青緑クロック・パーミッション

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=青緑クロック・パーミッション (UG Clock Permission)=
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'''青緑クロック・パーミッション''' (''UG Clock Permission'')は、文字通り[[緑青|青緑]]で組まれた[[クロック・パーミッション]][[デッキ]]。
 +
[[緑]]の優秀な[[クリーチャー]]の[[クロック]]を[[青]]の[[打ち消す|カウンター]]による時間稼ぎで守る。
  
文字通り[[]][[]]で組まれた[[クロック・パーミッション]][[デッキ]]
+
なお、「クロック・パーミッション」という言葉が認知され始めたのは[[神河ブロック]]頃であり、それ以前は通常[[ビート・コントロール]]として扱われていた。よって、この項では[[神河ブロック]]以降の[[デッキ]]を紹介する。それ以前の青緑クロック・パーミッションについては[[青緑ビートダウン]]を参考のこと。
緑の優秀な[[クリーチャー]]の[[クロック]]を[[カウンター]]による時間稼ぎで守る。
+
  
なお、「クロック・パーミッション」という言葉が認知され始めたのは[[ビートダウン|神河ブロック]]頃であり、それ以前は通常[[ビート・コントロール]]として扱われていた。
+
==イクサラン・ブロック〜基本セット2020期、ラヴニカのギルド〜基本セット2021期==
よって、この項では[[神河ブロック]]以降の[[デッキ]]を紹介する。
+
[[ラヴニカのギルド]][[エリマキ神秘家/Frilled Mystic]]を中心に[[瞬速]][[インスタント]]でまとめた'''シミック・フラッシュ'''(''Simic Flash'')が活躍。
それ以前の青緑クロック・パーミッションについては[[青緑ビートダウン]]を参考のこと。
+
  
 +
{{#card:Frilled Mystic}}
 +
詳細は[[フラッシュ#イクサラン・ブロック~基本セット2020期]]、[[フラッシュ#ラヴニカのギルド~基本セット2021期]]を参照。
  
==[[時のらせんブロック]][[ローウィン・ブロック]]期==
+
==ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期==
 +
[[]][[クリーチャー]]による[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]を[[打ち消す|カウンター]]や[[装備品]]でサポートする[[デッキ]]が登場。
  
[[アトランティスの王/Lord of Atlantis]]や[[ローウィン]]で得た強力な[[マーフォーク]]を軸とした[[フィッシュ]]が登場。
+
{{#card:Lotus Cobra}}
[[緑]]を足す理由としては[[エンチャント]]や[[アーティファクト]]を[[破壊]]できるようになる点の他に、
+
{{#card:Spell Pierce}}
環境に蔓延している[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]や[[野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker]]を使用出来る事が挙げられる。
+
{{#card:Sword of Feast and Famine}}
更に[[白]]を足して[[狩りの興奮/Thrill of the Hunt]]や[[川の案内者、シグ/Sygg, River Guide]]、
+
[[鏡の精体/Mirror Entity]]を積み、打撃力を向上させたタイプも存在するようだ。
+
  
==[[ラヴニカ・ブロック]][[時のらせんブロック]]==
+
動きは典型的な[[クロック・パーミッション]]のそれであり、[[マナ・クリーチャー]][[極楽鳥/Birds of Paradise]]・[[水蓮のコブラ/Lotus Cobra]]から[[マナ加速]]して[[ファッティ]]につなげ、[[マナ漏出/Mana Leak]]・[[呪文貫き/Spell Pierce]]といったカウンターや[[饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine]]などの装備品でバックアップする。
[[神河ブロック]]で優秀だったカードは退場したが、新たに加わったカードにより内容が変化した。
+
  
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===サンプルレシピ===
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*備考
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**[[イギリス選手権11]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gbnat11/welcome 参考])
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**使用者:[[William Dunn]]
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*[[フォーマット]]
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**[[スタンダード]]([[基本セット2011]]+[[基本セット2012]]+[[ゼンディカー・ブロック]]+[[ミラディンの傷跡ブロック]])
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{{#MagicFactory:df306636}}
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 +
==時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期==
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[[ローウィン・ブロック]]の[[部族 (俗称)|部族]][[シナジー]]を活かしたものが活躍。
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[[ローウィン]]参入初期には、[[緑青]]で組まれた[[フェアリー (デッキ)#時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|フェアリー]]が活躍していた。
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{{#card:Mistbind Clique}}
 
{{#card:Scryb Ranger}}
 
{{#card:Scryb Ranger}}
  
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[[スクリブのレインジャー/Scryb Ranger]]などの[[緑]]の[[カード]]を使うためこのカラーパターンが多かったが、[[モーニングタイド]]で[[苦花/Bitterblossom]]などが加わった後は[[青黒]]のものがメインになる。
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その後はしばらく鳴りを潜めていたが、[[対抗色]]にフィーチャーした[[イーブンタイド]]の参入で、青緑の[[マーフォーク (デッキ)/スタンダード/時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|マーフォークデッキ]]が登場する。
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{{#card:Lord of Atlantis}}
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{{#card:Chameleon Colossus}}
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[[カメレオンの巨像/Chameleon Colossus]]などの投入により、従来の[[白青]]のものより打撃力が向上している。
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==ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期==
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[[神河ブロック]]で優秀だった[[カード]]は退場したが、新たに加わったカードにより内容が変化した。
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{{#card:Scryb Ranger}}
 
{{#card:Psionic Blast}}
 
{{#card:Psionic Blast}}
  
[[獣群の呼び声/Call of the Herd]]や[[差し戻し/Remand]]などの超優秀な[[テンポ・アドバンテージ]][[カード]]を連打して速やかに殴り勝つのが基本的な流れ。
+
[[獣群の呼び声/Call of the Herd]]や[[差し戻し/Remand]]などの超優秀な[[テンポ・アドバンテージ]]カードを連打して速やかに殴り勝つのが基本的な流れ。
  
 
*[[幽体の魔力/Spectral Force]]と[[スクリブのレインジャー/Scryb Ranger]]の[[シナジー]]で豪快に殴り倒すタイプ(これは[[ストラクチャー・アンド・フォース]]に引っ掛けて[[スクリブ・アンド・フォース]]と呼ばれる)。
 
*[[幽体の魔力/Spectral Force]]と[[スクリブのレインジャー/Scryb Ranger]]の[[シナジー]]で豪快に殴り倒すタイプ(これは[[ストラクチャー・アンド・フォース]]に引っ掛けて[[スクリブ・アンド・フォース]]と呼ばれる)。
*[[神秘の蛇/Mystic Snake]]や[[粘体マンタ/Plaxmanta]]でテンポを稼ぎながらビートするタイプ
+
*[[神秘の蛇/Mystic Snake]]や[[粘体マンタ/Plaxmanta]]で[[テンポ]]を稼ぎながら[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]するタイプ
 
*[[グランビル]]に近い構成を取るタイプ
 
*[[グランビル]]に近い構成を取るタイプ
  
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===サンプルレシピ===
 
===サンプルレシピ===
 
 
*備考
 
*備考
**[[LoM|Lord of Magic Championships 2006]] ベスト8([http://2006.lom.jp/ 参考])
+
**[[LoM|Lord of Magic Championships 2006]] ベスト8 ([http://2006.lom.jp/ 参考])
**使用者:[[清水直樹]]
+
**使用者:[[清水直樹]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[第9版]]+[[ラヴニカ・ブロック]]+[[コールドスナップ]]+[[時のらせん]])
 
**[[スタンダード]]([[第9版]]+[[ラヴニカ・ブロック]]+[[コールドスナップ]]+[[時のらせん]])
  
{| class="wikitable"
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{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 
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!colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60)
 
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!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (26)
 
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|4||[[スクリブのレインジャー/Scryb Ranger]]
 
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|4||[[スクリブのレインジャー/Scryb Ranger]]||
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|4||[[極楽鳥/Birds of Paradise]]
 
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|4||[[粘体マンタ/Plaxmanta]]
 
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|4||[[獣群の呼び声/Call of the Herd]]
 
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|3||[[岩石樹の祈り/Stonewood Invocation]]
 
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|4||[[ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast]]
 
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|3||[[三角エイの捕食者/Trygon Predator]]
 
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|3||[[クローサの掌握/Krosan Grip]]
 
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|2||[[鋸刃の矢/Serrated Arrows]]
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*[[スクリブ・アンド・フォース]]と呼ばれるタイプ。
 
*[[スクリブ・アンド・フォース]]と呼ばれるタイプ。
 
 
<!-- 非認定大会でのレシピなので、公式大会で結果が残せた場合はそちらに変更してください。また、スクリブ・アンド・フォースのページに転載してもらっても構いません。 -->
 
<!-- 非認定大会でのレシピなので、公式大会で結果が残せた場合はそちらに変更してください。また、スクリブ・アンド・フォースのページに転載してもらっても構いません。 -->
  
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==ディセンション後==
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[[ディセンション]]で[[緑青]]の[[シミック連合/The Simic Combine|シミック]]・[[ギルド/Guild|ギルド]]が登場したことにより、この[[デッキタイプ]]は大きな変化を遂げる。
  
==[[ディセンション]]後==
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おなじみ[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]][[極楽鳥/Birds of Paradise]]の8枚で[[マナ加速]]して2[[ターン]]目に3[[マナ]][[クリーチャー]]を[[戦場]]に出して[[クロック]]を得、それらを少量の[[打ち消す|カウンター]]で守るのが基本的な動きになる。
[[ディセンション]][[シミックカラー|青緑]][[シミック連合/The Simic Combine|シミック]][[ギルド/Guild|ギルド]]が登場したことにより、この[[デッキタイプ]]は大きな変化を遂げる。
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おなじみ[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]と[[極楽鳥/Birds of Paradise]]の8枚で[[マナ加速]]して2[[ターン]]目に3[[マナ]][[クリーチャー]]を[[場]]に出して[[クロック]]を与え、それらを少量の[[カウンター]]で守るのが基本的な動きになる。
+
使用されるクリーチャーは、[[殴打蔦の葛/Vinelasher Kudzu]]、強力[[ドローエンジン]]の[[深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours]]、[[印鑑]]を[[割る]]ことで[[アドバンテージ]]を得られる[[三角エイの捕食者/Trygon Predator]]などが中心。
 
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使用されるクリーチャーは、[[殴打蔦の葛/Vinelasher Kudzu]]、強力[[ドロー]]の[[深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours]]、[[印鑑]]を割ることで[[アドバンテージ]]を得られる[[三角エイの捕食者/Trygon Predator]]などが中心。
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また、[[コールドスナップ]]後には[[ドイツ選手権06]]優勝を飾った[[エラヨウ忍者]]が急浮上。
 
また、[[コールドスナップ]]後には[[ドイツ選手権06]]優勝を飾った[[エラヨウ忍者]]が急浮上。
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{{#card:Erayo, Soratami Ascendant}}
 
{{#card:Erayo, Soratami Ascendant}}
  
[[コントロール#deck|コントロール]]を食い物に暴れ、[[日本選手権06]]でもベスト8入りを果たしている。
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[[コントロール (デッキ)|コントロール]]を食い物に暴れ、[[日本選手権06]]でもベスト8入りを果たしている。詳しくは[[エラヨウ忍者]]を参照。
詳しくは[[エラヨウ忍者]]を参照。
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===サンプルレシピ===
 
===サンプルレシピ===
 
 
*備考
 
*備考
**[[オランダ選手権06]] 第3位([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/nethnat06/welcome 参考])
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**[[オランダ選手権06]] 第3位 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/nethnat06/welcome 参考])
**使用者:[[Julien Nuijten]]
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**使用者:[[Julien Nuijten]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[第9版]]、[[神河ブロック]]+[[ラヴニカ・ブロック]]+[[コールドスナップ]])
 
**[[スタンダード]]([[第9版]]、[[神河ブロック]]+[[ラヴニカ・ブロック]]+[[コールドスナップ]])
  
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|4||[[オーランのバイパー/Ohran Viper]]
 
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|3||[[曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror]]
 
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|3||[[曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror]]||
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|2||[[呪文嵌め/Spell Snare]]
 
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|4||[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]
 
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!colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (21)
 
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|4||[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]||
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|4||[[ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast]]
 
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|6||[[森/Forest]]
 
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|4||[[ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast]]||
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|4||[[繁殖池/Breeding Pool]]
 
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|6||[[/Forest]]||
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|3||[[/Island]]
 
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|4||[[繁殖池/Breeding Pool]]||
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|1||[[先祖の院、翁神社/Okina, Temple to the Grandfathers]]
 
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|3||[[/Island]]||
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|1||[[水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water's Edge]]
 
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|1||[[先祖の院、翁神社/Okina, Temple to the Grandfathers]]||
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|1||[[雲の宮殿、朧宮/Oboro, Palace in the Clouds]]
 
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|1||[[水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water's Edge]]||
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|1||[[シミックの成長室/Simic Growth Chamber]]
 
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|1||[[雲の宮殿、朧宮/Oboro, Palace in the Clouds]]||
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!colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード
 
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|1||[[シミックの成長室/Simic Growth Chamber]]||
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|4||[[不忠の糸/Threads of Disloyalty]]
 
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|colspan="2" style="background:#ddeeff"|''[[サイドボード]]''||
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|3||[[邪魔/Hinder]]
 
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|4||[[不忠の糸/Threads of Disloyalty]]||
+
|2||[[空を引き裂くもの、閼螺示/Arashi, the Sky Asunder]]
 
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|3||[[邪魔/Hinder]]||
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|2||[[素拳の岩守/Iwamori of the Open Fist]]
 
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|2||[[空を引き裂くもの、閼螺示/Arashi, the Sky Asunder]]||
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|2||[[静風の日暮/Higure, the Still Wind]]
 
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|2||[[素拳の岩守/Iwamori of the Open Fist]]||
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|2||[[真髄の針/Pithing Needle]]
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|2||[[静風の日暮/Higure, the Still Wind]]||
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|2||[[真髄の針/Pithing Needle]]||
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|}
 
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*[[コールドスナップ]]後のもの。[[8ヒッピー|エイト・ヒッピー]]を思わせる高速なタイプだ。
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*[[コールドスナップ]]後のもの。[[8ヒッピー|エイト・ヒッピー]]を思わせる高速なタイプ。
 
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==[[神河ブロック]]+[[ラヴニカ・ブロック]]期==
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==神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期==
 
[[ラヴニカ:ギルドの都]]参入直後の[[スタンダード]]では、[[Critical Mass]]の後継として[[Critical Mass Update]]が登場した。
 
[[ラヴニカ:ギルドの都]]参入直後の[[スタンダード]]では、[[Critical Mass]]の後継として[[Critical Mass Update]]が登場した。
  
 
{{#card:Vinelasher Kudzu}}
 
{{#card:Vinelasher Kudzu}}
 
 
{{#card:Wood Elves}}
 
{{#card:Wood Elves}}
  
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{{#card:Llanowar Elves}}
 
{{#card:Llanowar Elves}}
 
 
{{#card:Hinder}}
 
{{#card:Hinder}}
  
若干Updateに比べて低速に作られており、Updateよりは[[Critical Mass]]に近い。
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若干Updateに比べて低速に作られており、Updateよりは[[Critical Mass]]に近い。反面、[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]の投入によって[[マナ加速|加速]]力も強化されている。[[サイドボード]]の[[頭蓋の摘出/Cranial Extraction]]がポイント。
反面、[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]の投入によって[[マナ加速|加速]]力も強化されている。
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[[サイドボード]]の[[頭蓋の摘出/Cranial Extraction]]がポイント。
+
  
[[世界選手権05]]では[[化膿/Putrefy]]を積んだ[[Antoine Ruel]]が初日全勝。
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[[世界選手権05]]では[[化膿/Putrefy]]を積んだ[[Antoine Ruel]]が初日全勝。[[メインデッキ]]に黒のカードを全く採用しないタイプで参戦した[[Leong Ding]]はベスト8という記録をそれぞれ作っている。→[[#サンプルレシピ|*1]]
[[メインデッキ]]に黒のカードを全く採用しないタイプで参戦した[[Leong Ding]]はベスト8という記録をそれぞれ作っている。→[[#サンプルレシピ|*1]]
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なお、青緑[[赤]]の[[シー・ストンピィ]]も登場。[[神河ブロック]]が落ちるまで戦い抜いた。
 
なお、青緑[[赤]]の[[シー・ストンピィ]]も登場。[[神河ブロック]]が落ちるまで戦い抜いた。
  
 
===サンプルレシピ===
 
===サンプルレシピ===
 
 
*備考
 
*備考
**[[世界選手権05]]ベスト8([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/worlds05ja/welcome 参考])
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**[[世界選手権05]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/worlds05ja/welcome 参考])
**使用者:[[Leong Ding]]
+
**使用者:[[Leong Ding]]
*フォーマット
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*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[第9版]]+[[神河ブロック]]+[[ラヴニカ:ギルドの都]])
 
**[[スタンダード]]([[第9版]]+[[神河ブロック]]+[[ラヴニカ:ギルドの都]])
  
{| class="wikitable"
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{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 
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!colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60)
 
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|colspan="2"|''メインデッキ (60)''||
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!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (23)
 
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|colspan="2" style="background:#ffddee"|''クリーチャー (23)''||
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|4||[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]
 
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|4||[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]||
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|4||[[桜族の長老/Sakura-Tribe Elder]]
 
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|4||[[桜族の長老/Sakura-Tribe Elder]]||
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|4||[[北の樹の木霊/Kodama of the North Tree]]
 
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|4||[[曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror]]
 
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|3||[[潮の星、京河/Keiga, the Tide Star]]
 
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|3||[[潮の星、京河/Keiga, the Tide Star]]||
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|4||[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]
 
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|3||[[師範の占い独楽/Sensei's Divining Top]]
 
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|3||[[マナ漏出/Mana Leak]]
 
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|4||[[ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast]]
 
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*[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/asahara/20051215/index.html こちら]の解説も参照。([[タカラトミー]]、 by [[浅原晃]]
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*[[浅原晃]]による[http://web.archive.org/web/20080624074628/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/asahara/20051215/index.html 解説]も参照。
  
 
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==神河ブロック構築==
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比較的[[重い|重量級]]の[[デッキ]]、[[Critical Mass]]が活躍した。
  
 
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優秀な[[土地]][[サーチ]]と[[打ち消す|カウンター]]、そして[[大型クリーチャー]]が[[青]]と[[緑]]に揃ったことで生まれたデッキである。詳しくは[[Critical Mass]]を参照。
詳しくは[[Critical Mass]]を参照。
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*[[青緑ビートダウン]]
 
*[[青緑ビートダウン]]
 
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[[Category:ミラディンの傷跡ブロックを含むスタンダードデッキ]]

2020年3月26日 (木) 17:04時点における最新版

青緑クロック・パーミッション (UG Clock Permission)は、文字通り青緑で組まれたクロック・パーミッションデッキの優秀なクリーチャークロックカウンターによる時間稼ぎで守る。

なお、「クロック・パーミッション」という言葉が認知され始めたのは神河ブロック頃であり、それ以前は通常ビート・コントロールとして扱われていた。よって、この項では神河ブロック以降のデッキを紹介する。それ以前の青緑クロック・パーミッションについては青緑ビートダウンを参考のこと。

目次

[編集] イクサラン・ブロック〜基本セット2020期、ラヴニカのギルド〜基本セット2021期

ラヴニカのギルドエリマキ神秘家/Frilled Mysticを中心に瞬速インスタントでまとめたシミック・フラッシュ(Simic Flash)が活躍。


Frilled Mystic / エリマキ神秘家 (緑)(緑)(青)(青)
クリーチャー — エルフ(Elf) トカゲ(Lizard) ウィザード(Wizard)

瞬速
エリマキ神秘家が戦場に出たとき、呪文1つを対象とする。あなたはそれを打ち消してもよい。

3/2

詳細はフラッシュ#イクサラン・ブロック~基本セット2020期フラッシュ#ラヴニカのギルド~基本セット2021期を参照。

[編集] ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期

クリーチャーによるビートダウンカウンター装備品でサポートするデッキが登場。


Lotus Cobra / 水蓮のコブラ (1)(緑)
クリーチャー — 蛇(Snake)

上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、好きな色1色のマナ1点を加える。

2/1


Spell Pierce / 呪文貫き (青)
インスタント

クリーチャーでない呪文1つを対象とする。それのコントローラーが(2)を支払わないかぎり、それを打ち消す。



Sword of Feast and Famine / 饗宴と飢餓の剣 (3)
アーティファクト — 装備品(Equipment)

装備しているクリーチャーは+2/+2の修整を受けるとともにプロテクション(黒)とプロテクション(緑)を持つ。
装備しているクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーはカードを1枚捨て、あなたはあなたがコントロールする土地をすべてアンタップする。
装備(2)


動きは典型的なクロック・パーミッションのそれであり、マナ・クリーチャー極楽鳥/Birds of Paradise水蓮のコブラ/Lotus Cobraからマナ加速してファッティにつなげ、マナ漏出/Mana Leak呪文貫き/Spell Pierceといったカウンターや饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famineなどの装備品でバックアップする。

[編集] サンプルレシピ

UG Clock-Permission [1]
土地 (24)
8 森/Forest
3 島/Island
4 霧深い雨林/Misty Rainforest
2 沸騰する小湖/Scalding Tarn
4 地盤の際/Tectonic Edge
3 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
クリーチャー (14)
4 極楽鳥/Birds of Paradise
1 聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx
4 水蓮のコブラ/Lotus Cobra
3 肌変わり/Skinshifter
2 最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll
呪文 (22)
4 内にいる獣/Beast Within
3 原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter
4 マナ漏出/Mana Leak
1 自然の要求/Nature's Claim
3 定業/Preordain
2 呪文貫き/Spell Pierce
2 饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine
1 戦争と平和の剣/Sword of War and Peace
2 転倒の磁石/Tumble Magnet
サイドボード (15)
2 殴打頭蓋/Batterskull
3 忍び寄る腐食/Creeping Corrosion
2 瞬間凍結/Flashfreeze
2 自然の要求/Nature's Claim
3 強情なベイロス/Obstinate Baloth
3 倦怠の宝珠/Torpor Orb


[編集] 時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期

ローウィン・ブロック部族シナジーを活かしたものが活躍。

ローウィン参入初期には、緑青で組まれたフェアリーが活躍していた。


Mistbind Clique / 霧縛りの徒党 (3)(青)
クリーチャー — フェアリー(Faerie) ウィザード(Wizard)

瞬速
飛行
覇権(フェアリー(Faerie))(これが戦場に出たとき、あなたがコントロールする他のフェアリー1つを追放しないかぎり、これを生け贄に捧げる。これが戦場を離れたとき、そのカードは戦場に戻る。)
いずれかのフェアリーが霧縛りの徒党により覇権させられたとき、プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーがコントロールするすべての土地をタップする。

4/4


Scryb Ranger / スクリブのレインジャー (1)(緑)
クリーチャー — フェアリー(Faerie) レインジャー(Ranger)

瞬速
飛行、プロテクション(青)
あなたがコントロールする森(Forest)1つをオーナーの手札に戻す:クリーチャー1体を対象とし、それをアンタップする。毎ターン1回のみ起動できる。

1/1

スクリブのレインジャー/Scryb Rangerなどのカードを使うためこのカラーパターンが多かったが、モーニングタイド苦花/Bitterblossomなどが加わった後は青黒のものがメインになる。

その後はしばらく鳴りを潜めていたが、対抗色にフィーチャーしたイーブンタイドの参入で、青緑のマーフォークデッキが登場する。


Lord of Atlantis / アトランティスの王 (青)(青)
クリーチャー — マーフォーク(Merfolk)

他のマーフォーク(Merfolk)は+1/+1の修整を受けるとともに島渡りを持つ。(それらは、防御プレイヤーが島(Island)をコントロールしているかぎりブロックされない。)

2/2


Chameleon Colossus / カメレオンの巨像 (2)(緑)(緑)
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)

多相(このカードは、すべてのクリーチャー・タイプである。)
プロテクション(黒)
(2)(緑)(緑):ターン終了時まで、カメレオンの巨像は+X/+Xの修整を受ける。Xは、そのパワーである。

4/4

カメレオンの巨像/Chameleon Colossusなどの投入により、従来の白青のものより打撃力が向上している。

[編集] ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期

神河ブロックで優秀だったカードは退場したが、新たに加わったカードにより内容が変化した。


Scryb Ranger / スクリブのレインジャー (1)(緑)
クリーチャー — フェアリー(Faerie) レインジャー(Ranger)

瞬速
飛行、プロテクション(青)
あなたがコントロールする森(Forest)1つをオーナーの手札に戻す:クリーチャー1体を対象とし、それをアンタップする。毎ターン1回のみ起動できる。

1/1


Psionic Blast / 心霊破 (2)(青)
インスタント

クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。心霊破はそれに4点のダメージを与え、あなたに2点のダメージを与える。


獣群の呼び声/Call of the Herd差し戻し/Remandなどの超優秀なテンポ・アドバンテージカードを連打して速やかに殴り勝つのが基本的な流れ。

など、様々なタイプが存在する。

青緑という色の組み合わせをする上で最大のネックであった「最後の一押し」を岩石樹の祈り/Stonewood Invocation心霊破/Psionic Blastが補う。

[編集] サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (26)
4 スクリブのレインジャー/Scryb Ranger
4 極楽鳥/Birds of Paradise
4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 粘体マンタ/Plaxmanta
4 ヤヴィマヤのドライアド/Yavimaya Dryad
3 神秘の蛇/Mystic Snake
3 幽体の魔力/Spectral Force
呪文 (15)
4 獣群の呼び声/Call of the Herd
4 差し戻し/Remand
4 心霊破/Psionic Blast
3 岩石樹の祈り/Stonewood Invocation
土地 (19)
4 ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast
3 森/Forest
4 繁殖池/Breeding Pool
1 島/Island
5 冠雪の森/Snow-Covered Forest
1 冠雪の島/Snow-Covered Island
1 ペンデルヘイヴン/Pendelhaven
サイドボード
1 神秘の蛇/Mystic Snake
3 三角エイの捕食者/Trygon Predator
2 土覆いのシャーマン/Loaming Shaman
4 撤廃/Repeal
3 クローサの掌握/Krosan Grip
2 鋸刃の矢/Serrated Arrows

[編集] ディセンション後

ディセンション緑青シミックギルドが登場したことにより、このデッキタイプは大きな変化を遂げる。

おなじみラノワールのエルフ/Llanowar Elves極楽鳥/Birds of Paradiseの8枚でマナ加速して2ターン目に3マナクリーチャー戦場に出してクロックを得、それらを少量のカウンターで守るのが基本的な動きになる。

使用されるクリーチャーは、殴打蔦の葛/Vinelasher Kudzu、強力ドローエンジン深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours印鑑割ることでアドバンテージを得られる三角エイの捕食者/Trygon Predatorなどが中心。

また、コールドスナップ後にはドイツ選手権06優勝を飾ったエラヨウ忍者が急浮上。


Erayo, Soratami Ascendant / 上位の空民、エラヨウ (1)(青)
伝説のクリーチャー — ムーンフォーク(Moonfolk) モンク(Monk)

飛行
いずれかのターンに4つ目の呪文が唱えられるたび、上位の空民、エラヨウを反転する。

1/1
Erayo's Essence / エラヨウの本質 (1)(青)
伝説のエンチャント

対戦相手1人が各ターンの最初の呪文を唱えるたび、その呪文を打ち消す。


コントロールを食い物に暴れ、日本選手権06でもベスト8入りを果たしている。詳しくはエラヨウ忍者を参照。

[編集] サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (27)
4 オーランのバイパー/Ohran Viper
4 極楽鳥/Birds of Paradise
4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 粘体マンタ/Plaxmanta
4 深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours
4 三角エイの捕食者/Trygon Predator
3 曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror
呪文 (12)
4 マナ漏出/Mana Leak
2 差し戻し/Remand
2 呪文嵌め/Spell Snare
4 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
土地 (21)
4 ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast
6 森/Forest
4 繁殖池/Breeding Pool
3 島/Island
1 先祖の院、翁神社/Okina, Temple to the Grandfathers
1 水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water's Edge
1 雲の宮殿、朧宮/Oboro, Palace in the Clouds
1 シミックの成長室/Simic Growth Chamber
サイドボード
4 不忠の糸/Threads of Disloyalty
3 邪魔/Hinder
2 空を引き裂くもの、閼螺示/Arashi, the Sky Asunder
2 素拳の岩守/Iwamori of the Open Fist
2 静風の日暮/Higure, the Still Wind
2 真髄の針/Pithing Needle

[編集] 神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期

ラヴニカ:ギルドの都参入直後のスタンダードでは、Critical Massの後継としてCritical Mass Updateが登場した。


Vinelasher Kudzu / 殴打蔦の葛 (1)(緑)
クリーチャー — 植物(Plant)

上陸 ― あなたのコントロール下で土地1つが戦場に出るたび、殴打蔦の葛の上に+1/+1カウンター1個を置く。

1/1


Wood Elves / ウッド・エルフ (2)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) スカウト(Scout)

ウッド・エルフが戦場に出たとき、あなたのライブラリーから森(Forest)カード1枚を探し、そのカードを戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。

1/1

詳しくはCritical Mass Updateを参照。

また、世界選手権05ではそれとは違うタイプのタッチ型が好成績を収めた。


Llanowar Elves / ラノワールのエルフ (緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)

(T):(緑)を加える。

1/1


Hinder / 邪魔 (1)(青)(青)
インスタント

呪文1つを対象とし、それを打ち消す。その呪文がこれにより打ち消された場合、そのカードをオーナーの墓地に置く代わりにそのプレイヤーのライブラリーの一番上か一番下に置く。


若干Updateに比べて低速に作られており、UpdateよりはCritical Massに近い。反面、ラノワールのエルフ/Llanowar Elvesの投入によって加速力も強化されている。サイドボード頭蓋の摘出/Cranial Extractionがポイント。

世界選手権05では化膿/Putrefyを積んだAntoine Ruelが初日全勝。メインデッキに黒のカードを全く採用しないタイプで参戦したLeong Dingはベスト8という記録をそれぞれ作っている。→*1

なお、青緑シー・ストンピィも登場。神河ブロックが落ちるまで戦い抜いた。

[編集] サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (23)
4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 桜族の長老/Sakura-Tribe Elder
4 ウッド・エルフ/Wood Elves
4 北の樹の木霊/Kodama of the North Tree
4 曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror
3 潮の星、京河/Keiga, the Tide Star
呪文 (14)
4 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
3 師範の占い独楽/Sensei's Divining Top
4 邪魔/Hinder
3 マナ漏出/Mana Leak
土地 (23)
4 ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast
4 氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge
1 嘆きの井戸、未練/Miren, the Moaning Well
1 雲の宮殿、朧宮/Oboro, Palace in the Clouds
1 水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water's Edge
1 先祖の院、翁神社/Okina, Temple to the Grandfathers
1 草むした墓/Overgrown Tomb
5 島/Island
5 森/Forest
サイドボード
4 不忠の糸/Threads of Disloyalty
3 呪師の弟子/Jushi Apprentice
3 帰化/Naturalize
2 空を引き裂くもの、閼螺示/Arashi, the Sky Asunder
3 頭蓋の摘出/Cranial Extraction

[編集] 神河ブロック構築

比較的重量級デッキCritical Massが活躍した。


Kodama of the North Tree / 北の樹の木霊 (2)(緑)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー — スピリット(Spirit)

トランプル
被覆(このクリーチャーは呪文や能力の対象にならない。)

6/4


Hinder / 邪魔 (1)(青)(青)
インスタント

呪文1つを対象とし、それを打ち消す。その呪文がこれにより打ち消された場合、そのカードをオーナーの墓地に置く代わりにそのプレイヤーのライブラリーの一番上か一番下に置く。


優秀な土地サーチカウンター、そして大型クリーチャーに揃ったことで生まれたデッキである。詳しくはCritical Massを参照。

[編集] 参考

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