立ち消え
出典: MTG Wiki
立ち消え(fizzle)、もしくは立ち消えするとは、「対象をとっている呪文や能力は、解決時に全ての対象が不正になっていた場合、消滅する」という旧ルール、及びそれにより実際に消滅すること。
第6版でルールが変わって以降使用されなくなった廃語であるが、現在でも俗語として使われることがある。英語「fizzle」の読みから「フィズる」とも表現した。
[編集] 解説
第5版までのルールでは、対象をとっている呪文や能力は、解決時に全ての対象が不正になっていた場合、それは解決される事なく消滅する(なにもしない)ことになっていた。
- その挙動としては現在のルールとほぼ同じだが、旧ルールでは立ち消えは「打ち消されたわけではない」という違いがあった。これは、旧ルールでは連鎖に組み込まれる前でしか打ち消されるタイミングが存在しない事になっていたため。
- 第5版のルールブックでは、灰は灰に/Ashes to Ashesがこのルールの説明に引用されている。対象になったクリーチャーについて、片方が対象不適正になった場合と2体ともの場合での挙動の違いを解説していた。
現在では対象全てが不正になった呪文や能力は、単純にルールによって打ち消される。
これは正確には「立ち消え」とは言わないが、「呪文や能力でなく、ルールにより打ち消されることを区別する必要がある場合がある」「対象不適正のルールの解説に便利である」などの理由により、現在でも俗語としてまだ広く使われている。
- このWikiでも説明の簡略化のために「立ち消え」と表現している場所がある。
- 打ち消されないという能力を持っているカードは、基本的に「呪文や能力によって打ち消されない」ことになっており、立ち消えによる打ち消しは防がない。
- 2008年7月現在、上記のルールを破っているのは金粉のドレイク/Gilded Drakeの能力のみである。解決時に全ての対象が不正になっていても、この能力は(二番目のモードならば)"立ち消え"にはならず、テキストに書かれているとおり別の効果が発生する。これ以外の打ち消されない呪文・能力は、対象をとっていないか、もしくはルールによって打ち消されることを防いでいない。
- 部族呪文の登場によって樹根スリヴァー/Root Sliverがこのルールを破ったが、2008年1月のエラッタにより解消された。
[編集] 参考
[編集] 引用:総合ルール 5.5.2.0
- 4 呪文・能力と効果
- 413 呪文・能力の解決
- 413.2 呪文や能力の解決は以下の順序で処理される複数の段階からなる。
- 413.2a 呪文や能力が対象を取っている場合、その対象がまだ適正かどうかチェックする。対象として選ばれた時にあった領域を離れた対象は不正な対象となる。また、呪文や能力がプレイされた後でゲームの状態が変わった場合、対象が不正になることがある。例えば、対象の特性が変わったり、効果によって呪文の文章が変わったりした場合である。能力の発生源がもとあった領域を離れている場合、必要であれば最後の情報を用いる。呪文や能力の文中の「target」という語全てについて(日本語版では、「[性質]N個(または[性質]N個)」としてまとめられているグループ全てについて)、全ての対象が不正になっていた場合、呪文や能力は打ち消される。呪文や能力が打ち消されなかった場合、通常通り解決するが、影響を受けるのはその時点でまだ適正な対象のみである。もし対象が不正ならば、呪文や能力はその対象に何らの影響を及ぼすことも、また及ぼさせることもできない。
- 413.2 呪文や能力の解決は以下の順序で処理される複数の段階からなる。
- 413 呪文・能力の解決
