ステロイド/スタンダード/アイスエイジ・ブロック+ミラージュ・ブロック期
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カウンターポストをはじめとする青と白、そして高速ウィニーとネクロの黒に彩られた、アイスエイジ・ブロック+ミラージュ・ブロック期のスタンダードは、ステロイドにとっては冬の時代であった。特に、環境最強と目されたカウンターポストとの相性は最悪であり、「ステロイドは死んだ」とまで評された。
しかしその一方で熱心な愛好者も多く、地道に改良が重ねられていった。そして、第5版発売直前には中堅の飛行クリーチャーであるチビ・ドラゴン/Dragon Whelpや、緑のボール・ライトニング/Ball Lightningことヤヴィマヤの蟻/Yavimaya Ants、そしてリバー・ボア/River Boaを使うことで、兵士・トークンをかわして効率よくダメージを与えることができるようになった。
Yavimaya Ants / ヤヴィマヤの蟻 (2)(緑)(緑)
クリーチャー — 昆虫(Insect)
クリーチャー — 昆虫(Insect)
トランプル、速攻
累加アップキープ(緑)(緑)(あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントの上に経年(age)カウンターを1個置く。その後あなたがこの上に置かれている経年カウンター1個につきアップキープ・コストを1回支払わないかぎり、それを生け贄に捧げる。)
地道な改良の結果、第1回のアジア太平洋選手権の代表選考会ではカウンターポストの荒波を越えて1位を勝ち取り、香港オープンでは真木孝一郎に優勝賞品のフォード・フェスティバをもたらした。
惜しむらくは第5版の発売とともにチビ・ドラゴンや稲妻/Lightning Boltを失ってしまったことである。
[編集] サンプルレシピ
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (20) | |
3 | ラノワールのエルフ/Llanowar Elves |
4 | エルフの射手/Elvish Archers |
4 | Spectral Bears |
3 | ジョルレイルのケンタウルス/Jolrael's Centaur |
4 | アーナム・ジン/Erhnam Djinn |
2 | ワイルドファイアの密使/Wildfire Emissary |
呪文 (18) | |
4 | 稲妻/Lightning Bolt |
2 | 火葬/Incinerate |
2 | ケアヴェクの火吹き/Kaervek's Torch |
2 | 巨大化/Giant Growth |
2 | 石の雨/Stone Rain |
2 | 略奪/Pillage |
2 | 地割れ/Fissure |
2 | 緋色のダイアモンド/Fire Diamond |
土地 (22) | |
7 | 山/Mountain |
7 | 森/Forest |
2 | 山峡/Mountain Valley |
2 | 真鍮の都/City of Brass |
4 | ミシュラの工廠/Mishra's Factory |
サイドボード | |
2 | ボガーダンの鎚/Hammer of Bogardan |
1 | 火葬/Incinerate |
1 | 地震/Earthquake |
1 | 爆破/Detonate |
1 | ハリケーン/Hurricane |
1 | バルデュヴィアの大軍/Balduvian Horde |
2 | 命取りの昆虫/Deadly Insect |
1 | Splintering Wind |
2 | 地に平穏/Tranquil Domain |
3 | 赤霊破/Red Elemental Blast |
- 緋色のダイアモンド/Fire Diamondに加えて土地破壊が6枚とマナ・アドバンテージを重視した構成になっている。
- 浅原晃の「デッキタイムトラベル!」Part2 - 赤緑(WotC、文:浅原晃)の表記は誤り。実際は、代表選考会(いわゆる日本予選)の順位が5位で、本戦では決勝トーナメントに進出できなかった。
- その場の勢いでサイドイベントの香港オープンに登録、同様に流れた2日目敗退組などのなみいる強豪を討ち取り優勝した。
- 浅原晃の「デッキタイムトラベル!」Part2 - 赤緑(WotC、文:浅原晃)の表記は誤り。実際は、代表選考会(いわゆる日本予選)の順位が5位で、本戦では決勝トーナメントに進出できなかった。