪獣王、ゴジラ/Godzilla, King of the Monsters。カードのレイアウトの仕様は後述のゴジラシリーズと同様。
- 非プレミアム版はコレクターブースターから入手できる。プレミアム版はBOX購入特典としてのみ入手できる。
- 拡張アート版プレインズウォーカー/Borderless Planeswalker(#276~278)
- カードの縁までイラストが描かれたプレインズウォーカー・カード。イラストも通常版と異なりコミック・ブック風に描かれたものとなっている。
- コレクターブースターに封入されるが、ドラフト・ブースターからも非プレミアム版、プレミアム版共に一定の確率で入手できる。
- ショーケース・フレーム/Showcase Frame(#279~313)
- セット毎に固有のデザインとなる特別なカード枠。イコリア:巨獣の棲処ではすべての変容を持つカードと、レアのトライオームサイクルに存在する。
- カード名欄、タイプ行、文章欄は半透明で文章欄は通常のカードより縮小されており、コモンとアンコモンはカードの色枠まで、レアと神話レアは外周までイラストが描かれたフルアート仕様となっている。変容を持つカードは枠無しプレインズウォーカーと同様にコミック・ブック風のイラストで怪物たちが描かれており、カード名やタイプ行までイラストがはみ出したものが多い。
- コレクターブースターに封入されるが、ドラフト・ブースターからも非プレミアム版、プレミアム版共に一定の確率で入手できる。
- 拡張アート枠/Extended-Art Frame(#314~363)
- イラストが両端の枠まで拡大されたカード。プレインズウォーカーでもショーケースでもないすべてのレア・神話レアに存在する。
- 非プレミアム版、プレミアム版ともにコレクター・ブースターでしか入手できない。
- バンドルプロモ(#364)
- 通常とはイラスト違いのプレミアム版著大化/Colossification。
- バンドルからのみ入手でき、非プレミアム版は存在しない。
- WPNプロモ(#365~#369)
- イラストは通常版と同じだが枠がダークフレームのカード。
- イコリア:巨獣の棲処シーズンのWPNプロモパックからのみ入手できる。プレミアム版はプレミアムプロモパックからのみ入手できる。
- ゴジラシリーズ・カード/Godzilla Series Monster card(#370~387)
- ゴジラシリーズとのコラボレーション・カード。ショーケース・フレームと同様の仕様だが、元のカードがアンコモン以下でも枠無しのフルアートとなっている。カード名の欄が2段組になっており、ルール上では怪獣の名前の下欄に書かれたカード名のカードとして扱われる。ショーケースと日本語版のみ存在する日本語限定ゴジラシリーズ・カードが3枚存在する。
- コレクターブースターには専用のスロットが設けられ、非プレミアム版、プレミアム版が入手できる。日本語限定ゴジラシリーズもこのスロットから出現するが、どの言語のコレクターブースターでも日本語版が出現する。
- ただし、英語版およびフランス語版のコレクターブースターには工程上の誤りにより日本語限定ゴジラシリーズ3種が封入されない。購入者に対しては補償が行われる[9]。
- 日本語版ドラフト・ブースターのみ、12パックに1枚の割合で、BOX特典を除き日本語限定を加えた18枚の中からいずれか1枚のゴジラシリーズ・カードが封入されている。60パックに1枚の確率でプレミアム版が封入される。
- ブースター・ボックス1箱についてくるボックストッパーには、ゴジラシリーズ・カードのプレミアム版1枚が封入されている。日本語以外の言語ではBOX特典を除いた15枚のいずれかであり、日本語版では日本語限定を加えた18枚の内いずれかが封入されている。
- 後述の#新型コロナウイルスによる影響により、初版以外のロットでは虚空を招くもの/Void Beckonerのゴジラシリーズ・カードである虚空の侵略者、スペースゴジラ/Spacegodzilla, Void Invaderは封入されない。
- コレクターブースターには専用のスロットが設けられ、非プレミアム版、プレミアム版が入手できる。日本語限定ゴジラシリーズもこのスロットから出現するが、どの言語のコレクターブースターでも日本語版が出現する。
[編集] 事前情報
プレビューに先駆けて、かつてDuelist誌で企画されていた、新セットに収録されるカードの事前情報コラムがMark RosewaterのTumblr「Blogatog」で復活し[10]、発売後に公式コラムで答え合わせが行われた[11]。
- マジック:ザ・ギャザリングで7枚目の卵 → 不思議な卵/Mysterious Egg
- 「このゲームで4回以上」と書かれたカード → さまよう怪物、イダーロ/Yidaro, Wandering Monster
- 「パワーの合計が10以下」と書かれたカード → 死の頂点、ネスロイ/Nethroi, Apex of Death
- マジックで最大のP/T修整を与えるオーラ → 著大化/Colossification
- 「Xはこのクリーチャーが変容した総回数に等しい」と書かれたカード → 猟匠ライガー/Huntmaster Ligerほか
- マジックで3枚目と4枚目の「(0は偶数である。)」という注釈文が書かれたカード → ラバブリンクの冒険者/Lavabrink Venturer、絶滅の契機/Extinction Event
- 3枚の「異なる名前」と書かれたカード → 奇妙な根本原理/Eerie Ultimatum、出現の根本原理/Emergent Ultimatum、呪文追い、ルーツリー/Lutri, the Spellchaser
- (忠誠カウンターを含めて)13種類のカウンター (目印) → キーワード・カウンターほか
- 「カウンター1種類を無作為に選ぶ」と書かれたカード → 結晶の巨人/Crystalline Giant
- 「予兆カウンターを8個取り除く」と書かれたカード → 不吉な海/Ominous Seas
- 10年以上プレイヤーから作ることを望まれてきたサイクル → 楔3色の根本原理サイクル
- 以下のクリーチャー・タイプのクリーチャー
[編集] 禁止カードとルール変更
- 最速発売日である2020年4月16日と同日に呪文追い、ルーツリー/Lutri, the Spellchaserがブロールで禁止カードに制定された。シングルトン方式では相棒の条件がデメリットにならないため採用可能なデッキとそれ以外に大きな不均衡が発生すると判断されたため。これはデザイン段階で決まっていたことであり、ブロールで使用不可能だとしても他のフォーマットでの構築の課題や自己表現の機会が印刷に値するものであると判断されたもの[12]。なお統率者戦においてもカードのプレビューとほぼ同時に統率者戦公式サイトから禁止処置が発表されている。
- テーブルトップとMagic Onlineでは2020年5月18日付、MtG:Arenaでは5月21日付で、ブロールではドラニスの判事/Drannith Magistrateと軍団のまとめ役、ウィノータ/Winota, Joiner of Forces、レガシーでは夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Denと黎明起こし、ザーダ/Zirda, the Dawnwaker、ヴィンテージでは夢の巣のルールスが禁止カードに制定された。特にヴィンテージは、初めてゲームバランス上の理由で禁止カードが制定されたことが話題を呼んだ[13]。
- テーブルトップでは2020年6月1日付、Magic OnlineとMtG:Arenaでは6月4日付で、相棒の総合ルールが変更された[14]。異例となるカードパワー調整のためのルール変更が行われたことで話題を呼んだ。詳細は相棒の項を参照。
[編集] イベント
後述の#新型コロナウイルスによる影響により、ドラフト・ウィークエンドとマジック初心者体験会含み多くのテーブルトップイベントは中止となった(日本国内では2020年4月7日に政府から発令された緊急事態宣言を受け、国内開催の各種リリースイベントが中止された)。代わりに、Magic: The Gathering Arenaを中心とし、ネット環境を利用しての代替イベントが多く開催される。
当初の予定通り4月17日~19日で行われる予定だったが、日本でのイベントは中止となった。代わりに、イベントに参加しなくてもプレリリース・パックや統率者戦用デッキを購入でき、自宅で家族同士やネット環境を利用してのプレイを推奨する「自宅でプレリリース」キャンペーンが行われた[15]。
プレリリース・パックの内容は
- 「イコリア:巨獣の棲処」ドラフト・ブースター×6
- プレリリース・カード(レアか神話レアからランダムに1枚)
- スピンダウン・ライフカウンター 1個
- キーワード・カウンター用パンチアウト・カード 1枚
- ストーリーとデッキ構築のアドバイスが記載された説明書 1枚
- 「相棒」置き場カード。裏面にはMagic: The Gathering Arenaでイコリア:巨獣の棲処を6パック獲得できる特典コードが印字されている。
本来のイベントでは、通常のプレリリース・パックを使用したシールド戦のほか、統率者2020を使ったイベントも開催される予定だった。
他地域では2020年4月17~19日(韓国、中国、台湾、香港)/2020年5月15日~17日(北米、ヨーロッパ、南米、オーストラリア、ニュージーランド)に開催される(開催予定だった)。
2020年4月25日、26日に行われる予定だった。
2020年5月2日、3日に開催される予定だった。
2020年5月14日~17日に開催される予定だった。
[編集] 製品ラインナップ
- ドラフト・ブースター
- 15枚+トークン・カード入りの基本製品。日本語版に限り、一定の確率でゴジラシリーズ・カードが封入されている。
- 36パック入りのブースター・ボックスにはボックストッパーがついており、プレミアム版ゴジラシリーズ・カード(BOX特典の怪獣王、ゴジラを除く。また日本語版の場合は日本語版限定ゴジラシリーズ・カードを含む)がいずれか1枚封入されている。さらにウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗でブースターボックスを早期購入すると、BOX特典カードとしてプレミアム版怪獣王、ゴジラ/Godzilla, King of the Monstersが配布される。
- テーマブースター(日本語版なし)
- 特定のテーマに沿ったカードのみが封入されたブースターパック。各色5つと、色を問わず「怪物」関連のカードが収録されたMonsterの6種類の製品が存在する。
- レアか神話レア1枚
- コモンかアンコモン34枚
- コレクターブースター
- 主に拡張アート枠やプレミアム・カードが封入されたコレクター向けのブースターパック。内容は下記の15+1枚。
- バンドル
- 以下の内容が封入された大型商品
- ドラフト・ブースター×10
- プレミアム版基本土地20枚
- 基本土地20枚
- 通常とはイラスト違いのプレミアム版著大化/Colossification
- 大型スピンダウンライフカウンター
- 早見表カード2枚
[編集] パッケージ・イラスト
- ドラフト・ブースター
- コレクターブースター
- 水晶壊し/Gemrazer(ショーケース版イラスト)
- テーマブースター
- 白:一心同体/Fight as One
- 青:霜のオオヤマネコ/Frost Lynx
- 黒:狡賢い夜眷者/Cunning Nightbonder
- 赤:ヤマオウム/Porcuparrot
- 緑:謙虚な自然主義者/Humble Naturalist
- Monster:タイタノス・レックス/Titanoth Rex
[編集] 注目のストーリー
通例通り5枚のカードが注目のストーリーとなっているが、公式記事[16]では9枚のカードを加えた全14枚のカードを使ってセットのストーリーが語られている。背景小説であるIkoria: Lair of Behemoths – Sundered Bondと大筋は同じだが、各場面の意味合いはやや異なっている。
- 怪物の代言者、ビビアン/Vivien, Monsters' Advocate
- 銅纏いののけ者、ルーカ/Lukka, Coppercoat Outcast
- ドラニスのクードロ将軍/General Kudro of Drannith
- 翼膜の虎/Patagia Tiger
- 一時的な連帯/Tentative Connection
- 聖域封鎖/Sanctuary Lockdown
- 敵軍妨害/Thwart the Enemy
- 血の希求/Go for Blood
- オゾリス/The Ozolith
- 怪物の兵器化/Weaponize the Monsters
- 無情な行動/Heartless Act
- 破滅の根本原理/Ruinous Ultimatum
- 暴走の先導/Lead the Stampede
- 予測不能な竜巻/Unpredictable Cyclone
[編集] 主な開発スタッフ
- Mark Rosewater(展望デザイン・チームリーダー)
- Dave Humpherys(セット・デザイン・チームリーダー)
その他のスタッフについてはクレジット[17]を参照。
[編集] 公式特集ページ
[編集] 製品情報
- イコリア:巨獣の棲処 製品情報(マジック日本公式サイト)
- 『イコリア:巨獣の棲処』(マジック米国公式日本語版)
- 『イコリア:巨獣の棲処』カードイメージギャラリー(マジック米国公式日本語版)
- 『イコリア:巨獣の棲処』特別版カードイメージギャラリー(マジック米国公式日本語版)
- Changes to the Release of Ikoria: Lair of Behemoths/『イコリア:巨獣の棲処』発売日変更のお知らせ(News 2020年3月26日 Wizards of the Coast著)
- 『イコリア:巨獣の棲処』のメカニズム(Daily MTG 2020年4月2日)
- 『イコリア』コレクター(Daily MTG 2020年4月2日)
- スペースゴジラのカード名に関する声明(Daily MTG 2020年4月2日)
- マジックの世界に怪獣王上陸!? 『イコリア:巨獣の棲処』ゴジラシリーズカードのお知らせ(マジック日本公式サイト 2020年4月3日)
- 『イコリア:巨獣の棲処』と『統率者(2020年版)』のトークン(Daily MTG 2020年4月9日)
- Ikoria: Lair of Behemoths and Commander (2020 Edition) Release Notes/『イコリア:巨獣の棲処』リリースノート(Daily MTG 2020年4月10日)
- 『イコリア:巨獣の住処』更新速報(総合ルール更新、オラクル更新)(Daily MTG 2020年4月13日)
- Japanese Exclusives Not Included in EN and FR Collector Boosters/英語版およびフランス語版のコレクター・ブースターパックにおける「日本語版限定ゴジラシリーズカード」未封入のお知らせ(News 2020年4月16日 Wizards of the Coast著)
[編集] 開発コラム
Making Magic -マジック開発秘話- - Mark Rosewaterによるコラム。
- 『イコリア』に出会う以上に(Making Magic 2020年4月6日)
- あるイコリアのきらめき(Making Magic 2020年4月13日)
- 『イコリア』の目 その1(Making Magic 2020年4月20日)
- 『イコリア』の目 その2(Making Magic 2020年4月27日)
- 『イコリア』展望デザイン提出文書(Making Magic 2020年5月4日)
- こぼれ話:『イコリア』(Making Magic 2020年5月11日)
- さらなるこぼれ話:『イコリア』(Making Magic 2020年5月18日)
- 世紀の大実験(Making Magic 2020年5月25日)
- デザイン演説2020(Making Magic 2020年8月18日)
- ストーム値:『エルドレインの王権』~『ストリクスヘイヴン:魔法学院』 その1(Making Magic 2022年12月19日)
- 混成の歴史 その2(Making Magic 2024年2月26日)
Play Design - プレイ・デザイン・チームによるコラム。
- Mファイル『イコリア:巨獣の棲処』編・怪物(Daily MTG 2020年4月23日)
- Mファイル『イコリア:巨獣の棲処』編・人間とその他(Daily MTG 2020年4月30日)
その他。
[編集] 背景設定
- Ikoria: Lair of Behemoths-Sundered Bond ebook available for Preorder(Daily MTG 2020年3月26日)
- プレインズウォーカーのためのイコリア案内(Daily MTG 2020年4月2日)
- The Ikoria: Lair of Behemoths Story on Cards/『イコリア:巨獣の棲処』ストーリーカード(Daily MTG 2020年4月3日)
- イコリアの世界構築(Daily MTG 2020年4月7日)
- Monsters of Ikoria Art Descriptions/『イコリア:巨獣の棲処』アート概要解説 怪物編(Daily MTG 2020年5月14日)
- Humans of Ikoria Art Descriptions/『イコリア:巨獣の棲処』アート概要解説 人間編(Daily MTG 2020年5月15日)
- 『イコリア:巨獣の棲処』物語ダイジェスト
- 『イコリア:巨獣の棲処』物語ダイジェスト:第1回 銅纏いののけ者、ルーカ(マジック日本公式サイト 2020年5月11日)
- 『イコリア:巨獣の棲処』物語ダイジェスト:第2回 怪物の代言者、ビビアン(マジック日本公式サイト 2020年5月15日)
- 『イコリア:巨獣の棲処』物語ダイジェスト:第3回 オゾリス(マジック日本公式サイト 2020年5月21日)
- 『イコリア:巨獣の棲処』物語ダイジェスト:第4回(終) 心を一つに(マジック日本公式サイト 2020年5月28日)
[編集] 広報
- Where to Find Ikoria and C20 Previews(Daily MTG 2020年3月31日) - プレビュースケジュール
- 『イコリア:巨獣の棲処』カードプレビュー:空の支配者(マジック日本公式サイト 2020年4月3日)
- 店舗の勇者となれ(Daily MTG 2020年4月6日)
- こちらマジック広報室!!家の中からプレリリースに参加しよう! 『イコリア:巨獣の棲処』「自宅でプレリリース」のススメ(マジック日本公式サイト 2020年4月8日)
- 『イコリア:巨獣の棲処』プレリリース入門(Daily MTG 2020年4月14日)
[編集] 動画
マジック:ザ・ギャザリングYoutube公式チャンネル
[編集] 新型コロナウイルスによる影響
2019新型コロナウイルスの世界的流行により、このセットもイベントの中止から封入カードの変更まで様々な影響を受けた。
- 紙での各種製品と統率者2020のリリースは、当初はプレリリースを2020年4月17日、発売日を4月24日と予定されていたが、5月15日にプレリリースと発売が同時になるよう延期された。ただし日本、韓国、中国、台湾、香港5つの国と地域のみ、当初のプレリリース初日である4月17日が正式発売日となった。
- 構築含み各フォーマットでの使用可能日も地域によって異なる(発売日当日より発売地域のイベントでリーガル)。
- なお、コンピューターゲーム(Magic Online、Magic: The Gathering Arena)における発売・使用可能日は変更されない(4月16日)。
- 日本におけるプレリリースは当初の予定通り4月17日~19日で行われる予定だったが、イベントを自粛する店舗のためにプレリリースイベントに参加しなくてもプレリリース・パックや統率者戦用デッキを購入できるよう予め予告されていた[18]。2020年4月7日に日本政府から発令された緊急事態宣言を受け、5月8日までのプレリリースを含むWPN公認イベントは正式に中止となった[19]。それに伴い「店舗の勇者となれ」や「自宅でプレリリース」など、プレイヤーコミュニティや店舗を応援するキャンペーンが行われた[20][15]。
- イコリア:巨獣の棲処・シーズンの間、WPNプロモパックは店舗の裁量で販促としてプレイヤーへ配布することもできる。BOX特典カードも店頭受取以外の形式でブースターパックを箱買いするプレイヤーへ配布できるようになる。
- 虚空を招くもの/Void Beckonerのゴジラシリーズ版カード名「死のコロナビーム、スペースゴジラ/Spacegodzilla, Death Corona」は「コロナ」という言葉が別の意味を帯びるようになったとして、「虚空の侵略者、スペースゴジラ/Spacegodzilla, Void Invader」に変更された[21]。
- この修正はArenaにのみ適用される。紙の初版のカード名は修正前のものであり、再版ではゴジラシリーズ版虚空を招くものは削除される。Magic OnlineではTreasure Chestからゴジラシリーズが入手できるが、ゴジラシリーズ版虚空を招くものは出現しない。
- 世界各地で外出制限が解除され始めたことを受け、マジック公認店舗応援キャンペーン/Love Your Local Store Canpaignが行われた[8]。6月5日以降、ウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗で商品を購入するかイベントに参加すれば聖遺の塔/Reliquary Towerのプロモーションカードが配布される。またブースター・ボックスを購入すると戦闘要塞メカゴジラ/Mechagodzilla, Battle Fortressが配布される。また店舗で開催されるマジック公認店舗応援イベントに参加すると、参加賞としてアート・プリントが配布される。
[編集] 脚注
- ↑ 2020年の統率者戦にやってくる大きなもの(Daily MTG 2019年10月30日)
- ↑ MTG Arena: State of the Game – April 2020MTGアリーナ:ゲーム更新情報(2020年4月)(Magic Digital 2020年4月30日 Wizards of the Coast著)
- ↑ Magic: The Gathering Latinoamérica(マジック南アメリカ公式Twitter 2020年3月30日)
- ↑ Magic Europe(マジックヨーロッパ公式Twitter 2020年3月31日)
- ↑ Magic: The Gathering(マジック米国公式Twitter 2020年4月1日)
- ↑ マジック:ザ・ギャザリング(マジック日本公式Twitter 2020年4月2日)
- ↑ MTGアリーナ:ゴジラシリーズカード・スタイルの入手方法(Daily MTG 2020年4月3日)
- ↑ 8.0 8.1 「マジック公認店舗応援キャンペーン」開催のお知らせ(Daily MTG 2020年5月18日)
- ↑ Japanese Exclusives Not Included in EN and FR Collector Boosters/英語版およびフランス語版のコレクター・ブースターパックにおける「日本語版限定ゴジラシリーズカード」未封入のお知らせ(News 2020年4月16日 Wizards of the Coast著)
- ↑ Maro’s Ikoria Teaser(Mark RosewaterのBlog 2020年3月18日)
- ↑ こぼれ話:『イコリア』(Making Magic 2020年5月12日)
- ↑ 2020年4月13日 禁止制限告知(Daily MTG 2020年4月13日)
- ↑ 2020年5月18日 禁止制限告知(Daily MTG 2020年5月18日)
- ↑ June 1, 2020 Banned and Restricted Announcement/2020年6月1日 禁止制限告知(News 2020年)6月1日 Ian Duke著)
- ↑ 15.0 15.1 こちらマジック広報室!!家の中からプレリリースに参加しよう! 『イコリア:巨獣の棲処』「自宅でプレリリース」のススメ(マジック日本公式サイト 2020年4月8日)
- ↑ The Ikoria: Lair of Behemoths Story on Cards/『イコリア:巨獣の棲処』ストーリーカード(Daily MTG 2020年4月3日)
- ↑ Ikoria: Lair of Behemoths Credits(マジック英語公式サイト)
- ↑ イベントについてのガイドラインおよびポリシー変更のお知らせ(Daily MTG 2020年3月11日)
- ↑ 公認店舗におけるイベント開催中止のお知らせ(マジック日本公式サイト 2020年4月8日)
- ↑ 店舗の勇者となれ(Daily MTG 2020年4月6日)
- ↑ Statement on Spacegodzilla/スペースゴジラのカード名に関する声明(Daily MTG 2020年4月2日)
[編集] 参考
- カードリスト(Wisdom Guild)
- カード個別評価:イコリア:巨獣の棲処
- カードセット一覧
- ラヴニカのギルド - ラヴニカの献身 - 灯争大戦 - 基本セット2020
- エルドレインの王権 - テーロス還魂記 - イコリア:巨獣の棲処 - 基本セット2021
- ゼンディカーの夜明け - カルドハイム - ストリクスヘイヴン:魔法学院 - フォーゴトン・レルム探訪