宝箱/Treasure Chest
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Treasure Chest / 宝箱 (3)
アーティファクト
アーティファクト
(4),宝箱を生け贄に捧げる:1個のd20を振る。
1|罠だ! ― あなたは3点のライフを失う。
2-9|宝物(Treasure)トークン5つを生成する。
10-19|あなたは3点のライフを得てカード3枚を引く。
20|あなたのライブラリーからカード1枚を探す。それがアーティファクト・カードであるなら、あなたはそれを戦場に出してもよい。そうでないなら、そのカードをあなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。
宝箱らしく開けてみるまで何が起こるかわからないサイコロ効果アーティファクト。フォーゴトン・レルム探訪の他のサイコロ参照カードには、効果自体は同系統だが得られるアドバンテージの大きさが出目で左右される、というものが多いが、このカードは出目によって全く系統の違う結果が待っている。
- 出目2-9
- 宝物トークン5つの生成。合計では7マナを費やしているわけで、テンポ・アドバンテージの面ではまだマイナスの効果。1度に支払えるマナが大きく増加するので全くの無駄とはならないものの、ラスト・モンスター/Rust Monsterのようにアーティファクトを利用したり、秘儀の調査員/Arcane Investigatorのようにマナフラッド受けができる手段を別途用意しておきたいところ。
- 出目20
- 無条件のカードサーチ。探してきたカードがアーティファクトである場合はコストを踏み倒してそのまま戦場に出せる。効果自体は無論強力なものの、この環境のリミテッドにおいてはコスト踏み倒しが嬉しいほどの重いアーティファクトは少ない。基本的には踏み倒しはあまり気にせず、その場に一番適したカードをサーチしてくることになるだろう。
- カードプールの広いフォーマットの構築においてはアーティファクトサーチ+コスト踏み倒しの組み合わせはそのまま勝利に繋げられるほどの効果ではあるが、低確率の「当たり」を期待してあえてこのカードを採用する場面はなかなか無いと思われる。
あまりにも不安定すぎるため構築向きではないが、かといってリミテッドでも手放しで採用するには効果のランダム性が難しい。採用する以上は出目10以上の効果が狙いたいところなので、バーバリアン・クラス/Barbarian Classやピクシーの案内人/Pixie Guideによる出目のサポートを含んだサイコロシナジーのあるデッキで使いたい。これらがあれば出目1の「外れ」が出る確率はほとんど無視できる。そのようなデッキであれば秘儀の調査員も無理なくデッキに入ってくるので、宝物トークンも無駄なく利用できるだろう。
- 「1/2の確率で3ドロー」できるアーティファクトとしては魔術師の金庫/Sorcerer's Strongboxと比較できる。ハズレが起こりにくい代わりに一発勝負であることやマナ・コストなど異なるが、少なくとも延々とマナを吸われる可能性はない。
- 黒枠での数少ないデメリット効果のあるサイコロカード。アングルードで不評となりUnstableで排除された要素だが、フレイバーを優先しての採用かもしれない。
- フォーゴトン・レルム探訪のバンドルには異なるイラストのプレミアム仕様プロモーション・カードが封入されている[1]。
- こちらのアーティストはScott Murphy氏であり、同氏の手掛けたミミック/Mimic(通常版イラスト)とは台座や周囲に散らばる骨が酷似している。
[編集] 脚注
- ↑ Adventures in the Forgotten Realms Product Overview/『フォーゴトン・レルム探訪』製品紹介(Daily MTG 2021年6月29日 Max McCall著)