リベリオン

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リベリオン(Rebellion)は白ウィニーの一種で、マスクス・ブロック構築及びマスクス・ブロックを含むスタンダードで一世を風靡したレベルデッキの呼称。

[編集] 概要

リクルート能力によって次々とレベル・クリーチャーを展開し、一気に押し切る。

起動型能力によってクリーチャーを戦場に出すため、通常の打ち消しでは対処されず、なおかつインスタント・タイミングで動けるため、総じてパーミッションに強い。また、果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Heroやプロテクション・クリーチャーの存在により、単体除去にも耐性がある。そのため、超速攻の白ウィニーというより、ややコントロールデッキとしての趣きが強い。

• レベリオンと呼ぶ人も多いが、rebel（反逆者）と、rebellion（反乱）は発音が違う。後者は前者の派生語である。
  • rebellionは"rɪˈbeljən（オックスフォード現代英英辞典第8版より）"であり、「リベリオン（リーベリヤン）」とも「レベリオン（レーベリヤン）」とも音写できる。一方rebelは"ˈrebl"である。

[編集] マスクス・ブロック＋インベイジョン・ブロック期

インベイジョンでは得たものは少なく、さらにサーボの命令/Tsabo's Decreeという天敵カードも登場。

それでもメタの一角を占めていたため、野火/Flashfiresや反逆者の密告人/Rebel Informerが対策カードとして使用されていた。

上記の対策カードに耐性をつけるため、青を散らしレベルをフィニッシャーに据えたカウンターレベルというデッキも登場した。ただし、カウンターレベルはビートダウンデッキではなく、リベリオンとは一般に区別される。詳細はカウンターレベルの項を参照。

• 対立デッキの派生として、レベルを用いるデッキも存在した。詳細はレベル対立の項を参照。

[編集] サンプルレシピ

• 備考
  • プロツアーシカゴ00 優勝 （参考）
  • 使用者:Kai Budde
• フォーマット
  • スタンダード（第６版、マスクス・ブロック＋インベイジョン）

• 緑をタッチしている。野火/Flashfiresの被害を減らすために低木林地/Brushlandが採用され、増進+衰退/Wax+Waneでファイアーズに対処しやすくなっている。

[編集] マスクス・ブロック構築

メタゲームの中心にリベリオンが存在していた。

当時はレジェンド・ルール改訂前だったため、純粋なミラーマッチでは果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Heroを先に出した方が勝つというマジックとは別のゲームになってしまっていた。そうした「運ゲー」を避けるため、ミラーマッチ用に真理の声/Voice of Truthを投入したものや、緑をタッチしてブラストダーム/Blastodermなどの大型クリーチャーを入れるメロンなどの派生系も生まれた。

結局果敢な勇士リン・シヴィーは2000年7月1日付けで禁止カードに指定されるが、それでもなおメタの中心にあった。

[編集] プロフェシー後

• 備考
  • 世界選手権00 マスクス・ブロック構築部門 5-0-1 （参考）
  • 使用者:Dominik Hothow
• フォーマット
  • マスクス・ブロック構築（メルカディアン・マスクス＋ネメシス＋プロフェシー）

• 黒を追加し、殺し/Snuff Outなどの除去やミラーマッチ用の反逆者の密告人/Rebel Informerが採用されている。

[編集] 初期型

• 備考
  • プロツアーニューヨーク00春 準優勝 （参考）
  • 使用者:Marsh Warren
• フォーマット
  • マスクス・ブロック構築（メルカディアン・マスクス＋ネメシス）

• 最初期のもの。ミラーマッチに備えやや重めの構成になっている。

[編集] ウルザ・ブロック＋マスクス・ブロック期

十字軍/Crusadeと栄光の頌歌/Glorious Anthemをフル投入したエイトクルセイドと呼ばれるタイプが登場する。

それまでの白ウィニーとは異なり、ハルマゲドン/Armageddonなどのマナロックは使用せず、リクルート能力のためのマナ加速としてガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleを使用するバージョンが登場（このアイディアは関西発祥だそうだ）。

マナ・コストがばらけているため火薬樽/Powder Kegにも耐性があり、強力なマスティコア/Masticoreのおかげでボードコントロール力も高い。

一部には、果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Heroを使用せず、軽いレベルウィニーに統一して十字軍/Crusadeで強化する純正の白ウィニータイプのデッキも組まれた。

• 当時の単色化の傾向に合わせ、プロテクションクリーチャーに最下層民/Pariahをつける場合も多かった。

[編集] サンプルレシピ

• 備考
  • インビテーショナル00春 優勝 （参考）
  • 使用者:Chris Pikula
• フォーマット
  • スタンダード（第６版、ウルザ・ブロック＋メルカディアン・マスクス＋ネメシス）

[編集] エクステンデッド（テンペスト期)

同時期、同環境の白ウィニー同様、青を散らして翻弄する魔道士/Meddling Mageや渦まく知識/Brainstormなどを取り入れたものが登場した。

翻弄する魔道士やもみ消し/Stifleでコンボデッキに対抗する。悟りの教示者/Enlightened Tutorによるシルバーバレット戦略を取り入れるバージョンも多い。

• 白ウィニーにレイモス教の兵長/Ramosian Sergeantと鞭縄使い/Whipcorderのみを採用したタイプも見られた（→白ウィニー）。

[編集] サンプルレシピ

• 備考
  • The Finals03 ベスト4 （エクステンデッド部門3勝1敗1分）
  • 使用者:田中久也
• フォーマット
  • エクステンデッド（第６版～第８版、テンペスト～ミラディン）

[編集] パウパー

パウパーにも少数が存在する。

リクルーターとしては1マナはレイモス教の兵長/Ramosian Sergeant、2マナはレイモス教の副長/Ramosian Lieutenant、アムローの偵察兵/Amrou Scout、果敢な隼/Defiant Falconが候補となる。

それ以外のレベルとしては、メタゲームにもよるがアムローの求道者/Amrou Seekers、エイヴンの裂け目追い/Aven Riftwatcher、ヴェク追われの盲信者/Zealot il-Vec、熱風の滑空者/Thermal Glider、夜風の滑空者/Nightwind Gliderなどがよく採用される。Modern Masters参入後は、部族エンチャントである静寂の捕縛/Bound in Silenceも定番カード。

[編集] 白単Post

• 備考
  • Pauper Daily #3314327 on 01/24/2012 4-0 （参考）
  • 使用者：BoozyWoozy
• フォーマット
  • パウパー（～マスクス・ブロック）

• マナ基盤として8postを採用したタイプ。

[編集] タッチ赤

• 備考
  • Pauper Daily #6281989 on 11/11/2013 4-0 （参考）
  • 使用者：VeJi
• フォーマット
  • パウパー（～テーロス）

• 赤をタッチして火力を採用したタイプ。
• レベル以外の飛行クロックとして戦隊の鷹/Squadron Hawkが採用されている。

[編集] 白赤トークン

• 備考
  • Pauper Daily #8418514 on 06/30/2015 4-0 （参考）
  • 使用者：madarameBK
• フォーマット
  • パウパー（～モダンマスターズ2015）

• レベルの枚数を抑え、白単トークンとハイブリッドしたタイプ。

[編集] タッチ黒

• 備考
  • Pauper Daily #8439743 on 07/05/2015 4-0 （参考）
  • 使用者：mebigunot
• フォーマット
  • パウパー（～モダンマスターズ2015）

• 黒をタッチしたタイプ。時のらせんブロックで登場した黒のレベルクリーチャーから、リクルーターの荒廃語り/Blightspeakerとタッパーのラースのわな師/Rathi Trapperが採用されている。

[編集] 参考

• レベル
• 白ウィニー
• デッキ集