フォーゴトン・レルム探訪
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[[フレイバー語]]はD&Dのキャラクターやモンスターの技能、あるいは[[君は見張り中に物音を聞いた/You Hear Something on Watch|ダンジョンマスター(DM)からの問いかけ]]に対するあなたの行動を表す。[[能力語]]のようにルール上の意味は持たない。 | [[フレイバー語]]はD&Dのキャラクターやモンスターの技能、あるいは[[君は見張り中に物音を聞いた/You Hear Something on Watch|ダンジョンマスター(DM)からの問いかけ]]に対するあなたの行動を表す。[[能力語]]のようにルール上の意味は持たない。 | ||
− | TRPGに欠かせないアイテムとして、[[サイコロ]]が[[銀枠]] | + | TRPGに欠かせないアイテムとして、[[サイコロ]]が[[銀枠]]以外の[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]にも導入された。サイコロを振ることを求めるカードは、高い目を出すことで効果が強力になるが、ファンブル(失敗)を持つカードも存在する。サイコロを振ることを補助したりサイコロを振ることで[[誘発]]する能力を持つカードも収録されている。通例ならプレリリース・パックやバンドルには[[ライフカウンター#スピンダウンカウンター|スピンダウン・ライフカウンター]](20面体サイコロ状だが順番に数字が並んでいる[[ライフカウンター]])が封入されているが、今回は反対の面の数との和が必ず21になる純粋な20面体サイコロが封入されている。 |
− | [[クラス]]は新たな[[エンチャント・タイプ]] | + | [[クラス]]は新たな[[エンチャント・タイプ]]であり、[[プレイヤー]]自身の職業を表す。クラスはレベルを上げることでより高度な技能を習得できる。 |
D&Dの技能にもある[[集団戦術]]は、[[攻撃クリーチャー]]の[[パワー]]の総計が6以上であるときに[[誘発]]する[[誘発型能力]]を表す[[能力語]]である。 | D&Dの技能にもある[[集団戦術]]は、[[攻撃クリーチャー]]の[[パワー]]の総計が6以上であるときに[[誘発]]する[[誘発型能力]]を表す[[能力語]]である。 | ||
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新規[[クリーチャー・タイプ]]として[[ビホルダー]]、[[バード]]、[[ノール]]、[[ハーフリング]]、[[ハムスター]]、[[ティーフリング]]が登場。また[[モダンホライゾン2]]で復活した[[レインジャー]]にも新規カードが登場している。ダンジョンズ&ドラゴンズの名に偽りなく[[ドラゴン]]もすべての[[色]]に渡って数多く登場し、[[部族カード]]も収録されている。またD&Dにおけるハーフエルフが[[人間]]・[[エルフ]]という形で、ドラゴンボーンが[[無私のパラディン、ナダール/Nadaar, Selfless Paladin|人型のドラゴン]]として登場しているのもセット特有。 | 新規[[クリーチャー・タイプ]]として[[ビホルダー]]、[[バード]]、[[ノール]]、[[ハーフリング]]、[[ハムスター]]、[[ティーフリング]]が登場。また[[モダンホライゾン2]]で復活した[[レインジャー]]にも新規カードが登場している。ダンジョンズ&ドラゴンズの名に偽りなく[[ドラゴン]]もすべての[[色]]に渡って数多く登場し、[[部族カード]]も収録されている。またD&Dにおけるハーフエルフが[[人間]]・[[エルフ]]という形で、ドラゴンボーンが[[無私のパラディン、ナダール/Nadaar, Selfless Paladin|人型のドラゴン]]として登場しているのもセット特有。 | ||
− | *本セットの日本語版製品には'''[[誤訳]]のあるカードが10枚以上存在し'''<ref>[https://mtg-jp.com/reading/information/0035226/ 『フォーゴトン・レルム探訪』一部カードにおけるテキスト訂正のお知らせとお詫び](マジック日本公式サイト 2021年7月9日)</ref>、また'''[[Magic: The Gathering Arena]]においても20枚以上のカードに誤訳がある'''<ref>[https://mtg-jp.com/reading/information/0035227/ マジック:ザ・ギャザリング アリーナ『フォーゴトン・レルム探訪』日本語版カードテキスト訂正のお知らせとお詫び](マジック日本公式サイト 2021年7月9日)</ref>。さらに、'''公式告知記事に記載されていない誤訳も複数存在する''' | + | *本セットの日本語版製品には'''[[誤訳]]のあるカードが10枚以上存在し'''<ref>[https://mtg-jp.com/reading/information/0035226/ 『フォーゴトン・レルム探訪』一部カードにおけるテキスト訂正のお知らせとお詫び](マジック日本公式サイト 2021年7月9日)</ref>、また'''[[Magic: The Gathering Arena]]においても20枚以上のカードに誤訳がある'''<ref>[https://mtg-jp.com/reading/information/0035227/ マジック:ザ・ギャザリング アリーナ『フォーゴトン・レルム探訪』日本語版カードテキスト訂正のお知らせとお詫び](マジック日本公式サイト 2021年7月9日)</ref>。さらに、'''公式告知記事に記載されていない誤訳も複数存在する'''。これは日本語版マジック製品史上ワースト記録である。日本語版製品で遊ぶ際はくれぐれも注意。各誤訳の詳細については[[誤訳/名訳]]の項を参照。 |
*[[注目のストーリー]]は存在しないが、上述したDMが問いかける形の[[名前]]を持つカード群は、いずれも[[無私のパラディン、ナダール/Nadaar, Selfless Paladin|ナダール/Nadaar]]、[[銀月街のレンジャー、ヴェイリス/Varis, Silverymoon Ranger|ヴェイリス/Varis]]、[[エリーウィック・タンブルストロム/Ellywick Tumblestrum|エリーウィック/Ellywick]]、[[遺跡探し、ハーマ・パシャール/Hama Pashar, Ruin Seeker|ハーマ/Hama]]からなるパーティーの冒険を描いている。 | *[[注目のストーリー]]は存在しないが、上述したDMが問いかける形の[[名前]]を持つカード群は、いずれも[[無私のパラディン、ナダール/Nadaar, Selfless Paladin|ナダール/Nadaar]]、[[銀月街のレンジャー、ヴェイリス/Varis, Silverymoon Ranger|ヴェイリス/Varis]]、[[エリーウィック・タンブルストロム/Ellywick Tumblestrum|エリーウィック/Ellywick]]、[[遺跡探し、ハーマ・パシャール/Hama Pashar, Ruin Seeker|ハーマ/Hama]]からなるパーティーの冒険を描いている。 | ||
*セット・ブースターに封入される一部のアート・カードは、裏面がD&Dのモンスターのステータスシートになっている。 | *セット・ブースターに封入される一部のアート・カードは、裏面がD&Dのモンスターのステータスシートになっている。 | ||
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*Magic StoryもD&Dのシナリオという形で公開され、米国公式サイトの製品情報ページの下部では、[[チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar]]などの[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]のD&D用のキャラクターシートなどが用意された。 | *Magic StoryもD&Dのシナリオという形で公開され、米国公式サイトの製品情報ページの下部では、[[チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar]]などの[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]のD&D用のキャラクターシートなどが用意された。 | ||
*他作品コラボブランドの[[ユニバースビヨンド]]とは別の企画製品であり、また世界観の設定としてD&Dのフォーゴトン・レルムがマジックの[[多元宇宙/Multiverse]]に組み込まれるわけではない<ref>[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0034834/ マジックの旅は多元宇宙を越えて]([[Daily MTG]] [[2021年]]2月25日)</ref>。 | *他作品コラボブランドの[[ユニバースビヨンド]]とは別の企画製品であり、また世界観の設定としてD&Dのフォーゴトン・レルムがマジックの[[多元宇宙/Multiverse]]に組み込まれるわけではない<ref>[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0034834/ マジックの旅は多元宇宙を越えて]([[Daily MTG]] [[2021年]]2月25日)</ref>。 | ||
− | *[[カード名]]や[[フレイバー・テキスト]]は、既存のD&D邦訳を意識して「デヴィル/Devil」や「レンジャー/ | + | *[[カード名]]や[[フレイバー・テキスト]]は、既存のD&D邦訳を意識して「デヴィル/Devil」や「レンジャー/Ranger」などマジックの翻訳[[テンプレート]]とは異なる訳が当てられている。音写が多いのも同様の理由。 |
**「of」を音写時の定番表記である「オブ」ではなく「オヴ」としているのも、原典であるダンジョンズ&ドラゴンズ日本語版の表記を踏襲しているとみられる([[ブーツ・オヴ・スピード/Boots of Speed]]など)。なお、「of」の発音記号としては「(ə)v」(米)・「ɔv」(英)が一般的なため、おおむね「v」音に対応するとされる「ヴ」で問題はない。 | **「of」を音写時の定番表記である「オブ」ではなく「オヴ」としているのも、原典であるダンジョンズ&ドラゴンズ日本語版の表記を踏襲しているとみられる([[ブーツ・オヴ・スピード/Boots of Speed]]など)。なお、「of」の発音記号としては「(ə)v」(米)・「ɔv」(英)が一般的なため、おおむね「v」音に対応するとされる「ヴ」で問題はない。 | ||
*「おにぎりプロモキャンペーン」として、プレリリース開始日の7月16日から、日本の[[WPN]]加盟店舗で各種ブースターボックスを購入したプレイヤーに、[[オーブ・オヴ・ドラゴンカインド/Orb of Dragonkind]]の[[プロモーション・カード]]が配布されるキャンペーンが行われた。地域別で3種類の[[イラスト]]があり、いずれもおにぎりをモチーフにしたキャラクターが描かれている。ちなみにマジックにもD&Dにもこのようなキャラクターは登場しない。 | *「おにぎりプロモキャンペーン」として、プレリリース開始日の7月16日から、日本の[[WPN]]加盟店舗で各種ブースターボックスを購入したプレイヤーに、[[オーブ・オヴ・ドラゴンカインド/Orb of Dragonkind]]の[[プロモーション・カード]]が配布されるキャンペーンが行われた。地域別で3種類の[[イラスト]]があり、いずれもおにぎりをモチーフにしたキャラクターが描かれている。ちなみにマジックにもD&Dにもこのようなキャラクターは登場しない。 |
2021年12月19日 (日) 21:11時点における版
フォーゴトン・レルム探訪/Adventures in the Forgotten Realms | |
シンボル | 立方体(サイコロ)のシルエットにドラゴン |
略号 | AFR |
コードネーム | Zebra |
発売日 | MO、Arena:2021年7月8日 紙:2021年7月23日 |
セット枚数 | 全281種類 |
フォーゴトン・レルム探訪/Adventures in the Forgotten Realmsは、スタンダード用のエキスパンション。2021年7月23日発売。キャッチコピーは「『勇者のクエスト』来たる……挑戦する勇気はあるか/Champion's Quest Await... If You Dare」。
目次[非表示] |
概要
テーブルトークRPG、ダンジョンズ&ドラゴンズとのコラボレーション・セット。D&Dの世界の1つ、フォーゴトン・レルム/Forgotten Realmsを舞台とする。
新規メカニズムはダンジョンとダンジョン探索、集団戦術、フレイバー語、サイコロ、クラス。その他宝物、有色アーティファクト、フェイズ・アウト、アーティファクト・土地が登場している。
D&Dの醍醐味であるダンジョン探索は、新たなゲーム用カードであるダンジョン・カードを進んでいくキーワード処理である。ダンジョンの各部屋は宝物や罠などを表す誘発型能力を持ち、より深く進んでいくことで強力な効果が発揮される。ダンジョンを踏破することでメリットを得るカードも収録されている。
フレイバー語はD&Dのキャラクターやモンスターの技能、あるいはダンジョンマスター(DM)からの問いかけに対するあなたの行動を表す。能力語のようにルール上の意味は持たない。
TRPGに欠かせないアイテムとして、サイコロが銀枠以外のマジックにも導入された。サイコロを振ることを求めるカードは、高い目を出すことで効果が強力になるが、ファンブル(失敗)を持つカードも存在する。サイコロを振ることを補助したりサイコロを振ることで誘発する能力を持つカードも収録されている。通例ならプレリリース・パックやバンドルにはスピンダウン・ライフカウンター(20面体サイコロ状だが順番に数字が並んでいるライフカウンター)が封入されているが、今回は反対の面の数との和が必ず21になる純粋な20面体サイコロが封入されている。
クラスは新たなエンチャント・タイプであり、プレイヤー自身の職業を表す。クラスはレベルを上げることでより高度な技能を習得できる。
D&Dの技能にもある集団戦術は、攻撃クリーチャーのパワーの総計が6以上であるときに誘発する誘発型能力を表す能力語である。
新規クリーチャー・タイプとしてビホルダー、バード、ノール、ハーフリング、ハムスター、ティーフリングが登場。またモダンホライゾン2で復活したレインジャーにも新規カードが登場している。ダンジョンズ&ドラゴンズの名に偽りなくドラゴンもすべての色に渡って数多く登場し、部族カードも収録されている。またD&Dにおけるハーフエルフが人間・エルフという形で、ドラゴンボーンが人型のドラゴンとして登場しているのもセット特有。
- 本セットの日本語版製品には誤訳のあるカードが10枚以上存在し[1]、またMagic: The Gathering Arenaにおいても20枚以上のカードに誤訳がある[2]。さらに、公式告知記事に記載されていない誤訳も複数存在する。これは日本語版マジック製品史上ワースト記録である。日本語版製品で遊ぶ際はくれぐれも注意。各誤訳の詳細については誤訳/名訳の項を参照。
- 注目のストーリーは存在しないが、上述したDMが問いかける形の名前を持つカード群は、いずれもナダール/Nadaar、ヴェイリス/Varis、エリーウィック/Ellywick、ハーマ/Hamaからなるパーティーの冒険を描いている。
- セット・ブースターに封入される一部のアート・カードは、裏面がD&Dのモンスターのステータスシートになっている。
- 基本土地はDMが読み上げるナレーションのようなフレイバー・テキスト付きとなっている。基本土地カードにフレイバー・テキストが付加されるのは初。
- Magic StoryもD&Dのシナリオという形で公開され、米国公式サイトの製品情報ページの下部では、チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarなどのプレインズウォーカー/PlaneswalkerのD&D用のキャラクターシートなどが用意された。
- 他作品コラボブランドのユニバースビヨンドとは別の企画製品であり、また世界観の設定としてD&Dのフォーゴトン・レルムがマジックの多元宇宙/Multiverseに組み込まれるわけではない[3]。
- カード名やフレイバー・テキストは、既存のD&D邦訳を意識して「デヴィル/Devil」や「レンジャー/Ranger」などマジックの翻訳テンプレートとは異なる訳が当てられている。音写が多いのも同様の理由。
- 「of」を音写時の定番表記である「オブ」ではなく「オヴ」としているのも、原典であるダンジョンズ&ドラゴンズ日本語版の表記を踏襲しているとみられる(ブーツ・オヴ・スピード/Boots of Speedなど)。なお、「of」の発音記号としては「(ə)v」(米)・「ɔv」(英)が一般的なため、おおむね「v」音に対応するとされる「ヴ」で問題はない。
- 「おにぎりプロモキャンペーン」として、プレリリース開始日の7月16日から、日本のWPN加盟店舗で各種ブースターボックスを購入したプレイヤーに、オーブ・オヴ・ドラゴンカインド/Orb of Dragonkindのプロモーション・カードが配布されるキャンペーンが行われた。地域別で3種類のイラストがあり、いずれもおにぎりをモチーフにしたキャラクターが描かれている。ちなみにマジックにもD&Dにもこのようなキャラクターは登場しない。
- フォーゴトン・レルム探訪・アンパサンド・カードとして、WPNプレミアムストアにはフォーゴトン・レルム探訪のすべてのレアと神話レアの、D&Dのロゴの「&(アンパサンド)」がフォイルに組み込まれた仕様のプロモーション・カードが配布された。販売や配布などの扱いは店舗に一任される[4][5]。
リミテッド
2色の組み合わせはそれぞれデッキのアーキタイプとなるテーマが当てられている。2色土地に恵まれていた直近のセットと異なりコモンの汎用マナ基盤は進化する未開地/Evolving Wildsとミミック/Mimicしか無いものの、黒と赤は宝物を生み出すカードが豊富で、白と青もダンジョン探索で宝物が生み出せるためタッチはそれらを活用することになる。
色 | テーマ |
---|---|
白青 | ダンジョン探索 |
白黒 | ダンジョン探索 |
青黒 | サボタージュ能力 |
青赤 | サイコロ |
黒赤 | 宝物 |
黒緑 | クリーチャーの死亡 |
赤緑 | 集団戦術 |
赤白 | 装備品 |
緑白 | ライフ回復 |
緑青 | ランプ |
番外カード
プロモーション・カードや特殊イラスト、特殊な枠のカードはコレクター番号が282番以降の番外カードとなっている。
- ボーダーレス・カード/Borderless Card(#282~298)
- カードの縁まで通常版とは異なるイラストが描かれたカード。フォーゴトン・レルム探訪ではプレインズウォーカー・カードと、ドラゴン・カードに対応して存在する。
- 各種ブースターから非フォイル版、フォイル版共に一定の確率で入手できる。
- ルールブック・カード/Rulebook Card(#299~349)
- D&Dのルールブックに書かれたサンプルキャラクターやモンスターを模したショーケース・フレーム・カード。特定の伝説のクリーチャーや非人間クリーチャー・カードに対応して存在する。
- 各種ブースターから非フォイル版、フォイル版共に一定の確率で入手できる。
- モジュールカード/Module Card(#350~358)
- 1970年代から1990年代のD&Dのモジュール(シナリオ集)の表紙を意識したショーケース・フレーム・カード。基本でない土地に対応して存在する。
- 各種ブースターから非フォイル版、フォイル版共に一定の確率で入手できる。
- 拡張アート枠/Extended-Art Frame(#359~395)
- イラストが両端の枠まで拡大されたカード。ボーダーレス、ショーケース、クラスに当てはまらないすべてのレア・神話レアに存在する。
- 非フォイル版、フォイル版ともにコレクター・ブースターでしか入手できない。
- BOX特典カード(#396)
- 通常版とは異なるイラストの、フォイル拡張アート・カード仕様のヴォーパル・ソード/Vorpal Sword。
- ウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗で各種ブースターボックスを早期購入したプレイヤーに配布される。
- バンドルプロモ(#397)
- 通常版とは異なるイラストのフォイル版宝箱/Treasure Chest。
- バンドルからのみ入手でき、非フォイル版は存在しない。またバンドル日本語版は発売しないので、日本語版カードは存在しない。
- WPNプロモ(#398~402)
- イラストは通常版と同じだが枠がダークフレームのカード。
- フォーゴトン・レルム探訪シーズンのWPNプロモパックからのみ入手できる。フォイル版はプレミアムプロモパックからのみ入手できる。
事前情報
本格的なプレビュー開始前にMark RosewaterのBlog「Blogatog」で収録カードの事前情報が公開された[6]。
- 新たなエンチャント・タイプ:クラス
- -11/-11を与えるカード:ビホルダーの眼/Eyes of the Beholder
- 装備品トークンを生成する死亡誘発を持つクリーチャー:霜の暴君、アイシングデス/Icingdeath, Frost Tyrant
- 伝説のハムスター・クリーチャー・トークンを生成する伝説のクリーチャー:敬愛されるレンジャー、ミンスク/Minsc, Beloved Ranger
- 銀枠でしか見られなかった何かの黒枠への登場:サイコロ
- 調和(Harmony)カウンターを使う楽器のアーティファクト:インストゥルメント・オヴ・ザ・バーズ/Instrument of the Bards
- 対戦相手の勝利を引き留めておくカード:高貴なる行いの書/The Book of Exalted Deeds
- 一定のパワーで攻撃することを参照する能力:集団戦術
- あなたが物語の行く末を決定するカード:君は見張り中に物音を聞いた/You Hear Something on Watchなどのモード呪文
- ヴェクナ/Vecnaの名前を持つ伝説のクリーチャー・トークンを生成するカード:不浄なる暗黒の書/The Book of Vile Darkness
- 以下のルール文章を持つカード
- エンチャントされているパーマネントは宝物・アーティファクトである:幽閉/Minimus Containment
- 護法 — カード1枚を捨てる:西門の主/Westgate Regent
- あなたの手札とライブラリーを交換する:モルデンカイネン/Mordenkainen
- スケルトンと吸血鬼とゾンビ:ミルクルの死の僧侶/Death-Priest of Myrkul
- このマナは、ドラゴン呪文を唱えるためか、ドラゴンの能力を起動するためにのみ使用できる。:オーブ・オヴ・ドラゴンカインド/Orb of Dragonkind
- あなたの墓地にあり土地でないカードの中のマナ総量の種類数:突然の洞察/Sudden Insight
- その後、あなたの手札にあるカードの枚数が3枚より少ないなら、その差に等しい枚数のカードを引く:砂漠滅ぼし、イムリス/Iymrith, Desert Doom
- あなたがあなたのコントロールしているクリーチャーやあなたの墓地にあるクリーチャー・カードと共通のクリーチャー・タイプを持たないクリーチャー呪文を唱えるたび:モンスター見聞家、ヴォーロ/Volo, Guide to Monsters
- このターン中に「[このカードの名前]」という名前でないクリーチャーが死亡していたなら、あなたはあなたの墓地にある[このカードの名前]を唱えても良い。:ドラコリッチ、エボンデス/Ebondeath, Dracolich
- これによりパワーが20になったとき:星山脈の業火/Inferno of the Star Mounts
- 以下のタイプ行のカード
- クリーチャー — ドワーフ・市民:スカルポートの商人/Skullport Merchant
- クリーチャー — ティーフリング・ウィザード:奇抜な弟子/Eccentric Apprentice
- クリーチャー — 人間・エルフ・モンク:ハーフエルフのモンク/Half-Elf Monk
- クリーチャー — エルフ・蜘蛛:ドライダー/Drider
- クリーチャー — ノーム・邪術師:フェイワイルドのペテン師/Feywild Trickster
- クリーチャー — ハーフリング・ならず者:足早のローグ/Lightfoot Rogue
- クリーチャー — 鳥・熊:アウルベア/Owlbear
- 伝説のクリーチャー — ドラゴン・騎士:無私のパラディン、ナダール/Nadaar, Selfless Paladin
- 伝説のクリーチャー — デビル・神:アーチフィーンド、アスモデウス/Asmodeus the Archfiend
- 伝説のクリーチャー — ビホルダー:ギルドの重鎮、ザナサー/Xanathar, Guild Kingpin
イベント
2021年7月16日から7月22日までの間に開催される。参加した各プレイヤーはプレリリース・パックを受け取り、40枚以上のシールドデッキを作り対戦する。
プレリリース・パックの内容は
- 「フォーゴトン・レルム探訪」ドラフトブースターx6
- プレリリース・カード(レアか神話レアからランダムに1枚)
- フォイル仕様両面ダンジョンカード3枚
- 20面体サイコロ 1個
店舗でのプレリリース・イベントに参加し1回戦目の対戦相手とのサイコロの出目勝負に勝つか、「自宅でプレリリース」用に『フォーゴトン・レルム探訪』プレリリース・パックを2個購入したプレイヤーに特製のMTGxDNDカードバインダーが配布された。
製品ラインナップ
- セット・ブースター
- パック開封を楽しみたい人向けのブースターパック。
- ウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗で30パック入りのブースターボックスを早期購入すると、BOX特典カードとしてフォイル版ヴォーパル・ソード/Vorpal Swordが配布される。
- 封入内容は以下のマジックのカード12枚+特殊カード2枚。
- ドラフト・ブースター
- リミテッドプレイ用のブースターパック。
- セット・ブースターと同様にウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗で36パック入りのブースターボックスを早期購入するとBOX特典カードが配布される。
- 封入内容は以下のマジックのカード15枚+特殊カード1枚。
- レアもしくは神話レア1枚。
- アンコモン3枚
- コモン10枚。約3パックに1つの割合で、1枚がいずれかの稀少度のプレミアム・カードに置換される。
- 基本土地1枚。
- トークン・カード、広告カードもしくはダンジョン・カード1枚。
- コレクターブースター
- 主に拡張アート枠やプレミアム・カードが封入されたコレクター向けのブースターパック。
- ドラフト・ブースターと同様に、ウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗でブースターボックスを早期購入するとBOX特典カードが配布される。
- 封入内容は以下のマジックのカード15枚+特殊カード1枚。
- フォイル版のボーダーレス、ルールブック、モジュール、拡張アートのいずれかの仕様のレアか神話レア1枚。
- フォイル版のボーダーレス、ルールブック、モジュールいずれかのコモンかアンコモン1枚。
- ボーダーレス、ルールブック、モジュールいずれかのレアか神話レア1枚
- ボーダーレス、ルールブック、モジュールいずれかのコモンかアンコモン2枚。
- フォーゴトン・レルム探訪統率者デッキの拡張アート仕様のレアか神話レア1枚
- 拡張アート仕様のレアか神話レア1枚
- フォイル版のレアか神話レア1枚。
- フォイル版のアンコモン2枚。
- フォイル版のコモン4枚。
- フォイル版の基本土地1枚。
- フォイル版の両面トークン・カード1枚。
- テーマブースター(日本語版なし)
- 特定のテーマに沿ったカードのみが封入されたブースターパック。フォーゴトン・レルム探訪では5つの色に加えてDungeonを加えた6種類が発売する。
- 封入内容はコモンかアンコモン34枚と、レアか神話レア1枚。一定の確率でコモンかアンコモンの枠1枚がレアか神話レアになる。
- バンドル(日本語版なし)
- 以下の内容が封入された大型商品。今回は日本語版は発売されない。今回はレアカードの枠がアンコモンに置き換わっているエラーパックが頻出する。
- ドラフト・ブースター×10。
- 大判ダンジョン・カード3枚。
- フォイル版の基本土地20枚。
- 基本土地20枚。
- 通常とはイラスト違いのフォイル版宝箱/Treasure Chest。
- 大型20面体サイコロ1個。
- Gift Bundle
- バンドルにコレクター・ブースター1つが追加され、通常のバンドルとは色違いの大型20面体サイコロが封入された製品。8月発売。
- フォーゴトン・レルム探訪統率者デッキ
- 統率者戦用の構築済みデッキ。フォーゴトン・レルム探訪とテーマを共有しフォーゴトン・レルム探訪のカードも含まれるが、独立した製品であり新規カードを含む 収録カードはスタンダード用セットに同名のカードが含まれていない限りスタンダードでは使用できない。
- ドラゴンの怒り/Draconic Rage - 赤緑のドラゴンをテーマとしたデッキ。
- 勇敢なるオーラ/Aura of Courage - 緑白青のオーラや装備品をテーマとしたデッキ
- 死のダンジョン/Dungeons of Death - 白青黒のダンジョン探索をテーマとしたデッキ
- 次元の門/Planar Portal - 黒赤の追放領域のカードや宝物をテーマとしたデッキ
パッケージ・イラスト
- ドラフト・ブースター
- コレクター・ブースター
- 悪意のビホルダー/Baleful Beholder(ルールブック版)
主な開発スタッフ
- Andrew Veen(展望デザイン・チームリーダー)
- Jules Robins(セット・デザイン・チームリーダー)
その他のスタッフについては米国版セット特設サイトのクレジットを参照。
公式特集ページ
製品情報
- フォーゴトン・レルム探訪(マジック日本公式サイト 製品情報)
- 『フォーゴトン・レルム探訪』(マジック米国公式サイト日本語版 製品情報)
- 『フォーゴトン・レルム探訪』カードイメージギャラリー(マジック米国公式サイト日本語版)
- 『フォーゴトン・レルム探訪』特別版カードイメージギャラリー(マジック米国公式サイト日本語版)
- 『フォーゴトン・レルム探訪』統率者デッキカードイメージギャラリー(マジック米国公式サイト日本語版)
- 『フォーゴトン・レルム探訪』のメカニズム(Daily MTG 2021年6月24日)
- Adventures in the Forgotten Realms Product Overview/『フォーゴトン・レルム探訪』製品紹介(Daily MTG 2021年6月29日)
- Collecting Adventures in the Forgotten Realms/『フォーゴトン・レルム探訪』をコレクションする(Daily MTG 2021年6月29日)
- Updating The List for Adventures in the Forgotten Realms(Daily MTG 2021年7月6日)
- 『フォーゴトン・レルム探訪』一部カードにおけるテキスト訂正のお知らせとお詫び(マジック日本公式サイト 2021年7月9日)
- Adventures in the Forgotten Realms Release Notes/『フォーゴトン・レルム探訪』リリースノート(PDF文書)(Daily MTG 2021年7月12日)
- The Tokens of Adventures in the Forgotten Realms/『フォーゴトン・レルム探訪』のトークン(Daily MTG 2021年7月12日)
- Adventures in the Forgotten Realms Art Cards(Daily MTG 2021年7月12日)
- Adventures in the Forgotten Realms Update Bulletin/『フォーゴトン・レルム探訪』更新速報(総合ルール更新、オラクル更新)(Daily MTG 2021年7月15日)
開発コラム
Making Magic -マジック開発秘話- - Mark Rosewaterによるコラム。
- ダンジョンズ・アンド・デザインズ その1(Making Magic 2021年7月5日)
- ダンジョンズ・アンド・デザインズ その2(Making Magic 2021年7月12日)
- ダンジョン語り その1(Making Magic 2021年7月19日)
- ダンジョン語り その2(Making Magic 2021年7月26日)
- こぼれ話:『フォーゴトン・レルム探訪』 その1(Making Magic 2021年8月2日)
- こぼれ話:『フォーゴトン・レルム探訪』 その2(Making Magic 2021年8月10日)
- デザイン演説2021(Making Magic 2021年8月16日)
その他。
- Behind the Scenes of Booster Fun for Adventures in the Forgotten Realms/『フォーゴトン・レルム探訪』のブースター・ファンの舞台裏(Daily MTG 2021年6月29日)
- The Deck of Many Things(Daily MTG 2021年7月1日)
- Quest for the Icosahedron(Daily MTG 2021年7月1日)
- Every Adventurer Needs a Class(Daily MTG 2021年7月2日)
背景設定
D&Dで遊ぶためのシナリオ集。
- In Scarlet Flames/紅蓮の炎の中で(pdf文書)(Daily MTG 2021年6月30日)
- The Hidden Page/隠しページ(pdf文書)(Daily MTG 2021年7月7日)
- A Verdant Tomb/沃野の墳墓(pdf文書)(Daily MTG 2021年7月14日)
- Deepest Night/[https://mtg-jp.com/assets/images/products/dungeons-dragons/04_EP4_Adventure.pdf 最も深き夜(pdf文書)(Daily MTG 2021年7月21日)
- From Cyan Depths/蒼き深淵より(pdf文書)(Daily MTG 2021年7月28日)
その他
- 『ゼンディカーの夜明け』公開と公式発表まとめ(Daily MTG 2020年9月1日)
- 『ストリクスヘイヴン:魔法学院』プレビュー日程と2021年のマジック製品発売日のお知らせ[(Daily MTG 2021年3月18日)
- Welcome to the Summer of Legend/「Summer of Legend」へようこそ(Daily MTG 2021年5月6日)
- Where to Find Adventures in the Forgotten Realms Previews(Daily MTG 2021年6月23日) - プレビュー予定
- 『フォーゴトン・レルム探訪』プレリリース入門(Daily MTG 2021年7月12日)
- WPN店舗限定!『フォーゴトン・レルム探訪』特製カードバインダー&おにぎりプロモカードキャンペーン(マジック日本公式サイト)
動画
マジック:ザ・ギャザリングYoutube公式チャンネル
- 『フォーゴトン・レルム探訪』:夢の共演(2021年6月30日)
- 『フォーゴトン・レルム探訪』:お菓子のダンジョン(2021年7月1日)
- 『フォーゴトン・レルム探訪』:レッツロール(2021年7月2日)
- 『フォーゴトン・レルム探訪』:クラス当て(2021年7月3日)
- 『フォーゴトン・レルム探訪』:マジック・ダンジョン・マスター(2021年7月6日)
- 『フォーゴトン・レルム探訪』:マジック、D&Dと出会う(2021年7月7日)
脚注
- ↑ 『フォーゴトン・レルム探訪』一部カードにおけるテキスト訂正のお知らせとお詫び(マジック日本公式サイト 2021年7月9日)
- ↑ マジック:ザ・ギャザリング アリーナ『フォーゴトン・レルム探訪』日本語版カードテキスト訂正のお知らせとお詫び(マジック日本公式サイト 2021年7月9日)
- ↑ マジックの旅は多元宇宙を越えて(Daily MTG 2021年2月25日)
- ↑ ウィザーズ公認店舗を応援し、さらなる「Summer of Legend」プロモを受け取ろう(Daily MTG 2021年6月23日)
- ↑ 『Mystery Booster』Convention Edition 8月20日到着(Wizards Play Network 2021年6月20日)
- ↑ Maro’s Adventures in the Forgotten Realms Teaser(Blogatog 2021年6月23日)
参考
- カードリスト(Wisdom Guild)
- カード個別評価:フォーゴトン・レルム探訪
- カードセット一覧
- エルドレインの王権 - テーロス還魂記 - イコリア:巨獣の棲処 - 基本セット2021
- ゼンディカーの夜明け - カルドハイム - ストリクスヘイヴン:魔法学院 - フォーゴトン・レルム探訪
- イニストラード:真夜中の狩り - イニストラード:真紅の契り - 神河:輝ける世界 - ニューカペナの街角