アーチフィーンド、アスモデウス/Asmodeus the Archfiend
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伝説のクリーチャー — デビル(Devil) 神(God)
バインディング・コントラクト ― あなたがカード1枚を引くなら、代わりにライブラリーの一番上にあるカード1枚を裏向きに追放する。
(黒)(黒)(黒):カード7枚を引く。
(黒):アーチフィーンド、アスモデウスによって追放されているすべてのカードをオーナーの手札に戻し、あなたはその枚数に等しい点数のライフを失う。
バインディング・コントラクトによってライフと引き換えに大量ドローさせてくれる伝説のデビル・神。
ネクロポーテンス/Necropotence+グリセルブランド/Griselbrandといった性能。ただグリセルブランドと異なり7枚引くには計4マナかかり、ライフを取り戻す手段も備えていないので別途調達する必要がある。一方でドロー能力とライフロス能力が分かれているため、踏み倒す手段がいくらか存在する。
簡単なのはドロー能力に対応して生け贄に捧げることだが、6/6クリーチャーを使い潰してしまうのも考え物。ガーディアン・オヴ・フェイス/Guardian of Faithなどでフェイズ・アウトさせるとよい。また、何らかの方法でこれの起動型能力だけを得られれば、3マナ7ドロー(ライフロス無し)という驚異的な効率のドローエンジンと化す。統率者戦でよく使用される壊死のウーズ/Necrotic Oozeは固有色も一致しており相方になりえる。スタンダードではイニストラード:真紅の契りに這い寄る継ぎ接ぎ/Patchwork Crawlerという格好の相方が存在する。地底王国のリッチ/Underrealm Lichのような、ドローを他のイベントにしてしまう置換効果を使うのも手である。他のイベントになってしまえばアスモデウスの置換効果は適用できないため7枚分まるまる使えることとなる。 リミテッドでは吸血鬼の落とし子/Vampire Spawnなどでライフを安全圏にしつつ大量のドローから一気に決めたい。
- 日本語版には、通常版・拡張アート版ともに、タイプ行の「デビル」が「悪魔」となっている誤訳があり、訂正が出されている[1]。
- 同じセットのパワー・ワード・キル/Power Word Killにも同様の誤りがある。
[編集] ルール
- 1つ目と3つ目の能力は関連している能力である。一度アーチフィーンド、アスモデウスが戦場を離れて戻ってきた場合など、新しいオブジェクトになってしまったら以前のアスモデウスで追放したカードは手札に戻せない。
- 何らかの理由であなたが2体以上のアーチフィーンド、アスモデウスをコントロールしていてカードを引く場合、どのアスモデウスの置換効果を適用するか選ぶ。3つ目の能力で手札に戻せるのはそのアスモデウスの置換効果を適用したカードだけである。
[編集] ストーリー
アスモデウス/Asmodeusはダンジョンズ&ドラゴンズのキャラクター。神。男性(イラスト)。属性は秩序にして悪。
九層地獄の支配者/The Lord of the Nine Hellsことアスモデウスは、宇宙の支配を望んでいる。彼の信じるところによれば、彼の監視下にて、宇宙は原初の完全な状態となり、すべての生き物は地獄の階級制度の地位を割り当てられる。戦争は終結し、すべての生き物は叶えるべき目的を持つ。宇宙は理想郷となるだろう――少なくともアスモデウスはそのように見ている。
もちろん彼の考えによれば、アスモデウス自身こそが、この理想の未来へと導くのに必要なカリスマと強さと洞察力を兼ね備えた唯一の存在だ。デヴィルのライバルたちは下等で、もし彼らのやりたいようにやらせたなら、宇宙はデーモン(D&Dにおけるデーモンは混沌の存在であり、秩序たるデヴィルとは宿敵にあたる)が蔓延する大渦と化してしまうだろう。善の者たちは感傷的な愚か者ばかりで、為すべきことを為すには繊細で軟弱すぎる。彼の頭の中では、アスモデウスは宇宙を壊滅から守るため、宇宙自身に選ばれた者なのだ。
- 九層地獄/The Nine Hellsと呼ばれる世界「バートル」を支配する九大君主の一柱で、かつては堕天使の首領格であった。上記のようにその性格は尊大かつ傲慢であり、他の九大君主を含めた多元宇宙/The Multiverseのすべての存在を見下している。
- アスモデウスとはもともと、ユダヤ教およびキリスト教における悪魔の一体。
[編集] 登場作品・登場記事
- The Legends of Adventures in the Forgotten Realms/『フォーゴトン・レルム探訪』の伝説たち(Feature 2021年7月16日 James Wyatt著)
[編集] 脚注
- ↑ 『フォーゴトン・レルム探訪』一部カードにおけるテキスト訂正のお知らせとお詫び(マジック日本公式サイト 2021年7月9日)