ステロイド

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'''ステロイド'''(''Steroid'')は、[[赤緑]]2[[色]]の[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]の呼称。略して「'''ステロ'''」とも言う。その名の由来は「ステレオ・タイプ(定型)」から来ているとか、デッキに投入されていた[[アーナム・ジン/Erhnam Djinn]]の筋肉がステロイド剤を打ったみたいに見えるからなど、いろいろな説が囁かれるがはっきりとはわかっていない。
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'''ステロイド'''(''Steroid'')は、[[赤緑]]2[[色]]の[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]の呼称。略して「'''ステロ'''」とも呼ばれる。
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*その名の由来は「ステレオ・タイプ(定型)」から来ているとか、[[デッキ]]に投入されていた[[アーナム・ジン/Erhnam Djinn]]の{{Gatherer|id=945|筋肉}}がステロイド剤を打ったみたいに見えるからなど、いろいろな説が囁かれるがはっきりとはわかっていない。
  
 
==概要==
 
==概要==
[[緑]]の[[マナ・クリーチャー]]から良質の[[クリーチャー]]を素早く[[召喚]]し、速攻で殴り勝つ。[[赤]]が入ることによって[[火力]]を投入することができるようになり、[[対戦相手]]のクリーチャーを[[除去]]して[[対戦相手]]に直接[[ダメージ]]を叩き込んだり、プレイヤーに火力を打ち込んで最後の一押しができるようになったため、[[緑単色デッキ]]に比べて柔軟性が増している。
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[[緑]]の[[マナ・クリーチャー]]から良質の[[クリーチャー]]を素早く[[戦場に出す|戦場に出し]]、高速で殴り勝つ。[[赤]]が入ることによって[[火力]]を投入することができるようになり、[[対戦相手]]のクリーチャーを[[除去]]して[[対戦相手]]に直接[[ダメージ]]を叩き込んだり、対戦相手に火力を打ち込んで最後の一押しができるようになったため、[[緑単色デッキ]]に比べて柔軟性が増している。また、他の[[友好色]]2色デッキは共通する[[対抗色]]に弱いものも多いが、赤緑は共通する対抗色である[[青]]が対処できる以上の[[ダメージソース]]を容易に組み込める強みがある。
また、他の友好色2色デッキは共通する対抗色に弱いものも多いが、赤緑は共通する対抗色である青が対処できる以上のダメージソースを容易に組み込める強みがある。
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「クリーチャーで殴り、その他の呪文でそれをサポートする」と言う単純かつ最も基本的な戦術のデッキを、最もパワークリーチャーを召喚しやすい緑と、最もダメージ系呪文が多い赤で構成していることから、安定した強さを持っている。反面、突出した強さもないため、相性的に絶対有利と言えるデッキは少ない。
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「クリーチャーで殴り、その他の[[呪文]]でそれをサポートする」という単純かつ最も基本的な戦術のデッキを、最もパワークリーチャーを多く擁し、また戦場に出しやすい緑と、最もダメージ系呪文が多い赤で構成していることから、安定した強さを持っている。反面、突出した強さもないため、相性的に絶対有利と言えるデッキは少ない。
  
骨子となるデッキ構成が単純なため、中心とするカードや動きによって様々なヴァリエーションが存在する。
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骨子となるデッキ構成が単純なため、中心とするカードや動きによって様々なバリエーションが存在する。緑のマナ・クリーチャーから中型、大型クリーチャーに繋げる動きをメインに、赤を[[タッチ]]した[[ミッドレンジ]]の形を取ることが多い。しかし、後述の[[マッドステロ]]などの、[[赤マナ]]の方が多くなる例外も存在する。また速度についても、マナ・クリーチャーを使わず[[ウィニー]]的な構成をとる場合もある。
緑のマナ・クリーチャーから中型、大型クリーチャーに繋げる動きをメインに、赤を[[タッチ]]した[[ミッドレンジ]]の形を取ることが多い。しかし、後述の[[マッドステロ]]などの、[[赤マナ]]の方が多くなる例外も存在する。また速度についても、マナ・クリーチャーを使わず[[ウィニー]]的な構成をとる場合もある。
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*バリエーションなども多岐にわたる。個別の名称が付けられているものも多いが、分類できる特徴があっても単に「ステロイド」と呼ばれることもしばしば。
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**ステロイドのバリエーションデッキは略称から「~ステロ」(あるいはそのまま「~ステロイド」)と命名されることが多い。[[マッドネス]]呪文を使う「[[マッドステロ]]」、その派生系の「[[パッチステロ]]」や「[[アンガーステロ]]」、[[タッチ]][[黒]]の「[[ダークステロイド]]」などが一例。
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**同じ赤緑ビートダウンでも、[[ヤヴィマヤの火/Fires of Yavimaya]]を[[キーカード]]に据えたデッキは特に[[ファイアーズ]]と呼ばれる。
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**[[アングリーハーミット]]や[[フレッシュメーカー]]などは、[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]色が強いためステロイドの部類には入らない。[[赤緑コントロール]]のページも参照。
  
*同じ赤緑ビートダウンでも、[[ヤヴィマヤの火/Fires of Yavimaya]]をメインに据えたデッキは特に[[ファイアーズ]](Fires)と呼ばれる。
 
*[[アングリーハーミット]]や[[フレッシュメーカー]]などは、[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]色が強いためステロイドの部類には入らない。[[赤緑コントロール]]のページも参照。
 
*[[パッチワーク・ノーム/Patchwork Gnomes]]で[[マッドネス]][[呪文]]を使う「[[パッチステロ]]」、[[タッチ]][[黒]]の「[[ダークステロイド]]」など、さまざまなバリエーションがある。
 
 
*動きの単純さと安定した強さにより、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の黎明期から浮き沈みはあれど長らく高い人気を誇ってきた。
 
*動きの単純さと安定した強さにより、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の黎明期から浮き沈みはあれど長らく高い人気を誇ってきた。
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**低[[稀少度]]カードで適当に構成してもそこそこ強い、という意味でも初心者に優しいデッキと言える。
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**赤と緑が友好色という点や、緑のマナ能力で[[マナスクリュー]]や[[色事故]]といった[[土地事故]]が比較的起こりにくいという点でも、初心者に優しいと言えるだろう。
 
**ルール初心者にも動きや強さが理解しやすいため、様々な漫画の主人公や漫画を読んで始めた初心者によく使われるデッキでもある。
 
**ルール初心者にも動きや強さが理解しやすいため、様々な漫画の主人公や漫画を読んで始めた初心者によく使われるデッキでもある。
**低レアリティカードで適当に構成してもそこそこ強い、と言う意味でも初心者に優しいデッキと言える。
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***とはいえ、入門者用のコラム等では「あと一歩のところで勝利を逃す」という不憫枠が多い。具体的には、[[トレーディングカードゲーム・ガイドシリーズ|入門ガイド]]([[第4版]]・[[第5版]])のガンちゃん、[[ドミニアへの招待]]の[[レミィ・キルミスター|レミィ]]及び[[田中としひさ]]、入門ガイド[[第6版]]のアリク、[[デュエルファイター刃]]の刃。
**赤と緑が友好色と言う点や、緑のマナ能力で土地事故や色事故が比較的起こりにくいと言う点でも、初心者に優しいと言えるだろう。
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==スタンダード==
 
==スタンダード==
 
下記の時期の[[スタンダード]]においても、活躍を見せる。
 
下記の時期の[[スタンダード]]においても、活躍を見せる。
  
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*[[ステロイド/スタンダード/団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期|団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期]]
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*[[ステロイド/スタンダード/イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期|イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期]]
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*[[ステロイド/スタンダード/ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期|ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期]]
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*[[ステロイド/スタンダード/エルドレインの王権〜フォーゴトン・レルム探訪期|エルドレインの王権〜フォーゴトン・レルム探訪期]]
 
*[[ステロイド/スタンダード/ラヴニカのギルド~基本セット2021期|ラヴニカのギルド~基本セット2021期]]
 
*[[ステロイド/スタンダード/ラヴニカのギルド~基本セット2021期|ラヴニカのギルド~基本セット2021期]]
 
*[[ステロイド/スタンダード/イクサラン・ブロック~基本セット2020期|イクサラン・ブロック~基本セット2020期]]
 
*[[ステロイド/スタンダード/イクサラン・ブロック~基本セット2020期|イクサラン・ブロック~基本セット2020期]]
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==パイオニア==
 
==パイオニア==
[[パイオニア]][[環境]]でも成立する。
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[[パイオニア]]環境でも成立する。
  
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[[ステロイド/スタンダード/ラヴニカのギルド~基本セット2021期|ラヴニカのギルド~基本セット2021期]]のグルール・アグロをベースに、[[ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster]][[密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter]]が追加されている。
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[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]][[エルフの神秘家/Elvish Mystic]]から[[マナ加速]]し、3[[マナ]]以上の[[アタッカー]]に繋げる。[[マナ・クリーチャー]]はどちらも1/1なので、[[恋煩いの野獣/Lovestruck Beast]]との[[シナジー]]もある。
  
=== サンプルリスト ===  
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[[イコリア:巨獣の棲処]]からは[[獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercer]]を獲得。[[土地]]以外の[[カード]]の[[マナ総量]]を奇数で統一し、オボシュを[[相棒]]に据えたタイプが登場したが、相棒のルール変更によりほぼ消滅した。
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[[団結のドミナリア]]からは、[[トップメタ]]の[[黒赤ビートダウン#パイオニア|ラクドス・ミッドレンジ]]に対抗するため[[機体]]を主軸にする型が登場した。こちらの詳細は'''[[グルール機体]]'''を参照。
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====初期型====
 
*備考
 
*備考
** Pioneer PTQ #12028087 on 11/26/2019 ベスト4([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pioneer-ptq-2019-11-27 参考])
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**Pioneer PTQ #12028087 on 11/26/2019 ベスト4([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pioneer-ptq-2019-11-27 参考])
**使用者: christiano7
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**使用者:christiano7
 
*[[フォーマット]]
 
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**[[パイオニア]](~[[エルドレインの王権]])
 
**[[パイオニア]](~[[エルドレインの王権]])
  
{{#magicfactory: df319544}}
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{{#MagicFactory:df319544}}
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*初期([[むかしむかし/Once Upon a Time]]と[[密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter]]の[[禁止カード|禁止]]前)のリスト。
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*[[当事者カード]]や[[探索する獣/Questing Beast]]、[[エンバレスの宝剣/Embercleave]]の採用は[[ステロイド/スタンダード/ラヴニカのギルド~基本セット2021期|ラヴニカのギルド~基本セット2021期]]のグルール・アグロに似ている。
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====イコリア:巨獣の棲処後====
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*備考
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**Pioneer Super Qualifier #12138020 on 04/17/2020 準優勝([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pioneer-super-qualifier-2020-04-18 参考])
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**使用者:yamakiller
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*[[フォーマット]]
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**[[パイオニア]](~[[イコリア:巨獣の棲処]])
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{{#MagicFactory:df319813}}
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*[[イコリア:巨獣の棲処]]参入後の、[[獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercer]]を[[相棒]]に据えたタイプ。[[サイドボード]]も含め、[[土地]]以外はすべて[[マナ総量]]が奇数の[[カード]]で構成されている。
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*オボシュと[[火口の爪/Crater's Claws]]で[[ライフ]]を一気に[[削る|削り]]取ることもできる。ただし[[ルール]]がややこしいので注意。
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**火口の爪の[[スタック]]におけるマナ総量が奇数でなければ、つまり[[X]]が偶数でなければ、ダメージは2倍にならない。
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**[[獰猛]]を達成しているなら、ダメージの点数は(X+2)×2となる。[[自己置換効果]]はそれ以外の[[置換効果]]より先に適用されるからである。
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==モダン==
 
==モダン==
 
[[ギルド門侵犯]]で[[赤緑]]の優秀な[[クリーチャー]]が複数登場したことで、[[モダン]]でも[[トーナメント]]シーンに姿を現すようになった。
 
[[ギルド門侵犯]]で[[赤緑]]の優秀な[[クリーチャー]]が複数登場したことで、[[モダン]]でも[[トーナメント]]シーンに姿を現すようになった。
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**[[モダン]](~[[ドラゴンの迷路]])
 
**[[モダン]](~[[ドラゴンの迷路]])
  
{{#magicfactory:df311502}}
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*タルモゴイフとの相性がよい[[炎の印章/Seal of Fire]]と[[タール火/Tarfire]]が採用されている。
 
*タルモゴイフとの相性がよい[[炎の印章/Seal of Fire]]と[[タール火/Tarfire]]が採用されている。
  
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[[暴力的な突発/Violent Outburst]]と2マナ以下の[[速攻]]クリーチャーを主体とした構成となっている。
 
[[暴力的な突発/Violent Outburst]]と2マナ以下の[[速攻]]クリーチャーを主体とした構成となっている。
  
=== サンプルリスト ===  
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===サンプルリスト===  
 
*備考
 
*備考
 
** Pauper Constructed League 5-0(2018/07/11)([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-constructed-league-2018-07-11 参考])
 
** Pauper Constructed League 5-0(2018/07/11)([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-constructed-league-2018-07-11 参考])
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**[[パウパー]](~[[ドミナリア]])
 
**[[パウパー]](~[[ドミナリア]])
  
{{#magicfactory: df318668}}
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{{#MagicFactory:df318668}}
 
==参考==
 
==参考==
 
*[http://mtg-jp.com/reading/variety/001246/ 浅原晃の「デッキタイムトラベル!」 Part2-赤緑]
 
*[http://mtg-jp.com/reading/variety/001246/ 浅原晃の「デッキタイムトラベル!」 Part2-赤緑]

2024年10月27日 (日) 12:38時点における最新版

ステロイドSteroid)は、赤緑2ビートダウンデッキの呼称。略して「ステロ」とも呼ばれる。

  • その名の由来は「ステレオ・タイプ(定型)」から来ているとか、デッキに投入されていたアーナム・ジン/Erhnam Djinn筋肉がステロイド剤を打ったみたいに見えるからなど、いろいろな説が囁かれるがはっきりとはわかっていない。

目次

[編集] 概要

マナ・クリーチャーから良質のクリーチャーを素早く戦場に出し、高速で殴り勝つ。が入ることによって火力を投入することができるようになり、対戦相手のクリーチャーを除去して対戦相手に直接ダメージを叩き込んだり、対戦相手に火力を打ち込んで最後の一押しができるようになったため、緑単色デッキに比べて柔軟性が増している。また、他の友好色2色デッキは共通する対抗色に弱いものも多いが、赤緑は共通する対抗色であるが対処できる以上のダメージソースを容易に組み込める強みがある。

「クリーチャーで殴り、その他の呪文でそれをサポートする」という単純かつ最も基本的な戦術のデッキを、最もパワークリーチャーを多く擁し、また戦場に出しやすい緑と、最もダメージ系呪文が多い赤で構成していることから、安定した強さを持っている。反面、突出した強さもないため、相性的に絶対有利と言えるデッキは少ない。

骨子となるデッキ構成が単純なため、中心とするカードや動きによって様々なバリエーションが存在する。緑のマナ・クリーチャーから中型、大型クリーチャーに繋げる動きをメインに、赤をタッチしたミッドレンジの形を取ることが多い。しかし、後述のマッドステロなどの、赤マナの方が多くなる例外も存在する。また速度についても、マナ・クリーチャーを使わずウィニー的な構成をとる場合もある。

  • 動きの単純さと安定した強さにより、マジックの黎明期から浮き沈みはあれど長らく高い人気を誇ってきた。
    • 稀少度カードで適当に構成してもそこそこ強い、という意味でも初心者に優しいデッキと言える。
    • 赤と緑が友好色という点や、緑のマナ能力でマナスクリュー色事故といった土地事故が比較的起こりにくいという点でも、初心者に優しいと言えるだろう。
    • ルール初心者にも動きや強さが理解しやすいため、様々な漫画の主人公や漫画を読んで始めた初心者によく使われるデッキでもある。

[編集] スタンダード

下記の時期のスタンダードにおいても、活躍を見せる。

[編集] ブロック構築

下記の時期のブロック構築においても、活躍を見せる。

[編集] エクステンデッド

2003年頃、ローテーション以前のエクステンデッドにもステロイドは存在した。特にTwo Deuceと呼ばれることが多い。


River Boa / リバー・ボア (1)(緑)
クリーチャー — 蛇(Snake)

島渡り(このクリーチャーは、防御プレイヤーが島(Island)をコントロールしているかぎりブロックされない。)
(緑):リバー・ボアを再生する。

2/1


Seal of Fire / 炎の印章 (赤)
エンチャント

炎の印章を生け贄に捧げる:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。炎の印章はそれに2点のダメージを与える。



Wooded Foothills / 樹木茂る山麓
土地

(T),1点のライフを支払う,樹木茂る山麓を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから山(Mountain)カード1枚か森(Forest)カード1枚を探し、戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。


フェッチランド樹木茂る山麓/Wooded Foothills)により土地を切り詰め、超軽量構造に仕上げたデッキである。速度と安定性により遅めのコントロールデッキに有利。

動きはRed Deck Winsに近いが、クリーチャーサイズなどではこちらに分がある。

[編集] パイオニア

パイオニア環境でも成立する。


Llanowar Elves / ラノワールのエルフ (緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)

(T):(緑)を加える。

1/1


Lovestruck Beast / 恋煩いの野獣 (2)(緑)
クリーチャー — ビースト(Beast) 貴族(Noble)

あなたが1/1のクリーチャーをコントロールしていないかぎり、恋煩いの野獣では攻撃できない。

5/5
Heart's Desire / 切なる想い (緑)
ソーサリー — 出来事(Adventure)

白の1/1の人間(Human)クリーチャー・トークンを1体生成する。(その後、このカードを追放する。あなたは後で追放領域からこのクリーチャーを唱えてもよい。)



Bonecrusher Giant / 砕骨の巨人 (2)(赤)
クリーチャー — 巨人(Giant)

砕骨の巨人が呪文の対象になるたび、砕骨の巨人はその呪文のコントローラーに2点のダメージを与える。

4/3
Stomp / 踏みつけ (1)(赤)
インスタント — 出来事(Adventure)

このターン、ダメージは軽減できない。クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。踏みつけはそれに2点のダメージを与える。


ラノワールのエルフ/Llanowar Elvesエルフの神秘家/Elvish Mysticからマナ加速し、3マナ以上のアタッカーに繋げる。マナ・クリーチャーはどちらも1/1なので、恋煩いの野獣/Lovestruck Beastとのシナジーもある。


Obosh, the Preypiercer / 獲物貫き、オボシュ (3)(黒/赤)(黒/赤)
伝説のクリーチャー — ヘリオン(Hellion) ホラー(Horror)

相棒 ― あなたの開始時のデッキに、マナ総量が奇数のカードと土地カードのみが入っていること。(このカードがあなたの選んだ相棒であるなら、ソーサリーとして(3)を支払うことでゲームの外部からそれをあなたの手札に加えてもよい。)
あなたがコントロールしていてマナ総量が奇数である発生源がパーマネントやプレイヤーにダメージを与えるなら、代わりに、それはそのパーマネントかプレイヤーにその点数の2倍のダメージを与える。

3/5

イコリア:巨獣の棲処からは獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercerを獲得。土地以外のカードマナ総量を奇数で統一し、オボシュを相棒に据えたタイプが登場したが、相棒のルール変更によりほぼ消滅した。


Esika's Chariot / エシカの戦車 (3)(緑)
伝説のアーティファクト — 機体(Vehicle)

エシカの戦車が戦場に出たとき、緑の2/2の猫(Cat)クリーチャー・トークン2体を生成する。
エシカの戦車が攻撃するたび、あなたがコントロールしているトークン1つを対象とする。それのコピーであるトークン1つを生成する。
搭乗4

4/4

団結のドミナリアからは、トップメタラクドス・ミッドレンジに対抗するため機体を主軸にする型が登場した。こちらの詳細はグルール機体を参照。

[編集] サンプルリスト

[編集] 初期型

Gruul Aggro [1]
土地 (22)
8 森/Forest
4 獲物道/Game Trail
6 山/Mountain
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
クリーチャー (27)
4 砕骨の巨人/Bonecrusher Giant
4 エルフの神秘家/Elvish Mystic
2 ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager
4 ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster
4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 恋煩いの野獣/Lovestruck Beast
3 探索する獣/Questing Beast
2 蔦草牝馬/Vine Mare
呪文 (11)
1 ドムリの待ち伏せ/Domri's Ambush
2 エンバレスの宝剣/Embercleave
2 むかしむかし/Once Upon a Time
4 密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter
2 乱撃斬/Wild Slash
サイドボード (15)
3 血染めの太陽/Blood Sun
1 丸焼き/Fry
3 溶岩コイル/Lava Coil
3 再利用の賢者/Reclamation Sage
3 形成師の聖域/Shapers' Sanctuary
2 蔦草牝馬/Vine Mare

[編集] イコリア:巨獣の棲処後

Gruul Aggro [2]
土地 (22)
8 森/Forest
2 獲物道/Game Trail
2 マナの合流点/Mana Confluence
2 山/Mountain
4 根縛りの岩山/Rootbound Crag
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
クリーチャー (32)
4 砕骨の巨人/Bonecrusher Giant
4 エルフの神秘家/Elvish Mystic
4 グルールの呪文砕き/Gruul Spellbreaker
1 運命の神、クローティス/Klothys, God of Destiny
4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 恋煩いの野獣/Lovestruck Beast
2 不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable
3 殺戮角/Slaughterhorn
4 鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Champion
2 ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ/Yorvo, Lord of Garenbrig
呪文 (6)
2 ボーラスの壊乱者、ドムリ/Domri, Anarch of Bolas
2 火口の爪/Crater's Claws
2 グレートヘンジ/The Great Henge
サイドボード (15)
1 運命の神、クローティス/Klothys, God of Destiny
2 集団的抵抗/Collective Defiance
1 驚天+動地/Heaven+Earth
2 自然のままに/Natural State
1 獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercer
2 暴れ回るフェロキドン/Rampaging Ferocidon
2 引き裂く流弾/Rending Volley
1 影槍/Shadowspear
2 形成師の聖域/Shapers' Sanctuary
1 魂標ランタン/Soul-Guide Lantern

[編集] モダン

ギルド門侵犯赤緑の優秀なクリーチャーが複数登場したことで、モダンでもトーナメントシーンに姿を現すようになった。


Burning-Tree Emissary / 炎樹族の使者 (赤/緑)(赤/緑)
クリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)

炎樹族の使者が戦場に出たとき、(赤)(緑)を加える。

2/2


Tarmogoyf / タルモゴイフ (1)(緑)
クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)

タルモゴイフのパワーは、すべての墓地にあるカードのカード・タイプの数に等しく、タフネスはその点数に1を加えた点数に等しい。

*/1+*

密林の猿人/Kird Apeタルモゴイフ/Tarmogoyfなどの軽量クリーチャーを炎樹族の使者/Burning-Tree Emissaryも絡めて次々と展開し、それらを火力ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager湧血でサポートして速やかに対戦相手ライフ削り切る。

構成はZooスタンダードNaya Blitzに近く、Gruul ZooあるいはGruul Blitzと呼ばれることもある。また同時期のスタンダードにおける赤単タッチ緑(Saito RG)ともよく似ており、そのモダン版とも言える。

野生のナカティル/Wild Nacatl禁止解除された後は赤緑2で組む必要が薄くなり、赤緑白のZoo(Naya Zoo)やNaya Blitzに取って代わられた。

[編集] サンプルリスト

Gruul Zoo [3]
土地 (18)
3 乾燥台地/Arid Mesa
4 銅線の地溝/Copperline Gorge
1 森/Forest
2 霧深い雨林/Misty Rainforest
1 山/Mountain
1 沸騰する小湖/Scalding Tarn
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
2 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
クリーチャー (32)
4 炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary
4 実験体/Experiment One
4 火打ち蹄の猪/Flinthoof Boar
4 ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager
4 ゴブリンの先達/Goblin Guide
4 密林の猿人/Kird Ape
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
4 苛立たしい小悪魔/Vexing Devil
呪文 (10)
2 四肢切断/Dismember
4 稲妻/Lightning Bolt
2 炎の印章/Seal of Fire
2 タール火/Tarfire
サイドボード (15)
3 血染めの月/Blood Moon
2 焼却/Combust
1 四肢切断/Dismember
4 火柱/Pillar of Flame
2 粉々/Smash to Smithereens
3 巨森の蔦/Vines of Vastwood

[編集] レガシー

ステロイドはレガシーでも存在するデッキタイプである。


Kird Ape / 密林の猿人 (赤)
クリーチャー — 類人猿(Ape)

密林の猿人は、あなたが森(Forest)をコントロールしているかぎり+1/+2の修整を受ける。

1/1


Scab-Clan Mauler / 瘡蓋族のやっかい者 (赤)(緑)
クリーチャー — 人間(Human) 狂戦士(Berserker)

狂喜2(このターン、対戦相手1人にダメージが与えられている場合、このクリーチャーはその上に+1/+1カウンターが2個置かれた状態で戦場に出る。)
トランプル

1/1


Tarmogoyf / タルモゴイフ (1)(緑)
クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)

タルモゴイフのパワーは、すべての墓地にあるカードのカード・タイプの数に等しく、タフネスはその点数に1を加えた点数に等しい。

*/1+*

密林の猿人/Kird Ape瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Maulerブリキ通りの悪党/Tin Street Hooliganなど、赤緑の優秀なクリーチャーを惜しみなく採用できるのが強み。

また、火力を連発してタルモゴイフ/Tarmogoyfなどを一気に大きくするタルモバーンも存在する。

もっとも最近は、をタッチし、柔軟性の高いZooに移行することも多くなっている。

[編集] パウパー

パウパーは2色土地が貧弱なため、2色のアグロデッキは成立しにくいが、強力な炎樹族の使者/Burning-Tree Emissaryモダンマスターズ2017でコモンで再録されてからはしばしば見かけるアーキタイプとなった。


Burning-Tree Emissary / 炎樹族の使者 (赤/緑)(赤/緑)
クリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)

炎樹族の使者が戦場に出たとき、(赤)(緑)を加える。

2/2


Violent Outburst / 暴力的な突発 (1)(赤)(緑)
インスタント

続唱(あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが追放されるまで追放する。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。追放されたカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。)
ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+0の修整を受ける。


暴力的な突発/Violent Outburstと2マナ以下の速攻クリーチャーを主体とした構成となっている。

[編集] サンプルリスト

Red Green Aggro [4]
土地 (18)
2 進化する未開地/Evolving Wilds
5 森/Forest
9 山/Mountain
2 広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse
クリーチャー (28)
4 炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary
2 激情のゴブリン/Frenzied Goblin
2 ゴブリンの踵裂き/Goblin Heelcutter
4 ジャンドの斬刃/Jund Hackblade
4 密林の猿人/Kird Ape
4 泥騒ぎの群勢/Mudbrawler Cohort
4 ナヤの静刃/Naya Hushblade
4 切り裂き隊の壊し屋/Rip-Clan Crasher
呪文 (14)
4 稲妻/Lightning Bolt
4 暴力的な突発/Violent Outburst
2 火荒の境界石/Firewild Borderpost
4 象の導き/Elephant Guide
サイドボード (15)
3 古えの遺恨/Ancient Grudge
2 炎の斬りつけ/Flame Slash
3 ムラーサの胎動/Pulse of Murasa
2 大祖始の遺産/Relic of Progenitus
3 心に静寂/Serene Heart
2 もつれ/Tangle

[編集] 参考

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