マナ・コストを支払うことなく唱える

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2015年2月15日 (日) 12:56時点における紙餅 (トーク | 投稿記録)による版
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マナ・コストを支払うことなく唱える/cast ... without paying its mana costとは、代替コストのうち、リソース支払うことなく唱えることを許可する書式である。


Omniscience / 全知 (7)(青)(青)(青)
エンチャント

あなたは、あなたの手札から呪文を、それらのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。



Oracle of Bones / 骨の神託者 (2)(赤)(赤)
クリーチャー — ミノタウルス(Minotaur) シャーマン(Shaman)

速攻
貢納2(このクリーチャーが戦場に出るに際し、あなたの望む対戦相手1人はこれの上に+1/+1カウンターを2個置いてもよい。)
骨の神託者が戦場に出たとき、貢納が支払われていない場合、あなたはあなたの手札からインスタント呪文1つかソーサリー呪文1つを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。

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目次

概要

呪文の中には、本来のマナ・コストのほかに、「代わりに」支払うことで唱えることができる特別なコスト、すなわち代替コストを持つものがある。その中でも特にこの「マナ・コストを支払うことなく唱える」という書式のものは、マナ・コストの支払いを免除する。

ルール文章には「あなたは[このオブジェクト]をマナ・コストを支払うことなく唱える(唱えてもよい)/You (may) cast [this object] without paying its mana cost.」と書かれる。

その呪文自身に定義されている場合もあれば、別のカードの効果によって与えられる場合もある。またあるいは別のカードの効果の一部としてその解決時に処理されることもある。

  • たいていの場合はマナなどを支払わなくて済むためお得であるが、呪文の性質によっては不利になることがある点に注意。
    • X=0に指定されてしまうため、X火力ハイドラなどとは相性が悪い。
    • 「唱えるために使われたマナ」が存在しないため、それを参照する烈日向上呪文などとも若干相性が悪い。
  • 「マナ・コストを支払う代わりに(0)を支払ってもよい」という書式(例:精神壊しの罠/Mindbreak Trap)と挙動はよく似ている。

ルール

代替コストのページも参照。

  • マナなどのコスト支払いがないだけで、その他の点については通常の呪文唱える手順に従う。対象がないのに勝手に唱えたりはできないし、打ち消しされたりもする。
  • 呪文自体の性質は変化しない。その呪文のマナ・コストや点数で見たマナ・コストなども変化しない。特別に許可されていない限り、ソーサリーインスタント・タイミングで唱えたりもできない。
    • 特別に許可されている場合とは、呪文や能力の解決中に呪文を唱えるよう指示されたり、「瞬速を持つかのように唱えてよい」といったさらなる効果があるときのこと。例えば続唱によってインスタント・タイミングでソーサリーなどを唱えることができる。このことは、「マナ・コストを支払うことなく」という句がなくても同じ。
  • マナ・コストが文字(X、Y)を含み、その文字を含む他のコストがない場合、それは0でなければならない。(CR107.3b
  • 支払いを免除されるのはマナ・コストのみである。追加コスト増加したコストまでは代替できず、総コストを直接変更する効果も無視できない。
    • 強制の追加コストは必ず支払う必要があり、任意の追加コストは支払うかどうかを選ぶことができる。
  • これは代替コストの一種であるため、これを適用することを選んだ場合、他の代替コストを適用することはできない。
    • 超過授与などの追加効果を利用するには、その代替コストを支払う必要がある。
    • 「マナ・コストを支払うことなく唱えてもよい」という効果は、呪文を唱えるかどうかの選択肢のみ与える。これにより呪文を唱えるなら、マナ・コストを支払わないことは強制であり、他の代替コストは適用できない。
  • 唱えることに誘発する能力(例:ストーム複製伝説のエルドラージの能力、強請果敢など)も、通常同様に誘発する。ただしそれにマナなどの支払いが必要な場合、そちらは支払う必要がある。

「マナ・コストを支払うことなく唱える」処理を含む/関連するキーワード能力

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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