変身/Polymorph
提供:MTG Wiki
Polymorph / 変身 (3)(青)
ソーサリー
ソーサリー
クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。それのコントローラーは、自分のライブラリーを、クリーチャー・カードが公開されるまで上から1枚ずつ公開し続ける。そのプレイヤーはそのカードを戦場に出し、その後、これにより公開された他のすべてのカードを自分のライブラリーに加えて切り直す。
カード名の通り、クリーチャーを別のクリーチャーに変身させるソーサリー。青には珍しく、(リスクが大きいながら)クリーチャーを破壊によって除去できるカードでもある。
自分のクリーチャーに撃つ場合は脱走魔術師/Fugitive Wizardがマハモティ・ジン/Mahamoti Djinnなどのフィニッシャーに化けてくれると理想的だが、実際に使うとそう上手くはいかず、安定性に欠けて使いにくい。ライブラリー操作をしながら使うのが無難。
デッキ内のクリーチャーカードをファッティのみにし、非クリーチャー・カードを使って用意したクリーチャー(例えばトークンや、ミシュラランドや休眠エンチャントなどクリーチャー化するもの)を変身させれば確実。対戦相手から奪ったクリーチャーに使うのもよいだろう。上手く回ればさながらオースである。
エルドラージ覚醒以降のスタンダードでは、引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornなどの巨大エルドラージへの変身を狙ったエルドラージ変身がトーナメントで活躍している。
- 変身させる対象のクリーチャーの破壊は追加コストではなく効果の一部。よって、解決前に対応して除去などを使われて対象不適正にされると立ち消えしてしまう。
- 破壊不能持ちクリーチャーに対して使うと、そのコントローラー側に単純にクリーチャーが1体増える。
- 基本セット2010では唯一の再生できないクリーチャー破壊。リミテッドでは目の前の再生クリーチャー対策にはなるが、その後の展開は相手のデッキ内容とお互いの運次第か。
- 神話や昔話に頻出するいかにも魔法らしい魔法である点から、ウィザードの色である青に設定されたと思われるが、「クリーチャーを直接除去する要素がある」「何が出てくるかわからない不確実性が強い」という点では青よりも赤のほうがふさわしいとされたようで、2016年ごろからは赤のバリエーションが目立つ。
関連カード
主な亜種
特記しない限りソーサリー。通常の字体は青、太字が赤。別途元手を用いないものはドルイドの誓い/Oath of Druidsの項を、ライブラリーから出すのではなくトークンに変えてしまうものは死後の生命/Afterlifeの項を参照。
- 激浪の多相の戦士/Riptide Shapeshifter - (2)(青)(青)で自身を生け贄に捧げて、指定したクリーチャー・タイプのクリーチャーをライブラリーから出すクリーチャー。5マナ3/3。(オンスロート)
- 変幻の杖/Proteus Staff - (2)(青)で変身に似た効果を発揮するタップ能力を持つアーティファクト。変身元のクリーチャーはライブラリーの一番下に置かれる。3マナ。(ミラディン)
- 編直し/Reweave - どのパーマネントにも適用できるようになった連繋付き秘儀呪文。変身元のパーマネントは生け贄に捧げられる。6マナ(連繋は4マナ)。(神河物語)
- 歪んだ世界/Warp World - 各プレイヤーは全パーマネントをライブラリーに戻し、戻した枚数だけライブラリーの上を公開してその中のパーマネントを全て出す。8マナ。(ラヴニカ:ギルドの都)
- 混沌のねじれ/Chaos Warp - 歪んだ世界のパーマネント単体対象版。ライブラリーの一番上がパーマネントだった場合のみ出せる。3マナのインスタント。(統率者)
- 暴虐の龍、アスマディ/Vaevictis Asmadi, the Dire - これが攻撃するたび、各プレイヤーのパーマネント1つずつを対象に混沌のねじれが誘発。変身元は生け贄。黒赤緑6マナ6/6飛行クリーチャー。(基本セット2019)
- 明日の瞥見/Glimpse of Tomorrow - マナ・コストの無いカード。あなたのパーマネントにだけ作用する歪んだ世界。待機(赤)(赤)-3。(モダンホライゾン2)
- 大胆なすり替え/Audacious Swap - エンチャントを対象にできない混沌のねじれ。パーマネント以外も唱えられる。犠牲2を持つ4マナのインスタント。(ニューカペナの街角統率者デッキ)
- 呪文変容/Spellshift - 対象がスタック上のインスタントとソーサリーになったもの。変身元の呪文は打ち消される。4マナ。(次元の混乱)
- 吹き荒れる潜在能力/Possibility Storm - 各プレイヤーは呪文を唱えるたび、自分のライブラリーの上から同じカード・タイプのカードを唱えてよい。変身元は追放。5マナエンチャント。(ドラゴンの迷路)
- 予測不能な竜巻/Unpredictable Cyclone - あなたがサイクリングするたび、ドローの代わりにそのサイクリングカードと同じカード・タイプのカードを唱えてよい。5マナエンチャント。(イコリア:巨獣の棲処)
- ティボルトの計略/Tibalt's Trickery - 打ち消した呪文と違う呪文なら何でも唱えられる呪文変容。ただしライブラリー操作を妨害する切削機能が付いてしまっている。2マナ。(カルドハイム)
- 集団変身/Mass Polymorph - 変身の全体版。自分のクリーチャーにのみ適用され、変身元のクリーチャーは追放される。6マナ。(基本セット2011)
- 模造運命/Synthetic Destiny - 集団変身がインスタントになった亜種。クリーチャーが出るのが次の終了ステップになっている。6マナ。(統率者2015)
- 領域の衝突/Collision of Realms - 全員のクリーチャーをライブラリーに戻し、非トークンを戻したプレイヤーはクリーチャーを1体出す。7マナ。(神河:輝ける世界統率者デッキ)
- 新たな造形/Shape Anew - 対象がアーティファクトになったもの。変身元のアーティファクトは生け贄に捧げられる。4マナ。(ミラディンの傷跡)
- 大胆な再製者/Audacious Reshapers - タップ能力が新たな造形である3マナクリーチャー。ただしこの過程で公開されたカード枚数分あなたにダメージ。(統率者2021)
- 練達の変身術士、ジャリラ/Jalira, Master Polymorphist - タップ能力で非伝説クリーチャーに変身させるクリーチャー。変身元のクリーチャーは起動コストで生け贄。4マナ2/2。(基本セット2015)
- 祝福された転生/Blessed Reincarnation - 対戦相手のクリーチャー限定の変身。変身元のクリーチャーは追放される。反復付き。4マナのインスタント。(タルキール龍紀伝)
- 分岐変容/Divergent Transformations - クリーチャー2体を変身させる。変身元のクリーチャーは追放される。不抜を持つ7マナのインスタント。(統率者2016)
- 不屈の独創力/Indomitable Creativity - クリーチャーだけでなくアーティファクトも効果対象に含む。変身元は破壊される。X個の対象をとるX呪文。(霊気紛争)
- 変化する影/Shifting Shadow - クリーチャーに自分のアップキープ毎に自身への変身が誘発する能力と、速攻を与えるオーラ。変身元のクリーチャーは破壊され、変身先にはこれが再度エンチャントされる。3マナ。(統率者2017)
- 現実混ぜ/Reality Scramble - 対象はあなたのパーマネント限定。変身元はライブラリーの一番下に送られる。回顧付き。4マナ。(統率者2018)
- 夢固めのシャーマン/Dreamshaper Shaman - 終了ステップに(2)(赤)支払うと、あなたの土地でないパーマネントへの変身が誘発。変身元は生け贄。6マナ5/4クリーチャー・エンチャント。(テーロス還魂記)
- 銅纏いののけ者、ルーカ/Lukka, Coppercoat Outcast - プレインズウォーカーの-2忠誠度能力。対象のあなたのクリーチャーよりマナ・コストの大きいクリーチャーへ変身。変身元は追放。5マナ。(イコリア:巨獣の棲処)
- 炎渦の部隊/Fireflux Squad - これが攻撃するたび他の攻撃クリーチャーを対象に、変身先が攻撃に参加している状態で変身させる4/3速攻クリーチャー。変身元は追放。4マナ。(統率者2020)
- 異形化/Transmogrify - 破壊でなく追放になった他は変身と同じルール文章。(基本セット2021)
- 研究室の総ざらい/Empty the Laboratory - あなたはX体のゾンビを生け贄に捧げ、ゾンビのみX枚出すX呪文。(イニストラード:真夜中の狩り統率者デッキ)
参考
- カード個別評価:ミラージュ - レア
- カード個別評価:基本セット2010 - レア
- カード個別評価:第9版 - レア
- カード個別評価:第6版 - レア