引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
24行: 24行:
 
[[スタンダード]]では、登場時には[[エルドラージ変身]]で単独採用、[[基本セット2011]]で[[原始のタイタン/Primeval Titan]]が登場してからは[[エルドラージ (デッキ)|エルドラージ・ランプ]]の切り札として採用されている。中盤の[[召喚の罠/Summoning Trap]]から突然現れる他、[[ウギンの目/Eye of Ugin]]や[[エルドラージの寺院/Eldrazi Temple]]から唱えられて勝負を決めることも珍しくない。
 
[[スタンダード]]では、登場時には[[エルドラージ変身]]で単独採用、[[基本セット2011]]で[[原始のタイタン/Primeval Titan]]が登場してからは[[エルドラージ (デッキ)|エルドラージ・ランプ]]の切り札として採用されている。中盤の[[召喚の罠/Summoning Trap]]から突然現れる他、[[ウギンの目/Eye of Ugin]]や[[エルドラージの寺院/Eldrazi Temple]]から唱えられて勝負を決めることも珍しくない。
  
[[エクステンデッド]]では[[Trap Ramp]]の切り札。[[秘匿]][[土地]]([[風立ての高地/Windbrisk Heights]]と[[苔汁の橋/Mosswort Bridge]])の爆発力を最大限に生かすことができる。同じく決定力のある[[ファッティ]]として[[エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria]]と使い分けられるが、こちらは[[素出し]]がほぼ不可能な代わりに打ち消されず、ほぼ確実に勝利を決められるのが強み。
+
[[エクステンデッド]]では[[緑白秘匿|Trap Ramp]]の切り札。[[秘匿]][[土地]]([[風立ての高地/Windbrisk Heights]]と[[苔汁の橋/Mosswort Bridge]])の爆発力を最大限に生かすことができる。同じく決定力のある[[ファッティ]]として[[エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria]]と使い分けられるが、こちらは[[素出し]]がほぼ不可能な代わりに打ち消されず、ほぼ確実に勝利を決められるのが強み。
 +
 
 +
開始初期の[[モダン]]では[[12post#モダン|12post]]の[[フィニッシャー]]として猛威を振るった。[[雲上の座/Cloudpost]]の大量マナから素出しするただけでなく、[[裂け目の突破/Through the Breach]]を利用して高速で戦場に出し対戦相手の場を壊滅させる[[ギミック]]も搭載されていた。雲上の座の[[禁止カード|禁止]]後は[[青白トロン#モダン|青白トロン]]で[[ウルザランド]]の大量マナを有効利用するために採用されている。
  
 
[[エターナル]]では[[ドルイドの誓い/Oath of Druids]]などでコストを踏み倒して使用される。エムラクールを[[対象]]に取れない[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]が[[除去]]の主流であるため絶大な制圧力を誇る。[[カウンターオース]]ではライブラリーを修復する能力もメリットとして働く。[[レガシー]]では[[実物提示教育/Show and Tell]]や[[騙し討ち/Sneak Attack]]などによって高速で戦場に現れる。特に[[速攻]]が付加される騙し討ちとの相性は最高で、[[Show and Tell]]([[スニークアタック#レガシー|スニークアタック]])を[[トップメタ]]に押し上げる原動力になった。
 
[[エターナル]]では[[ドルイドの誓い/Oath of Druids]]などでコストを踏み倒して使用される。エムラクールを[[対象]]に取れない[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]が[[除去]]の主流であるため絶大な制圧力を誇る。[[カウンターオース]]ではライブラリーを修復する能力もメリットとして働く。[[レガシー]]では[[実物提示教育/Show and Tell]]や[[騙し討ち/Sneak Attack]]などによって高速で戦場に現れる。特に[[速攻]]が付加される騙し討ちとの相性は最高で、[[Show and Tell]]([[スニークアタック#レガシー|スニークアタック]])を[[トップメタ]]に押し上げる原動力になった。

2012年3月15日 (木) 19:48時点における版


Emrakul, the Aeons Torn / 引き裂かれし永劫、エムラクール (15)
伝説のクリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)

この呪文は打ち消されない。
あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンに続いて追加の1ターンを行う。
飛行、プロテクション(1色以上の呪文)、滅殺6
引き裂かれし永劫、エムラクールがいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれたとき、オーナーは自分の墓地を自分のライブラリーに加えて切り直す。

15/15

歴代最高のパワー/タフネス銀枠除く)をはじめとした過剰なまでの性能を備えた伝説のエルドラージ

唱えることで追加のターンを得られるため、実質的に速攻を持ち、唱えた際に生じた隙まで埋めることが可能である。さらに打ち消されることもなく、プロテクションによる除去耐性まで備え、驚異的なサイズ飛行滅殺6によって戦闘力も圧倒的である。

利用

唱えることさえできれば相当な支配力を持つが、それまでがとても大変。コスト重さが何よりの問題である。

構築では大量にマナの出る構成にする、コストを踏み倒す、という二種類のアプローチが基本。後者では唱えたときの能力を無視し、戦場での支配力のみを当てにする場合も多い。

エルドラージ覚醒リミテッドでは、エルドラージ・落とし子トークンなどのサポートがあり、全体的に低速環境なので唱えられる可能性がないわけではないが、ある程度狙ってピックしていかなければ難しいだろう。

スタンダードでは、登場時にはエルドラージ変身で単独採用、基本セット2011原始のタイタン/Primeval Titanが登場してからはエルドラージ・ランプの切り札として採用されている。中盤の召喚の罠/Summoning Trapから突然現れる他、ウギンの目/Eye of Uginエルドラージの寺院/Eldrazi Templeから唱えられて勝負を決めることも珍しくない。

エクステンデッドではTrap Rampの切り札。秘匿土地風立ての高地/Windbrisk Heights苔汁の橋/Mosswort Bridge)の爆発力を最大限に生かすことができる。同じく決定力のあるファッティとしてエメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeriaと使い分けられるが、こちらは素出しがほぼ不可能な代わりに打ち消されず、ほぼ確実に勝利を決められるのが強み。

開始初期のモダンでは12postフィニッシャーとして猛威を振るった。雲上の座/Cloudpostの大量マナから素出しするただけでなく、裂け目の突破/Through the Breachを利用して高速で戦場に出し対戦相手の場を壊滅させるギミックも搭載されていた。雲上の座の禁止後は青白トロンウルザランドの大量マナを有効利用するために採用されている。

エターナルではドルイドの誓い/Oath of Druidsなどでコストを踏み倒して使用される。エムラクールを対象に取れない剣を鍬に/Swords to Plowshares除去の主流であるため絶大な制圧力を誇る。カウンターオースではライブラリーを修復する能力もメリットとして働く。レガシーでは実物提示教育/Show and Tell騙し討ち/Sneak Attackなどによって高速で戦場に現れる。特に速攻が付加される騙し討ちとの相性は最高で、Show and Tellスニークアタック)をトップメタに押し上げる原動力になった。

ルール

プロテクション有色呪文)は、プロテクション(インスタント呪文かソーサリー呪文かオーラ呪文)などと言い換えるとわかりやすい。

関連カード

サイクル

エルドラージ覚醒神話レア伝説のエルドラージクリーチャーサイクル。いずれも無色で、唱えたときに誘発する誘発型能力と、墓地に置かれたときに墓地をライブラリーに加えて切り直す誘発型能力を持つ。

その他

参考

QR Code.gif